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■ ダイジェスト・ニュース


【4/30】

    【MMORPG】
    「ミュー ~奇蹟の大地~」プロモーションムービー [12~17MB]
  • 開発元 WebZen
  • 発売元 ゲームオン

     4月28日より日本語版を使ったαテスト「ミュー・プレミア・アルファ」を開始した「ミュー ~奇蹟の大地~」プロモーションムービー。すでに公式サイトではその模様をリアルタイムで確認できるライブカメラも設置されているが、ゲーム世界、カメラ視点ともに期待したほど動きがなく、まだまだ試運転の域を出ていない。その点、プロモーションムービーは、3分のムービーが5本という大ボリュームで、ハイレベル帯のプレイ映像をたっぷり鑑賞することができる。お勧めの内容だ。

     「ミュー ~奇蹟の大地~」は、韓国のデベロッパーWebZenが開発した、アクション指向の高いMMORPG。「Diablo」シリーズ同様のダイナミックかつスピーディーなゲーム展開と、ソロでもざくざくレベル上げのできるゲームデザインが受けて、アジア一帯で好評を博している。

     前述したようにムービーは全5本で構成されている。頭から順に「ロレンシア、風に吹かれて」、「レッドドラゴンの襲来」、「ノリアの美しき女神たち」、「失われた塔」、「名もなき死の砂漠」という題名が付けられている。

     いずれもパーティープレイシーンになっていて、ナイト、ウィザード、エルフなどジョブ個別の活躍シーンもたっぷり見られる。装備品は自前でキラキラ輝くものが多く、ムービー後半に登場するキャラクタは全身キンキラキン状態だ。なかでも「Diablo II」のアマゾンを彷彿とさせるエルフは、光り輝く羽をふわふわ動かしながら、これまた光り輝く弓で、派手な弓攻撃を仕掛けるため、非常に目立つ。一番人気は間違いなさそうなジョブだ。

     ムービーではそれぞれ異なるレベルで戦闘が行なわれる。5つ目のムービー「名もなき死の砂漠」では、ラスボス級のモンスターとの戦闘が行なわれたりして、まさに出し惜しみなしといった印象だが、序盤シーンも含め、レベルの作り込みが見事で、上空を真っ赤に焼けた流星が飛んだり、ガレキのかたまりで構成された竜が飛んでいたりなど、演出面も申し分ない。オープンβテストでは、多くの人が集まりそうな印象だ。

    (C) 2001-2003 WebZen All rights reserved.Lisenced to (C) 2003 Game On Co.,Ltd.

    ダウンロードはこちら(ゲームオン)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月30日版~」


【4/25】

    【MMORPG】
    「巨商伝 あきんどおんらいん」オープンβクライアント [289MB]
  • 開発/発売元 ガマニア・デジタル・エンターテインメント

     ガマニア・デジタル・エンターテインメントのMMORPG第2弾「巨商伝 あきんどおんらいん」のオープンβクライアント。オープンβテストは、同社の告知どおり本日の正午より開始されたものの、予想どおりアクセスが集中してダウンロードサーバーはもちろんのこと、ログインサーバー、ゲームサーバー、公式サイトも混み混みの状態。βテストは初期の混乱っぷりが楽しいのは事実だが、サーバーがダウンしてしまっては元も子もない。これからプレイする人は、比較的空いている日中に試すといいだろう。

     「巨商伝 あきんどおんらいん」は、プレーヤー全員が商人で、無数のライバルを相手にアジア最高の商人を目指していくという一風変わったMMORPG。ゲームデザインは2D MMORPG+2D RTSという感じで、グラフィック面での目新しさはないものの、100以上にも及ぶアジアの各都市で、金儲けの元ダネとなる数千種類の交易品がリアルタイムで相場が変わっていくあたりは、商人MMORPGの面目躍如たるところ。まずはじっくりスタートした都市を拠点に周囲を歩き回ってみるといいだろう。

     しかし、現時点ではサーバー、クライアントともにバグがいくつか見つかっているようで、快適なプレイというにはほど遠い状態となっている。実は昨日まで関係者やプレスを対象にしたクローズドβテストが実施されていたのだが、中国マップや音声、日本仕様イラストが追加されたのもつい近日の話。このオープンβテストで、正式サービスに向けて各種改良を施していくようだ。

     日本人でプレイした場合の序盤の簡単な展開を紹介しておくと、まず江戸のすぐ側にいる殿様NPC「光太夫」に話しかけて最初のクエストを受ける。厩橋付近に行くと侍NPC「新右衛門」が居て、彼に話しかけることでクエスト達成で支度金1,000両がもらえる。その後は、光太夫と侍の両方からクエストを受けることで自然にゲーム内容を理解できるようになっている。

     ただ、戦闘シーン時のサウンドエフェクトが「まだ良い物を見つけていない?」とか「今回は物を売ってお金に換えるはずだろう」とかまったく意味不明の日本語が使われていたり、ハンドルの隣に妙な数字が表示されていたり、サウンドのボリューム設定がゼロになっていたりなど、まだまだ作り込みが甘い印象だが、プレーヤーが全土に散って、交易関係がさかんになればおもしろくなるはず。今後のチューンナップに期待したい。

    (c)2003 GAMANIA DIGITAL ENTERTAINMENT CO LTD., All Rights Reserved.

    ダウンロードはこちら(ガマニア)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月25日版~」


【4/24】

    【アクションシューティング】
    「Return to Castle Wolfenstein: Enemy Territory」Map Test [101MB]
  • 開発元 Splash Damage
  • 発売元 Activision

     2001年度を代表するアクションシューティング「Return to Castle Wolfenstein」のオフィシャルアドオン「Return to Castle Wolfenstein: Enemy Territory」のMap Test。同作は昨年のE3での初公開から仕様が2転、3転したが、結局最終的にマルチプレイ専用のフリーアドオンとして公開されるようだ。今回は正式版ではなく、マップ1枚を使ったMap Testということで、通常のPlayable Demo同様に単体起動が可能。今月イチオシのアクションシューティングだ。

     「Return to Castle Wolfenstein」は、第二次世界大戦のドイツを舞台に、ナチスドイツの人体実験によって生み出された人造人間兵器を相手に孤軍奮闘を続けていく、という世にも珍しい猟奇系のアクションシューティング。グラフィックエンジンは「Quake III」エンジンを採用しており、当然マルチプレイモードも実装されていたが、猟奇系の要素を取り払ったオーソドックスな内容で、いまひとつ魅力に乏しかった。これを大幅に強化させる目的で開発されたのが「Enemy Territory」である。

     「Enemy Territory」の最大の特徴は、新しいゲームタイプ「Campaign」モードの実装により、マルチプレイに継続性を持たせているところ。マップは1つだが、セッションとしては3つに分割されており、それぞれバトルフィールドが異なっている。今回のMap Testは、このバランス調整を行なう目的で公開されたもので、ゲームタイプは「Campaign」固定となっている。

     Map Testに収録されているマップ「Fuel Damp」は、中央ヨーロッパに設置されたナチスドイツの巨大要塞を粉砕するという内容で、連合軍は戦車を軸に要塞の突破を目指し、ドイツ側は連合軍の架橋を阻止し、要塞への侵入を防いでいくことになる。兵科は、Soldier、Medic、Engineer、Field Ops、Covert Opsの5つ。それぞれ役割が明確に異なる。

     ゲーム画面はパッと見た限りにおいては、本編のマルチプレイ同様、「Medal of Honor」のようなオーソドックスなゲームデザインのような印象を受けるが、マルチプレイ専用のアドオンだけあって、キャンペーンを通じて常に激戦が味わえるようなゲームデザインになっている。全ホストとも満員で欠員が発生せず、なかなかゲームに参加できなかったのだが、実際にプレイしてみて、欠員の出ない理由がわかった。

     「Enemy Territory」の楽しさを決定づけているのは、両軍に細かく設定されたオブジェクトと、経験値システムにある。たとえば連合軍の最初のオブジェクトは、戦車が渡れるようにエンジニアを派遣して架橋を行なうことで、一方ドイツ軍はそれを阻止することがオブジェクトになっている。このため、開始直後から組織的な激戦が繰り広げられ、これが最後までずっと続く。

     また、敵を倒すと経験値がたまり、これがある一定の数値に達すると、キャラクタの能力が上がる仕組み。キャンペーンのステージを経るごとに全員経験値も高まっていき、やめるにやめられなくなってくる。実に吸引力のあるゲームデザインだ。連合軍、ドイツ軍の両方でプレイしてみたが、どちらも異なるゲームプレイが楽しめ、繰り返しプレイしたい気にさせられた。アクションファンはぜひプレイしてみよう。

    (C) 2002 Id Software, Inc. All Rights Reserved Site design & programming | Ignited Minds (C) 2001,2002 Activision, Inc. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Activision)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月24日版~」


【4/23】

    【オンラインおはじきゲーム】
    「ファイブマスターズ」オープンβクライアント [77MB]
  • 開発/発売元 ブロードゲーム

     MMORPG「アッピーオンライン」に続く、ブロードゲームのオンラインタイトル第2弾「ファイブマスターズ」のオープンβクライアント。4月21日からβテストが開始され、ゲームサーバーは早くもなかなかの賑わいを見せている。さっそくプレイしてみたので、インプレッションをご紹介しよう。

     「ファイブマスターズ」は、子供向けのオーソドックスな遊技「おはじき」をモチーフにしたオンラインゲーム。おはじきは、盤上のおはじきを相手より先に盤外にはじきとばせば勝ち、という実にプリミティブなゲームだが、「ファイブマスターズ」はそうしたゲーム性はそのままに大人でも楽しめる内容に仕上がっている。

     キャラクタを選んでサーバーに接続するとロビー画面になり、複数のルームが作られているのが見える。空きのあるルームは明るい色で表示されているのでひとめでわかる。ルームに入り、準備ボタンを押すと、いざゲームスタートとなる。クライアントの起動から1分以内でゲームに突入できる素早さがいい。

     遊び方は簡単で、相手より早く敵のコマを全滅させれば勝ちとなる。自軍のコマは3つ(レベルがあがると4つ)あり、順番が回ってくるとそのうちのひとつだけはじくことができる。はじくコマを左クリックで選択して、次に目標と正反対の方向にマウスドラッグ(つまり、はじく動作をする)し、最後にスペースバーでパワーを決めてはじき出す。

     見事敵のコマにヒットすると、敵のコマははじかれ、ダメージを受ける。はじかれた先が盤外(もしくは穴)だった場合はそのままアウトとなる。こうして順々にコマをはじいて、最後まで生き残ったユーザーが勝利となる。

     対戦は最小2人から最大8人まで可能で、人数が多いほど、運を含む不確定要素が多くなり、ゲームがおもしろくなる。同作は継続性を持たせるためにレベル制を採用しており、レベルの離れた相手との1対1の戦いは勝負にならない。しかし、多人数でのデスマッチやチーム戦では、マップが狭く感じるほど多くのコマが画面内にひしめき、押しくらまんじゅうのような感じで楽しめる。

     レベルは戦闘を経ることで上がり、その上がり方も比較的はやい。短時間でさくさく楽しめる良作だ。ぜひ一度試してみるといいだろう。

    (C) 2003 Broad Game, Inc./ Programbank Co,. Ltd. All Rights Reserved.

    ダウンロードはこちら(ブロードゲーム)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月23日版~」


【4/22】

    【オンライン人生SLG】
    「The Sims Online」Free Trial [1.2GB]
  • 開発元 Maxis
  • 発売元 Electronic Arts

     Electronic Artsのオンライン人生SLG「The Sims Online」のFree Trial版。例によってFileplanetの独占配布となっており、クライアントサイズは常識破りの1.2GB。プレイするためにはFileplanetの会員であり、かつクレジットカードの登録が必要(さらに付け加えると、セットアップ後に200MB相当のアップデートパッチもあたる)と、なかなか高いハードルが設定されているが、正規サーバーで2週間無料体験できるのは大きい。新機軸のMMOを試してみるいい機会だ。

     「The Sims Online」は、北米を代表するクリエイターのひとりウィル・ライトが手がけた初のMMOタイトル。「The Sims(邦題:「シム・ピープル」)」のシステムをそのままMMO化し、ひとサーバーあたり数千人が暮らす仮想世界の中で、自らの分身であるシム人を通して、仮想人生が堪能できる。

     今回のFree Triaでは、CD-ROMからクライアントをインストールするプロセスを除けば、すべて製品版と同じ環境でゲームを開始することができる。ただ、サーバーはすべて北米に設置されているので、日本時間の夜は現地の早朝にあたることから、サーバー内に人が少ないのが欠点といえる。

     「The Sims」はまずは土地付きの家を購入して、残金で設備を整え、それから仕事を探すというゲーム展開だったが、「The Sims Online」では、定住先を見つける必要すらなく、何をしても自由というところが、両者の根本的に異なるところ。

     土地に関しては、一等地を除けばいくらでもあまっており、いきなり一国一城の主になることも不可能ではないが、それだと屋内設備は3流品ばかりにならざるを得ず、生活の面での効率が悪いばかりか、魅力の低い家には誰も訪れてくれない。

     セオリーとしては、まずはユーザーのいる家に赴き、コミュニケーションを取り、フレンド、ルームメイトなどになり、設備を借用して仕事をするために必要なスキルを上げて、簡単な仕事をこなして少しずつお金を貯めていく。

     関係者以外立ち入り禁止の家も少なくないが、大方の家では、無料で食事を取れたり、楽しめる施設が用意されていたりして、ユーザーのいる家を一軒一軒巡っていくだけでけっこう楽しめる。仕事によっては複数の人員が必要なものもあり、その場合は急遽お手伝いを頼まれたりもして、お金を稼ぎつつ、楽しいコミュニケーションが図れる。

     北米では女性向けオンラインゲームという扱いで、世評は必ずしも高くないが、肩肘張らずにまったり遊べるオンラインゲームとしては最高水準の出来映えといえる。経験値稼ぎや敵の取り合いに疲れたMMOファンにお勧めしておきたい作品だ。

    (C) 2002 Electronic Arts Inc. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Fileplanet)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月22日版~」


【4/21】

    【アクションゲーム】
    「KAAN: Barbarian's Blade」Playable Demo [67MB]
  • 開発元 Eko Software
  • 発売元 Cryo Interactive Entertainment

     フランス生まれのアクションアドベンチャー「KAAN: Barbarian's Blade」のPlayable Demo。プレイステーション 2版からの移植で、内容もコンソール寄りのライトな作り。フル3Dだが、640×480ドット以上に上げても見栄えはほぼ変わらないところがやや痛い。キャラものアクションが好きな人は試してみるといいだろう。

     「KAAN: Barbarian's Blade」は、フランスのデベロッパーEko Softwareが手がけたアクションアドベンチャーゲーム。ゲームデザインは「ゼルダの伝説」的ノリで、攻撃、盾、構え、ジャンプ斬り、そして攻撃を重ねることで強力な一撃が放てたりする。

     Demoではタイトル画面やオープニングムービーなどもすべて飛ばされ、短いカットシーンを挟んでいきなりゲームがスタートする。フィールドを歩いていると突如として出現する剣士たちを倒しつつ、先へ先へと進んでいく。

     スペースバーによる通常攻撃は、回転切りのような仕様になっていて、包囲されても斬りまくるだけで突破できたりするところはやや腰砕けだが、転がり落ちてくる樽や針山などのトラップが至る所に仕掛けられており、アクションアドベンチャー的な楽しさはある。

     ちなみにDemoはプレイ時間が6分限定になっている。2レベル収録されているようだが、先を急いでも最初のステージの囚われの姫のところまでたどり着くのが精一杯だ。毎回消化不良になるのが残念だが、3人称視点のアクションが好きな人は試してみるといいだろう。

    (C) 2002 Eko Software.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月21日版~」


【4/18】

    【リアルタイムストラテジー】
    「World War II: Frontline Command」Playable Demo [135MB]
  • 開発元 The Bitmap Brothers
  • 発売元 KOCH Media

     英The Bitmap Brothersが開発した第二次世界大戦をモチーフにしたリアルタイムストラテジー「World War II: Frontline Command」のPlayable Demo。シングルプレイ1ステージ限定の内容だが、ステージの作り込みが見事で、WW II RTSの不朽の名作「Close Combat」シリーズを彷彿とさせるものがある。WW II好き、RTSファンはぜひトライだ。

     「World War II: Frontline Command」は、第二次世界大戦における米独戦を題材にしたリアルタイムストラテジー。'44年のノルマンディー上陸作戦以降の両軍の激突を描いている。グラフィックはフル3Dを採用しており、見た目上はアイドスが2月に発売した「パンツァークロウ 鋼鉄の英雄たち」(原題「Frontline Attack: War Over Europe」)に近いものがあるが、ゲーム性はずいぶん異なる。

     「パンツァークロウ」は、マップ描写に戦場的リアリティはなく、戦車複数台が平行移動できるような広い原野を舞台に、大戦車戦や空爆との連動による電撃戦などを堪能できるダイナミックなゲームデザインになっているのに対し、「World War II: Frontline Command」は、迫撃砲兵のわずかな火力を頼りに、地道に戦線の拡大を図っていくといったような戦場的リアリティを追求した内容になっており、街道沿いに軒を連ねる空き屋に籠もっての迎撃戦がおもしろい。

     こうした要素はすべて「Close Combat」シリーズで実現されていたことで、新鮮味という意味では若干弱いが、「World War II: Frontline Command」は、これをフル3D、フルインタラクティブ環境で実現しているところに凄みがある。大規模な戦車部隊を率いるときは視点をグッと引いて指揮し、歩兵同士の局地戦では逆に寄って指揮する。ズームインするとオブジェクトのテクスチャが細かくなり、戦場のリアリティもグッと上がる。実に的を射たつくりだ。

     Demoでは、オランダ北部の村からドイツ軍を駆逐し、奥にある工場を無傷で奪取するというもの。スタート直後は、司令官を含む大隊規模の歩兵部隊で、街の掃討処理を行ない、中盤以降はシャーマン戦車を主軸とした戦車大隊が到着し、ドイツ軍の戦車部隊と街路で戦車戦を繰り広げることになる。全体として難易度はそれほど高くないが、製品版を楽しみにさせるできばえ。マルチプレイの内容によっては大きく化けそうなRTSだ。

    (C) The Bitmap Brothers 2003. Licensed to KOCH Media Ltd.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月18日版~」


【4/17】

    【アクションゲーム】
    「Rosso Rabbit」Playable Demo [17.7MB]
  • 開発元 Joymania Development
  • 発売元 CDV Software Entertainment

     ドイツのデベロッパーJoymania Developmentが開発したエデュテイメント寄りのアクションゲーム「Rosso Rabbit」のPlayable Demo。主人公は果物かごを小脇に抱えた蝶ネクタイ姿のうさぎさんで、たんぽぽのタネが空中を絶えずふわふわ飛び回り、卵の化け物や巨大ニンジンが襲いかかったりなど、つくりはまさに子供向けだが、難易度はそれなりに高く、2ステージ目からゲームオーバーを連発してしまった。息抜きのつもりがいつのまにか根詰め作業に変貌してしまうような良質のアクションゲームだ。

     「Rosso Rabbit」は、うさぎを操作して、ステージ内の至る所に転がっている野菜を拾いながらゴールを目指していくというステージクリア型のアクションゲームだ。野菜は、通路沿いに落ちているニンジン、ちょっと難しいところに配置されてある赤カブ、そして「こんなの取れるかよ」という場所に1個だけ置いてあるレタスの3種類。これらをできるだけ多く回収し、素早くクリアするのが目的である。

     グラフィックはフル3Dを採用。野菜を採ったときの派手なパーティクルエフェクトが特徴的で、周囲を見渡すとレベルの隅々までくっきり見通せるあたり、公園のアスレチック施設で遊んでいるような錯覚に陥る。ステージは基本的に1本道だが、途中、道の果てにレタスがちょこんと置いてあるような寄り道ゾーンも数多く隠されている。

     インターフェイスは、移動とジャンプだけという非常にシンプルな内容になっており、滞空中に再度ジャンプボタンを押すと2段ジャンプになる。ステージには2段ジャンプを使わないとたどり着けない場所が数多く設定され、常に使うぐらいでちょうどいい。

     ステージの途中には、ふれただけで死亡する針山やつるつる滑る氷床のほか、モンスターがのしのし歩いており、2段ジャンプを駆使して進んでいく。このあたりの仕掛けは、まさにファミコン時代のアクションゲームレベルだが、奇抜なモンスターデザインと、爽快感を重視した絶妙なレベルデザインで、あまりシステムの古くささを感じずにプレイすることができる。

     というより、そもそも大の大人が全力で遊ぶゲームではない気もするが、難易度調整は大人寄りで、BGMも1曲限定ながら、さすがドイツと唸らされる豊潤なメロディラインが見事な出来映え。フル3Dながら比較的軽いプログラムなのでノートPCでも気軽に楽しめるだろう。

    (C) 2003 by CDV Software Entertainment AG

    ダウンロードはこちら(Gamers Hell)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月17日版~」


【4/16】

    【ガンシューティング】
    「Chicken Shoot」Playable Demo [31MB]
  • 開発/発売元 ZUXXEZ Entertainment

     ドイツのゲームメーカーZUXXEZ Entertainmentがオンライン販売しているガンシューティングゲーム「Chicken Shoot」のPlayable Demo。メニューの言語はドイツ語と英語のみだが、公式サイトで公開されているLanguage Packをインストールすることで、日本語を含め、さらに7カ国語に対応する。子供に遊ばせたいライトな作品だ。

     「Chicken Shoot」は、画面上に次々と飛来する鳥たちを、銃で撃っていくシンプルなガンシューティングゲーム。一見、セル画のようなアニメ風のグラフィックが特徴的で、飛来する鳥がアルファベットやひらがなの書かれた札を持っていれば、それだけでエデュテイメントソフトとして成立しそうな柔らかい雰囲気に満ちている。

     ゲームデザインはいたってシンプル。マウスで照準カーソルを操作して、書き割り風の背景の至る所から出現する鳥たちを左クリックでどんどん撃っていけばいい。右クリックが弾のリロードになっていて、マウスだけでプレイできる。

     画面奥にはときおり高速で飛ぶ小さな鳥や、書き割りからちょっとだけ顔を出す鳥などもおり、撃ちにくい対象ほど得られる得点が高くなる。ときには人畜無害の飛行船なども飛び、これを誤って撃つと減点となる。

     ちなみに鳥たちは、卵を投げつけて攻撃してくる。卵が到達する前にシュートすれば、これも得点になるが、間に合わないと綺麗に目玉焼き化した中身がべたりと画面に張り付き、減点となる。

     ちなみにこのゲーム、カーソルを画面端にやることでスクロールが可能で、卵はスクロールで避けることができる。中盤以降は4つも5つも投げてくるので、とても対処しきれない。たえずスクロールさせながら鳥を狙っていく戦法がお勧めだ。

    All rights reserved (C) 2002 ZUXXEZ Entertainment AG

    ダウンロードはこちら(Gamers Hell)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月16日版~」


【4/15】

    【アクションシューティング】
    「Postal 2」Playable Demo [224MB]
  • 開発元 Running With Scissors
  • 発売元 Whiptail Interactive

     Running With Scissorsの札付きバイオレンスアクション最新作「Postal 2」のPlayable Demo。前作は、バイオレンスゲームには比較的寛容な米国で発禁になったほどだが、そうした暴力表現の過激さは今作でも忠実に引き継がれている。肉厚のブラックジョークが理解(許容)できる人限定の作品だ。

     「Postal 2」は、与えられた使命を果たしていくミッションクリア型のアクションシューティング。当然のことながら使命を果たすためには手段を問わず、どういうことをやらかしても自分が死なない限り目的を達成できるというフリースタイルなゲームシステムにおもしろさがある。贅沢(!?)にも最新のUnrealエンジンを採用し、フル3Dグラフィックによるリアルな仮想世界を構築しているところも魅力のひとつだ。

     同作の本質的な“危なさ”は、犯罪を助長させるような仕掛けというかワナがシステムとしてどっぷり組み込まれているところで、たとえばこのDemoでは、ショッピングセンターでミルクを買い、スタート地点に戻るという内容だ。

     これは普通に目的地に向かって、ショッピングセンターの冷蔵棚のミルクを手にし、キャッシャーでお金を払ってスタート地点に戻れば、約1分でクリアできる。しかし、それではゲームとして少しもおもしろくないというわけだ。

     このゲームがユーザーに対して求めているのは、徹底して軽重あらゆるたぐいの犯罪を侵しまくり、酸味のきいたどす黒い快感を味わわせることだ。たとえば、道路沿いの家に不法侵入して、武器や銃器を盗み、住人の通報によって駆けつけた警官を間髪入れずに撃ち、通報した住人もまとめて撃ち抜く。銀行CDを見つけては蹴りを入れてお金を盗み、開かないドアを蹴り開けて、おびえる住人を撃って現金その他もろもろを奪う、などなど。

     繰り返すが、こういう行為を経なくても、ミッションは正常にクリアでき、ゲームとして成立する。しかし、FPSユーザーが、目の前にある銃を拾わず、使わないということはありえない。一般的なFPSのプレイスタイルでゲームを展開していくと、いつのまにか重犯罪を犯しまくってしまうところに同作の危なさがある。

     なお、街中には武装警官が歩いていて、銃器などを持ったまま歩いていると、いきなり銃撃されてしまう。ショッピングセンターでも、キャッシャーを通らずに出口に近くにいくと、突然シャッターが下ろされ、殺害対象にされてしまう。出口を見つけて血路を切り開くと怪しいくのいちが襲いかかってきて、いつのまにか普通のアクションシューティングになる。このように遊び方によっては「GTA」的楽しみ方(これもバイオレンスには違いないが)もあるようだ。要は遊び方次第のゲームという印象だ。

    (C) 1997-2003 RWS, Inc. All Rights Reserved.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)
    ※リンク先が間違えておりました。改めて訂正いたします。

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月15日版~」


【4/14】

    【アクションアドベンチャー】
    「Indiana Jones and the Emperor's Tomb」Playable Demo [224MB]
  • 開発元 The Collective
  • 発売元 LucasArts Entertainment

     「スターウォーズ」関連のゲーム化作品で名高いLucasArtsのもうひとつの顔である「インディ・ジョーンズ」シリーズ最新作「Indiana Jones and the Emperor's Tomb」のPlayable Demo。224MBと結構な大きさがあるが、これはボリュームたっぷりの3つのレベルが含まれているため。難易度調節が可能で、繰り返し楽しめる。今月イチオシのPlayable Demoだ。

     「Indiana Jones and the Emperor's Tomb」は、戦う考古学者インディ・ジョーンズの活躍を描いたアクションアドベンチャー。すでに北米ではXbox、PCで発売されており、6月にPS2版も予定されている。日本での発売のアナウンスはまだないものの、エレクトロニック・アーツあたりに期待したいところだ。

     ゲームは、3人称、1人称どちらの視点でもプレイ可能で、インターフェイスは、キーボード+マウスかゲームパッド。FPSライクなインターフェイスになっているので、必ずしもゲームパッド必須ではないが、同作は敵に包囲される形での格闘戦が多く、マウスによる視点操作では間に合わないことがある。このあたりはアナログスティックを持つコンソールゲームパッドに軍配が上がりそうな印象だ。

     デベロッパーのThe Collectiveは、Xbox版「Buffy the Vampire Slayer」(日本未発売)などを手がけてきたアクションアドベンチャーメーカーで、「Indiana Jones and the Emperor's Tomb」は「Buffy」で使用されたSlayerエンジンをブラッシュアップしたものを使用している。ライティングやシャドウ表現を含め、実に質感の高い3D世界を構築しており、ハリウッド映画さながらの重厚なBGMとも相まってぐいぐい世界に引き込んでくれる。

     同作の時代設定は、アクション映画の不朽の名作として知られる「インディ・ジョーンズ 失われた聖櫃」の少し前。年代にすると'35年で、ターゲットは伝説の黒真珠「龍の心臓」。ライバルはチャイナマフィア「黒龍団」、そしてナチスドイツ。これらと壮絶なバトルを繰り広げつつ、単身、香港を皮切りに、中国に乗り込むことになる。

     Demoでプレイできるのは、「魔宮の伝説」風の古墳を舞台にしたチュートリアルステージと、同作のヒロインMei Yingを救出するステージ、そしてゴンドラに乗り込んで、メッサーシュミットを相手に地対空戦を繰り広げるステージの3つ。

     ファーストステージでは、アイテムの拾い方から、ナイフ、ムチ、こぶしの使い方などひととおりの操作を学ぶことができる。盲点なのはムチを対象に巻き付けて遠くに飛び移る操作のときに「キーを押しっぱなしにする」ということで、これさえ押さえればラクにクリアできる。ラストはガンをもった2人組との格闘戦。重量感たっぷりのこぶしを2,3度振り上げたあたりで、メインテーマがたかだかと流れはじめ、雰囲気はまさにインディ・ジョーンズ。ちなみに難易度は2ステージ目がもっとも高く、3ステージ目は拍子抜けするほど簡単だ。

     余談だが、私はこのDemo、大満足だったのだが、調べてみると北米での評価は意外とからい。「やっぱ『Tomb Raider』待ちでしょ」的な臭いすらただよう。原因をつきつめて考えると「Teen」指定にありそうな感じだ。このゲーム、ナイフで刺そうが、銃で撃とうが、打撃音しかせず、一滴の血も吹きでない。「Grand Theft Auto III」のような「Mature」指定タイトルが正当以上に評価される北米では、こうした商業主義的妥協は許されないのだろう。しかし、日本的感覚で言えばそれほど違和感は感じない。ぜひ日本語版でたっぷりプレイしたいところだ。

    LucasArts, the LucasArts logo, Gold Guy, the Human Figure design logo and the LucasArts Twentieth Anniversary logo are all registered trademarks or trademarks of Lucasfilm Ltd. (C) 2003 Lucasfilm Entertainment Company Ltd. or Lucasfilm Ltd. & (R) or as indicated. All rights reserved

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    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月14日版~」


【4/11】

    【コンバットアクション】
    「Fighter Ace 日本語版」体験版 [41.2MB]
  • 開発元 PCCWジャパン
  • 発売元 メディアカイト

     メディアカイトが4月25日に発売するMMOタイプのフライトコンバットシム「Fighter Ace 日本語版」の体験版。体験版専用のアリーナが用意され、最大200機による同時対戦が楽しめる。操作を学ぶためのトレーニングモードも完備。ジョイスティックを準備して、さっそく試してみよう。

     「Fighter Ace 日本語版」は、多人数同時参加型のコンバットシミュレータ。実際のゲーム性はシミュレータというより、アクションとしての色彩が濃く、敵機に弾を命中させやすいように調整が加えられている。このため、高度をたっぷりととり、敵の背を付くように急降下し、一撃を加えるといった空戦の基本さえおさえれば、コンバットシム初心者でも、比較的簡単に敵機を撃墜することができる。

     この体験版では、自分以外はすべて敵という「フリーフォーオール」モードがプレイできる。アリーナのキャパシティは200人ほどということで、かなり大規模な空中戦が楽しめる。私がデモプレイしたときは30人ほどだったが、それでも一機に狙いを付けすぎて追いすぎたあまり、後ろからカモネギ式にまとめてやられてしまうようなケースもあり、常に油断できない展開がおもしろい。

     なお、この体験版では、現役稼働中の製品版(日本語版βテスト中)と差を付けるために、いろいろ制限が加えられている。まず、機体は日英独米ソとも各1機ずつ。日本は「三式戦闘機 飛燕」、アメリカは「ヘルキャット」、イギリスは「スピットファイア LF Mk.vb」、ドイツは「Bf-109F-4/B」、ソ連はヤコブレフ「Yak-3」。いずれも性能の高い名機揃いなので、好みで選べばいいだろう。

     ただ、同作は、最初に戦略マップ画面で、所属する陣営(国家)を決め、その後に戦闘準備画面で機体を選ぶという2段階方式になっているため、機体をチェンジしたい場合、いったん戦略マップ画面に戻らなければならないのが面倒くさい。体験版はFFAルール固定のアリーナでしか戦えないのだから、機体選択のプルダウンメニューに5機まとめてしまっても良かったのではないかという気がする。

     この点やや損しているが、体験版としてのボリュームは充分。撃墜、非撃墜を繰り返していくうちに「あともう1戦!」と、ついつい次の勝負にいどんでしまい、やめどころがみつからなくなってくる。なお、同作はキーボードでも楽しめるが、極力ジョイスティックでのプレイをお勧めしたい。これは片手で機銃掃射、機体操作、視点移動ができる、ということもあるが、愛機との一体感がずいぶんと違う。コンバットシムファンはもちろんだが、FPSファンにもお勧めしたい作品だ。

    (C) 2002-2003 PCCW Japan Group. All Rights Reserved.

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    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月11日版~」


【4/10】

    【NASCARシミュレータ】
    「NASCAR Racing 2003 Season」プロモーションムービー [53.5MB]
  • 開発元 Papyrus Racing
  • 発売元 イマジニア

     イマジニアが本日発売したレースシミュレータ「NASCAR Racing 2003 Season」のプロモーションムービー。同社のプロモーションムービーは常にクオリティが高いが、今回もまさにそのお手本とでもいえそうな迫力ある内容に仕上がっている。レースファンはぜひ一度見ておこう。

     「NASCAR Racing 2003 Season」は、レースゲームの老舗Papyrus Racingが手がけたNASCARシミュレータ最新作。同シリーズは、ゲーム性よりも徹底的にリアリティを追求しているため、NASCAR初心者にはその魅力がなかなか理解できないだろう。

     一例を挙げると、レースに登場するストックカーは700馬力以上のパワーを誇り、時速300キロ以上の超高速スピードで走行する。コースは楕円形で四方にゆるやかなバンクが設定されたオーバルコース。これをブレーキなしで何十周もしていくのである。

     ストックカーは、その暴れ馬のような馬力ゆえ相対的に足回りが貧弱で、わずかなハンドルさばきのミスが重大なトラブルを巻き起こす。横滑りしたと思ったときにはもはや制動は不可能で、そのまま壁に跳ね上げられてボディが2、3回転するような激しい転倒の仕方をする。ともかくも、他のレースゲームでは味わえないような緊張感の高いレース展開が同作の魅力といえる。

     このムービーはそうした荒々しいレース展開を絶妙なカメラワークで、パワフルかつダイナミックに伝えてくれる。このゲームの場合、いきなり体験版をプレイすることはあまりお勧めできない。まずはムービーから見てみるといいだろう。

    (C) 2003 Sierra Entertainment, Inc. All Right Reserved. Sierra and the Sierra Logo are trademarks of Sierra Entertainment, Inc. Vivendi Universal Games and the Vivendi Universal Games Logo are trademarks of Vivendi Universal Games, Inc. Papyrus and the Papyrus logo are trademarks of Papyrus Design Group, Inc. NASCAR(R) Racing 2003 Season is officially licensed by NASCAR(R). NASCAR(R) is a registered trademark of the National Association for Stock Car Auto Racing, Inc. Any other trademarks are the property of their respective owners.(c)2003 Imagineer Co., Ltd.

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    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月10日版~」


【4/9】

    【シューティング】
    「Air Strike 3D: Operation W.A.T.」Playable Demo [9.7MB]
  • 開発/発売元 Divo Games

     米Divo Gamesがオンライン販売している3Dシューティングゲーム「Air Strike 3D: Operation W.A.T.」のPlayable Demo。フル3Dのグラフィックエンジンによる派手な演出と、迫力のゲーム性が好印象。難易度を変えて何度でも楽しめ、ファイルサイズの割にはしっかり遊べる良質Demoだ。

     「Air Strike 3D: Operation W.A.T.」は、戦闘ヘリを操って、向かい来る敵を撃破しながら次のヘリポートまでたどり着くことを目的としたシューティングゲーム。操作は左右上下移動のみで、高度という概念はない。攻撃に関しても、機銃一本で対地対空の両方を一度に攻撃できる「1942(カプコン)」仕様になっていて、キーボードでも手軽に楽しむことができる。

     ゲームの展開は、敵ユニットを破壊したり、オブジェクトを破壊したりすることで出現する各種パワーアップアイテムで自機を強化しつつ、敵弾を絶えず避けつつ、先に進んでいくことになる。パワーアップは弾がダブル、トリプルは当然のこととして、ステージ終盤では5方向に撃てたりするようになる。一発ですべての地上オブジェクトを破壊しつくすような強力な爆弾も搭載できるなど、ゲーム性重視の爽快感たっぷりのつくりだ。

     敵の弾も比較的ゆっくり目で、一方向から来る場合、避けるのはそれほど難しくないが、自機は意外と大きいため、2方向3方向と同時に攻められると、被弾しまくることになる。基本は出現と同時に殲滅。自動スクロールになっているため、強いて前に出る必要はなく、後方で弾を撃ちまくっていればそれほど難しくはない。

     Demoではチュートリアルを含む3ステージがプレイできる。選択できるヘリは2機種。難易度はデフォルトではEasyになっているため、あっさりクリアできるはず。難易度設定はEasy、Normal、Hard、Nightmareの4段階があり、試しにNightmareモードでプレイしてみたらあっさりやられてしまった。なかなか遊びがいのあるDemoだ。

    (C) 2000-2003 DivoGames - All rights reserved.

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    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月9日版~」


【4/8】

    【クラブチーム経営SLG】
    「Championship Manager 4」Playable Demo [97MB]
  • 開発元 Sports Interactive Games
  • 発売元 Eidos Interactive

     いまやEidos一番の大黒柱と化した「Championship Manager」シリーズ最新作「Championship Manager 4」のPlayable Demo。前作「Season 02/03」はXboxオンリーになってヨーロッパのサッカーファンをがっかりさせたが、今作は再びプラットフォームをPCに移し、発売国かつサッカーの本場でもある英国では早くも大ヒットを記録しているようだ。相変わらず万人向けとは言い難いつくりだが、サッカーファンは試してみるといいだろう。

     「Championship Manager」シリーズは、データベース化された世界中のプロサッカーリーグの中からお好みのクラブチームを選択し、リーグ制覇を目指してチームをマネジメントしていくサッカークラブ運営シミュレータ。登録選手数は10万人を超え、登録リーグ数は40近くにものぼる。全欧、南米はもちろん、日本、韓国、中国なども含めたアジア諸国までをカバーしている。とにかくデータの固まりみたいなゲームだ。

     国名、リーグ名、チーム名、選手名などはすべて実名で、日本的感覚だと、その使用料は恐ろしい額に上っているのではないかと思ったりもするが、以前Eidosの担当プロデューサーに聞いたところ「電話帳みたいに全世界の選手をデータベース化したから、使用料はゼロだよ」という予想外の回答が返ってきて驚いた記憶がある。

     語弊を恐れずにいうと、確かに同作は電話帳を1ページずつ眺めてあれこれ想像して楽しむようなところがあり、大前提としてサッカーが好きで、かつテキストを触媒にして想像力をふくらませることができる人でなければ、おもしろさが理解できないだろう。ゲームとしてのつくりも、シミュレータとしてはやたらにぶっきらぼうで、「わかんなかったら遊ばなくていいよ」と、ユーザーを突き放してしまっているところがある。

     私自身もどちらかというと、突き放されてしまったタイプの人間だが、「Championship Manager 4」は充分楽しめた。これまではDOSゲームのような画面構成で遊びにくかったのだが、Xbox版の開発を経たことでインターフェイスも洗練され、特にマニュアルを読まなくてもぐいぐい遊び進めることができる。

     また、新要素「2D Pitch」モードもおもしろい。これまで同作は、試合展開を1分単位で、テキストで表示させていただけだったが、「2D Pitch」モードでは、実際のボールの動きを俯瞰図で鑑賞することができる。フィールドには背番号が書かれた赤と白のマークが表示され、それらが黄色いボールを追いかけていく。非常にシンプルな内容だが、実際の試合展開が見えるだけでも格段の進歩だ。若干動作がもたつくのが気になったが、サッカーファンにお勧めできるシミュレータだ。

    (C) Eidos Interactive Limited, 2002. Developed by Sports Interactive Limited. Published by Eidos Interactive Limited, 2002. Championship Manager is a registered trademark of Eidos Interactive Limited. All Rights Reserved.

    ダウンロードはこちら(Sports Interactive Games)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月8日版~」


【4/7】

    【MMORPG】
    「Lineage II: The Chaotic Chronicle」プロモーションムービー [97MB]
  • 開発/発売元 NC Soft

     韓国NC Softが現在クローズドβテストを行なっている人気シリーズ最新作「Lineage II: The Chaotic Chronicle」のプロモーションムービー。同作のオフィシャルな情報発信は、日本では昨年9月の東京ゲームショウ、韓国でも12月のKAMEX以来となるが、たっぷり待たせただけあって、その衝撃度も大きい。内容、見せ方とも抜群のムービーだ。

     「Lineage II: The Chaotic Chronicle」は、日本でも人気を博している「Lineage」の続編にあたるファンタジーMMORPG。グラフィックエンジンに最新のUnrealエンジンを採用し、前作とはうってかわりフル3D、フルインタラクティブ環境を実現している。

     アジア圏に親しみやすい柔らかい感じのグラフィック、パーティープレイに依存しないフリースタイルのゲームプレイ、「Lineage」をさらにパワーアップさせた攻城戦システム(大規模PvP)といった注目度の高い諸要素で、韓国では2003年度最大のタイトルとして期待が高まっている。日本や北米でも広く受け入れられそうな雰囲気だ。

     ムービーでは「Lineage」シリーズの魅力のコアといえる攻城戦シーンをたっぷり見ることができる。防衛側はエルフ、攻城側はダークエルフで、序盤はエルフ軍が有利に戦いを進めていったものの、戦いの中盤に鋭い角を生やしたモンスターに乗った騎馬軍の一隊が現れてからは、ダークエルフの一方的な展開となる。

     騎馬隊はエルフを次々に蹴散らして、そのまま門に向かって突進していく。やがて門は破壊され、騎馬の一隊は城内へなだれ込むようにして侵入していく。このあたりのアクションゲームと錯覚してしまうほどのスピード感は実に素晴らしい。3Dの強みを活かしたことで、「Lineage」シリーズの攻城戦はまたさらに深みを増した印象だ。

     さて、ムービーはこれでお終いではない。騎馬隊の侵入後、玉座前を守る女エルフがふと空を見上げる。カメラは、夕暮れの空を背景に髪を後ろに束ねた女騎士のアップに変わり、ゲームタイトルを挟んだ跡、それはドラゴンで移動中のシーンだとわかる。彼女は果たして城の防衛に間に合うのか……。ハリウッド映画のような作りのプロモーションムービーだ。

    (C) 1997-2003 NCSOFT All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(NC Soft)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月7日版~」


【4/4】

    【MMORPG】
    「巨商伝」プロモーションムービー [11MB]
  • 開発/発売元 ガマニア・デジタル・エンターテインメント

     4月下旬よりオープンβテストの開始が予定されているガマニアのMMORPG「巨商伝」のプロモーションムービー。長さは約3分で、同社が「MMOあきんどシミュレーションRPG」と呼称するユニークなゲーム性の一端をかいま見ることができる。βテスト参加希望者は一度見ておくといいだろう。

     「巨商伝」は、1590年代の東アジアをモチーフに、全プレーヤーが巨商を目指してしのぎを削るという、未だかつてないタイプのMMORPG。舞台は日本をはじめ、朝鮮、台湾、そして将来的には中国の実装も予定されている。

     国ごとに特性の異なるキャラクタが選択でき、そこで取れる特産品、交易品も違ってくる。おそらく日本で始めるプレーヤーがもっとも多くなりそうだが、人口の少ない朝鮮や台湾のほうが商機が見いだせるかも知れない。

     ムービーでは、移動シーンや商人との取引シーンなどがメインとなっていて、ときおり戦闘シーンやミニゲームのアルバイトシーンなども映し出される。同作の戦闘シーンは、多対多のリアルタイム制になっていて、そこだけ見るとまるでリアルタイムストラテジーのようだ。

     といってもフィールド上でいきなり斬り合いが始まるわけではなく、地方ごとに異なる専用のバトルフィールドを使って行なわれる。バトルフィールドへの移動は、フィールド上で敵と遭遇、もしくはこちらから攻撃を仕掛けることで、カウントダウンがはじまり、カウント0になった時点でその周囲にいるすべてのキャラクタ(通行人、敵など)がすべて戦闘に参加することになる。このあたりの模様はムービーでじっくり見ることができる。

    (c)2003 GAMANIA DIGITAL ENTERTAINMENT CO LTD., All Rights Reserved.

    ダウンロードはこちら(ガマニア)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月4日版~」


【4/3】

    【MMORPG】
    「眠らない大陸クロノス」プロモーションムービー [ストリーミング]
  • 開発元 Lizard Interactive
  • 発売元 ゲームオン

     本日ゲームオンから正式発表された新作MMORPG「眠らない大陸クロノス」プロモーションムービー。解像度が低いためテキストの内容までは判別できないものの、最新の日本語クライアントを用いて撮影されたもののようで、1~2分ほどのショートムービー4本で構成されている。

     ファイルサイズは未公開だが、いずれも数MB程度で、さくさく試聴することができる。これらをひととおり押さえることで、同作のだいたいのゲーム性を掴むことができる。MMOファンは見ておくといいだろう。

     4本のムービーは、それぞれテーマの異なる内容が取り上げられており、街の様子から、パーティープレイの模様、各職業の戦闘スタイルなどをじっくりと観察することができる。画面構成やキャラクタの動き、それからスキル使用時の派手なパーティクルエフェクトなどはどれも「Diablo II」を彷彿とさせ、ときおり挿入されるズームイン処理、回転処理などに「おっ」っと思わせる新鮮味がある。

     戦闘シーンで特徴的なのは、何より敵キャラクタの大きさ、そしてそれらの豊かなアニメーションで、大量の敵モンスターが一度に襲いかかってくる多対多の乱戦模様は、日頃多対1の戦闘に慣れたMMORPGファンにとっては一見の価値のある内容だろう。また、これこそが同作の魅力といえそうだ。

     プレーヤーが選択できる職業は、パラディン、バルキリー、マジシャン、ウォリアーの4職で、それぞれ異なるパッシブ/アクティブスキルを備え、レベルがあがるたびにお好みのスキルに磨きをかけていくことができる。いうまでもなく、このシステムは「Diablo」のそのものであり、率直に言って同作は、「Diablo」風のシステムを3D化し、かつMMO化したネットワークアクションRPGといえそうだ。

    (C)2003 Lizard Interactive Co., Ltd. All Rights Riserved
    (C)2002 GameOn Co., Ltd.

    ダウンロードはこちら(ゲームオン)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月3日版~」


【4/2】

    【リアルタイムストラテジー】
    「プレトリアン ガリア戦記」体験版 [50MB]
  • 開発元 Pyro Studios
  • 発売元 アイドス・インタラクティブ

     アイドス・インタラクティブが5月22日に発売を予定している3Dリアルタイムストラテジー「プレトリアン ガリア戦記」の体験版。本日、ついに公式サイトがオープンし、最新情報がドッと公開された。さっそく体験版の内容を紹介していこう。

     「プレトリアン ガリア戦記」は、ユリウス・カエサルの時代の古代ローマ帝国の興亡を描いた3Dリアルタイムストラテジー。開発は「Commandos」シリーズで知られるスペインのデベロッパーPyro Studiosで、そのこだわりの内容には海外でも高い評価を得ている。

     この体験版は昨年12月に欧米で公開された「Praetorians」のMultiplayer Demoを日本語化したもの。Playable Demoとしては2本目で、1本目に収録されていたチュートリアルステージを含むキャンペーンモードはプレイできない。この体験版でプレイできるのはCPUを相手にマルチプレイマップで対戦が楽しめるスカーミッシュモードと、TCP/IPを使ったマルチプレイ、そして汎用マッチングサーバーであるGameSpyを使ったマルチプレイの3モードだ。

     マップは1枚のみだが、3つの陣営とも選択可能で、最大参加人数はスカーミッシュでは4人まで、GameSpy等のオンライン対戦では8人まで対応しており、体験版ながらいきなりバリエーションたっぷりのマルチプレイを楽しむことができる。

     スカーミッシュの場合、CPUの難易度を設定し、陣営を定めることになるが、3度ほど遊んでみた限りでは、AIはかなり優秀な印象で、難易度にかかわらず真綿で首を絞めるような着実かつイヤらしい戦術で攻めてくる。万全の布陣で臨んだつもりが、戦場から一瞬目を離した隙に、全軍総崩れの状態となり、そのまま負けてしまうなど、他のRTSでありえないことが頻繁に起こり、おもしろくてたまらない。

     そうしたおもしろさを生み出しているのは、個性的なゲームシステムにあるが、今回の体験版ではチュートリアルステージが盛り込まれていないため、とっかかりが掴みにくいかもしれない。お勧めなのはスカーミッシュモードで、CPUをパートナーにしてチーム戦をプレイする方法。CPUの動きは実に手際が良く、パートナーの動きを見ているだけで、だいたいの進め方が理解できるはずだ。

    Praetorians (C) Pyro Studios S.L. 2003. Published by Eidos Interactive Limited 2003. Praetorians is a trademark of Pyro Studios 99 S.L. Eidos, Eidos Interactive and the Eidos Interactive logo are trademarks of the Eidos Group of companies. All Rights Reserved.

    ダウンロードはこちら(アイドス・インタラクティブ)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~4月2日版~」


【4/1】

    【シミュレーションRPG】
    「Fighter Ace 日本語版」プロモーションムービー [54MB]
  • 発売元 PCCWジャパン
  • 販売元 メディアカイト

     メディアカイトから4月25日に発売される多人数同時参加型のCFS「Fighter Ace 日本語版」のプロモーションムービー。この手のムービーとしては長大といっていい約5分ものボリュームがあり、全編サーバー上でのプレイ映像が収められている。見応え充分だ。

     よくこれだけの映像を集めたものだなあと感心していたら、実は逆で、「PRビデオ撮影会」として国内の現役プレーヤーたちを集め、そのプレイ映像を一気に収録したものらしい。このため、オンラインバトルの臨場感がこれ以上ないほどのなまなましさで浮き彫りにされており、CFSファンならずともプレイしてみたくなること必至だ。

     「Fighter Ace 日本語版」は、先のニュースでも紹介したように、第二次世界大戦におけるレシプロ機同士の空戦をオンラインで再現したMMOタイプのコンバットフライトシミュレータ。訓練的な内容を除けば、基本的にゲームはすべてサーバー上で展開され、サーバー上でのオンラインプレイに対して月額1,000円の課金が発生する。

     今回の日本語版は、「Fighter Ace」シリーズの最新バージョン「3.5」を日本語化したもので、パッケージには2カ月分の無料アクセス権が付属している。同作が他のMMOタイトルと異なる点は、すでにサーバー上に既存ユーザーが多数存在するというところだろう。

     これを「すでに腕自慢の熟練パイロットがいる」と考えると、初心者としては参加をためらわざるをえないところだが、「オンラインバトルのノウハウに通じた先輩がいる」と捉えれば、これほど頼りになる存在もないだろう。

     また、運営側のPCCWジャパンも約1年の運営を経て、イベント開催を始めとした豊富なノウハウを持っており、安心してサーバにアクセスできるという点もありがたい。こうした運営初期の不安要素がないことが日本語版の最大のメリットといえそうだ。

    (C) 2003 Jaleco Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

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