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【6/30】

    【リアルタイムストラテジー】
    「Castles and Catapults」Playable Demo [206MB]
  • 開発元 Magic Lantern
  • 発売元 Atari

     Magic Lanternの攻城戦ストラテジー「Castles and Catapults」のPlayable Demo。ATARIのValueタイトルで、製品版と同じ機能を1時間限定でプレイできる。Demo終了後にオンライン購入を促すダイアログが表示される。19.95ドルの価格に見合った内容で、現役バリバリの3Dゲームとは比べようもないが、うっかり1時間ぶっ続けで遊んでしまったあたり、なかなか吸引力のあるタイトルだ。

     「Castles and Catapults」は、中世ヨーロッパの攻城戦をモチーフにしたリアルタイムストラテジー。ステージが丸ごと盤になっていたり、敵味方交互にユニットをチョイスしていくところなど、そこかしこにボードゲームのテイストを持ち込んでいる。

     ゲームモードは、スカミッシュ、キャンペーン、マルチプレイのすべてにアクセス可能だが、一番遊びやすいのはキャンペーン。キャンペーンでは、ヨーロッパ各地の戦闘からスタートし、中東へと乗り込んでいくという長大なキャンペーンが堪能できる。

     ゲームはまず部隊編成からスタートする。手持ちのポイントの中から、手駒を交互に選択していく。ソードマンなら3ポイント、カタパルトなら5ポイントといった具合で、戦闘は1つのステージにつき3回に渡って行なわれるので、最初は会戦に勝利するために歩兵、弓兵メインで選び、2回戦以降は、城を陥とすためにカタパルトなどを混ぜていくといい。

     1戦闘あたりわずか数分で終了するライトな作りで、会戦での被害をいかに少なくおさえ、カタパルトによる攻城に持ち込めるかがポイントだ。というよりフィールドには、敵味方の城とユニットしか存在しないため、突っ込んで戦うしかやることがなかったりする。途中にある村や林にもそれなりの意味を持たせてほしかったところだ。

     最初は使用できるユニットが限られるが、ストーリーが進んでいくと、司令官や砲兵司令、魔法使い、バリスタなど、徐々に選択肢が増えていく。このゲームは、ステージをクリアするまでユニットは持ち越されるため、最初の会戦で負けると、それ以降も勝てない。

     グラフィックはフル3Dで、表向きRTSのシステムを採用しているが、グループ選択ができなかったり、逃げるカタパルトに歩兵が追いつかなかったり、壁が意味をなしてなかったり、作り込みの甘さが目立つ。3分で一勝負できてしまうというライトさだけがとりえのRTSだ。

    (C) 2001 Infogrames Interactive Inc. All Rights Reserved. Manufactured and marketed by Infogrames, Inc., New York, NY. All trademarks are the property of their respective owners.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月30日版~」


【6/27】

    【リアルタイムストラテジー】
    「JURASSIC PARK OPERATION GENESIS ~ジュラシック・パークをつくろう!~」体験版 [118MB]
  • 開発元 Amblin Entertainment
  • 発売元 セガ

     「Neverwinter Nights 日本語版」以来となるセガPCのローカライズ作品「JURASSIC PARK OPERATION GENESIS ~ジュラシック・パークをつくろう!~」の体験版。今年2月に公開された英語版Playable Demoをそっくり日本語化したもので、内容等はまったく変わらない。体験版にもかかわらず、恐竜図鑑を含む、テキスト全文が日本語されているため、普通にプレイする以外に、ローカライズの出来を確認するのにも最適な体験版といえる。

     「JURASSIC PARK OPERATION GENESIS ~ジュラシック・パークをつくろう!~」は、そのサブタイトルが示すように、バイオテクノロジーで生み出した古代の恐竜を見せ物にするテーマパーク「Jurassic Park」を運営していくシミュレーションゲーム。体験版をプレイすればわかるが、実はそれほど経営要素の強い作品ではなく、どちらかというと「Jurassic Park」ワールドの住人となって、映画顔負けの危険な任務を体験するシミュレータといったほうが感覚的に近い。

     体験版では、操作方法を学べるチュートリアルステージ「エクササイズ」と、「狙撃ミッション」、「サファリミッション」という2種類のミッション、それからフリープレイモード「サイトB」がプレイできる。細かい内容については英語版で一度触れているので、そちらを参照いただきたい。

     ところで、同作の体験版が損しているのは、プレイアブルでありながら、内容を半端にケチっているため、本来の魅力を伝えきれていないところだ。一番大きいのはグラフィックで、同作のグラフィックはグラフィックオプションを最高に設定することで、箱庭系の作品として現行最高レベルのクオリティを実現している。

     たとえば、高解像度テクスチャによって再現された恐竜の迫力ある動き、晴天時の水面への風景の鮮やかな映り込み、朝夕の強い太陽光により、水平線近くがぼやけて見えるグレア効果などが挙げられる。こうした劇的な環境下で、大量の恐竜が棲息する光景を目の当たりにすることこそが同作の醍醐味だが、体験版ではそれらの要素はまったくといっていいほど体験するすることができない。あくまで参考程度にプレイするといいだろう。

    "Jurassic Park: Operation Genesis" interactive game (C) 2003 Universal Interactive, Inc. Jurassic Park is a trademark and copyright of Universal Studios and Amblin Entertainment, Inc. Licensed by Universal Studios Licensing LLLP. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Impress)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月27日版~」


【6/26】

    【リアルタイムストラテジー】
    「Fire Department」Playable Demo [120MB]
  • 開発元 Monte Cristo
  • 発売元 Strategy First

     フランスのデベロッパーMonte Cristoが開発したリアルタイムストラテジー「Fire Department」のPlayable Demo。タイトルどおりファイアファイター(消防士)の活躍をRTS仕立てで描いた作品で、フル3Dで描かれたビジュアル、演出とも抜群の内容で、思わず仕事を忘れて熱中してプレイしてしまった。文句なしに今月イチオシのDemoだ。

     「Fire Department」は、チームで構成されたファイアファイターたちを率いて、火災現場に飛び込み、火災を消化して回りつつ、負傷者を救助し、さらに火の根を絶つというシングルプレイスタイルのリアルタイムストラテジーだ。

     消防隊モノというと、Activision Valueの「F.D.N.Y Firefighter: American Hero」をはじめ、過去にいくつかあるが、「Fire Department」はまさにそれらの集大成的決定版といえそうな充実した内容で、プレーヤーの任務を消火活動および負傷者救助に割り切り、常にチームをもっとも効率的に動かすことが求められる。

     Demoでは、「3 Million Dollars」ミッションの3ステージ目までがプレイできる。シチュエーションは、300万ドルと人質を奪って逃走した犯罪者Brad Johnstonが盗んだ車をガソリンスタンドに突っ込ませたことで発生した大火災を消し止めるというもの。ゲームは、消防車、放水車、救急車の3台の乗り物で現場に到着したところからスタートする。

     現場であるガソリンスタンドは、まだ大火災には至っていないが、すぐ側にあるLPGタンカーはガソリンがもれて炎に包まれ、スタンドも突っ込んだ車により入り口付近で火災が発生している。まずはそばのタンカーの火災を消し止めることになるが、急がないと、負傷者を救助している間に、スタンドに火が移り、大爆発に至る。

     同作のおもしろいのは、フィールド内の至る所に「火のタネ」が設定されており、これによって、たとえば隊員が火に包まれて死亡するといった予想外の大惨事が巻き起こる危険性を包含しているところだ。Demoステージを例にすると、第一の目標であるLPGタンカーは、搭載燃料である液化石油ガスそのものには引火していないが、洩れたガソリンによる火災で徐々にタンクの耐久力がなくなってくる。これがゼロになると、引火して大爆発、スタンドにも飛び火し、逃げ出したくなるような大災害に発生するといった具合だ。

     スタンドの火災も同様で、耐久力を残した状態で火を消し止めることで大災害を防ぐことができる。また、ガスによる出火に関しては直接消すことはできず、元栓を閉める必要がある。とりあえず緑のバーを見つけたら、ゼロになる前に周囲の火を消すことを考えて消火活動にあたるといいだろう。

     そのほか、車を細かく移動させて、隊員たちの移動時間を短くしたり、放水車で隊員の足場を作ったりなど、なかなか奥が深くておもしろい。クォータービュー視点なので、「バックドラフト」的迫力には欠けるが、予期せぬ大爆発が起こってチーム全員が炎に包まれるなど、プレーヤーが体験できる内容はそれに近い。製品版ではさらに興奮度の高いミッションが用意されていそうな雰囲気。よく練られたいい作品だ。

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月26日版~」


【6/25】

    【MMORPG】
    「幻想遊記」クローズドβクライアント [650MB]
  • 開発元 NetDragon Websoft
  • 発売元 ネットドラゴンジャパン

     釧路を拠点にするゲームパブリッシャー、ネットドラゴンジャパンが現在正式サービスに向けて準備を進めているMMORPG「幻想遊記」のクローズドβクライアント。すでに、釧路ケーブルテレビインターネットの加入者を対象にしたαテストは終了しており、6月23日から先着6,000名によるクローズドβテストに移行している。まだまだ荒削りな作品だが、MMOファンは一度試してみてはいかがだろうか。

     「幻創遊記」は、中国のNetDragon Websoftが開発したファンタジーMMORPG。日本子会社であるネットドラゴンジャパンによれば、同作は中国産MMORPGの第一号であり、現在もっとも人気を集めているMMORPGのひとつだという。開発着手は'99年とかなり古参の部類に入るタイトルだ。

     ただ、それだけにゲームデザインは古く、日本レベルで見ると、Visual Basicで作ったフリーソフトの域を出ていない。インターフェイスは、使用頻度の極端に低いコマンドで過半数が占められたプルダウンメニュー方式で、肝心の2Dビジュアルには圧縮ノイズが目立つ。コマンドメニューも統一性に欠け、クリックした際のリアクションもわかりずらく、ユーザーフレンドリーさに欠ける。

     現状レベルでは、'98年に登場し、国産MMORPGにおける先駆的役割を果たした日本システムサプライの「ライフストーム」よりもさらにプリミティブな内容だ。おそらくMMO初心者層をターゲットにするつもりなのだろうが、これを2003年の日本でサービス展開するのは相当の困難が予想されそうだ。

     ゲームは、人間と怪物が共存するという仮想の中国世界が舞台になっており、ペットシステムが大きな魅力になっている。同作におけるペットは、プレーヤーと一緒に成長し、スキルや装備品なども身につけられる頼れる相棒で、戦闘中に「捕獲」することで、どんどん新しいペットを仲間にすることができる。実質的には常にPTプレイ状態となるため、ソロでもざくざくレベル(等級)を上げられる。

     バトルシステムは、コマンド入力式によるターンベースになっている。敵との遭遇は、目に見える形でも、エンカウント方式でもなく、「戦」ボタンを押すことで任意でスタートできるというもので、極端な話、街から出たところで、一歩も歩かず、延々とレベル上げをすることができる。レベルの上がり方も2、3回戦闘をこなせば1つ上がるというハイスピードさで、中国人が好むMMORPGのスタイルというものがわかっておもしろい。

     現在、クライアントは誰でも入手でき、バグレポート報告も公式サイトから誰でも参照できるあたり、ユーザー限定のオープンテストといったほうが良さそうだが、テストプレイ中にそれほど人が多い印象は受けなかった。βテストは8月24日まで実施される。MMOファンは気軽に試してみるといいだろう。

    ダウンロードはこちら(ネットドラゴンジャパン)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月25日版~」


【6/23】

    【アクションシューティング】
    「Chaser」Multiplay Demo [142MB]
  • 開発元 Cauldron
  • 発売元 JoWooD

     JoWooDのSFアクションシューティング「Chaser」のMultiplay Demo。5月に公開されたSingleplay Demoに続いての登場となる。クライアントにはGameSpyのサーバーブラウザが内蔵されており、起動後即ゲームに参加することができる。一応、ポテンシャルとしては99人対戦まで可能。FPSファンなら一度試しておくといいだろう。

     「Chaser」は、2044年の近未来を題材にしたSFアクションシューティング。Unrealエンジンと同等のポテンシャルを備えたDirectX 8.1世代のCloak NT Engineを搭載しており、グラフィック面での心配はない。

     「Chaser」とは、主人公John Chaserから来た言葉だが、マルチプレイに彼は登場しない。同作のマルチプレイは、シングルプレイの同じ舞台設定を使ってのチームプレイになっている。ステージは「Unreal」風の近未来施設「Final Strike」と、「Rainbow Six」風の廃墟をモチーフにした「Building Site」の2つ。施設の作り込み、テクスチャの質感ともに良好で、窓ガラスを割ったり、壁に付着した血痕や弾痕など、演出面でも不満はない。

     同作のマルチプレイは、継続性を持たせるためにユニークなシステムをいくつか採用している。ひとつは、「Planet Side」のようなRank Pointsによるレベル制の採用。敵を倒すことでRank Pointが獲得でき、一定の値まで蓄積するとランクがひとつ上がり、スタート時の所持金がアップするという仕組みだ。

     また、スタート時に所持金を消費して武器やアイテムを購入できる。スタート直後に地面にドルマークが浮いている場所で「B」キーを押すとアイテムを購入することができる。先述したようにランクによって初期資金が異なるため、キャラクタの基本性能は同じながら、武装の違いによって性能に差が生まれてくる。

     このふたつのシステムは、マルチプレイをする楽しみを増大させると同時に、キャラクタに個性を生み出すことにも成功しているが、その一方で、マルチプレイをつまらなくもしている。「Planet Side」ぐらいのグローバルなシステムならまだしも、非MMOレベルでこのシステムは感心しない。

     というのも、敵を倒すとRank Pointsが上がり、死亡するとRank Pointsが下がるため、勝ち組みが永遠に勝ち組であることを望むため、ユーザーの途中離脱などが起こっても戦力是正が図られず、一方的な勝負になることが避けられないからだ。

     これにより、純粋にFPSを楽しみたい人には足が遠のかざるを得ないし、自然おもしろい対戦にはなりにくい。チームベースでレベル差を換算して、それを獲得Rank Pointsに直結させる仕組みにしたり、常に自動でバランスを取るシステムなどを希望したいところだ。

     まあ、上記はあくまでも極端な例だが、ランクの高いプレーヤーを撃破して大量のRank Pointsをゲットしたり、ビハインドを背負った状況で作戦勝ちを狙うといった同作ならではの楽しさもあり、一概に悪いシステムとも言い難い。ゲーム性そのものはおもしろく、ネットコードもそれなりに優秀なため、もう少しシステムを磨けばいい作品になりそうだ。

    (C) 1996-2003 Cauldron CHASER (R) and related logos, characters, names and distinctive likenesses are trademarks of Cauldron Ltd. All Rights Reserved. CONAN (R) and/or CONAN THE BARBARIAN (R) and related logos, characters, names, and distinctive likenesses thereof are trademarks of Conan Properties International LLC unless otherwise noted. All rights Reserved.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月23日版~」


【6/20】

    【レースシミュレータ】
    「Pro Race Driver」Online Demo [164MB]
  • 開発/発売元 Codemasters

     「Colin MacRae Rally 3」と並んで開発が遅れていたCodemastersのTOCAシリーズ最新作「Pro Race Driver」のMultiplayer Demo。欧米ではすでに4月に発売済みで、今回に限っては同社お馴染みの開発状況のパーセンテージ表示もないところを見ると100%ということなのだろう。しっかりプレイしてそのクオリティを確かめてみるといいだろう。

     「Pro Race Driver」の概要についてはSingleplay Demoの記事で紹介したとおりだが、TOCAをはじめ、ヨーロッパを中心に世界中で行なわれているありとあらゆる2,000ccクラスの公道車レースを詰め込んだ贅沢なレースシミュレータだ。

     今回はOnline Demoということで、インターネット経由もしくはLANを使った最大12人までのレースが楽しめる。コースはDTMからNorisring、V8 SUPERCARSからAdelaide、European TourからSears Pointの計3コースを収録。

     起動時にDTMかV8 SUPERCARSか、European Tourかという好みのレースを選ばされるが、これは選択したレース限定になるというわけではなく、自分がホストの際に自動選択となるレースになるだけで、どのレースにも参加することができる。

     Demoでプレイできる3レースは、いずれも走行できる車種やルールが異なるが、Demoレベルではそこまで神経質に考えなくてもいいだろう。「みんなどこから来た?」、「ドイツ」「フランス」、「イギリス」、「日本」、「おお、日本!」と他愛のないチャットをしつつ、下手くそなブレーキングでのガチンコレースがおもしろい。

     話が前後するが、同作は標準でGameSpyを使ったサーバーブラウザが内蔵されており、ゲームクライアントからシームレスにサーバーに接続することができる。先述したように、レースごとに搭乗できる車種が異なるため、ゲームごとに車を選ぶ必要があり、ゲーム参加から開始までに意外ともたつく。これはレース別にルームを作成するなど、もう少しうまいやり方があったように思う。

     肝心のレースのほうは、序盤こそややワープ気味に感じられるが、半周を過ぎたあたりぐらいからシングルプレイ同様の手応えでプレイできる。同作は、ボディへの細かいダメージマッピングと衝突エンジンで話題になっただけに、中には他車に追突することに楽しみを覚えているユーザーもいたりしたが、「Colin MacRae Rally 3」に比べ、遙かにどっしりとした挙動で、しっかりとしたブレーキングによるヘアピン処理や、直線での圧倒的なスピード感が楽しい。いいシミュレータに仕上がっている。

    ToCA (TM) is a registered trademark of TOCA Limited used under license.(C) 1986-2002 The Codemasters Software Company Limited ("Codemasters"). "Codemasters"(R) is a registered trademark owned by Codemasters. All Rights Reserved.Privacy Policy Website Terms of Use

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月20日版~」


【6/19】

    【サイクリングレースシミュレータ】
    「Cycling Manager 3」Playable Demo [87MB]
  • 開発元 Cyanide Studio
  • 発売元 Focus Interactive

     「ツール・ド・フランス」など国際的な自転車レースのホスト国として知られるフランス生まれの自転車レースシミュレータ「Cycling Manager 3」のPlayable Demo。バージョンを見ればわかるように、このユニークなレースシミュレータも3作目。毎年1作ずつリリースしていくのはともかくとして、毎回6月にDemoを公開するのは単なる偶然か。自転車レースに興味のある人はぜひチャレンジしてみよう。

     「Cycling Manager」シリーズは、ゲーム色よりもシミュレータ色の強い自転車レースシミュレータ。プレーヤーは選手としてではなく、監督として9人で構成されたプロチームを率いていく。

     今回は、前2作のようにゲームを起動したらいきなりデモンストレーションが始まるという粗っぽい作りではなく、タイトル画面からチーム、選手の選択画面、そしてパーツの選択画面といった正規のルートを経由してレースに参戦することができる。ゲームモードはシングルプレイのみで、チームや選手も固定となっているが、製品版の雰囲気を味わいつつ、Demoをプレイできるのはうれしいところだろう。

     「Cycling Manager 3」のグラフィックは、従来どおりフル3Dを採用しており、フィールドのテクスチャデータや選手のモデルデータのクオリティも格段に向上している。今回の最大の特徴といえそうなのは、視点操作が従来のパターン選択ではなく、フルインタラクティブになっているところ。レース中自由に視点をぐりぐり回しつつ観戦することができる。

     ただ、現段階ではとりあえずフルインタラクティブにしてみましたといった感じで、地中に潜って真下から地表テクスチャが剥がれた状態で観戦できたり実に荒っぽい。とはいえ、地表ぎりぎりで観戦すると、自転車とは思えないほどのスピード感が味わえ、インターフェイスをフルインタラクティブにした効果は大きい。

     また、レース中、同行する車や、通りの村で応援してくれるギャラリーもしっかり描かれているなど、シミュレータとしての完成度もまた一段と上がっている。残念なのは、3作目においてもまだ自転車に当たり判定が設けられていないところだ。

     このため、追い抜くシーンは、そのまま前方の自転車に重なるようにして進んでいく。多数の自転車がもみ合う序盤はともかく、後半で重なり追い抜きをやられると一気に興ざめする。次作ではしっかりした物理エンジンと、衝突をふまえたAIを搭載してほしいところだ。

    (C) Cyanide 2003

    ダウンロードはこちら(Bonus Web)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月19日版~」


【6/18】

    【オンラインヤンクゲーム】
    「疾走、ヤンキー魂。」Demo版 [169MB]
  • 開発/発売/運営元 スクウェア・エニックス

     スクウェア・エニックスの異色MMORPG「疾走、ヤンキー魂。」のDemo版。Demo版終了まで残りあと10日と迫ってきたが、先週末に大規模なバージョンアップが行なわれ、同時にクライアントのダウンロードも再開されたので、最近のサーバーの模様を簡単にお伝えしておこう。なお、クライアントは最初のバージョンとファイルサイズは同じだが、内容が異なっている。新規ユーザーは新しいクライアントを入手するようにしよう。

     公開初日は完全にサーバーがパンクし、数日後にダウンロードの中止が発表されるという予想外のスタートを切った同作だが、6月に入ってからはハード、ソフトの両面でゲーム環境が強化されたこともあって、スムーズなログイン手続きを経て快適なヤンキーライフが楽しめるようになった。

     クライアント配布再開当日はどうかと思って、さっそく新規ユーザーに混じって参加してみたが、ユーザー数はかなり増えていたが、パフォーマンスは相変わらず良好な状態を維持しており、ユーザーが一画面内に集中するコンビニや海岸などでも回線落ちするようなこともなかった。もっとも混雑することが予想されるワールド1でも快適だったことを見ても、もはや回線に関しては万全の体制を整えたといっても過言ではなさそうだ。

     ゲームそのものに関しても、原付が導入されたことで、現在海岸を中心に行なわれているフォーメーションバトルも一段とそれっぽい雰囲気になってきた。以前は、バトルを示すサークルが多数表示されているエリアでも、「キコキコキコキコ……」、「チリンチリンチリン」といったチャリンコのサウンドエフェクトばかりで、ぜんぜん様になっていなかったが、バージョンアップ後に再びチャリで駆けつけてみると、原付の「ビィィィィーン」という音が間断なく耳に入り、走り屋間の抗争っぽい雰囲気になってきている。

     原付入手のハードルは予想どおりなかなか高いらしいが、原付は自転車よりも移動速度が速く、このためチームのリーダーにならざるを得ず、自然リーダーらしい振る舞いをするようになるというところもシステムとして非常に建設的で良くできている。単車が導入されればさらにおもしろくなるだろうという期待感でいっぱいだ。

     まだDemo版ということで、ゲーム内容の作り込みになどに関しては言及を避けるが、コンビニでたむろったり、チャリで方々をうろつき回るといった基本的な行動を取るだけで、一定以上の楽しさが味わえるMMORPGというのはなかなかない。世界的にも類を見ない内容だけに、ぜひ大事に育てていってほしい作品だ。

    (C)2003 ATELIER DOUBLE Inc./Community Engine Inc/ SQUARE ENIX Co., Ltd. All Rights Riserved.

    ダウンロードはこちら(Impress)※ダウンロードは終了させていただきました

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月18日版~」


【6/17】

    【ゴーストマネジメントゲーム】
    「Ghost Master」Playable Demo [142MB]
  • 開発元 Sick Puppies
  • 発売元 Empire Interactive

     英国のパブリッシャーEmpire Interactiveのユニークなストラテジーゲーム「Ghost Master」のPlayable Demo。基本コンセプトが日本の文化とは合致しないため、地元のプレーヤーと同等の手応えは味わえないが、ホラー大国英国ならではの作品で、力押しのホラー文化が堪能できる。いずれにしても実にユニークな作品なので、一度プレイしてみることをお勧めしておきたい。

     「Ghost Master」は、多種多様なゴースト軍団を指揮し、手練手管を労して、家の住人を恐怖のどん底に追い込み、最終的に家から全員追い出してしまうというゲーム。要は、幽霊屋敷の運営者となって、来場者を失神させれば勝ちといった内容だが、フィールドは当然一本道ではなく、住人たちの行動パターンも一定ではない。地上2階地下1階建ての広大な建物を舞台に、状況に応じてゴーストたちをあちこちに移動させつつ、住人を怖がらせまくるという、想像以上に忙しいゲームだ。

     グラフィックはフル3Dで描かれており、マウス操作で自由に視点移動を行なえる。屋内のディテールもなかなかで、宙に浮くためだけに存在するようなピザの箱や花瓶のたぐい、ゴーストを設置する媒介となる家電や植木鉢なども細かく配置されており、そうした日常的な家屋をゴーストにめちゃめちゃにさせるのが実に愉快だ。

     怖がらせ方の多彩さが同作の魅力のひとつで、序盤は、閃光を発生させたり、洗濯機を暴走させたりなど、ゴーストごとに異なる基本的なパワーを使用して住人たちを牽制していく。住人たちを怖がらせることでパワーが蓄積され、さらに高度なパワーが使用できるようになるという仕組みだ。

     ゴーストたちのパワーは、いずれも技ありのパーティクルエフェクトによって演出され、住人たちのリアクションもおもしろい。怖がって逆方向に向かったところにさらにゴーストを仕掛け、とどめを差すというのがうまいやり方のようだ。

     Demoでは、「Haunting 101」ステージがプレイできる。このステージは同時にチュートリアルになっていて、初回のプレイでは音声によってゲームの進め方を教えてくれる。ゴーストは6種類中4種類を投入することができる。「Recommend」ボタンを押すと、自動で最適なゴーストが選択されるが、いずれもクセ有りのゴーストでおもしろい。最低でも2度プレイして全ゴーストのパワーを見ておきたいところだ。

    Ghost Master (C) 2003 Empire Interactive Europe Ltd. Game concept and creation by Sick Puppies, a studio of Empire Interactive Europe Limited. Ghost Master and Empire are registered trademarks, and the E logo is a trademark of Empire Interactive Europe Ltd. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月17日版~」


【6/16】

    【レースシミュレータ】
    「Indy Car Series」Playable Demo [113MB]
  • 開発元 Brain in a Jar
  • 発売元 Codemasters

     Codemastersのインディーカーレースをモチーフにしたレースシミュレータ「Indy Car Series」のPlayable Demo。Codemastersブランドの作品だが、別のデベロッパーが開発しており、ここ最近の同社の作品とは異なる方向性で、シミュレート性を重視する向きに好まれそうな作品となっている。完成度は70%ということで、正直ビジュアルについては物足りなさがある。さらなるチューンナップが期待されるところだ。

     「Indy Car Series」は、米インディアナポリスで生まれた、最高スピードをとことん追求する世界最速クラスのカーレースIndy Racing Leagueを忠実に再現したレースシミュレータ。コースはNASCARと同じオーバルコースとなっており、スピード最重視のセッティングでレースに乗り込むことになる。

     同作の魅力はなんと言っても爆発的なスピード感で、オーバルコースのため、急ブレーキや急ハンドルも必要なく、300kmを超えるめくるめく超高速世界を堪能できる。またダメージマッピングも細かく設定されており、あまりダメージを受けすぎると、タイヤがたわんだ状態で回ったり、ピットからピットインを促されたりする。このあたりのこだわりはいかにもCodemastersブランドらしい。

     DemoでプレイできるのはTest DriveとStart Raceの2モード。Test Driveでは、フロントウィングの調整から、細かいパーツのセッティングが行なえ、その状態でテスト走行をすることができる。Start Raceは、Eddie Cheever Jr.もしくはSam Hornish Jr.のいずれかを選択して本戦をプレイすることができる。10周となっているが、オーバルコースでほとんどスピードの落ちない展開なので、ものの数分で終わってしまう。

     個人的には、高速時でのグリップの効かなさが気になった。実際のレースと同じ味付けということなのだろうが、現状ではサイドミラーを見ることができず、バックミラーを全画面で見ることしかできない。このためライバルカーとの位置関係は実質的にサウンドエフェクト(余談だがサウンドエフェクトのクオリティは非常に高い)で判断するしかないのだが、それもあっという間の出来事なので、いわゆる超高速でのバトルというのがいまひとつ実感できない。味付けの変更はいまさら出来ないとしても、せめて画面視点にかかわらず、画面の両サイドにサイドミラーを常時表示させるぐらいの改良は必要なのではないだろうか。今後のチューンナップに期待したいところだ。

    (C) 2003 The Codemasters Software Company Limited ("Codemasters"). All rights reserved. “Codemasters”(R) is a registered trademark owned by Codemasters. “GENIUS AT PLAY” is a trademark of Codemasters. “IRL”, “Indy Racing League”, “Indianapolis 500”, “Indy 500”, “Indianapolis Motor Speedway”and “The Greatest Spectacle in Racing” are registered trademarks of Brickyard Trademarks, Inc., used under license. “IndyCar”? Series is a trademark of Brickyard Trademarks, Inc., used under license. General Motors Trademarks used under license to Codemasters. All other copyrights or trademarks are the property of their respective owners. Developed by Brain in a Jar Limited. Published by Codemasters. Privacy Policy Website Terms of Use

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月16日版~」


【6/13】

    【MMORPG】
    「ミュー ~奇蹟の大地~」オープンβクライアント [89.1MB]
  • 開発元 Webzen
  • 発売元 ゲームオン

     6月12日よりオープンテストが開始されたゲームオンのMMORPG「ミュー ~奇蹟の大地~」のオープンβクライアント。

     昨日は各社からオンラインゲームが同日発売されたため、とびきり混んでいるという印象はなかったが、それでもサーバーにはクローズドテストとは比べものにならないほどのユーザーが集まっていた。ちなみにこのクライアントは、クローズドテスト用クライアントにパッチを当てたものなので、クローズドテスト参加者は新規にダウンロードする必要はない。

     「ミュー ~奇蹟の大地~」は、古代の超文明をモチーフにしたファンタジーMMORPG。「ミュー」というタイトルも古代文明のムー大陸から採っており、「ミュー大陸」に復活を果たした暗黒の帝王の野望を阻止するために冒険者たちが立ち上がる、といったバッグラウンドストーリーになっている。

     テストプレイをするのは、クローズドテストに引き続きこれで2度目(2キャラ目)だが、驚いたことにオープンβテストレベルでもまだ会話が発生しない。具体的には伝道師も言葉を喋らず、クエストを与えてくれるNPCも存在しない。

     先日、小島プロデューサーがこの問題に関して「会話を止めている」というコメントをしていたが、会話を止めるということはストーリーを止めるということで、オープンβテストレベルで、この対応はマイナス効果にしかならないのではないかと思う。

     同作は、半ばレベル上げそのものが目的化した、いわゆる韓国スタイルのMMORPGだが、現状、敵配置がかなりアバウトで、フィールドマップを表示する機能もなく、初期時点では走ることも制限されているため、序盤からガンガン死ぬことになる。さらにレベル1から死亡ペナルティがあるなど、これほど初心者に厳しいMMORPGも珍しい。

     こうしたことは、「どこどこは危ないから行くのはやめた方がいいだろう」とか「リンゴをかじりながら戦いなさい」とか、「街の入り口の座標をメモってから外に出なさい」とか、教えられてしかるべき基礎情報を街で入手できないために起こることだ。わからないことすらわからない初心者に、情報を提供するNPCの存在、あるいはチュートリアル要素は日本で展開する上で必要不可欠だろう。

     いきなり苦言ばかり並べ立てたが、死にまくり時期を乗り越え、雑魚モンスターを軽くあしらえるようになり、多少遠方に足を伸ばせるようになってくると、ようやく同作のおもしろさがわかってくる。モンスターがときおりドロップするレアアイテムを集める、いわゆるトレジャーハンティングの楽しさがある。まだまだβテストは始まったばかりなので、じっくり取り組んでみるといいだろう。

    (C) 2001-2003 WebZen All rights reserved.Lisenced to (C) 2003 Game On Co.,Ltd.

    ダウンロードはこちら(Impress)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月13日版~」


【6/12】

    【人生シミュレーションゲーム】
    「The Sims 2」E3 Trailer  [11.6MB]
  • 開発元 Maxis
  • 発売元 Electronic Arts

     E3開催中にElectronic Artsブース中央に設置された大型プロジェクタで繰り返し流されていた「The Sims 2」のTrailer Movie。Maxisは発売前にPlayable Demoを作らないメーカーだが、それだけにこうしたイメージムービーのクオリティは非常に高い。「The Sims 2」相当のテクスチャクオリティによって作成されたCGムービーになっており、同作の基本コンセプトがよくわかる。印象に残る内容だ。

     「The Sims 2」は、日本では「シムピープル」のタイトルで知られるシム人育成シミュレータの最新作。同シリーズは現在、「The Sims」を中心に、各種のアドオン、MMOタイプの「The Sims Online」、そしてグラフィックにフル3Dを採用したPS2版「The Sims」などがある。

     同シリーズは、いまやEAの大黒柱のひとつといえるほどの人気ブランドに成長したが、ゲームデザインそのものは'99年から変わっていない。グラフィックはもちろん、ゲームデザインの根本から手を入れ直したのが「The Sims 2」である。

     前作との最大の違いは、プレーヤーの育成対象が両親と子供の2世代から、3世代、4世代に拡張されているところ。これを実現するために、プレーヤーの分身であるシム人そのものが成長するようになっていて、月日を経ることで歳を取り、食生活や生活スタイルによって体型にも変化がでてくる。

     もちろん、妻(夫)や子供も一緒に成長し、いつしか子供も成人し、結婚し、そして孫が生まれる。そのころにはプレーヤーらも白髪が増えて、立派なおじいさん(おばあさん)になっているという具合。前作では、上記のような成長要素が一切なかったため、結婚を経て子供が生まれてある程度プレイしていると、ある意味「鉄腕アトム」における天馬博士のような失望を覚えさせられるゲームになっていたが、今回はゲーム内での食生活にまで気を配らなければならないという途方もない内容になっている。

     ムービーではそうした光景を、ある成人男性の一生を通じて見ることができる。同作の第二の特徴である両親の特徴が子供たちにも遺伝するという部分を、さまざまなアクションによってコミカルに描いており、笑わせてくれる。同シリーズのファンはもちろん、シリーズ未プレイ者も一度見ておくといいだろう。

    (C) 2003 Electronic Arts Inc.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月12日版~」


【6/11】

    【プロテニスシミュレータ】
    「Next Generation Tennis 2003」Playable Demo [69.3MB]
  • 開発元 Carapace
  • 発売元 Wanadoo Edition

     フランスのデベロッパーCarapaceが手がけたリアル系のテニスシミュレータ「Next Generation Tennis 2003」のPlayable Demo。すでに発売されているコンソール版(Xbox、PS2)からの移植で、オフラインでの2人プレイも可能。インターフェイスは、キーボードとゲームパッドに対応している。

     「Next Generation Tennis 2003」は、リアル系の極致とでもいえそうなテニスシミュレータで、任天堂「マリオテニス」系のゲーム性重視のテニスゲームを普通だと考えている多くの日本人には驚愕させられる内容に仕上がっている。海外のテニスゲームはおしなべてリアル系シミュレータタイプが多く、私も網羅的にプレイしているわけではないが、少なくともMicroidsの「Tennis Masters Series」やセガの「Virtua Tennis」などと比べても、そのリアルな度合いが一段高い。

     平たく言うと、200kmのボールが200kmで飛んでくるテニスゲームになっている。最初はあまりのスピードの速さに、PCがバックグランドで何か処理を始めてラグが発生したのかと思ったが、次のサーブも同様の高速ボールが飛んできたので驚いた。「何フレームで飛んできてんの、これ」といった具合で、リプレイを見るとボールが脇を通過してからスイングのモーションを始めており、実に情けない。

     これは私の反応速度が遅いためでもあるが、実際問題、180kmオーバーレベルのサーブは、ボールが飛んでくるまでの時間と、スイングモーションにかかる時間が同程度ぐらいであって、すなわちこのゲームは、トスされたボールが重力に従って手元に落ちてきたぐらいのタイミングで振りはじめないと間に合わない。実際のプロテニスがそんな感じなのかどうかはわからないが、プロテニスの世界がなんとなくわかったような気になる。とにかく、とんでもないゲームだ。

     というわけで、相手サーブのセットはまともなゲームにならない。「よし、タイミングバッチリだ!」と思っても、選手のボディに「ぼこっ」とボールが当たったり、コートの内側を思いっきり抜かれたりして、ボールを返せるのは5回に1回程度。立て続けのサービスエースで一気に持っていかれることも多い。

     仮にこれが日本のゲームなら「エンターテインメントとして成立していない」とやかましく書くところだが、リアル志向が発達していくとこうならざるをえないのだろう。もはや日本のテニスゲームとは次元が違うとしかいいようがない。サービス以外にも、選手のクイックなモーションや打ち返せる範囲の狭さ、スピードの速いボールの応酬といった部分にリアルさが感じられ、作品としてのクオリティは高い。テニスファンは試してみるといいだろう。

    (C) 2003 Iridon Interactive AB and its licensors. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Bonus Web)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月11日版~」


【6/10】

    【アクションアドベンチャー】
    「Charlie's Angels: Angel X Online Game」Playable Demo [24.3MB]
  • 開発元 7 Studios
  • 発売元 Sony Online Entertainment

     2000年に公開されて一世を風靡したアクション映画「Charlie's Angels」をモチーフにしたアクションアドベンチャー「Charlie's Angels: Angel X Online Game」のPlayable Demo。3年ぶりの新作「Charlie's Angels: FULL THROTTLE」の公開(日本では6月28日封切り)に合わせてSony繋がりで売ってしまおうということなのだろう。ただ、同作はValueタイトルなので、「Enter The Matrix」と同じノリで購入してしまうと痛い目に遭う。きっかり19.9ドル分の作品だ。

     「Charlie's Angels: Angel X」は、決して姿を見せないボス“Charlie”の指示に従い、さまざまなミッションに挑戦していく、というステージクリア型のアクションアドベンチャーゲーム。同作では3人をまとめて面倒見るわけではなく、ひとりを操作するだけでいい。ちなみに、サブタイトルに「Online Game」と付いているのは、いわゆるオンライン対応というわけではなく、販売方法がオンラインダウンロード形式を取っている事による。

     ただ、タイトルこそ「Charlie's Angels」だが、Valueタイトルだけに、キャラクタのモデリングは3人のヒロインとは似ても似つかぬ内容で、ファッションも手抜きしすぎだ。ヒロインのボイスなどはもちろん入っておらず、リネームも自由に可能。こうなると「Charlie's Angels」である必然性はどこにも見あたらない。クオリティのためにはどこまでも発売を引き延ばすプロ集団であるSony Onlineの仕事とは思えない。

     「Charlie's Angels: Angel X」のストーリーは、映画とは異なるサイドストーリーを扱っているようで、Demoではくのいちを追うチュートリアルミッションがプレイできる。映画「Charlie's Angels」と唯一の接点はマーシャルアーツアクションで、具体的には左クリックでジャブとフックが出せ、右クリックで回し蹴りが繰り出せる。右クリックメニューで切り替えることで手裏剣を投げることも可能だ。

     ゲーム性は全般的にカジュアルな作りで、マウスだけですべての操作を行なえる反面、ターゲットが移動してクリックが外れると、ぼかぼか殴られながらその位置に移動しようとしたりなど、3、4年前のゲームデザインになっている。またPCゲームとしては致命的なことに、フルインタラクティブではなく、非常に操作しずらい。Valueタイトルということを計算に入れてもあまりいい作品とはいえないが、ボスとのやりとりやヒロインのセリフ回しなどは、それなりなので同シリーズのファンは試してみてはいかがだろうか。

    ダウンロードはこちら(Gamer's Hell)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月10日版~」


【6/9】

    【ヘリシミュレータ】
    「プチコプター2」体験版 [16.7MB]
  • 開発/発売元 アクアシステム

     国内では珍しいフライトシム専門のデベロッパーであるアクアシステムのミニチュアヘリシミュレータ最新作「プチコプター 2」の体験版。1/48スケールのミニチュアヘリをインドアで飛ばすというユニークなゲーム内容が非常に新鮮。久しぶりにForce Feedbackジョイスティックで楽しく遊べる作品だ。

     「プチコプター 2」は、PC、Xbox、PS2で発売された「プチコプター」をベースに、新ステージや新機体を追加し、ボリュームアップを図った新作タイトル。体験版では、チャレンジモードの「ランディング」と「リンクくぐり」の2ステージがプレイできる。チャレンジモードは、ヘリの操作をマスターするためのミニゲーム集で、いずれのステージも慣れてくれば1分以内にクリアできる。

     「ランディング」は、部屋の隅にあるヘリポートからヘリを離陸させて、その先にあるヘリポートに着陸するというもので、ヘリ操作を完全にマスターすれば10秒程度でクリアできそうな内容。とはいえ、ヘリ操作は垂直上昇、垂直下降をはじめ、他の飛行機とは異なる操作体系を備えており、ジョイスティックを前に倒す(前進する)と機体が大きく沈むということをあらかじめ頭に入れて操作するのはなかなか難しい。ただし、ゲーム性重視のセッティングらしく、コマンドを入力して実際に操作が効き始めるまでのウェイトはほとんどないため、習得は易しい。

     ステージ2「リンクくぐり」は、それぞれ高度の異なる複数のリングをくぐってからヘリポートに着陸するというヘリシミュレータではお馴染みの内容になっている。同作の3Dグラフィックは非常にオーソドックスな内容で、オブジェクトの数も限られているため、リングまでの距離感が掴みずらい。

     スロットルレバーでじっくり高度を調整してから、ジョイスティックをじわじわ操作していくといいだろう。ちなみに機体が室内のオブジェクトに触れるとその時点でゲームオーバーとなる。ハエたたきにやられたハエのように急直落下するシーンはそれはそれでおもしろいが、もう少し粘れるようなシステムのほうがおもしろかったのではないだろうか。

    (c) 2003 AQUASYSTEM Co.,Ltd.

    ダウンロードはこちら(アクアシステム)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月9日版~」


【6/6】

    【タイピングソフト】
    「ときめきメモリアル 2 タイピング」体験版 [Windows版50MB、Macintosh版60MB]
  • 開発元 アクティマインド
  • 発売元 コナミ

    コナミの恋愛シミュレーションゲーム「ときめきメモリアル 2」をモチーフにしたタイピングソフト「ときめきメモリアル 2 タイピング」の体験版。すでに5月22日に製品版が発売されているが、E3期間中に体験版が公開され、リアルタイムで紹介できなかったので、ここで改めて紹介しておきたい。

     「ときめきメモリアル 2 タイピング」は、基本的に前作「ときめきメモリアル」のシステムを踏襲しており、ヒロインとのデートをタイピングで楽しむことができる。前作との相違点は、ヒロインのリアクションが、エモーションレベルではなく、センテンス単位の会話として、より同シリーズのデートシーンに近い雰囲気でコミュニケーションを取れるところにある。

     このため、タイピングソフトとしての難易度も一気に上がり、前作はどちらかというとタイピングそのものはおざなりだったが、今作は率直にタイピングゲームとしても楽しめるようになっている。もちろん、1会話ごとにヒロインがフルボイスで喋りまくるという要素も魅力的だ。音声はすべて録りおろしということで、ときメモファンにはこれだけでも買う価値がありそうな感じだ。

     ひとつの会話は3~5つ程度に分割して出題され、トータルで制限時間が設けられている。難易度「上級生」にすると、この制限時間が短くなる仕組みで、途中で時間切れになると主人公の会話の末尾が尻切れトンボになり、ヒロインに「ねえねえ、どうしたの?」とツッコまれる始末で、なかなか歯ごたえがある。

     体験版では、目元のほくろがチャーミングな主人公の幼なじみ陽ノ下 光とデートできる。ゲームの展開は、会話をこなすことにより徐々に「TOKIMEKI」ゲージが上がっていく仕組みで、ゲージがラブラブアイコンまで達すると、ヒロインが頬を赤く染めラブラブモードになる。このときめき度が高い状態で制限時間(3分間)を終えるとステージクリアとなるが、体験版ではこの先は見ることができない。

     このラブラブモードに関しては、前作では解答時にボーナスポイントが得られ、ヒロインの声もやや上ずった調子になるなどの変化があったが、今回は声の調子も変わらず、ボーナスポイントもないようで、全体の起伏に乏しく、淡泊な印象だ。もっとも、体験版では出題数や会話数は制限されているため、あとは買ってからのお楽しみということなのだろう。

    (C)1999 2002 KONAMI & Konami Computer Entertainment Tokyo
    (C)2003 Actmind, Inc.

    ダウンロードはこちら(アクティマインド)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月6日版~」


【6/5】

    【ガンシューティング】
    「Shanghai Dragon」Playable Demo [249MB]
  • 開発/発売元 E-Pie Entertainment

     中国北京のデベロッパーE-Pie Entertainmentが開発したシューティングアクション「Shanghai Dragon」のPlayable Demo。最近北米で人気が再燃しているベトナム戦争系のゲームと同様にアクションシューティングかと思っていたら、「バーチャコップ」系の自動スクロール式のガンシューティングだった。いろいろ問題点の多い作品だが、ガンシューティングファンは試してみるのもいいだろう。

     「Shanghai Dragon」は、旧日本陸軍支配下の1937年の上海を舞台にしたガンシューティングゲーム。プレーヤーは、中国共産党の特殊部隊の一員として、上海地域の日本支配からの解放を目指して、単身で司令部に強襲したりといった困難なミッションに挑戦していくことになる。もともと題材がレアだけに、これだけを読むとなかなかおもしろそうなゲームに思えてしまうが、実体は「House of the Dead」の旧日本軍版とでもいうしかなさそうな惨憺たる内容になっている。

     ガンシューティングとして成立させるために、敵が散開してわらわら突撃してくるのはいい。が、歩兵による銃剣突撃だけでなく、侍や浪人などが建物の3階や屋上から抜刀して斬りかかってくるのにはもはや唖然とするしかない。また、歩兵や侍が次々に市民たちに襲いかかるのにもびっくり。ヒストリカルではなくファンタジーゲームだ。

     ちなみに市民が倒される前に敵を片づけると、市民が感謝の言葉と共にアイテムをくれる。こうした部分も「House of the Dead」と同じだ。なお、隊長クラスの敵兵に関しては、軍刀を振りかざして「とつげきー」と叫ぶだけで、格好のボーナスキャラに成り下がっている。この場合、「とつげきー」のアクションだけが存在理由なのだろう。

     Demoでは序盤の2ステージがプレイできる。1-1から始めればシームレスに1-2に繋がっていく仕組みで、難易度はノーマルとハードの2種類から選ぶことができる。1-2のラストは司令部前での戦いとなる。予想どおり、歩兵だけでなく侍や浪人も元気に出撃してくるが、あり得ないことに司令部前に可燃物であるドラム缶が置かれており、これを撃つことで容易に複数の敵を撃破することができる。ゲームデザイン、ゲームエンジンの設計、レベルデザインなどさまざまな点で、このデベロッパーにはとりあえず3年修行してもらいたい。

     余談だが、低次元のデマゴーグが目的なら侍や浪人はいらないはずで、思うに「欧米人が好きだから」というのが理由のような気がする。公式サイトも英語版がメインになっており、欧米をターゲットにした新興アジア系デベロッパーの悲しみが見え隠れする作品だ。

    (c)E-Pie Entertainment & Technology Co., Ltd. All Rights Reserved.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月5日版~」


【6/4】

    【オンライン野球ゲーム】
    「パワフルプロ野球オンライン」正式版 [50MB]
  • 運営元 コナミ

     6月3日より正式サービスが始まったコナミの「パワフルプロ野球オンライン」のVer.1.01クライアント。5月28日まで行なわれていたオープンβテストの成績データはすべてリセットされ、全員一からのスタートとなる。同クライアントは、正規のユーザーサポートが受けられる正式版だが、利用料等はいっさいかからない。気軽に試してみよう。

     「パワフルプロ野球オンライン」は、2001年にWindows向けにリリースされた「パワフルプロ野球 オンライン対戦版」をベースにしたオンライン野球ゲーム。完全新バージョンというより仕切り直しの意味合いが強く、このため元「パワフルプロ野球 オンライン対戦版」にとっては、窓口がKonami OnlineからStar Onlineに変わっただけの機能限定版に過ぎないが、あの「パワプロ」がふたたびオンライン対戦できる喜びは大きい。

     同社では今後も出会いリーグ、ホームラン競争、ペナントレースといった機能を追加していく方針としており、最終的には有料サービスへの移行もふまえて、しっかりしたサービスを提供していく模様だ。先述したように、前作の窓口だったKonami Onlineがなくなったため、今回はコナミ、ハドソン、ブロッコリーなどが共同で運営するオンラインゲームポータルサイトStar Onlineを介してコナミのゲームサーバーにアクセスする仕様となっている。

     このためゲームをプレイするためには、ゲームクライアントとは別に、「スターターパック」と呼ばれるナビゲーターツール(約2MB)が必要となる。ナビゲーターは、現在のところ、ユーザー認証を行なう程度の基本的な機能しか要していないが、最終的には各社のオンラインゲームユーザーが利用できるチャットルームや掲示板などを完備するということだ。

     ゲームのユーザー登録は、Star Onlineが代行する形を取っており、Star Onlineの公式サイトでユーザー登録をすればすべての登録は終了する。あとはユーザー認証を経てゲームサーバーにアクセスするだけだ。非常にスムーズな接続で好印象だが、その一方で「プライベートIPアドレスだと対戦申し込みができない」、「対戦中、接続が切れやすい」等などの不具合は前作のそれをそのまま受け継いでおり、有料化の前に抜本的な対策が必要だろう。

     さて、同作で特徴的なのは、使用チームや選手データが従来の実名ではなく、完全オリジナルになっているところ。チームはレッドとブルーの2チームから選択可能で、各チームそれぞれ投手12名、野手18名の30名のオリジナル選手が登録されている。意外とパワーヒッターや万能型の選手が多く、打ち方のコツさえつかめれば、誰でも打高投低の乱打戦が楽しめる。個人的にはプライベートIPアドレス環境でプレイすることが多いので、この点だけは早急に何とかして欲しいところだ。

    (C) 2003 Konami Computer Entertainment Osaka.

    スターターパックのダウンロードはこちら(Star Online)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月4日版~」


【6/3】

    【オンラインビリヤードゲーム】
    「キャロム3D」オープンβクライアント [16.5MB]
  • 運営元 ブロードゲーム

     ブロードゲームが現在βテストを実施しているオンラインビリヤードゲーム「キャロム3D」のオープンβクライアント。βテスト自体は昨年12月から実施されているが、5月に行なわれたバージョンアップでギルドシステムが追加され、より一層遊びやすくなっている。ビリヤードファンはぜひ一度試してみよう。

     「キャロム3D」は、4つ球、3クッション、6ボール、9ボール、8ボール、ローテーションボールといったビリヤードゲームを、フル3Dグラフィックで楽しめるオンラインビリヤードゲーム。キャロム(Carom)とは、もともとポケットのないクッション台を使用してプレイするヨーロッパスタイルの玉突きゲームのことをさすが、米国で流行し、日本でも親しみ深いポケット台を使った9ボールや8ボールも楽しめる。

     クライアントはわずか16MBと非常にコンパクトだが、ビリヤードシミュレータ並びにオンラインゲームクライアントとしての機能はしっかりしており、自宅に居ながらにリアルなビリヤードゲームをプレイできる。また、描画内容はボールとキューの動き程度なので、それほど重くもなく、3D描画能力のあるノートPCなら気軽に遊べそうな印象だ。

     ゲームはまずクライアントを起動して専用のロビーに接続するところからスタートする。ロビーには常時複数のゲームが立ち上がっており、基本的にゲーム中、ゲーム前にかかわらず自由にルームに参加できる。ゲーム中の場合は自動的に観戦モードになり、ゲーム前のあとはチーム分けしてゲームに参加することになる。

     ゲームは継続性を持たせるためレベル制を採用しており、レベルによって性能の良いキューが進呈され、厚みの調節能力、回転力、手ブレなどの補正能力などが徐々に高まっていく仕組み。対戦者のレベルは名前の隣に表示されているアイコンセットで表示されているのですぐわかるのだが、珍しいキューを使っているとちょっと格好いい。

     ちなみにレベルアップに必要なポイントは、ゲームをプレイしてスコアを稼ぐと得られる仕組みで、低レベルの際はあまり気にしなくて良いが、高レベルになってくるとスコアによってポイントが減算され、レベルダウンすることもあるようだ。

     5月に実装されたギルドシステムは、比較的システムサポートが充実していて、魅力的な内容となっている。一番の魅力は最大12人対戦ができるギルドvsギルドが可能になるところ。ひとつのセッションで、1対1の5セットマッチや、2対2の3セットマッチといった豊富なルールが設定できる。ギルドメンバーの成績はギルドランキングに反映され、上位20位以上のギルドは専用のチャンネルが与えられる特典がある。

     チャンネルは、RTSなどではお馴染みのシステムだが、同作においてはデフォルトでは「Carom Japan - 1」に接続される。20位以上のギルドには、ギルド名が付いた専用チャンネルが与えられるわけだ。機能的にはギルド専用のチャットロビー、感覚的には仲間だけでビリヤード店をひとつ貸し切りにするようなもので、励みになる魅力的なシステムといえる。現在ギルド数は92。我こそはというビリヤードファンはぜひ挑戦してみよう。

    (C) 2003 Broad Game. Inc/ NEOACT.Inc all rights reserved.

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    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月3日版~」


【6/2】

    【ラリーレースシミュレータ】
    「Colin McRae Rally 3」Playable Demo [121MB]
  • 開発元 Codemasters

     Codemastersのラリーレースシミュレータ最新作「Colin McRae Rally 3」のPlayable Demo。完成度は95%ということで、PC版の開発はほぼ終了した模様だ。シングルレース限定だが、日本を含む3コースも収録されており、このボリュームでこのファイルサイズは正直言って驚きだ。リプレイモードも完備で、何度も鑑賞して楽しめる。うるさ型のラリーファンもそうでない人も何はともあれまずは試してみよう。

     「Colin McRae Rally 3」は、ラリー系のシミュレータでは世界最高峰の知名度と販売実績を誇る「Colin McRae Rally」シリーズの最新作。ご存じのように「3」は、新開発のグラフィックエンジンを実装すると同時に、コンソール版の開発が先行して行なわれ、Xbox版とPS2版はすでに海外で発売されている。

     ちなみに、もともとPCゲームで人気を博したタイトルが、コンソールに移植される際の宿命である「ゲームのカジュアル化」は、当然同作にも適用されている。従って、同作に対して厳密な意味でのシミュレータ要素に期待していたユーザーの反応は必ずしも良くなかったりする。

     PCプラットフォームの最後の牙城といわれたヨーロッパで、コンソールのシェアが50%を超えた現在、カジュアル層をターゲットにしたコンソール版がメインになるのは時代の趨勢。ただ、今回のPC版では期待されたシミュレータ部分の強化は特に行なわれておらず、グラフィックオプションなどのPC固有のカスタマイズ要素を抜きにすれば原則ベタ移植になっている。

     といった点ではPC版は、日本だけでなく、海外でも多少辛口のレビューが載りそうな印象だ。ともあれ、ラリーレースとしてのシミュレート性に関しては、「3」は前作より劣っている。この事実だけは覆しようがなさそうだ。

     以上は世評だが、個人的な意見を言えば、大満足だったりする。クイックなハンドリング、ドリフトしやすい制動性。素人操作でも気軽にラリーレースが堪能できるところがいい。同作の魅力は、まずなんと言ってもレースゲーム分野では現行最高峰のグラフィック、世界中のラリーレースが堪能できるボリュームたっぷりのゲーム内容。そして、コースの作り込みの確かさ。個人的にはコースデザインの見事さに特に感心させられた。

     このDemoでは英国、日本、スウェーデンの3カ国をソロ走行することができるが、全体的にコース幅が狭くなり、その一方でコース長はググッと延び、総じてさらに実際のラリーっぽい雰囲気が味わえるようになっている。リプレイ映像では、車の挙動に従ってドライバーたちもがたがた揺れ、サスペンションが小刻みに動くなど、まさにテレビ中継そのもの。車内からの映像も、雨や雪を振り払うワイパーの表現が実に見事で、ラリーレースの臨場感たっぷりだ。

     「グランツーリスモ」的なごりごりのレースシミュレータを期待していたコアユーザーにはちょっと残念な出来かも知れないが、それでも視覚的、演出的な衝撃は大きいはず。肩の力を抜いて楽しみたい作品だ。

    (C) 2003 The Codemasters Software Company Limited ("Codemasters"). All rights reserved. "Codemasters"R and the Codemasters logo are registered trademarks owned by Codemasters. "colin mcrae rally 3.0 "is a trademark of Codemasters. "Colin McRae" is a trademark of Colin McRae. All Rights Reserved. "Colin McRae"and copyrights, trademarks, designs and images of car manufacturers and /or on car liveries featured in relation to the game, are being used under license. Developed by Codemasters and distributed exclusively under license by Imagineer Co. Ltd. This game is NOT licensed by or associated with the FIA or any related company.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~6月2日版~」


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