山村智美の「ぼくらとゲームの」
連載第151回
「メガドライブ ミニ(仮称)」の収録タイトルを考えると、あれもこれもが止まらなくてBEYOND THE TIMEな話
2019年2月27日 12:00
この連載は、ゲーム好きのライター山村智美が、ゲームタイトル、話題、イベント、そのほかゲームにまつわるあれやこれやを“ゆるく”伝えるコラムです。毎週、水曜日に掲載予定。ちなみに連載タイトルは、本当は「ぼくらとゲームの間にある期待の気持ち」。新しい体験の、その発売を、いつでも楽しみにしている期待の気持ち。そのままだと連載タイトルとしては長すぎたので……「ぼくらとゲームの」。
日を追うごとにちょっとずつ暖かくなっていきますね。春めいてきました。
ボクは熱が出ちゃうぐらいのヘビーな花粉症持ちなので、
もうすでに空気中に花粉の気配を感じるところがあり、
「あー空気が粉っぽい! あーもう! はー!」なんて思いながら歩いてますよ。
まぁそれはさておき、この1週間は思わず「おっ!」って反応しちゃうような発表がいろいろとありましたね。
まずは、「メガドライブ ミニ(仮称)収録タイトル国民投票」。
「メガドライブ ミニ(仮称)」と言えば、昨年の9月に2019年へ発売予定を延期して以来の続報です。
また、よりセガファンの皆様に満足いただけるクオリティを達成すべく、メガドライブのオリジナルメンバーを中心に設計を見直し、ソフト開発も実績のある国内デベロッパーと協力して進める体制をとりました。ファンの皆様にはご迷惑をおかけし申し訳ありません。今しばらく期待をもってお待ちください。
— セガ公式アカウント (@SEGA_OFFICIAL)2018年9月19日
上のツイートにあるとおり、延期を発表した時には、海外からの反響を受けて北米は「GENESIS」、欧州は欧州版「Mega Drive」を再現したモデルを制作して全世界で同時期に発売することも告知していました。
今回行なわれている投票は、日本版「メガドライブ ミニ(仮称)」に収録するタイトルの中の“3つのシリーズ作について候補の2タイトルのどちらを収録するか”をTwitterのアンケートに投票してもらうというもの。
そのタイトルは、
・「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」シリーズから、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」か「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」のどちらか
・「ぷよぷよ」シリーズから、「ぷよぷよ」か「ぷよぷよ通」のどちらか
・「シャイニング・フォース」シリーズから、「シャイニング・フォース 神々の遺産」か「シャイニング・フォースII 古えの封印」のどちらか
という3つ。いずれもメガドライブ作品を代表するクラスのシリーズである「ソニック」、「ぷよぷよ」、「シャイニングフォース」から、初代か2作品目の2択を選ぶというものになっていますね。
「メガドライブ ミニ(仮称)収録タイトル国民投票」開催!
— セガ公式アカウント (@SEGA_OFFICIAL)2019年2月25日
国内版『メガドライブ ミニ』(仮称)に収録される3つのシリーズのタイトルを、Twitterアンケートと公式サイトでの投票数の合計で決定!結果は「#セガフェス2019」で!
公式サイトでの投票→https://t.co/TuZ37iTuRJ#メガドラミニ国民投票pic.twitter.com/0rK1gVhurZ
ボクとしては、この投票のツイートをパッと見て、「『シャイニング・フォース』は両方入れて欲しいなぁ~」なんて思ったりもしたんですけど、同じような声がTwitterのセガ公式アカウントに寄せられていて、そこでは「国内版『メガドライブ ミニ』(仮称)は1シリーズ1タイトルのみの収録を予定しております」と回答されていました。残念。
もっと言うと、「BEEP!メガドライブ」最終号で読者レース1位だった実質王者的な「ソニック&ナックルズ」が欲しいよねとかも思ったのですが、
「シリーズは1タイトルというレギュレーションもある中で、実質4作目みたいなものをポツンと入れるのはおかしいだろうか?」と思ったり、
「というか『ソニック&ナックルズ』を入れるなら『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』もセットで入っていないとおかしいのでは……」とも思うし、
「そういう話になってしまうなら、そもそもどのシリーズも初代作品を入れるのがキレイでまとまりがある……みたいな話になってしまうのでは!」と思うところもあれば、
「だが、その画一的な考え方は面白みに欠けるっ!」との反論が沸き上がり、
「そんなことを言っていたら、いつまでも決められないっ!」と響き渡れば、
「人間の知恵はそんなもんだって乗り越えられる!」からの、
「ならば今すぐ英知を授けてみせろ!」という終わりのない争いが!
……こんな様子でいつの間にやらフィフス・ルナが落ちるのを阻止できなかった逆襲のメガドライブみたいな話でボクの脳内は埋め尽くされて、考え込んでしまうわけです。
まぁ、冗談はさておき。
この投票って、見てわかる通りの“誰もが「このシリーズは収録されるだろう」と思っている”シリーズについての投票なので、おそらくもう決まっているであろう他のタイトルも気になるところですよね。
「幽☆遊☆白書 魔強統一戦」欲しいですけど、版権モノだし、コントローラーも2個以上欲しくなるし、なかなか難しいでしょうか。でも欲しい。
RPG枠としての「ファンタシースター」は鉄板ですし、やはり「ファンタシースター 千年紀の終りに」ですかね。
シミュレーション枠はやっぱり「アドバンスド大戦略 -ドイツ電撃作戦-」になりますよね。
「コミックスゾーン」や「リスター・ザ・シューティングスター」も欲しいですし、セガ作品以外ならコナミの「バンパイアキラー」は是が非でも欲しい。うん。
ポップにワイワイと楽しめるという点では「ボナンザブラザーズ」や「タントア~ル」も入ってきて欲しいですよね。
「スーパーファンタジーゾーン」や「武者アレスタ」、
「レンタヒーロー」!
「シャイニング&ザ・ダクネス」は「シャイニング・フォース」シリーズとは別枠だからセフセフ!?
あ、「ランドストーカー ~皇帝の財宝~」も欠かせないっ!
こんな感じに、入っていて欲しいタイトルを挙げ始めると“終わりなき夢の広がる時間”ことBEYOND THE TIMEへと突入していきますよ。
当時のメガドライブタイトルの話題としては、ワーストタイトルとして妙に記憶に残ってしまった「ソード・オブ・ソダン」を入れて欲しいという人もいるかも!
他の収録タイトルもセガフェスにて発表されるのかどうかはまだわかりませんが、どうなるのか楽しみですねー。
……こういう風に、あれやこれやといろいろ妄想している期間が、1番楽しいんですよね。
個人的にはこうなってくるといよいよ「PCエンジンミニ」も欲しいよねーっていう気持ちにもなってきたり。今だとコナミさんやビッグローブさんになるのですが、ぜひ前向きに検討してもらいたい限りです。
2月27日(水)23時より「Pokémon Direct 2019.2.27」を放送します。放送時間は約7分です。#NintendoDirectJPhttps://t.co/itcoZHhUmWpic.twitter.com/0ura84dReZ
— 任天堂株式会社 (@Nintendo)2019年2月26日
お次は上のツイートの通り、ついに「ポケモン ダイレクト」がやってきます!
「Pokémon Direct 2019.2.27」は、2月27日 23時より。
おそらくは、昨年に公表された2019年後半に発売予定というNintendo Switch向けの完全新作がついに明かされるのではないでしょうか。
ただ、「放送時間は約7分です。」とあって短いんですよねー。一体どうなることか。
……楽しみですねっ!
もうひとつは、個人的にずっと待っていた国内版のPlayStation VR「Beat Saber」!発売が3月7日に決定しました!
「Beat Saber」はPCや海外のPSVR向けには昨年に発売されていたものの、日本は発売されていなかったんですよね。
PCのSteamでは、昨年の全タイトルの中でもトップクラスと言えるほどに高評価されたリズムアクション。VRで音ゲーはどう進化するかがここにあるというか、いわゆるVRで広がる想像のなかのゲームが具現化されたような遊びになっています。
腕の振りで斬って斬って斬りまくって音を弾けさせまくる、爽快&ダンサブルな1作です。
昨年には、プレイしている自分の姿をゲーム画面に合成させた動画も結構流行しましたので、それを見たことがあるという人もいるかも。見ると1発でどんなゲームなのかわかりますので、ぜひご覧下さい。
ちなみに「Beat Saber」はPS VR版独占コンテンツも追加予定ということなので、そちらも楽しみにしたいですね。
【PS VRについに襲来!新感覚リズムアクション『Beat Saber』】
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp)2019年2月26日
全世界で話題騒然!VRだからこそ楽しめる新感覚リズムアクションゲーム『Beat Saber』が、3/7(木)についに発売!PS VR版独占コンテンツも追加予定!ご期待ください。
詳細はこちら↓https://t.co/E56UtF8kGu#PSVR#BeatSaberpic.twitter.com/kYlyRuHmof
ではでは、今回はこのへんで。また来週。