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~2003年8月~

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■ ダイジェスト・ニュース


【8/20】

    【アクションシューティング】
    「Conflict: Desert Storm II」Playable Demo [216MB]
  • 開発元 Pivotal Games
  • 発売元 Sales Curve Interactive

     Pivotal Gamesが9月に欧米でPS2、Xbox、GC、そしてPC向けに発売を予定しているアクションシューティング「Conflict: Desert Storm II」のPlayable Demo。Pivotal Gamesは2000年に誕生した英国のデベロッパーで、スタッフはいずれも経験者揃い。「Conflict: Desert Storm」と「The Great Escape」の開発で一躍名を挙げ、「Conflict: Desert Storm II」もヨーロッパ人のツボを突く佳作に仕上がっている。ともあれ、同社は、今後要注目メーカーのひとつといえそうだ。

     「Conflict: Desert Storm II」は、'91年の湾岸戦争における特殊部隊の市街戦を描いたアクションシューティング。このモチーフは前作とまったく同じであり、イラク戦争ではない時点で、個人的にやや腰砕けだったのだが、実際にプレイしてみると、さくさく遊べるライトなゲーム性で、ごりごりのFPSとは異なる、別ジャンルのアクションゲームとして評価できる作品ということがわかった。新設計のゲームエンジンも好印象を後押ししている。

     いきなり重箱の隅をつついてしまうと、インターフェイスがFPSのデファクトスタンダードではなかったり、ターゲットカーソルの動きが鈍かったり、オブジェクトによってテクスチャの解像度の差が激しかったり、爆発のパーティクルエフェクトも荒っぽかったりして、純粋にPCプラットフォームのアクションシューティングとして評価すると、高い点は付けられない。

     これらはおもにゲームエンジンがコンソールベースであることが大きなマイナス要因になっているわけだが、その一方で、一見リアル系でありながら、実はバリバリのゲーム性重視の軽快なゲームデザインが非常に新鮮で楽しい。これは「Tomb Raider」シリーズや「Time Splitter」シリーズなど、フル3D、フルインタラクティブの3人称視点のアクションシューティングをスタンダードとする英国ならではの作品といえる。

     シチュエーションは、英国のSASもしくは米国のデルタフォースのそれぞれ異なる能力を備えた4人のスペシャリストを操り、困難なミッションにチャレンジしていくというもの。基本的にこちらが常に兵力の上では少なく、いかにして群がり来る敵を一方的に殲滅するかがポイントとなる。

     行く手には、小銃を構えた歩兵だけでなく、装甲車や戦車なども出現し、たびたび全滅の危機にさらされる。しかし、こちらの兵装には余裕があり、弾丸も余るほど携帯しており、さらに手持ちのメディカルキットを使うとHPがほぼ全回復するという驚きのシステムを採用しているため、それなりに踏ん張れる。

     しかも、味方が死亡してもそれは瀕死状態で、メディカルキットを使うことで再び戦線に復帰させることができる。このため、たとえば現代戦車の戦車砲の直撃を食らって3人倒れても、1分後には4人がHPフルの状態に復活できる。この粘りに粘りまくるゲーム性が、やる気と緊張感を持続させ、ついつい熱中してしまうわけである。リアル系とはかけ離れたゲームだが、エンターテインメントとしては上質。アクションシューティングファンはまずは一度試してみるといいだろう。

    (C) 2003 SCi Games Ltd. All rights reserved. SCi Games is a subsidiary of SCi Entertainment Group PLC.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~8月20日版~」


【8/19】

    【アクションRPG】
    「イース VI -ナピシュテムの匣-」バイヤーズガイドムービー [36.3MB]
  • 開発/発売元 日本ファルコム

     日本ファルコムが9月27日に発売を予定している「イース」シリーズ最新作「イース VI -ナピシュテムの匣-」のバイヤーズガイドムービー。その名の通り、受注促進のために販売店向けにつくられたものだが、一般店頭ではそのクオリティの高さからしっかりプロモーションムービーとして流され始めているという。実際、エンドユーザーが見ても、思わず心をわしづかみにされる腕力抜群の内容に仕上がっている。同社の本気がよく伝わってくるムービーだ。

     ムービーの長さは2分43秒。前半は「イース VI」のプレイ映像で、後半は初回限定特典の「イース大全集」および予約特典の「イース Special Collection」の映像が収められている。

     前半部分では、ファルコムお得意のポップンロール調の新曲をBGMにアドルの小気味よい痛快アクションがたっぷり堪能できる。フル3Dで表現された新しいイース世界や、サウンドも見応え聞き応えたっぷりだが、何よりアドルの溌剌としたアニメーションに驚かされる。

     突き払いといった通常攻撃に加えて、ジャンプ斬り、回転斬り、それから炎や稲妻、竜巻などののエフェクトを出して攻撃する魔法剣のような演出も見られる。さらに、今回はシールドガードも導入されているようで、ボスキャラの炎攻撃を盾で防ぐシーンも見られる。細かくノックバックするなど芸も細かく、細部まで良く作り込まれている。毎作恒例のイベントアニメもわずか数秒だが見ることができる。相変わらずクオリティが高く、通しで見られる日を楽しみにさせてくれる出来映えだ。

     後半では、「イース II」のオープニングテーマ「To Make The End of Battle」のライブバージョンをBGMに、「イース」シリーズのプレイ映像をダイジェストで見ることができる。途中、「イース Special Collection」のアニメ映像やライブ映像もカットインされ、最後まで高いテンションが維持される。これを見てしまうと、2つの特典を是が非でもゲットしてしまいたくなる。思わず繰り返し見てしまう質の高いムービーだ。

    (C) 2003 Nihon Falcom Corp. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Impress)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~8月19日版~」


【8/18】

    【MMORPG】
    「コスモぐらし~オンライン的野菜生活~」体験版 [190MB]
  • 開発/発売元 スクウェア・エニックス

     スクウェア・エニックスの物作り系MMO「コスモぐらし」の体験版。残念ながら製品版へのデータの引き継ぎには対応していないが、正規ユーザーに混じってゲームの雰囲気を味わえるの大きい。体験期間も15日間と長めに設定されている。PCゲーム初心者でもプレイできるライトな作りなので気軽に試してみるといいだろう。

     「コスモぐらし」は、'98年にエニックスがプレイステーション向けに発売した作物育成SLG「アストロノーカ」をベースにしたオンラインゲーム。宇宙農家を示す造語「アストロノーカ」のほうがよくニュアンスを伝えている気がするが、ゲーム内容は似通ったものになっている。

     基本的なゲーム内容は、買った土地に作物のタネを植えて、実った作物を収穫する。それを売ったり、合成して別のアイテムを作ったりして、ずんずん拡大再生産していくという平和なゲームである。タネを植えてから、作物が実るまでのサイクルがわずか数分と短く、短時間で農家的魅力を堪能できるところがウリといえる。

     儲けたお金で、合成マシーンを買ったり、家を建てたり、家のインテリアを揃えたり、箱庭的楽しみもある。街の周囲にはユーザーが自由に購入できる土地が用意されており、持ち主が不在でも中を自由に覗くことができる。庭には家畜がいたり、珍しいアイテムが置かれていたりして、住宅街を歩くだけでもそれなりに楽しめる。このあたりは、EAの「The Sims Online」のスタイルに近い。

     ただ、体験版では、採取コマンドが利用できない。このため、水をくんだり、草花を採取したりといった基本的な行動すら行なえず、結果、序盤の資金繰りが非常に厳しいものになっている。製品版へのデータ引き継ぎを不可にするなら、この程度のコマンドは実装したままでも良かったように思う。これでは初心者は手詰まりになってしまうだろう。チュートリアルを兼ねたアルバイトクエストのようなものがあってもいいのではないだろうか。

    (C) 2003 MuuMuu CO., LTD./MicroVision Inc./Community Engine Inc./SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. (C) 2003, Xiph.Org Foundation

    ダウンロードはこちら(スクウェア・エニックス)

    ダウンロードはこちら(Impress)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~8月18日版~」


【8/12】

    【アクションシューティング】
    「XIII」Playable Demo [80MB]
  • 開発/発売元 Ubi Soft

     全編トゥーンレンダリングを採用したフランス生まれの異色FPS「XIII(サーティーン)」のPlayable Demo。「Splinter Cell」に続く、PS2、Xbox、GC、PCのマルチプラットフォームタイトルで、ようやく今年9月に発売される運びとなった。ずいぶん発売が遅れてしまった印象があるが、通例こうなってしまうと、「その他大勢」に分類され、市場的価値は激減してしまう。が、実際にプレイしてみたところ、なかなかどうして圧倒的な吸引力を備えた作品に仕上がっていた。「Far Cry」に並ぶ本年度の代表作となりそうな傑作だ。

     「XIII」は、フランスの同名漫画をそのままのテイストでゲーム化したアクションシューティング。同社は、このマルチプレイ全盛の現代において、シングルプレイ重視FPSでも、作り込み次第によっては十分商業的成功を収めうるというという事実を「Splinter Cell」において鮮やかに実証して見せたが、今度は漫画をモチーフにFPS仕立てでオリジナルストーリーを展開させるというさらに大胆な試みに挑戦するわけである。

     ちなみに、原作を知らなくてもまったく問題なく楽しめる。主人公は、記憶喪失の男性で、既知の情報は、XIIIと彫られた入れ墨と持っていた銀行の鍵だけ。グラフィックは、キャラクタからオブジェクトまですべてカートゥーン処理が施され、イベント時は動くアメコミを見ているような錯覚に陥る。最初はやや違和感を覚えるが、間もなくそのオリジナリティ抜群の世界観に魅了されてしまう。

     これはゲームエンジンに新世代Unrealエンジンを採用しているところもあるが、丁寧に作られたレベルエディットによるところが大きい。また、ビジュアルはカートゥーン処理のため地味で大味に映るが、蒸気や爆発のエフェクトはしっかりしており、影もリアルタイムで処理されている。敵を一撃で倒すと連続カットで死亡シーンを表現するといった具合に「ゴルゴ13」を彷彿とさせる劇画手法も随所に取り入れるなど、演出面も抜群にうまい。同作は、トゥーンレンダリングをパフォーマンス維持のための方便ではなく、3D表現の一手法として本格的に取り組んだ初のケースだろう。今後この技法は、同作がリファレンスになりそうだ。

     さて、基本的なゲームスタイルは、「Splinter Cell」や「No One Lives Forever」シリーズでお馴染みの謎解き要素のあるアクションアドベンチャーといった感じで、銃撃戦が必須であり、スニーク要素はほぼ皆無というところがこれらとの違いといえる。つまり、向かい来る敵を倒しながら、各エリアの隅々を歩き回ればなんとかなるというわかりやすいデザインというわけだが、銃撃戦は意外とシビアで、特定のアイテムを駆使して切り抜けるケースも多い。数回プレイしてみた限りでは、「子供向け」と書いたE3のインプレッションは明らかに誤りで、バリバリにコアゲーマー向けの作品だ。

     Demoでは、プロローグシーンと単身米軍基地に乗り込む2つのステージがプレイできる。プロローグシーンでは、いきなり敵に襲われるシーンから始まり、丸腰の状態からいかにして危機を脱するかを試される。冷静になればそれほど難しいケースではないが、戦闘ヘリが銃撃を仕掛けてきたり、山影から狙撃してきたりなど、プレーヤーの度肝を抜く演出が目白押し。2つ目のステージは、多数の重武装の米兵と熾烈な銃撃戦を繰り広げる。謎を解く楽しみ、未知のエリアを探索する楽しみが存分に味わえる。難易度は高めだが、これぐらいがおもしろい。個人的には「Splinter Cell」以来と言っていい傑作FPSだ。

    (C) 2003 Ubi Soft Entertainment. All Rights Reserved. Ubi Soft and the Ubi Soft logo are trademarks of Ubi Soft Entertainment in the U.S. and/or other countries. (C) Van Hamme - Vance / Dargaud Benelux (DARGAUD-LOMBARD S.A.) 2000 DARGAUD.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~8月12日版~」


【8/11】

    【アクションシューティング】
    「Battlefield 1942 Secret Weapons of WWII」Playable Demo [164MB]
  • 開発/発売元 Electronic Arts

     昨年度を代表するアクションシューティングの快作「Battlefield 1942」の最新拡張データディスク「Battlefield 1942 Secret Weapons of WWII」Playable Demo。シングル、マルチともに完備で、内蔵のサーバーブラウザでさくっと対戦に参加できる。EAは「Medal of Honor: Allied Assault」以来、Playable Demoの内容がうまくなっている。8月といわずこの夏イチオシのDemoだ。

     「Battlefield 1942」は、マルチプレイを主体とした明快なゲームデザインと、おもしろければなんでもありと言わんばかりの自由度の高いゲームシステムをウリにしたアクションシューティング。その魅力は基本的に32名以上の団体戦にあり、大規模な乱戦を気軽に楽しめる一方で、統制のとれた戦術を駆使することで少数で勝利を収めることができるなど、FPS初級者から上級者までまんべんなく楽しめる佳作である。

     「Battlefield 1942: Secret Weapons of WWII」は、“第二次世界大戦末期の次世代兵器を揃えてみました”というこれまた非常に明快なアドオン。マップに降り立ってみると、戦史好きには垂涎(?)のドイツの最終兵器ロケット戦闘機ナッターなどが置いてあり、Eキーで搭乗すると、ロケットが点火して発射台をすべって空に放り出される。

     飛行訓練も受けてなければ、インターフェイスすら良くわかっていないわけだが、それでもどうにかマウス操作を駆使して、なんとか高度を維持する。ロケット推進のため、ものの10秒しないうちにマップの端から端まで飛行してしまってまるで戦いにならないわけだが、ジェットコースターにでも乗せられた気分で、非常に楽しい。予想どおりこれに乗りたがるユーザーは多いようで、発射台の前には常に待ち行列が出来ていたりする。

     かと思えば、ドイツが誇る対空戦車ヴィルヴェルヴィントが戦車と一緒に置いてあるから困ってしまう。こうなると試乗せざるを得ず、空には高々度をネズミのように飛び回るジェット戦闘機XF-85ゴブリンしか飛行しておらず、飛行速度が速すぎてまるで当たらないのだが、見事なモデリングのヴィルヴェルヴィントが派手なサウンドエフェクトと共に激しく対空戦闘をする姿は非常に格好いい。といった具合に、同作は実に見事なクオリティで、乗り物に乗る楽しさを実現している。

     DemoではオランダにあるV2ロケット基地「Hellendoorn」でマルチプレイを楽しめる。 川がドーナツ上に配置され、外側から全軍で内側中央の山頂のフラグを目掛けて侵攻していくというマップで、坂の途中で大規模な戦闘が起こりやすく、また、水陸両用車などを使った機動力重視のゲリラ戦も起こりやすいという、戦うたびに展開の異なるマップだ。

     対戦末期のステージにもかかわらず、毎回ドイツ軍がおせおせ状態になるが、同マップのバランス調整はこれから行なう模様なので、製品版では細かい部分に変更が出そうだ。兵科は両軍とも、Scout、Assault、Anti-Tank、Engineer、Medicの5種類で、全部ではないようだが、戦争末期というシチュエーション変化に伴い、装備が一新している。どの兵科もそれぞれ個性的で楽しいので、ひととおりプレイしてみるといいだろう。

    (C)2003 Electronic Arts Inc. All Rights Reserved.

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    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~8月11日版~」


【8/8】

    【オンラインヤンクゲーム】
    「疾走、ヤンキー魂。」オープンβクライアント [350MB]
  • 開発/発売元 スクウェア・エニックス

     スクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏の「オープンβついに開始です。実は、密かな自信作です。全く新たな分野、突き抜けた世界観? 楽しんでください。夜露死苦。」という、異例の夜露死苦コメントと共にスタートした「疾走、ヤンキー魂。」オープンβテスト。さっそくプレイしてみたので、インプレッションをお届けしておきたい。

     オープンβの最大の目玉は、学園ライフの充実ということで、サーバーにログインすると、まず最初に学校に行って学科を選んでくるようにせかされる。学校に入ると、広々とした廊下マップに移動し、普通科から順番に、デザイン科、商業科、工業科、体育会系科の教室が並んでいる。

     選んだ学科によってキャラクタのパラメータやスキルなどに差が出てくるようだが、具体的な内容はある程度シナリオを進めなければわからないようだ。また、学科を決めてもすぐ授業が始まるわけでなく、どうやらここに定期的に通うことで学科別のクエストを受けることができるようだ。

     なお、校内にあるプールにもいけるようになっている。水槽内は特攻服など通常着では入ることができず、いったん更衣所で水着に着替える必要がある。水着は、校内に売店がないため、街のショップで購入する必要がある。ちなみにヤンキー(男)で、女子更衣室に入ろうとすると先生に怒られる。

     水着を買うには男気が必要というわけで、序盤は親友ゆうじの案内に従い、自転車をキコキコ漕いで総男気を稼ぐことになる。DEMO版に比べて、レベルアップに必要な距離は短くなっていて、各所に点在するNPCにひととおり話しかけていくだけでレベル2になれる。

     なお、デフォルト設定ではフォーメンションバトルは「有り」の状態になっているが、オープンβではエンカウント率が上がっているようで、このままだとひっきりなしに戦闘になる。バトルに勝利すると総男気ポイントが一気に稼げるので、レベルアップの近道になるが、フォーメーションやバトル技が限られる序盤ではほとんど勝てない。序盤はバトルは「無し」にして素直にキコキコしたほうがいいだろう。

     サーバー(ワールド)の数は15も用意されているため、初日にもかかわらずそれほど混み合っている印象はない。マップ切り替え時に若干もたつきが感じられるが、全体としては予想したほど重くもなく、比較的快適にプレイすることができた(今後どうなるかは補償の限りではないが)。細かいところでは、移動時の引っかかりが緩和されていて、移動しやすくなっている。今なら無料で試せるので、和田社長肝いりのMMOをぜひ一度体験してみよう。

    (C)2003 ATELIER DOUBLE Inc./Community Engine Inc. /SQUARE ENIX CO., LTD.All Rights Reserved.

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    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~8月8日版~」


【8/7】

    【都市育成シミュレーション】
    「SimCity 4: Rush Hour」Promotion Movie [17.2MB]
  • 開発元 Maxis
  • 発売元 Electronic Arts

     つい先週、エレクトロニック・アーツから日本語版の取り扱いが正式発表された「SimCity 4: Rush Hour」のプロモーションムービー。開発元であるMaxisは、基本的に新作のPlayable Demoは作らず、そのかわりにクオリティの高いデモムービーをこしらえては定期的に公開するという独自のプロモーション展開を行なうメーカーとして知られている。今回の公開されたムービーは約1分ほどの短い映像だが、例によって見どころ盛りだくさんの内容だ。

     「SimCity 4: Rush Hour」は、「SimCity 4」に新たな内容を追加するアドオンソフト。その内容は、サブタイトルが示すように乗り物関連の要素を充実させ、しかもプレーヤー自ら操作できるという、ゲーム性そのものを一変させるような大胆な内容を盛り込んでいる。

     映像では、「SimCity 4: Rush Hour」で追加される新しい乗り物による新しいゲーム性の一端を覗くことができる。プレスリリースに目を通した時点では、「自分で作った街を車で自由に走れるアドオンソフト」という程度に捉えていたが、実際にはそんな程度ではなく、本編とはまったくゲーム性の異なる新しいゲームを楽しむことができる。映像を見ていると、最初からこの乗り物システムはあらかじめ構想のひとつに組み込まれていたということがよくわかる。

     乗り物の種類だけでも自動車、消防車、パトカー、ヘリ、電車、飛行機、船と実にバリエーション豊富で、また単に操作できるだけでなく、たとえば戦車などは建物に向けて戦車砲をぶっ放したり、消防車で消防任務に携わったりといったアクションが可能になっている。

     乗り物は、「SimCity 4」世界においてほぼ実寸で再現されているだけでなく、しっかり物理エンジンを搭載されており、他の乗り物や建物にぶつかると、玉突き事故になって大渋滞が発生したり、建物が破壊されたりなど、都市に対して多大な影響を及ぼすことができる。現時点では視界をズームアウトした状態でも操作は可能なのか、一時的にコンピュータ操作させることは可能なのかどうか、いくつか気になる部分は残っているが、非常に楽しみなアドオンソフトといえる。「SimCity」ユーザーは一度見ておくといいだろう。

    (C) 2003 Electronic Arts Inc. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~8月7日版~」


【8/6】

    【アクションシューティング】
    「Aquanox 2: Revelation」Playable Demo [265MB]
  • 開発元 Massive Development
  • 発売元 JoWooD Productions

     NVIDIA Ge Force 3のテクノロジーデモとして、クオリティの高い3Dグラフィックで一世を風靡したドイツ産アクションシューティング「Aquanox」の続編「Aquanox 2: Revelation」のPlayable Demo。ドイツ語版はすでに発売済みだが、今回のDemoは年内発売予定の英語版がベースになっている。2年ぶりの新作ということでグラフィックエンジンも一新され、ストーリー性も充実、さらにゲームとしての完成度が増している。JoWooDが満を持して世界に放つ大作アクションシューティングだ。

     「Aquanox 2: Revelation」は、陸地のすべてが水没した27世紀の未来世界を舞台にしたアクションシューティング。プレーヤーは潜水艦乗りとして、要人の護衛や敵対組織の撃退など、さまざまな任務に携わっていくことになる。

     舞台設定は前作とほぼ同じようだが、今回の主人公はWilliam Drakeと呼ばれる若い貨物輸送パイロットに変わっている。キャンペーンモードでは、水中都市の内部から始まり、そこに済む人々の暮らしぶりを眺めつつ、特定の人物を訪ねて話を聞いたりしてストーリーを進めていく。こうした水中都市での生活感の表現は前作では見られなかった要素で、感覚的には宇宙世界をモチーフにした「Freelancer」の水中版といっていい。

     ただ、グラフィックに関しては、「Freelancer」を完全に過去のものにしてしまうほどのポテンシャルを誇る。そもそも、海底が見えて、太陽光が届く水中世界をフル3Dで再現し、その上で水中アクションを実現するという試み自体がとてつもない偉業だが、「Aquanox 2: Revelation」では、海底には細かく起伏を設け、海草や藻のたぐいを丁寧に配置し、さらに波の影響を受けて自在に変化する陽光をリアルタイムで描いている。PCに高負荷をかけるゲームという点では、現行最高峰の作品のひとつといえるだろう。

     Demoでは、キャンペーンモードが1ステージと、インスタントアクションが2ステージプレイできる。キャンペーンではシップ装備のカスタマイズが可能だが、インスタントアクションではテキストで内容が提示され、シップに搭乗した状態からゲームがスタートする。シップはそれぞれ兵装や機動力が異なるので、順番にひとつずつ挑戦していくといいだろう。なお、ゲームの難易度はすこぶる高い。まずはEasyあたりから初めて見ることをお勧めしておきたい。

    Copyright 2002 Massive Development GmbH

    ダウンロードはこちら(Gamers Hell)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~8月6日版~」


【8/5】

    【スポーツアクション】
    「Tony Hawk's Pro Skater 4」Playable Demo [132MB]
  • 開発元 Neversoft Entertainment
  • 発売元 Activision

     Activisionの「Tony Hawk's」シリーズ最新作「Tony Hawk's Pro Skater 4」のPlayable Demo。同作は初代からマルチプラットフォーム展開を行なってきた人気シリーズ。PC版は今回もコンソール版がベースになっているようだが、開発はNeversoft Entertainmentが引き続き担当しており、北米で年内の発売が予定されている。相変わらずしっかり遊ばせてくれる佳作だ。

     「Tony Hawk's Pro Skater 4」は、Tony Hawkをはじめとした実在のプロスケーターを操り、スケートボードを使ったさまざまなアクションを楽しめるスポーツアクションゲーム。滞空中に各種アクションボタンを組み合わせることで、さまざまな「トリック」が繰り出せ、これをタイミング良く繰り返すことで「コンボ」となり、高得点を稼ぐことができる。  こうした基本的なゲームデザインは、初代「Tony Hawk's Pro Skater」からほとんど変わっていないが、ダブルミリオンは確実と言われるほど北米ユーザーに愛され、毎作ごとに高い評価を受ける理由は、公園や工場といった広大なエリアをステージとして丸ごと再現し、その個性的なステージ内で、自由自在にトリックを試せるところにある。

     ステージの作りは基本的に現実世界そのままで、自由気ままにボードを滑らせつつ、どこを足場にトリックを展開し、コンボを繰り出せるかを考えていく過程がおもしろくてたまらない。米国ならではのダイナミックな作品といえる。

     Demoでは、大学のキャンパス周辺を舞台にした「College」を舞台に、キャリアモードがプレイできる。今回のキャリアモードは、定評の高かった前作よりさらに自由度が増しており、プレーヤーが任意で受けるミッションを選択することができる。内容も「制限時間内に3万点を獲得」、「ステージ内に浮かぶ文字を集める」といった前作からお馴染みの内容から、任意の人物を捕まえたり、お金を集めたりなど、テクニックだけでなく、頭を使わせる内容のものも多く、かなり楽しめる。

     前述したようにグラフィックはコンソール版をそっくりそのまま移植しているようで、まずまず及第といったレベルだが、前方に常にフォグが発生するようになっているため、1枚テクスチャで処理された遠景にひどい違和感を感じた前作のようながっかり感はない。インターフェイスはキーボード、ゲームパッドの両方に対応しているが、ゲームパッドがお勧め。連続してトリックをするうちに激しく3D酔いしてしまうのが玉に瑕だが、しっかり練り込まれたいいゲームだ。

    (C) 2003 ACTIVISION ALL RIGHTS RESERVED.

    ダウンロードはこちら(AusGamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~8月5日版~」


【8/4】

    【アクションシューティング】
    「TRON 2.0」Playable Demo [202MB]
  • 開発元 Monolith Productions
  • 発売元 Disney Interactive

     Disney Interactive久々の新作となる「TRON 2.0」のPlayable Demo。同作は、'82年に公開された同名のSFCG映画世界を、最新の3Dテクノロジーで甦らせた作品として、発表時点から高い注目を集めていたタイトルだが、8月26日に北米でいよいよ発売となる。グラフィックエンジンも「No One Lives Forever 2」で高い評価を受けたLithtech Jupiterエンジンの最新バージョンが使用されている。今月イチオシのアクションシューティングだ。

     「TRON 2.0」は、ENCOMの若きコンピュータエンジニアのJet Bradleyとなり、さまざまな謎を解いていくアクションアドベンチャー。ユニークなのは、ゲームの舞台が、「Ma3a」なるコンピュータの内部、つまりデジタル世界になっているところ。しかもそれが'82年当時の表現になっているところがおもしろい。「アニマトリックス」を見た後だとなおさらスタイルに違いが感じられて興味深い。

     ゲーム視点は一人称視点固定で、「ディスク」と呼ばれる円形の武器を使って、敵を倒していく。ディスクは投げるだけでなく、盾にしたり、直接殴りつけたりといった使い方も可能。投げたディスクは、壁を跳ね返って戻ってくるが、投げた位置によっては、戻ってくるまでにとてつもなく時間が掛かったりして、このあたりに戦術性が感じられる。

     Demoでは、シングルプレイとマルチプレイが楽しめる。シングルプレイでは短いチュートリアルステージをクリアすると、Demoステージがスタートする。ステージの途中にはさまざな効果があるパワーアップカプセルが浮遊しており、これを逃さずアクセスすることでJetを強化することができる。

     F1キーを押すと「Vaporware」画面に移行でき、ここでメモリの空きスロットにコードを組み込んで、機能強化を図ることができる。メモリスロットは拡張することも可能で、「ファイナルファンタジー X」的なパワーアップシステムといえる。武器は数字キーで着替え可能だ。

     先述したようにグラフィックエンジンはLithtech Jupiterエンジンの最新バージョンが使用されているため、クオリティは抜群。また、サウンドやサウンドエフェクトも非常に凝っており、スムーズにゲーム世界に入っていける。なお、肝心のゲーム難易度は若干高め。というより主人公Jetが撃たれ弱すぎる。まずはEasy難易度から始めてみるといいだろう。

    TRON(R) Owned by Cooper Industries, Inc. and used by permission. (C)Disney

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~8月4日版~」


【8/1】

    【リアルタイムストラテジー】
    「Soldiers of Anarchy 日本語版」体験版 [158MB]
  • 開発元 Silver Style
  • 発売元 ズー

     ズーが9月12日に発売を予定しているリアルタイムストラテジー「Soldiers of Anarchy 日本語版」のPlayable Demo。チュートリアルをプレイした時点では「おやおや」と思わざるを得なかったが、ミッションをプレイしてみて、その度外れたゲームデザインに感心させられた。ドイツ的箱庭魂全開のミリタリーRTSだ。

     「Soldiers of Anarchy 日本語版」は、近未来の荒廃した地球をモチーフにしたリアルタイムストラテジー。2004年に発生した「突発性ゲノム変質症候群」により、人類滅亡の危機にたたされた地球。現実世界で言えばサーズが蔓延し、それがきっかけで核戦争が勃発、といったシチュエーションを考えるとわかりやすい。ただ、サーズと異なるのは、それが人為的なものであるというところ。果たして生き残った人々はシェルターの中に隠れ、そのまま10年の月日が流れる。ここまでがプロローグになる。

     同作の凄いところは、こうした特異なバックグラウンドではなく、フル3D、フルインタラクティブ環境で、現代戦を再現しているところだ。通常、フル3DのRTSというと、クォータービューもしくはバードビューを採用したゲームがほとんどだ。これによって1画面内に表示されるデータ量を制限し、快適なパフォーマンスを維持するという、いわばRTSプログラミングの常套テクニックのひとつである。

     ところが同作は、びっくりすることに空と地平線が見えるほぼ真横の視点を採用している。それも適当な距離でフォグを置いてごまかすのではなく、見渡す限りしっかり描いており、気分はまるで山頂から敵配置を望む軍司令官の気分だ。同作は昨年発売されたタイトルだが、オブジェクトとの距離に応じてリアルタイムにテクスチャの解像度を切り替え、全体としての処理を軽減する段階的LODもしっかり導入しており、これほどダイナミックなゲームデザインを採用していながら、適度なパフォーマンスを実現している。

     細かいことを書くと、このためにユニットが家や大木といった大型オブジェクトの影に隠れやすく、またヘリ操作のような珍しい視点変更インターフェイスを採用していることもあって、チュートリアルでは「おやおや、操作しにくいゲームだな」と思ったわけだが、同作の圧倒的なダイナミズムを見せつけられたあとでは、こうした不具合は何でもなくなってくる。このゲームデザインは賛否両論ありそうだが、このチャレンジ精神は最大限に評価できる。

     「軍司令官の気分」と書いたが、同作におけるプレーヤーの役割はあくまで小隊指揮官。隊員達は、それぞれスペシャルスキルを持ち、ミッションクリアのためにはそれを活かした戦術が必要となる。自由度は高いが、難易度も高い。じっくり取り組んでみるといいだろう。

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