山村智美の「ぼくらとゲームの」
連載第100回
大剣の新アクション“タックル”が好き過ぎて夢中で遊んでいる「モンスターハンター:ワールド」の話
2018年2月15日 17:00
この連載は、ゲーム好きのライター山村智美が、ゲームタイトル、話題、イベント、そのほかゲームにまつわるあれやこれやを“ゆるく”伝えるコラムです。毎週、水曜日に掲載予定。ちなみに連載タイトルは、本当は「ぼくらとゲームの間にある期待の気持ち」。新しい体験の、その発売を、いつでも楽しみにしている期待の気持ち。そのままだと連載タイトルとしては長すぎたので……「ぼくらとゲームの」。
全国1億2,000万人の大剣ファンのみなさん、こんにちわ!!
タックルしてますか?
僕は日々、タックルしまくってますよ!
なんだったら、溜め>タックル>強溜め>タックル>真溜め……あ、攻撃きそうだからやっぱりタックル!っていう感じで、結局ずっとタックルしているだけなときもあるぐらいです!
……冒頭からタックルタックル言っても、なんのことだかさっぱりという人がたくさんいると思うのでちゃんと説明しますと、
PS4「モンスターハンター:ワールド」で大剣に加わった新アクションが、タックルなんですね。
このタックル、大剣の醍醐味である“溜め斬り”をキャンセルして出せます。
さらに、タックルはいわゆるスーパーアーマ-付きで、モンスターの攻撃や咆哮などに合わせて出すと、のけぞらず、ひるまず、吹き飛ばされず、そのまま溜め斬りに繋げられます。さすがにダメージは喰らうんですけど、かなりのダメージ軽減効果もあります。溜め中にそのままモンスターの攻撃を喰らうよりもずっと有効な選択肢になっているわけですね。
ちなみにタックル自体にも攻撃判定があってそこそこのダメージが出ますし、加えて気絶値も持っています。なので、モンスターの突進にこっちもタックルをあわせると、場合によってはモンスターの方が当たり負けしたようになって転げてダウンするなんていうことにもなるんです。
このタックルがね、面白くてクセになるんですよ。
リオレウスやリオレイアの突進や尻尾まわしにタックルで耐えて溜め斬りをぶちこんだり。
ネルギガンテのタックルにこっちもタックルあわせて「俺の肩も負けてないぞ!」とか思ったり。
テオ・テスカトルのスーパーノヴァ(空中大爆発)に一か八かタックルして、耐えきって溜め斬りを喰らわせたときなんかは、もうエクスタシーです。
……まぁ、そういう無茶をし過ぎてタイミングが合わずにやられることもしばしば起きるわけで、マルチプレイであまり迷惑にならないように精進していきたいところなのですが。
ちなみにこのタックルは、大剣で大ダメージをたたき出す「真・溜め斬り」を手早く出すためにも使います。
真・溜め斬りは、軽く溜め斬りしたあとにもう1回転して、大剣に体の反動をつけて斬るという2段斬りですね。
通常だと真・溜め斬りは、「溜め斬り>強溜め斬り>真・溜め斬り」と溜め斬り2回のあとに出せる大技なんですけど、溜め斬りと強溜め斬りをタックルでキャンセルする通称“タッキャン”をすることで、より短い時間で出せます。
溜めタッキャン、強溜めタッキャン、真・溜め斬り
というわけですね。一部ではこの真・溜め斬りを出すための一連の動きを“儀式”と呼ばれているのだとか。確かに“舞”ですね、これ。
個人的には強い弱いということよりも“使っていて楽しい動き”があるほうが嬉しいところで、これまでのシリーズでも大剣を使ってきた僕としては、今作のこのタックルを絡めた動きは1番好きですね。面白い。
「今回の大剣どうなの?」って思っているハンターの皆さんもぜひ1度、タックルを試してもらいたいですねー、面白いですよこれ。
タックルの魅力に触れて、あなたもタックラーになりませんか!?
タックルから真・溜め斬りをぶちこむんでいくのは快感ですぜ!!
そんなわけで、大剣タックルに夢中になって毎夜遊びこんでいる「モンスターハンター:ワールド」ですが、斜面滑りからの溜め斬り上げ>落下突きの流れも気持ちいいです。
マップ切り替えのないシームレスマップになったことで、プレイのリズムも途切れないですし、個人的には、移動したモンスターを追いかけているとき、そのモンスターの曲のリズム部分だけが間奏のようにバックグラウンドで再生されていて、接近するとフル演奏に戻るっていう演出がものすごくいい感じ。モンスターを追いかけながらテンションを溜めて溜めて、爆発させるっていう感じで、すごく好きですねー。
ただ、もちろん気になるところもあって。オンラインマルチプレイ周りの仕組み、特に同じ集会エリアに集まってクエストを貼って遊んでいくような従来シリーズにあった良さは、今の仕様だとちょっとチグハグというか、やりづらいですよね。
実際のところ僕も救難信号クエストを中心にプレイしていて、クエストに途中参加できる仕組みができたことはすごくいいなとは思っているのですが、やっぱり集会エリアを基本にコミュニケーションをしつつ楽しむっていうのを野良でもやりたいところ。集会エリアへの機能追加と、クエスト終了後に集会エリアに戻る選択肢の追加なんかもあわせて、アップデートなどで改善されるのを期待していきたいです。
ではでは、今回はこのへんで。また来週。