発売元 コナミ
コナミの恋愛シミュレーションゲーム「ときめきメモリアル 2」をモチーフにしたタイピングソフト「ときめきメモリアル 2 タイピング」の体験版。すでに5月22日に製品版が発売されているが、E3期間中に体験版が公開され、リアルタイムで紹介できなかったので、ここで改めて紹介しておきたい。
「ときめきメモリアル 2 タイピング」は、基本的に前作「ときめきメモリアル」のシステムを踏襲しており、ヒロインとのデートをタイピングで楽しむことができる。前作との相違点は、ヒロインのリアクションが、エモーションレベルではなく、センテンス単位の会話として、より同シリーズのデートシーンに近い雰囲気でコミュニケーションを取れるところにある。
このため、タイピングソフトとしての難易度も一気に上がり、前作はどちらかというとタイピングそのものはおざなりだったが、今作は率直にタイピングゲームとしても楽しめるようになっている。もちろん、1会話ごとにヒロインがフルボイスで喋りまくるという要素も魅力的だ。音声はすべて録りおろしということで、ときメモファンにはこれだけでも買う価値がありそうな感じだ。
ひとつの会話は3~5つ程度に分割して出題され、トータルで制限時間が設けられている。難易度「上級生」にすると、この制限時間が短くなる仕組みで、途中で時間切れになると主人公の会話の末尾が尻切れトンボになり、ヒロインに「ねえねえ、どうしたの?」とツッコまれる始末で、なかなか歯ごたえがある。
体験版では、目元のほくろがチャーミングな主人公の幼なじみ陽ノ下 光とデートできる。ゲームの展開は、会話をこなすことにより徐々に「TOKIMEKI」ゲージが上がっていく仕組みで、ゲージがラブラブアイコンまで達すると、ヒロインが頬を赤く染めラブラブモードになる。このときめき度が高い状態で制限時間(3分間)を終えるとステージクリアとなるが、体験版ではこの先は見ることができない。
このラブラブモードに関しては、前作では解答時にボーナスポイントが得られ、ヒロインの声もやや上ずった調子になるなどの変化があったが、今回は声の調子も変わらず、ボーナスポイントもないようで、全体の起伏に乏しく、淡泊な印象だ。もっとも、体験版では出題数や会話数は制限されているため、あとは買ってからのお楽しみということなのだろう。
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