運営元 コナミ
6月3日より正式サービスが始まったコナミの「パワフルプロ野球オンライン」のVer.1.01クライアント。5月28日まで行なわれていたオープンβテストの成績データはすべてリセットされ、全員一からのスタートとなる。同クライアントは、正規のユーザーサポートが受けられる正式版だが、利用料等はいっさいかからない。気軽に試してみよう。
「パワフルプロ野球オンライン」は、2001年にWindows向けにリリースされた「パワフルプロ野球 オンライン対戦版」をベースにしたオンライン野球ゲーム。完全新バージョンというより仕切り直しの意味合いが強く、このため元「パワフルプロ野球 オンライン対戦版」にとっては、窓口がKonami OnlineからStar Onlineに変わっただけの機能限定版に過ぎないが、あの「パワプロ」がふたたびオンライン対戦できる喜びは大きい。
同社では今後も出会いリーグ、ホームラン競争、ペナントレースといった機能を追加していく方針としており、最終的には有料サービスへの移行もふまえて、しっかりしたサービスを提供していく模様だ。先述したように、前作の窓口だったKonami Onlineがなくなったため、今回はコナミ、ハドソン、ブロッコリーなどが共同で運営するオンラインゲームポータルサイトStar Onlineを介してコナミのゲームサーバーにアクセスする仕様となっている。
このためゲームをプレイするためには、ゲームクライアントとは別に、「スターターパック」と呼ばれるナビゲーターツール(約2MB)が必要となる。ナビゲーターは、現在のところ、ユーザー認証を行なう程度の基本的な機能しか要していないが、最終的には各社のオンラインゲームユーザーが利用できるチャットルームや掲示板などを完備するということだ。
ゲームのユーザー登録は、Star Onlineが代行する形を取っており、Star Onlineの公式サイトでユーザー登録をすればすべての登録は終了する。あとはユーザー認証を経てゲームサーバーにアクセスするだけだ。非常にスムーズな接続で好印象だが、その一方で「プライベートIPアドレスだと対戦申し込みができない」、「対戦中、接続が切れやすい」等などの不具合は前作のそれをそのまま受け継いでおり、有料化の前に抜本的な対策が必要だろう。
さて、同作で特徴的なのは、使用チームや選手データが従来の実名ではなく、完全オリジナルになっているところ。チームはレッドとブルーの2チームから選択可能で、各チームそれぞれ投手12名、野手18名の30名のオリジナル選手が登録されている。意外とパワーヒッターや万能型の選手が多く、打ち方のコツさえつかめれば、誰でも打高投低の乱打戦が楽しめる。個人的にはプライベートIPアドレス環境でプレイすることが多いので、この点だけは早急に何とかして欲しいところだ。
(C) 2003 Konami Computer Entertainment Osaka.
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