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最新ゲーム DEMO & PATCH

~2004年7月~

■ 新作ゲーム一覧
■ ダイジェスト・ニュース


【7/30】

    【動物園経営シム】
    「Wildlife Park: Wild Creatures」Playable Demo [161.5MB]
  • 開発元 B-Alive
  • 発売元 JoWood

     ドイツのゲームデベロッパーB-Aliveの動物園経営シム「Wildlife Park」の拡張セット「Wildlife Park: Wild Creatures」のPlayable Demo。発売は来年ということで、最終的にどうなるのかは不明だが、基本的に本編から新動物、新タイルセット等を拡充したデータ集と捉えていいようだ。このため、パーツの数が膨大になっていて、初心者が手を出すにはやや敷居の高い内容になっている。

     「Wildlife Park」は、北米でミリオンセラーを記録したマイクロソフトの「Zoo Tycoon」の対抗馬として誕生した動物園経営シミュレーションゲーム。基本的なゲームデザインはよく似ており、「Zoo Tycoon」シリーズの経験者なら迷わずプレイできるだろう。

     「Wildlife Park」の特徴と言えそうなのは、飼育、教育、そして遊び道具など、動物に対するアプローチが豊富なところ。それだけ経営者に対する要求がやかましいということでもあり、「Zoo Tycoon」より格段に手間暇がかかるゲームという印象が強い。ちなみに動物に対する教育や遊び道具といった要素は、「Zoo Tycoon 2」で取り入れられている。市場シェアでは「Zoo Tycoon」が圧倒的だが、お互い意識しあう存在であることは間違いないようだ。

     Demoでは、チュートリアルステージが2本、フリープレイが1本用意されている。チュートリアルは、基礎的な部分を集中的に学べるようになっている。ただし「Zoo Tycoon」のアドオンのチュートリアルのように、アドオンの新要素はほぼ体験できないのが残念だ。開発はこれからということなのだろうか。

     フリープレイでは、本編と同じように、初期資金や天候や気温などを自由に設定して、自由に動物園を経営していくことができる。ただし、Demoということで、飼育できる動物の数に制限がある。これ自体は問題はないのだが、表示そのものはすべての動物がリストアップされており、著しく扱いづらい。

     このインターフェイスの悪さこそが、「Wildlife Park」の印象を悪くしている原因のひとつで、アドオンでデータを充実させたことが完全に仇となっている。せめて分類分け程度はするべきで、贅沢を言えばソート機能ぐらいはほしい。今後のチューニングに期待したいところだ。

    (C) 2003 by B-Alive. (C) 2003 by Deep Silver. (C) 2004 by JoWooD Productions

    ダウンロードはこちら(Gamer's Hell)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月30日版~」


【7/29】

    【アドベンチャーゲーム】
    「Adventures of Sherlock Holmes: the Silver Earring」Playable Demo [334MB]
  • 開発元 Frogwares
  • 発売元 Ubi Soft

     アイルランドのゲームデベロッパーFrogwaresの新作アドベンチャー「Adventures of Sherlock Holmes: the Silver Earring」のPlayable Demo。直接の関連性はないものの、2002年に発売したデビュー作「Adventure of Sherlock Holmes: The mystery of the mummy」の続編に当たるタイトルとなる。全体的にそつのない作りでアドベンチャーファンにお勧めのタイトルだ。

     「Adventures of Sherlock Holmes: the Silver Earring」は、もはや説明不要なほど有名な推理小説の古典的名作「シャーロック・ホームズ」をモチーフにしたアドベンチャーゲーム。主役はもちろん、私立探偵のシャーロック・ホームズとその助手ジョン・H・ワトスン博士。舞台は19世紀のロンドンである。

     同作では、ワトスン博士が招かれたパーティーの会場で突如発生した殺人事件を解明していくというオリジナルストーリーを堪能できる。プロローグシーンでは、ワトスン博士が送られてきた招待状を読み上げるシーンからスタートし、会場に着くやいなや怒濤の勢いで所見を喋るホームズの鋭い観察眼を示すシーンを挟んで、スピーチをしていた人物がピストルで大勢の目の前で殺害されるシーンまでが描かれる。この長いプロローグシーンは、すべて1本のプリレンダームービーで処理されているから驚きである。

     アドベンチャーゲームとしての作りは非常にオーソドックスで、まずは現場の人間に対して丹念に聞き込みを行ない、各部屋を回って遺留品を集め、それを元にさらに深く情報を聞き出していくというプロセスを経ながら、徐々に犯人を追いつめていくことになる。

     要するに聞き込みと遺留品集めを行なっていくことで結果的にストーリーが展開していくという流れになる。これは369 Interactiveの「CSI」シリーズやUbisoftの「Myst」シリーズに比べると単調に感じられるが、実は同作は誰でもシャーロック・ホームズを演じられるように、彼の思考過程の一部を自動処理していることに起因する。

     具体的には、彼の手帳には、接触した全キャラクタの情報、話した内容、発見したメモの所見などがぎっしり書き込まれており、彼並のIQを持ってなくても、彼並の行動が採れるという実にうまく考えられたシステムを採用している。

     また、ゲーム内容は聞き込みと遺留品集めだけといっても、ハイクオリティのテクスチャとポリゴンでモデリングされたキャラクタたちの豊かなアニメーションや、会話中にもたびたび変わる映画を意識したカメラワーク、人相風体によって大幅に変わるしゃべり方などなど、ひとつひとつの処理は非常に丁寧で好感が持てる。

     聞き込みはすべてフルボイス、フルアニメーションで処理され、キャラクタ以外はプリレンダーグラフィックスを採用していることもあり、リッチな気分でプレイできる。ゲームデザインは古典的ながら、見せ方、処理のうまさが際だっているアドベンチャーゲームだ。

    Frogwares inc. 2004 (c), All rights reserved

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月29日版~」


【7/28】

    【リアルタイムストラテジー】
    「Battle for Troy」Playable Demo [113MB]
  • 開発元 Zono
  • 発売元 ValuSoft

     THQの低価格専門のゲームブランドValuSoftの新作RTS「Battle for Troy」のPlayable Demo。60分間限定で、製品版同等のゲームモードでプレイできるというもの。いかにもブラッド・ピット主演のハリウッド映画の公開に合わせて作りましたという感じの作品だが、ゲーム内容はそこそこしっかりしており、これで20ドルなら妥当というレベル。ただし、RTSで60分限定はいかにも短すぎる。もう少しプレイしてみたかったところである。

     「Battle for Troy」は、ホメロスの叙事詩「イリアス」にその名を確認できるトロイ戦争をモチーフにしたリアルタイムストラテジー。RTSとしては珍しくシングルプレイ専用の作品になっており、トロイ軍、ギリシャ軍の2本のキャンペーンシナリオがゲームの中心となっている。

     ゲーム内容は極めてオーソドックスで、マウス1本で簡単にプレイできる。基本的なゲームの流れは、マップ内に点在する都市を占領して定期収入を確保しながら軍備を整え、小マップに示される最終目的を目指して進軍を続けていくというもの。敵を倒すことで経験値を獲得し、一定まで経験値をためるとランクアップする。また、敵を倒すとお金をドロップするなど、RPG的要素も盛り込まれている。

     敵をターゲットして攻撃を命令すると、ヒーローユニットがときの声を挙げて全軍を鼓舞したり、剣を天に突き上げて突撃したり、持っている盾で回避行動を取ったりなど、アニメーションは意外と細かい。槍で敵を転倒させて、大勢で突き殺すといったアニメーションはRTS史上初だろう。いかにも古代戦らしい荒々しさを良く再現している。

     ただし、狭い場所ではユニット同士でスタックが頻発し、ヒーラーユニットを思うように逃すことができなかったり、勝手に大回りしようとして時間が掛かったりなど、細部の作り込みはまだまだ甘い。

     このスタックの問題は、多くのユニットを一度に指揮するRTSでは、メーカーの力量がもっとも試される部分でもある。「Age of Empires II」や「Warcraft III」など、ロングセラーを記録したRTSは、スタックの問題を完全にクリアしている。ゲームデザインは「Warcraft III」ライクでそこそこ楽しめるが、目に見えない部分は今一歩といったところだ。

    (C) 2004 ValuSoft a division of THQ Inc.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月28日版~」


【7/26】

    【レースアクション】
    「Mashed」Playable Demo [55.4MB]
  • 開発元 Supersonic Software
  • 発売元 Empire Interactive

     英国のデベロッパーSupersonic Softwareのアクションレースゲーム「Mashed」のPlayable Demo。PS2版からの移植のようで、グラフィックス、ゲームデザインともにピリッとしないが、不思議な味わいのあるレースアクションだ。

     「Mashed」は、ライバルカーとの物理的な対決をテーマにしたアクションレースゲーム。ステージ内のアイテムやオブジェクトを最大限に活用し、いかにライバルカーを蹴落して好位置に付けるかがポイントで、PCゲームとしては珍しくパーティーゲームに分類されるタイトルといっていい。

     最初タイムトライアルモードを試してみたところ、ミニカーのような極端な挙動、物理特性を無視したゲームデザイン、カーブを曲がると勝手にゲーム視点がスライドするなど、1周目にして早くも不満噴出で途方もない駄作かと思ったが、メインのゲームモードであるクイックバトルをプレイしてみると、その評価も幾分和らいだ。

     「Mashed」の最大の特徴は、中継ヘリコプターの視点から車を操作するという特異なゲームデザイン。ゲーム視点は、最大4台のライバルカーが常に映るようになっていて、消しゴムほどの自車をうまく操作しつつ、他車の妨害を図っていく。このプレイ感覚はPCエンジンで大ヒットした「モトローダー」(メサイア)にもっとも近い。「モトローダー」のフル3D版という説明の仕方がもっともわかりやすいかもしれない。

     基本的なレース展開は、各所に散らばっているアイテムを我先に回収しつつ、それを駆使してライバルカーを撃破していく。アイテムには、触れると爆発するドラム缶を後ろに射出するものや、真後ろに地雷を敷設するもの、銃器の類ではレーザーガンや大砲のようなものまである。単にじゃまをするだけでなく、物理的にライバルカーを破壊する。ここに同作の醍醐味がある。

     いずれかの車が爆発炎上したり、谷底に転落すると、その時点でレースが一時ストップし、状況に応じて得点がプラスマイナスされ、再びその地点から全車で再スタートとなる。一度やられてもまだ挽回の余地があるというところに、パーティーゲームとしてのつくりのうまさがある。レースゲームとしてはいまひとつだが、友人を集めてわいわい楽しむならそこそこ楽しめるゲームだ。

    (C) 2004 Empire Interactive Ltd.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月26日版~」


【7/22】

    【アクションシューティング】
    「Far Cry」Ver.1.2 Patch [62.7MB]
  • 開発元 Crytek
  • 発売元 Ubi Soft Entertainment

     今年3月に発売され、美しいグラフィックスと自由度の高いキャンペーンなどで高い評価を受けたアクションシューティング「Far Cry」の最新アップデートパッチ。パッチとしてはケタ外れの62MBものファイルサイズを擁し、アップデート項目もぎっしり60以上にも及ぶ。データはもちろん、インストーラレベルで日本語版に完全対応しているので、日本語版、英語版両ユーザーとも必ずインストールしておこう。

     パッチの内容は、全体のパフォーマンスの向上と、バランスの調整、無数のバグフィックス、MODクリエイターのためのツールの機能強化が柱となっている。中でもパフォーマンスの向上は、一発で効果が体感できるほどで、既存のグラフィックスオプションより1段高くしても快適に遊べるようになっている。

     バランス調整に関しては、主にマルチプレイを意識したリファインが施されており、キャラクタや乗り物に対するダメージマップの厳格な適用、使い勝手が極端だった銃器関連のチューニングなどが中心となっている。銃器関連についてはプラス方向の修正が多く、より派手なマルチプレイが楽しめるように改良されている。

     キャンペーンまわりでは、クイックセーブ機能が新たに追加され、より遊びやすくなっている。もちろん、上記の修正はシングルプレイにも反映されているので、これを期にチューニング内容を確かめる意味で再度キャンペーンを楽しんでみるのもいいだろう。

     なお、Ver.1.2 Patchの最大のウリとしていたプログラマブルシェーダー3.0への対応については、対応したかどうかもReadmeにはっきりとした記載がない上、対応GPUであるGeForce 6800が手元にないので確かめられないのだが、いずれにしても同作が今なお現行最高峰のグラフィックステクノロジーを採用したアクションシューティングであるということは確実に言えそうだ。

    (C)2004 Crytek. All Rights Reserved. Published by Ubi Soft Entertainment. Far Cry, Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubi Soft Entertainment in the US and/or other countries.

    ダウンロードはこちら(Gamer's Hell)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月22日版~」


【7/21】

    【アクションシューティング】
    「Counter-Strike: Source」E3 Movie [93MB]
  • 開発元 Valve
  • 発売元 Vivendi Universal Games

     ValveがE3の「Half-Life 2」シアターにて公開していた「Counter-Strike: Source」のリアルタイムムービー。わずか2分弱の映像だが、最新のゲームエンジンによる新たなゲーム性の数々を確認することができる。CSファンなら一度は見ておきたいムービーだ。

     「Counter-Strike: Source(CSS)」は、一言でいうと「Half-Life 2」エンジンを使った「Counter-Strike」。「Half-Life 2」エンジンは正式にはSourceエンジンと呼ばれ、自社ゲームエンジンをサブタイトルとして使っているわけである。クライアントは完全新規となり、Valveのファイル配信システムSteamを介して販売される予定となっている。

     さて、ムービーではすっかり様変わりしたAztecマップを舞台に、テロリスト側とカウンターテロリスト側の視点を交互に切り替えながら、短い遭遇戦の模様をおさめている。水面への環境マッピングや太陽光のまぶしさをグレア処理で表現、物理演算によるドラム缶のリアルな動きなど、「Half-Life 2」同様、3Dゲームのトレンド的表現はひととおりおさえられている。

     中でも注目したいのが、水面にプレーヤーが足を踏み入れた際や、着弾した際に上がる水しぶきの表現。これは単にビジュアル的な効果だけでなく、実際に目くらましとしても有効な印象で、水際の攻防がかなり変化しそうだ。

     また、グレネードの炸裂を受けて四方に散らばるドラム缶も要注目。ムービーの場面ではたいした効果は生み出せてないが、既存の障害物のいくつかが可動オブジェクトに変わるということは戦術面で大きく変化がありそう。これら可動オブジェクトがプレーヤーに与える影響も気になるところだ。

     CSSが今後CSのメインストリームになるかどうかは、ある意味ユーザー次第といった感じだが、過去に様々な理由からコミュニティに否定された「Counter-Strike: Condition Zero」といったコンテンツも存在するだけに余談を許さない。じっくりβテストを行なってコミュニティの意見を吸収しつつ、メインストリームとなるべく努力を重ねてもらいたいところだ。

    (C) 2004 Valve Corporation, all rights reserved.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月21日版~」


【7/15】

    【アクションシューティング】
    「Painkiller」Multiplayer Demo [137MB]
  • 開発元 People Can Fly
  • 発売元 Dreamcatcher Interactive

     今年6月にM3エンターテインメントから発売されたホラーFPS「Painkiller」のMultiplayer Demo。製品版発売後のリリースだけあって、最新バージョン1.3をベースにしている。ただし、マルチプレイモードのみなので、過去に2回ほど公開されたSingleplay Demoと合わせて楽しむといいだろう。

     「Painkiller」のマルチプレイモードは、「Unreal Tournament」、「Quake」シリーズなどを彷彿とさせるスポーツ系のゲームデザインになっている。インターフェイスもまるっきり同一なので、上記のゲームの経験者は比較的違和感なくマルチプレイを楽しめそうだ。良く言えば親しみやすく、悪く言えば個性がない。

     「Painkiller」最大の個性である猟奇的な描写に関しても、マルチプレイで極端に薄められているのが少々気になった。たとえば、銃器にしても、メインとして使われるのはスポーツ系FPSでは比較的ポピュラーな存在であるロケット弾やレーザーガンの類で、敵に杭を打ち込んで壁に貼り付けの刑にするストックガンや、ゲームの題名にもなっている敵をたちまち肉塊に変えるペインキラーといった猟奇的殺人兵器は見ることができない。

     また、敵を倒した際に飛び散る血しぶきや肉塊にしても、同一の戦場で多数の敵と戦うというマルチプレイモードの特性上、一定時間をおいてそれらが自然消滅するようになっている。パフォーマンス維持のためという理由はよくわかるのだが、そうした混沌そのものの描写こそが同作のアイデンティティであったはずであり、それを捨ててまで果たしてマルチプレイモードを実装する意味があったのかどうか。

     グラフィックスに関しては、スポーツ系では現役の「Unreal Tournament 2004」あたりと比較しても遜色のない出来映えだが、ネットコードには雲泥の差があることは指摘しておかなければならない。快適な環境でプレイしたいのであれば、国内を初めとしたPingの低いサーバーでプレイする必要がありそうだ。

     マップは、「Unreal Tournament」シリーズを意識した高低差のあるマップが2枚収録されている。上階にはジャンプ台を使って移動し、マップの各所には強力な武器やアーマーなどが一定間隔ごとに出現する。最大参加人数は16人まで対応しているが、マップサイズとしては8名前後が遊びやすい。GameSpyのシステムを使ったサーバーブラウザが内蔵されているため、気軽にプレイしてみるといいだろう。

    (C) 2004 Dreamcatcher Interactive

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月15日版~」


【7/14】

    【アクションシューティング】
    「Mob Enforcer」Playable Demo [273MB]
  • 開発元 Touchdown Entertainment
  • 発売元 ValuSoft

     北米PCゲーム市場における価格破壊の担い手ValuSoftの最新作「Mob Enforcer」のPlayable Demo。60分の使用期限が設定されていて、オンライン決済(19.9ドル)するとそれが解除されるというお馴染みの仕様。ValuSoftのタイトルだけに、内容もしっかりValueレベル。息抜き程度に楽しむといいだろう。

     「Mob Enforcer」は1920年代のアメリカシカゴをモチーフにしたアクションシューティング。時は禁酒法が制定された直後、アル・カポネに代表されるギャング団が横行し、縄張りの拡大を狙って銃撃事件が多発。プレーヤーは、いわゆるギャングに雇われたヒットマンとなり、深夜のシカゴで、さまざまなミッションに携わっていくことになる。

     と書くとなかなかおもしろそうだが、実際のゲームは、ピストルと鉄パイプを武器に、向かい来るギャング団を一掃していくガンシューティングで、ストーリー的な部分や、謎解き要素は皆無といっていい。

     深夜のビル街は、大通りにはポリスや市民が巡回し、一歩横道に入ると連絡を受けたギャング団が一斉に飛び出してきてたちまち銃撃戦になる。横道の奥には酒が入っていたらしい木箱や、カギの掛かったバーなどが配置され、バーに入るためにはパスワードが必要と、当時のシカゴを彷彿とさせる演出がちりばめられている。

     ただし、いかんせんゲームの肝である銃撃戦が、ピストルのみの淡泊な内容で、いささかおもしろみに欠ける。大通りを巡回しているポリスは、丸腰の状態なら見逃してくれるが、武器を構えたままだといきなり発砲される。ポリスはひとりで巡回しているため甘く見がちだが、ヒットポイントが高く設定されており、近距離で撃ち合うとあっという間にやられてしまう。

     フィールドは複数のクエストをこなすためにそれなりに広いが、マップが表示できないため、執行人のくせに道に迷ってしまうという間抜けな展開になりがちなのが気になるところ。また、フィールドの各所で手に入るアイテムがピストルの銃弾だけというのも寂しい。Valueタイトルにしてももうひとひねり必要だろう。

    (C) 2004 ValuSoft, a division of THQ Inc.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月14日版~」


【7/12】

    【リアルタイムストラテジー】
    「D-Day」Playable Demo [314MB]
  • 開発元 Digital Reality
  • 発売元 Monte Cristo

     「Hegemonia: Legions of Iron」や「Desert Rats vs. Afrika Korps」など、独自の切り口のRTSを世に送り出してきたハンガリーのデベロッパーDigital Realityの新作RTS「D-Day」のPlayable Demo。期待を裏切らない内容でぐいぐいハマらせてくれた。難易度はすこぶる高いがやりごたえも十分。ノルマンディ上陸作戦をモチーフにしたRTSの中では、もっとも優れた出来映えだと断言できる。

     「D-Day」は、第二次世界大戦の西ヨーロッパ戦線において、決定的なターニングポイントとなったノルマンディ上陸作戦をモチーフにしたRTS。昨年発売された北アフリカ戦線をモチーフにしたRTS「Desert Rats vs. Afrika Korps」のゲームエンジンを強したものを使っており、グラフィックス、ゲームデザイン、インターフェイスなど、あらゆる点で手堅い作りだ。

     Demoでは、ノルマンディ上陸作戦初日の激戦を扱った「The Longest Day」をプレイできる。担当戦域は、史上最激戦区として名高いオマハビーチ。ノルマンディ上陸作戦を描いたRTSは、これまでに数多くリリースされてきた。かつて一時代を築き上げた「Close Combat」シリーズもノルマンディ上陸作戦をたびたび扱ってきたし、オマハビーチの激闘は言わば、二次大戦モノRTSでは定番中の定番的戦場と言っていい。

     「D-Day」におけるオマハビーチの凄まじさは、開始数秒で実感させられる。砂浜には無数の戦車止めや鉄条網、そして地雷が埋め込まれていて、いきなり出鼻をくじかれる。そこで全軍から破壊工作兵を抜き出して、戦車が通れるように地雷解除に当たらせるが、この間も陸や空からひっきりなしに砲弾が降ってきて、ばたばた兵士が倒れていく。司令官の焦りをいやが上にも痛感させる仕様となっているわけだ。

     沿岸の砲台を沈黙させて陸に上がった後も苦闘の連続となる。相変わらず敵司令部方面からの砲撃は続いており、手前の司令部の先には、戦車や自走砲、火炎放射車両などがひしめいており、歩兵だけの編成では一気に殲滅させられる。砂浜に揚陸された水陸両用戦車をいかに無傷のまま陸に揚げるかが重要となる。

     同作の偉いところは、歩兵がある程度自分の裁量で行動を行なってくれるところだろう。砂浜には実数で100名以上の歩兵が揚陸されるが、あわてて操作しなくても、兵士達は自分たちでもっとも安全な行動を取ってくれる。ただ、装甲車両にはこれは適用されないため、注意が必要だ。

     基本的に歩兵は、単独や集団で投入するというよりも、戦闘車両の乗組員や、捕獲した野砲や戦車の操縦など、部隊の戦闘能力を底上げするための素材と考えた方がいい。一般的なRTSでは、ライフルを撃ち続けることにより、要塞砲が破壊できるが、このゲームはそれほど甘くない。戦闘そのものは車両部隊に任せて、後半の司令部突入作戦まで歩兵は温存しておくのがベストだろう。

    (C) 2004 Monte Cristo. Monte Cristo and its logo are registered trademarks of Monte Cristo. All other trademarks and logos are property of their respective owners. Developed by Digital Reality. Orchestral samples included in this recording from the Vienna Symphonic Library.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月12日版~」


【7/8】

    【パズルゲーム】
    「Kyodai Mahjongg」Free Demo [5.4MB]
  • 開発元 Rene-Gilles Deberdt.
  • 発売元 Yahoo! Games UK

     2001年にも一度紹介したパズルゲームの定番「Kyodai Mahjongg」のFree Demo。4日間限定で8つのパズルゲームを楽しむことができる。以前紹介した開発元のRene-Gilles版は、プレイ中たびたびオンライン購入を促すダイアログがやかましいぐらいポップアップ表示されてまるでゲームにならなかったが、4日限定とはいえ、ストレスフリーで楽しめるのは精神衛生上いい。パズルゲームファンにお勧めしておきたい作品だ。

     「Kyodai Mahjongg(兄弟麻雀)」は、麻雀牌を使ったパズルゲームの代表作「上海」を始め、ありとあらゆる定番パズルを麻雀牌で再現したパズルゲーム。中にはオリジナルらしいものも含まれているが、神経衰弱、コラムス風パズルなど、シンプルなデザインで、記憶力や判断力が試されるパズルを楽しめる。ほめ言葉でいうのだが、時間つぶしには最適なゲームだ。

     中でも楽しめたのが、2001年当時のDemo版にはなかった「Kumika」。要するに入れ替え(組み替え?)パズルで、わかりやすくいうと「テトリス」のような箱形ステージにあらかじめ牌がずっしり沈められた状態で、いずれか1組のみを入れ替え、縦横いずれか3コマを同じ牌で揃えると、その牌が消え、上から消えた分だけ新しい牌が振り落ちてくるというもの。

     「テトリス」のように、消すたびに落ちるスピードが速くなったり、テトリスを決めて高得点を獲得したりといったメリハリがなく、ずっしり敷き詰められたステージを睨みつつ、ただひたすら牌を入れ替えて消していくというところに、言うなればギネスビールのような味わい深さがある。

     定番ではなんといっても「上海」(このゲームでは「Solitaire」と呼ばれる)だろう。余談だが、このゲームは牌が3Dでレンダリングされており、マウスカーソルの動きに応じて、左右上下に“ヤマ”が傾く仕様になっている。動くこととそのものは、ゲームと何ら関係はないのだが、遊び慣れたゲームに新鮮味をもたらすことに成功している。たまにはこうしたパズルゲームもおもしろい。

    (C) 2004 Yahoo! Inc. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Yahoo! Games UK)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月8日版~」


【7/6】

    【アクションシューティング】
    「Brothers In Arms」E3 2004 Demo Movie [113MB]
  • 開発元 Gearbox Software
  • 発売元 Ubisoft Entertainment

     欧米でホリデーシーズンの発売が予定されているUbisoftの新作アクションシューティング「Brothers In Arms」のDemo Movie。トレードショウであるE3の会場で公開されていたムービーとまったく同じ内容で、ご丁寧にも当日会場で行なわれていたクリエイターの解説までデジタル録音で入れられている。FPSファン必見の14分間だ。

     「Brothers In Arms」は、PC版「Halo」やPC版「Tony Hawk's Pro Skater 3」、それから「Half-Life」の各種アドオンの開発元として知られるGearbox Softwareの手によるミリタリーFPS。同社が1から新作を手がけるのは実は初めてのケースであり、開発ノウハウと高度なスクリプトの固まりであるFPSともなれば、FPSファンの中にはこれを不安とする向きもあるかもしれない。

     ただし、Ubisoft内部でのプライオリティは、「Splinter Cell 3」や「Prince of Persia 2」など、もはや商業的成功が確立されたビッグフランチャイズに並ぶトップランクに位置づけられており、大量の人員と予算をかけて開発されていることだけは間違いない。Gearboxのがんばりに大いに期待したいところだ。

     「Brothers In Arms」でもっとも注目すべきは、ハリウッドの戦争映画をそのままゲームという手法で表現しようという意欲的な試みそのものだろう。ノリとしては「Medal of Honor」、「Call of Duty」の路線だが、ディテールの表現はあらゆる部分において格段の進化が見られる。基本的に両作のシングルプレイキャンペーンが楽しめた人なら、存分に堪能できる内容になると考えていい。

     グラフィックスに関しては、テクスチャやモデリングそのもののリアリティよりも、トータルでのバランス感覚に優れた空気感の高いビジュアルを実現している。その秘訣は、プログラマブルシェーダー2.0世代以降のFPSでトレンドのひとつとなっているハイダイナミックレンダリングや、草木に対するアニメーションの適用、動的LoDの採用だったりするが、いずれにしても非常に躍動感のある雰囲気が素晴らしい。この部分は自分の目でじっくり確かめて頂きたい。

     ムービーを見ていて、一番感心させられたのは、あたかも俳優のような表現豊かな動きをするNPCたちのアニメーションや、状況に合わせて適切なセリフを発するNPCなど、NPCまわりのこだわりぶり。敵を察知するやいなや、全員遮蔽物に隠れ、身を守りつつ応射しているが、プレーヤーが命令を下すやいなや、身を晒して危地に飛び込む。隊長であるプレーヤーが仲間の命を預かっているという緊張感が感じられる。

     ムービーを見る限り、仲間が単なるお荷物だったり、命令を無視するような時代は完全に過去のものになった感がある。自らの命を守りつつ、思考を指揮官であるプレーヤーに委ねて必死に応戦する。戦局を切り開くのは主人公であるプレーヤーというわけだ。まさしく期待するに値する次期ミリタリーFPSの旗手といった感じである。

    (C) 2004 Gearbox Software. All Rights Reserved. Brothers in Arms, Ubisoft, ubi.com, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries. Developed by Gearbox Software. Gearbox Software and the Gearbox logo are registered trademarks of Gearbox Software, LLC.

    ダウンロードはこちら(Gamer's Hell)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月6日版~」


【7/5】

    【リアルタイムストラテジー】
    「Ground Control」フルバージョン [670MB]
  • 開発元 Massive Entertainment
  • 発売元 Sierra Entertainment

     スウェーデンのゲームデベロッパーMassive Entertainmentが2000年にリリースし、欧米で高い評価を受けた3Dリアルタイムストラテジー「Ground Control」。今年、4年ぶりの新作「Ground Control II」のリリースを受け、前作がプロモーション目的で無償公開されることになった。ダウンロードにはFileplanetのユーザー登録が必要だが、RTSファンはぜひこの機会にプレイしてみてはいかがだろうか。

     「Ground Control」は、未来戦を壮大なスケールで描いたリアルタイムストラテジー。日本でもカプコンが日本語マニュアル付き英語版を発売したため、ご存じの方も多いだろう。今回の無償公開は、すでに北米では6月に「Ground Control II」がリリースされ、もう一押しと判断した結果だろうか。「Tribes」の無償公開といい、今回の件といい、今後、新作のプロモーション目的での旧タイトルの無償公開は増えていきそうだ。

     クライアントは、「Ground Control」のダウンロード版に加えて、「Ground Control II」のMultiplayer Demoも同梱されており、同時に2つのプログラムをインストールする必要がある。「Ground Control」はCDキー不要でセットアップ後すぐにプレイできるが、マルチプレイは別途Sierraへのユーザー登録が必要になる。もっとも、製品版同等の内容なので、シングルプレイだけでも十分なボリュームがある。

     今回前作をプレイしてみて改めて感じたのは、「Ground Control」の完成度の高さ。FPSクオリティのグラフィックスエンジンによるスケールの大きな戦場、派手なパーティクルエフェクトによる未来戦、生産要素を排除した戦闘重視のゲームデザインといった要素は、実は前作ですでに確立されていたことがわかる。

     4年前の作品なので、さすがにグラフィックスの衰えは隠せない印象だが、フル3Dということもあってまだまだ現役レベル。中でも戦闘機のアニメーションなど一部の表現は、「Ground Control II」を上回るものを感じさせるほどだ。ただ、ドロップシップの降下地点をミニマップ上でしか指定できなかったり、プロローグシーンが地味だったり、いくつか設計の古さを感じさせる要素も散見されたことは指摘しておきたい。

     2000年というと、日本では「Age of Empires II」がRTS界を席巻していた時期だが、同じタイミングで日本語化されていたら、さらに市場が盛り上がったのではないかという気がする。もっとも、これは「Ground Control II」でも同様に指摘されていることだが、戦闘のバランスそのものがアバウトな設計になっており、RTS界を席巻する存在になりうるかというとI、IIともに微妙だろう。スカッとするようなRTSを求めている向きにおすすめのタイトルといえるだろう。

    (C)1979 - 2004 Sierra Entertainment, Inc. All rights reserved. ? and R indicate trademarks or registered trademarks of their respective owners.

    ダウンロードはこちら(Fileplanet)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月5日版~」


【7/2】

    【アクションシューティング】
    「Rapid Gunner」Free Trial [73MB]
  • 開発元 7FX

     チェコのゲームデベロッパー7FXの新作アクションシューティング「Rapid Gunner」のFree Trial。ダウンロード販売オンリーのバリュータイトルで、プログラムそのものは製品版同等だが、25分の時間制限が課せられている。ゲームデザインはシンプルなので、うまいプレーヤーなら8ステージ全制覇も不可能ではなさそうだ。

     「Rapid Gunner」は、特殊部隊の訓練などで使われるベニア板の標的を、できるだけ短時間にすべて撃ち抜いていくという訓練スタイルのアクションシューティング。武器は「Glock」、「CZ」、「Sig」といった実在する5種類のピストルから1種類を選択。カウントダウン後は、狭いフィールドをFPSスタイルの操作で素早く移動し、点在する的を次々に撃ち抜いていく。的が反撃してきたり、逃げるといったことはなく、あくまでタイムを競うゲームだ。

     的は、スタート時点ですべて出現しているわけではなく、ある的を撃ち抜いたり、プレーヤーが特定の箇所を通過するといった条件を満たさないと出現しない的もある。クリア時間は60秒だったり45秒だったりさまざまだが、すべての的の出現条件を把握しておいて、移動ミスやミスショットが無ければ何とかクリアできるというセッティング。このため、初回でクリアするのは難しいが繰り返しプレイすれば必ずクリアできる。FPS初心者には手が出しやすいゲームだろう。

     ステージが進んでくると、標的も単なる的から、テロリストを描いたベニア板になったり、その手前に重なるようにして民間人の板が置かれていたりする。時にはテキ屋の標的のように、パターン移動を繰り返していたりする。当然、ポッと出現した的が民間人というケースもある。シンプルなゲームながらそれなりに遊びがいはある印象だ。

     プレイしていてやや不満に思ったのは、撃たれた標的は、回転したり、倒れたりして、すでに撃たれたことがわかるようになっているが、マップが広くなってくると、すでに足を踏み入れたエリアに戻る必要も出てくる。こうなると、回転した標的と新規の標的の見分けが付かないのだ。

     また欲を言えば、移動中の射撃は弾道がぶれるようにしてほしかった。全ステージともとんでもない記録がハイスコアとなっているが、これはすべて歩みを止めずに撃ち続けないと出せる記録ではない。実際にそんな射撃は不可能なので、この点はもう少しリアリティを追求して欲しかったところだ。

    ダウンロードはこちら(7FX)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月2日版~」


【7/1】

    【MMORPG】
    「コルムオンライン Part2」オープンβクライアント [264MB]
  • 開発元 ネットクルー

     ネットクルーが本日15時より運営を開始した「コルムオンライン Part2」のオープンβクライアント。従来のクライアントとはまったく互換性がないため、これまでβテストに参加していたユーザーはアンインストールしてから、改めて新クライアントをインストールする必要がある。新クライアントなのにファイルサイズが150MBほど小さくなっているのが謎だが、後ほど大きいアップデートが来ると見ておいて間違いなさそうだ。

     本日はサービス初日というだけあって、平日にも関わらず、スタート直後から心持ちを新たにした既存ユーザーで賑わっていた。予想通り、開始数十分でダンジョンサーバーがダウンし、初級ダンジョンでは、敵が狩り尽くされているどころか、交通渋滞が発生して前に進むことすらままならないという状態に陥ってた。

     もちろんこれは無料サービスだからということもあるのだろうが、誰もがつまらないと感じていればこれほど人は集まらないわけで、今更ながら、同作の日本における支持の厚さを実感させられた。ゲーム記者という職業的特権を駆使して、毎度毎度オープンテストのスタートダッシュに参加してみて思うのは、このぐちゃぐちゃさ加減が好きで無理して参加しているユーザーも多いのではないかということだ。メーカーからしたら頭の痛い話だろうが、確かに年に一度の大祭りに参加しているような高揚感がある。今週末あたりまではこのユーザー主導の混乱は続くのではないだろうか。

     さて、実際のゲームについては、3時間プレイしてみてわかった範囲で書いておくと、「Part1」に比べ、アイテムのドロップ率が格段に下がり、インタビューでも触れたように重量制限が課せられたため、全体としてかなりストイックな方向に変化している。

     これまでのように現地で装備品を拾いまくり、時には装備し直して、場合によっては十手に余るほどの敵と対峙しながら、ポーションを使いまくってガンガンなぎ倒していくというのではなく、可能な限り1対多の状況を避け、出来るだけヒットポイントの消耗を押さえつつ、少しずつ先に進んでいくといった感じだ。

     こうしたチューニングの結果、必然的にパーティーを組んだ方が経験値が稼ぎやすくなっており、ダンジョンの入り口ではパーティー勧誘の声が引きも切らない状態となっている。同作は「Diablo」をお手本にしたMMORPGだったが、「Part2」では明らかに「Diablo」から完全に脱皮しようという傾向が伺える。

     グラフィックスについては、エンジンは同じなので劇的に変わった印象はないが、ステージのモデリングが細かくなっていたり、キャラクタのアニメーションがバリエーション豊かになっていたりなど、細部に手が加えられている。ネットクルーの日本本社ではもっと劇的に変わった印象があったのだが、低レベルではそれほど差はないということなのだろう。

     先述したようにとにかくモンスターのアイテムドロップ率が下がっているため、お金を稼ぐのが大変になっている。ポーションを買うのにも苦労しそうな感じで、時にはソロでレベルの低い狩り場でお金を稼ぐという行為も今後必要になってくるのかもしれない。ともあれ今後に期待したいところだ。

    (c) NETCLUE CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

    ダウンロードはこちら(ネットクルー)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月1日版~」


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