山村智美の「ぼくらとゲームの」
連載第64回
Switch版「ドラゴンクエストXI」の話と、日本でも出て欲しいスマホアプリ版「スカルガールズ」の話
2017年5月31日 11:14
この連載は、ゲーム好きのライター山村智美が、ゲームタイトル、話題、イベント、そのほかゲームにまつわるあれやこれやを“ゆるく”伝えるコラムです。毎週、水曜日に掲載予定。ちなみに連載タイトルは、本当は「ぼくらとゲームの間にある期待の気持ち」。新しい体験の、その発売を、いつでも楽しみにしている期待の気持ち。そのままだと連載タイトルとしては長すぎたので……「ぼくらとゲームの」。
この1週間もNintendo Switch関連のニュースが多くて、勢いがあるなぁと感じるばかり。
Nintendo Switch版「モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.」に、PS4/Nintendo Switch版「ドラゴンクエストX オールインワンパッケージ」と発売が発表されたほか、
新感覚な対戦アクション「ARMS」のオンライン先行体験会「のびーるウデだめし」が開催されたり、新作タイトルでは「ウルトラストリートファイターII」の発売があったりと、多方面にNintendo Switch関連の話題が多い週だったという印象です。
この感じでこれからも継続的に話題作の発表があると、今年はかなり充実したラインナップになるのではないでしょうか。
今年後半にどんなタイトルが入ってくるかが気になるところです。
ちなみに、これまでいろいろと憶測や不安の声が広がった「ドラゴンクエストXI」のNintendo Switch版ですが、5月27日に行なわれた「ドラゴンクエストXTV 出張版 in 大阪」にて、プロデューサーの齊藤氏から、
「『ドラゴンクエストXI』のNintendo Switch版については、まだ具体的に話せるものがなく、何か話せるタイミングが来れば……」
という話が出ました。ちなみにそのあと「大人の事情とかあるでしょ!」と、バッサリ会話をシャットアウトされてましたので、まだ話せないというその言葉だけでも、かなり覚悟のいる大サービスなんだろうなぁと思えます。
なお、その様子は、「ドラゴンクエストXTV 出張版 in 大阪」の配信内、36分頃から見られますので。気になる方はぜひチェックを。
大人の事情のところは、ここで詳しく書いたりもしませんけど、
……もう、おおまかにどういうことなのか察すること、できますよね?
そんなわけで僕もこの1週間は、Nintendo Switch「ARMS」のオンライン先行体験会に参加してみたり、週末に行なわれていたPS4「New みんなのGOLF」クローズドオンラインテストに参加したりと、いろいろなタイトルを触っていたのですが、
その合間に結構気に入ってプレイしていたのが「スカルガールズ モバイル」です。
「スカルガールズ」はコンシューマーからアーケードまでいろんなプラットフォームにリリースされた2D対戦格闘ゲーム。トゥーンレンダリングで描かれるかわいいキャラクターやダークな世界観のファンの人も多いタイトルですね。
そんな「スカルガールズ」のモバイルアプリ版(iOS、Android)が先日リリースされたので、早速プレイしてみたのですが、思いのほか良い出来だったので、「はねろ!コイキング」とともに僕が最近しょっちゅう触っているアプリになっています。
ちなみに、「スカルガールズ」アプリは残念ながら今のところ日本向けには配信されておらず、海外ストアにアクセスできる海外アカウントを用意しないと入手できません。海外アカウントの作成自体はそれほど難しくはありませんので、「スカルガールズ」ファンの人にはぜひ試してみてもらいたいところ。
モバイル版の「スカルガールズ」は、キャラクターや画面の印象などはそのままに、原作の2D対戦格闘をタッチ操作で楽しめるようにしている簡易アレンジ版というところ。
タップ連打で通常コンボ、上スワイプで空中コンボ始動の打ち上げ、下スワイプで足払い系のダウン攻撃、2本指で上下にワイプすると投げ、2本指ホールドでガードという操作。攻撃やガードの上下判定であったり、ジャンプの動きはないなど、だいぶ簡略化されています。格闘ゲームというよりは、格闘ゲーム風にコンボアクションを楽しむという感じですね。
ただ、簡易的なものとは言っても「スカルガールズ」原作にもあるようなコンボを繋げていく魅力はこのモバイル版にもあって、投げから一部の拾いコンボを繋げたり、一部のブロックバスターで拾えたりと、いろいろと探求する面白さもあったり。
スマホでプレイできる対戦格闘ゲームの移植というのも今までいろいろと触ってきましたけど、やはり操作がネック。そこにおいて「スカルガールズ」は操作を一部に絞っているぶんもあって、プレイしやすいです。
なお、各キャラクターのカラーバリエーションを活かした属性の要素、さらには使用キャラのレベルを上げたり、技の威力を高めたりなど育成やカスタマイズの要素も多数。
それら育成&カスタマイズの要素でやりこみつつも、基本は対戦中の自分のプレイ次第というゲームになっていて、結構遊びこめるアプリになっています。
もちろん、「スカルガールズ」の大きな魅力であるキャラクターやアクションの魅力はばっちり楽しめますので、そういうところからもオススメのアプリ。ぜひ日本語で正式にリリースされて欲しいところです。
□iOS版「スカルガールズ」のページ
https://itunes.apple.com/app/id1098137253
□Android版「スカルガールズ」のページ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.linecorp.LGGIRLS&referrer=mat_click_id%3D88dda9d7d96d2444a917b5c9ae583b43-20170530-180642
ではでは、今回はこのへんで。また来週。
□ E3 2017 プレスカンファレンスのスケジュール
・エレクトロニック・アーツ(EA Play 2017)
6月10日12:00(日本時間 6月11日4:00)
EA Play 2017特設サイト
・マイクロソフト
6月11日14:00(日本時間6月12日6:00)
・Bethesda Softworks
6月11日19:00(日本時間6月12日11:00)
・PC GAMING SHOW
6月12日10:00(日本時間6月13日2:00)
・Ubisoft Entertainment
6月12日1:00(日本時間6月13日5:00)
・ソニー・インタラクティブエンタテインメント
6月12日14:00(日本時間6月13日10:00)
・任天堂(Nintendo Spotlight)
6月13日9:00(日本時間6月14日1:00)
E3特設サイト