山村智美の「ぼくらとゲームの」

連載第129回

TGS2018直前!「Nintendo Switch Online」スタートや自宅アーケード筐体など話題だらけな話

この連載は、ゲーム好きのライター山村智美が、ゲームタイトル、話題、イベント、そのほかゲームにまつわるあれやこれやを“ゆるく”伝えるコラムです。毎週、水曜日に掲載予定。ちなみに連載タイトルは、本当は「ぼくらとゲームの間にある期待の気持ち」。新しい体験の、その発売を、いつでも楽しみにしている期待の気持ち。そのままだと連載タイトルとしては長すぎたので……「ぼくらとゲームの」。

さぁ、いよいよ今年も東京ゲームショウの季節がやってきました!(9月20日、21日はビジネスデイ、22日、23日が一般公開日となります)

先週は週の前半に「PlayStation LineUp Tour」の開催、後半に「Nintendo Direct 2018.9.14」の配信と、まさにTGS前の前哨戦といった様相で、そこからも連日タイトル発表などが続いていますし、まさにTGSウィーク、話題ラッシュとなっていますねー。

ちょっと日が経ってしまっていますが「Nintendo Direct 2018.9.14」を振り返ると、

「カプコン ベルトアクション コレクション」に、「塊魂アンコール」、「ファイナルファンタジー」シリーズや「チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ」といった予想外のタイトルに、海外では今年7月に既に発売済みなのに国内での音沙汰がなくて個人的にちょっと寂しい感じだった「GO VACATION」も12月27日発売決定というわけで一安心。

(「カプコン ベルトアクション コレクション」は、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」2作や「エイリアンVSプレデター」などのいわゆる権利ものも、どうにかこうにかリリースしてもらいたいですよね……!D&DはPS3版がありますけども)

カプコンのベルトスクロールアクション7作品が集結!PS4/Xbox One/Nintendo Switch/STEAMで発売(Steam版のみ、配信日「未定」)

そして、なんといっても関心のポイントは、

「Nintendo Switch Online」の正式サービス開始

ですよね。

Nintendo Switch発売以来ずっと“無料体験期間”だったオンラインプレイが、ついに9月19日から有料での正式サービス開始ですね。というか、この連載の回が掲載されている頃におそらく開始されている頃だと思います。

いよいよ任天堂もオンラインプレイ有料に入っていくわけですが、月に300円~と他のハードや月額系のサービスと比べると低価格ですし、海外任天堂のQ&Aにはゲーム購入時に貯まっていく「ゴールドポイント」での購入もできるという回答があるので、国内でもそれができるなら定期的にゲームを買っている人ならほとんどポイントで運用できるんじゃないかなぁと思えたり。

(ただし、9月18日現在、日本のQ&Aにこの内容がないので、国内ではどうなのかわからないです)

加入者限定サービスの第一弾として公開された「ファミリーコンピュータ コントローラー」も、充電時のスタイルがファン作成のコラージュ感満載なのに本当の話なわけで、話題性、インパクト抜群でしたが、加入者限定サービスの今後にどんなものが出てくるか気になるところです。

ついに正式サービスとして有料になる「Nintendo Switch Online」。この記事が掲載されるのとほぼ同時に開始されているはずですね
加入者限定で購入できるファミコンのコントローラーを再現した「ファミリーコンピュータ コントローラー」。9月19日予約受付、お届けは年末頃になるそうです
海外ではちゃんとNESデザインのコントローラーが販売されます
スマートフォン向けアプリ紹介の場面。よく見ると「スプラトゥーン2」でピーチ姫はウデマエXのチャージャー使いで23キルと、ガチもいいところです(クッパを特に狙った結果?)。こういう小ネタがところどころにあるのがいいですよね

盛り上がりのポイントはやはり最後のいわゆる「One more thing(もうひとつ)」

「『どうぶつの森』きたー?いや、スマブラにしずえ参戦かー!」

「……と思ったらやっぱり『どうぶつの森』きたー!!」

という、予感とは違う方向へ1度振りつつも、やっぱりこっちもあるんです! という2段重ね。

期待感をアップダウンで揺さぶって、結局はダブルサプライズという見せ方。

上手いですよねぇ、ホントに。

もはや恒例となった任天堂のオフィシャルショップ、ニューヨークの「Nintendo NY」のライブ配信リアクションはというと……今回も大騒ぎです。

続いて話が変わりまして、「これ日本でも出ないかなぁ?」って思っていたものが出るというニュースが飛び込んできたので、そちらもちょっと触れましょう。

業務用アップライト型アーケードゲーム筐体を3/4スケールで再現した「ARCADE1UP」!

日本国内での独占販売権をタイトーが取得して、早速予約受付が開始されました!

国内ではタイトーが販売する3/4スケールでアーケード筐体を再現した「ARCADE1UP」。(タイトーの「ARCADE1UP」紹介ページはこちら

いやぁ、家に筐体が欲しいというのはもう誰でも1度は思うところですが、この“3/4スケール”という大きすぎず小さすぎずなサイズ感が、日本の僕らの家庭事情的に、実にいいですよね。

実はこちら、今年の格闘ゲームの祭典「EVO」の配信などで、合間のCMが流れていたので、そちらで見たことがあるという人もいるかもしれません。アメリカのプロゲーマー、ジャスティン・ウォンが「ストリートファイターII」シリーズをこの「ARCADE1UP」でプレイしている様子のCMが流れていたんですよね。

今回タイトーから国内に発売されるのは“第1弾”の3種類ということで、「スペースインベーダー」、「パックマン・パックマン プラス」、「ギャラガ・ギャラクシアン」の3つ。

かねてより日本でも発売して欲しいと思っていた僕は、電光石火のマウスさばきで「パックマン・パックマン プラス」をポチりそうになりましたが、この“第1弾”というところに冷静さを取り戻しました。まだあわてるような時間じゃない。

製造元であるTastemakersでは、「ファイナルファイト」デザイン筐体、「ストリートファイターII」デザイン筐体、「RAMPAGE」デザイン筐体、「アステロイド」デザイン筐体、「センティピード」デザイン筐体、そして日本でも発売される「ギャラガ」デザイン筐体があって、収録ゲームもそれぞれに異なります。

これが日本でも全部発売してもらえるのかはわからないですが、第1弾以降もあるというところに期待を込めつつ、「……で、どれを買おうか」というのを悩みながら過ごそうと思います。

さてさて最後は、明日より始まる東京ゲームショウ2018を楽しむためのまとめです。

会場マップのPDFのURLのほか、各メーカーのライブ配信のURLをまとめておきましたので、現地に行かれるという方、行けないけど配信を楽しむという方、役立ててもらえればと思います。

主な出展メーカーのライブ配信スケジュールのページ

・東京ゲームショウ2018公式動画チャンネル
http://site.nicovideo.jp/tgs2018/

・ソニー・インタラクティブエンタテインメント
https://www.youtube.com/user/playstationjp/videos?sort=dd&view=2&live_view=502&shelf_id=19

・スクウェア・エニックス
https://www.jp.square-enix.com/tgs18/live/

・セガゲームス
http://tgs.sega.jp/stage/index.html

・カプコン
http://www.capcom.co.jp/tgs/live/

・CAPCOM Pro Tour ジャパンプレミア
http://www.capcom.co.jp/sfv/esports/cptjp2018/

・バンダイナムコエンターテインメント
https://tgs2018.bandainamcoent.co.jp/live/

・KONAMI
https://www.konami.com/games/event/tgs/stage.html#public_day

・コーエーテクモゲームス

https://www.gamecity.ne.jp/tgs2018/schedule.html

・サイバーエージェント
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=22118

・レベルファイブ
https://www.level5.co.jp/tgs2018/

・D3パブリッシャー
https://www.d3p.co.jp/tgs2018/jp/

・ハムスター
http://www.hamster.co.jp/event/

ではでは、今回はこのへんで。また来週。