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【11/28】

    【タイピングアドベンチャー】
    「温泉もいっしょ ~どこでもいっしょ タイピングソフト~」体験版 [34.5MB]
  • 開発/発売元 メディアクエスト

     メディアクエストが12月19日に発売を予定しているタイピングソフト「温泉もいっしょ ~どこでもいっしょ タイピングソフト~」の体験版。SCEの人気キャラクター“トロ”にフォーカスした「トロとタイピング」シリーズの第2弾。トロファンなら大満足、トロファンでなくとも思わずなごんでしまう、タイピングソフトというよりむしろリラクゼーションソフトといったほうが良さそうな作品だ。

     「温泉もいっしょ ~どこでもいっしょ タイピングソフト~」は、トロと2人きりで行く温泉旅行の過程をアドベンチャー仕立てでゲーム化したタイピングソフト。トロだけでなく、ジュン、ピエール、リッキー、スズキから一緒に連れて行くポケピを選ぶことができるのが今作の最大の特徴だ。

     同作は通常のタイピングソフトのように、何の脈絡もなく突然出題される質問をタッチタイプで入力していくというものではなく、トロ(その他ポケピ)のしゃべりに対する返答を複数の選択肢から選んで入力することによりストーリーが展開していく、というアドベンチャー要素の高い内容になっている。

     体験版では、本編である「おはなし」、トロとタイピングでカラオケを楽しむ「カラオケ」、タイピングでトロと対戦する「ミニゲーム」のすべてを試すことができる。もっとも「おはなし」は、出発前に二言三言会話を交わし、いざ雪国へといったところで終了となる。温泉地には複数のエリアが用意されており、製品版ではここでポケピメンバーとさまざまなエピソードが楽しめるのだろう。

     「カラオケ」は、カラオケのモニタにひらがなで表示される歌詞を時間内に入力していくというもの。トロは深く目をつぶり、体を左右に揺らせて歌に聴き入る体勢に入っており、なかなか可愛らしい。他のモードに比べて難易度も低め。タイピング初心者はまずはここから試すといいかもしれない。

     最後の「ミニゲーム」では、雪合戦が楽しめる。プレーヤーはランダムで登場するポケピをタイピングで応援しつつ、トロとの1対1の勝負を挑むことになる。このモードもやはり入力に制限時間が設けられており、時間内に入力すればこちらが雪玉を投げ、入力できなければトロに雪玉を投げつけられる。

     応援の仕方には3つの選択肢があり、それぞれテキストの長さが応援の力に比例するという仕組み。短い声援であれば、簡単に入力できるが雪玉の命中率がひくく、長い応援をすれば高い効果がある。なかなかおもしろいモードだ。

     同作はいわゆるタイピング習得ソフトとはほど遠い内容だが、エンターテインメントとしては良くできており、感覚的にはオンラインゲームで第三者とチャットをしながら、同じ体験を楽しむといった感じに近い。ファイルサイズもコンパクトなのでまずは気軽に試してみるといいだろう。

    (C)Sony Computer Entertainment Inc. (C)Kids Station Inc.

    ダウンロードはこちら(メディアクエスト)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~11月28日版~」


【11/27】

    【アクションRPG】
    「Dungeon Siege: Legends of Aranna」Playable Demo [248MB]
  • 開発元 Mad Doc Software
  • 発売元 Microsoft

     北米で11月に発売された「Dungeon Siege」のアドオン「Dungeon Siege: Legends of Aranna」のPlayable Demo(単体起動可能)。シリーズ初の公式アドオンだが、開発元はGas Powered Gamesではなく、「Empire Earth: The Art of Conquest」の開発などで知られるMad Doc Softwareが担当している。従って、内容もそれほど大がかりなものではなく、新しいキャンペーンシナリオの追加がコアとなっている。ある意味「Dungeon Siege 2」までの繋ぎ的タイトルだが、もともと筋目のいいタイトルだけに相変わらずぐいぐい遊ばせる。思わずツルッとクリアしてしまった。アクションRPGファンにお勧めだ。

     「Dungeon Siege: Legends of Aranna」は、シングル、マルチの両方が楽しめるハイブリッド型のアクションRPG「Dungeon Siege」のアドオンソフト。エンドユーザーが制作したMODレベルでのアドオンは北米では無数に公開されているが、公式なものはこれが初めて。フィールドのレベルエディットや、屋内、ダンジョンの構築といった部分において、最近はアドオンメーカーとして名を挙げつつあるMad Doc Softwareの実に細やかな仕事ぶりを堪能できる。

     プレイしていて同シリーズの良さを感じるのは、やはりフィールドから街へ、地下室へ、そしてダンジョンへと繋がるシームレスかつダイナミックなゲームデザインだ。待ち時間のわずらわしさがないだけでなく、BGMやサウンドエフェクトも含めて自動で切り替わるため、ごく自然にゲーム世界に没入できる。

     惜しむらくは、キャラクタのモデリングや、テクスチャのクオリティが、2002年度レベルのままというところで、単純にビジュアル面で評価してしまうと低い点を付けざるを得ない。また、バトルシステムも、殴りまくり回復しまくりの単純な内容のままで、MMORPGが日本にも広く普及した今では、非MMOならではのひと工夫が欲しいところだ。

     Demoでは、新しいキャンペーンの最初のクエストをプレイできる。時間にして20分から30分、決して長い内容ではないが、思いっきり一本道なので、新しい魔法が使えるようになる前に終わってしまってやや腰砕けの展開になる。クエストをクリアすると多数のアイテムを入れたバックパックが貰えるなど、新要素のいくつかはDemoで見ることができるので、DSユーザーは気軽に試してみるといいだろう。

    (c)2002-2003 Gas Powered Games, Corp. All rights reserved.Dungeon Siege is a registered trademark of Gas Powered Games, Corp. in the United States and/or other countries. Windows is either a registered trademark or trademark of Microsoft Corp. in the United States and/or other countries. All other brand names and products are trademarks of their respective companies. All information within this site is the copyrighted property of Gas Powered Games, Inc. Do not duplicate or redistribute images, text or materials from this web site without the permission of Gas Powered Games.

    ダウンロードはこちら(Microsoft)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~11月27日版~」


【11/26】

    【アクションゲーム】
    「ソニックアドベンチャーデラックス」体験版B [70MB]
  • 開発元 ソニックチーム
  • 発売元 セガ

     セガが12月8日に発売を予定しているアクションゲーム「ソニックアドベンチャーデラックス」の体験版B。ソニック、テイルス、ナックルズの3人のキャラクタでそれぞれ1ステージずつプレイできる。体験版Bというからには体験版Aもあることになるが、こちらは6人のキャラクタ、6ステージを収録した豪華バージョンで、後日公開予定としている。

     「ソニックアドベンチャーデラックス」は、セガの作品としては初となるゲームキューブからの移植作品。同作はもともとドリームキャストで開発され、その後ゲームキューブに移植され、さらにPCにも移植という珍しい変遷を辿ってきた名作アクションだ。

     ゲームキューブからの移植ということで、パフォーマンスは果たしてどうだろうかと、実際にプレイしてみたところ、実に良好なパフォーマンスで動作する。むしろいまどき珍しい快適軽量のゲームと言っていい。「ソニック」シリーズの醍醐味である爽快さは100%移植されているといっても過言ではなさそうだ。

     体験版でプレイできるステージは、ソニックが「エメラルドコースト」、テイルスが「ウィンディバレー」、ナックルズが「レッドマウンテン」となっている。いずれも序盤ステージなので、難関らしい難関もなく心底楽しみながらプレイできる。

     ソニックステージは、囚われたテイルスを救出するというミッションで、ステージの最奥まで到達すればクリアとなる。お馴染みのハイスピードアクションの連続で、ときに自分がどこをどう移動しているのかわからなくなるほどの慌ただしい展開がおもしろい。高速時は自動で視点が切り替えられるが、この設定がなかなか秀逸で、シャチに追いかけられるシーンや、加速板を使ってぐるりと一回転する箇所などはドラマチックに見せてくれる。

     テイルスステージは、空中マップを使ったジェットコースター的急滑りステージになっていて、ソニックより先にクリアするのがクリア条件となっている。テイルスの飛行スキルを使ってうまくショートカットしていくと有利に進められるが、あまりに多用しすぎるとどちらが進行方向だかわけがわからなくなる。この不思議な感覚も同作の魅力のひとつに数えられそうだ。

     最後のナックルズステージは、ステージ内に隠された3つの宝石を、レーダーのヒントに従いながら探し出すというもの。落ち着いてプレイすれば簡単にクリアできるステージだが、マップがなく、視点移動も左右旋回のみなので、見上げたり、見下ろしたりといったことができないのが非常にまどろっこしく感じられる。また旋回速度も非常にまったりしており、いわゆるFPS感覚の操作にはほど遠い。レベルエディット自体は非常に丁寧なので、こうした点はやや残念だ。

     ただ、いずれにしてもゲーム内容自体は、わざわざここに書くまでもなく良くできているので、アクションファンは一度試してみるといいだろう。

    Original game (C) SEGA (C) SONICTEAM/SEGA, 2003

    ダウンロードはこちら(セガ)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~11月26日版~」


【11/18】

    【アクションシューティング】
    「Max Payne 2: The Fall of Max Payne」Playable Demo [245MB]
  • 開発元 Remedy Entertainment
  • 発売元 Rockstar Games

     「Max Payne」の大ヒットで一躍世界的に有名になったフィンランドのゲームデベロッパーRemedy Entertainmentの最新作「Max Payne 2: The Fall of Max Payne」のPlayable Demo。同作は、E3での発表から10月の発売に至るまで目立ったプロモーションを一切行なわなかったという珍しいタイトルだが、10月14日に発売されるやいなやMature指定のバイオレンスタイトルにもかかわらず圧倒的な人気を集め、各所で売り切れが続出したという。ゲーム内容も細部までよく作り込まれており、圧倒的な吸引力でぐいぐい遊ばせる。どうやら2003年のFPS市場は、ふたを開けてみれば「Max Payne 2」のひとり勝ちという誰も予想し得なかった結果に終わりそうだ。

     「Max Payne」は、映画「マトリックス」で高く評価された“バレットタイムアクション”と呼ばれる独自の撮影手法によるダイナミックな視覚効果を、いち早くゲームシステムの一部として取り入れたことで話題を集めたハードコア系のアクションシューティング。バレットタイムシステムの採用を見てもわかるように、ゲームをインタラクティブ要素とカットシーンを融合させたひとつの映像エンターテインメントとして捉えているところに新しさがある。

     「Max Payne 2」は、前作のゲームシステム、ゲームエンジンをベースに、前作のその後のストーリーを描いている。主人公Max Payneもずいぶん歳を重ね、顔に寄るしわが隠せない年頃になっている。ストーリーのカギを握るキャラクタは、前作にも登場したMona Saxなる美女。タイトルバックにMax Payneの隣に描かれている女性がそれだ。サブタイトル「The Fall of Max Payne(堕ちたMax Payne)」からも推測できるように、どうやらMax Payneが彼女に恋をするというストーリーが描かれるようだ。

     Demoでプレイできるのは、「PART1: The Darkness Inside」のプロローグシーンと、「CAPTER ONE: Elevator Doors」、そしてCHAPTER TWOの途中まで。ゲームの展開は、前作とまったく同じで、まずアメコミ風のタッチによるイラストと吹き出しによって、落ち着いた導入部が展開される。前作を未プレイのユーザーにも、現在に至るまでのバックグラウンドがわかるように、妻が殺されるところからひととおりの説明が行なわれる。「PART1: The Darkness Inside」の冒頭は、Max Payneの独白で展開し、彼ひとりの声がもの悲しい感じのBGMと共に耳に入ってくる。この救いがたい雰囲気はまったく前作と同質のものがある。

     ゲームが始まったと思いきや、立て続けにカットシーンが挿入されるというスタイルも、前作をそのまま踏襲している。その内容もさることながらカメラワークが相変わらず秀抜で、その世界にプレーヤーを引き込む役割を果たしてくれる。2度目以降のプレイでも相変わらずカットシーンを省略することができなかったが、これはクリエイターのこだわりなのだろう。内容がいいため、繰り返し見せられてもそれほど気にならない。

     続く「CAPTER ONE」では、Mona Saxとの再会の様子が描かれる。その模様は実際にプレイして自分の目で確かめてもらうことにして、プレイしながら感心したのは、丁寧なレベルエディットと、あらゆるオブジェクトを物理演算の対象にした現実性の高い世界の構築ぶりだ。壁に設置された引き戸や戸棚の引き出しはもちろんのこと、部屋に山積みされた段ボールや木箱のたぐい、椅子、スプレー缶、空き瓶、ドラム缶などなど、Max Payneよりも重量の軽いオブジェクトは何でも動かせるといっても過言ではない。

     中でも倉庫を迷路化させているMaxの背丈の3倍ほどの高さがある“無敵”オブジェクトの倉庫棚がぶっ倒れてきた時には、前作からの明確な進化を実感させた(そのまま押しつぶされてゲームオーバーになったわけだが)。ただ唯一、キャラクタモデルのボーン処理だけは、前作のものをそのまま流用しており、そこだけぼっこり大穴が空いたように2000年レベルの無様な醜態をさらしている。この1点を除けば、シングルプレイ専用アクションシューティングとしては、今年を代表する傑作といっていい。ぜひプレイしてみてほしい。

    (C)2003 Rockstar Games, Inc. Max Payne and the Max Payne logo are trademarks of Take-Two Interactive Software, Inc. All page content is Copyright (C) 2000-2003 PayneReactor.com unless otherwise stated. Do not copy without written permission from the author.

    ダウンロードはこちら(Rockstar Games)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~11月18日版~」


【11/17】

    【クィディッチシミュレータ】
    「Harry Potter Quidditch World Cup」Playable Demo [252MB]
  • 開発/発売元 Electronic Arts

     エレクトロニックアーツが11月13日に日本語版で発売した「ハリー・ポッター クィディッチ ワールドカップ」の英語版Playable Demo。「ハリー・ポッター」世界でもっともメジャーなスポーツとして小説にもたびたび扱われる「クィディッチ」の世界選手権を丸ごとゲーム化したタイトル。ファイルサイズの割には内容が少ないが、どういうゲームかは理解できる。日本語版が気になっている人にお勧めのDemoだ。

     「ハリー・ポッター」におけるホグワーツ生活のメインイベントといえる「クィディッチ」と呼ばれるスポーツ。ルールを簡単に説明すると4つのボールをほうきに乗った14人の選手が追いかけて得点を競うという内容だが、それぞれのボールは“生きて”いて、ブラッジャーという攻撃的なボールがいたり、ブラッジャーの攻撃から味方を守るだけの役割の選手もいたりして、実は日本語訳を何度読み返しても試合展開が不透明なスポーツだったりする。

     小説では、ハンドボール風の内容が展開されるクァッフルを追い合うシーンから始まり、ブラッジャーの妨害、敵チームのチキンプレイと来て、一足飛びにふたりのシーカーがスニッチを追い合う終盤戦の様子が描かれる。我らがシーカーはご存じハリー・ポッターであり、スニッチを捕まえると、クァッフルが10点のところをいきなり150点も加算され、のみならずその時点で試合は終了となる。要するにスニッチを捕まえたチームが勝つスポーツというわけで、自然ハリーが敵の妨害を避けつつ、必死にスニッチを追うシーンは、もっとも盛り上がるわけである。

     といった具合に、このスポーツ、エンターテインメント性はともかく、試合展開の点で、ツッコミ所が多すぎて到底ゲームにはなるまいと思っていたのだが、小説のうんちく本、映画化、ゲーム化と多様な展開を見せるうちに、いつのまにかスポーツとしてのつじつまが合わされ、こうしてEAから小説同様の興奮が楽しめるスポーツゲームが誕生する運びとなった。肉付けしたのが、当のJ.K.ローリング本人なのか、ワーナーなのか、EAなのかは不明だが、世界的人気が後支えした力業的プロジェクトといっていい。

     Demoでは、オープニングムービー、メイキングビデオ、そしてトレーニングモードの「Passing the Quaffle」がプレイできる。クァッフルを動くリングの中に入れ込むトレーニングが行なえるモードで、一定のポイントを稼ぐと終了となる。好成績を残すと特別なクィディッチカードがゲットできるが、Demoはそこで終了となる。真剣にプレイすると1分足らずで終わってしまうので、正直言ってちょっと物足りない内容だが、映像コンテンツは盛りだくさんなので「ハリー・ポッター」ファンは試してみるといいだろう。

    (C) 2003 Electronic Arts Inc. Electronic Arts, EA GAMES and the EA GAMES logo are trademarks or registered trademarks of Electronic Arts Inc. in the U.S. and/or other countries. All rights reserved. All other trademarks are the property of their respective owners. EA GAMES(R) is an Electronic Arts(R) brand. HARRY POTTER, characters, names and related indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Harry Potter Publishing Rights (C) JKR. WBIE LOGO, WB SHIELD: (R) & (C) Warner Bros.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~11月17日版~」


【11/14】

    【ボートレースシミュレータ】
    「Virtual Skipper 3」Playable Demo [60.5MB]
  • 開発元 Nadeo
  • 発売元 Digital Jesters Media Centre

     世にも珍しいボートレースシミュレータ「Virtual Skipper」シリーズ最新作「Virtual Skipper 3」のPlayable Demo。いかに風を捉え、船を前に進めるかという帆船特有のゲームプレイが非常にユニーク。3作目は、シングルプレイのほか、マルチプレイにも対応。グラフィックスも相変わらず美しい。お勧めのDemoだ。

     「Virtual Skipper 3」は、大小の帆を張って風の力で船を動かす帆船のレースをモチーフにしたボートレースシミュレータ。時速20キロ、30キロ程度という緩やかなレース展開ながら、船の向き、帆の向きを間違えるとたちどころに船はストップし、やっと動き始めたと思ったら進行方向と逆を向いていたりして、なかなか思うとおりに船を操縦できないところがおもしろい。船をうまく風に乗せられるようになってくるとおもしろさも倍増で、船が速度をぐんぐん上げ、白い波をひいて疾走する姿は実に気持ちがいい。

     同作で一番こだわっているのがグラフィックスで、あまり代わり映えしないゲーム画面でも飽きられないように、海面には環境バンプマッピングを施し、陸地のオブジェクトも含めて実にリアルに表現している。右ドラッグで自由に視点変更ができ、マウスホイールを使うことでズームイン・ズームアウトが可能。朝日や夕闇、嵐など、時間や天候によって海の表情も異なり、ある意味環境ソフトとしても良くできている。

     それを裏付けるかのように、今作ではレース以外の要素を充実させている。「Challenge」はさまざまな条件下(天候、風向き)で、制限時間以内でゴール到達を目指すという文字通りのモード。50秒、46秒といった具合に、短い時間制限の中で、いかに素早く発進し、そしてうまく船を制動するかが問われる。ステージごとにマップも異なり、なかなか楽しめた。

     もうひとつのTime Attackは、ChallengeとRaceの中間ぐらいの扱いで、中距離レースのタイムを競うという内容。途中に置かれているチェックポイントのブイに接触するのがなかなか難しく、難易度は一番高いかもしれない。シリーズお馴染みのモード「Race」は、他のボートと競うという内容。風向きに加え、潮の流れまで入ってくると、とたんに難易度が上がる。レースではわずかな操縦ミスが、大きな差を生むので、ボートレース初心者のためにチュートリアルモードもほしいところだ。

    ダウンロードはこちら(Gamers Hell)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~11月14日版~」


【11/13】

    【アクションシューティング】
    「Chrome」Playable Demo [109MB]
  • 開発元 Techland
  • 発売元 Strategy First

     ポーランド産アクションシューティング「Chrome」のMultiplayer Demo。欧米での発売に合わせて公開されたもので、9月に公開されたSingleplay Demoと比較して、ずいぶんパフォーマンスも上がっており、クライアントの安定性も増した印象がある。これといって際だった要素はないものの、シングル・マルチともしっかり遊べる佳作だ。

     「Chrome」は、未来の宇宙世界をモチーフにしたSFアクションシューティング。正義の賞金稼ぎとして、数々な惑星で敵を撃破していくというチームベースのキャンペーンが魅力。マルチプレイモードは、オーソドックスなスタイルの最大16人による対戦が楽しめる。

     ゲームモードは、CTFとアサルト(チームデスマッチ)の2種類があり、Demo用のマップは2枚。ユーザー登録不要でクライアントからシームレスにサーバーブラウザに接続できる。DemoながらDedicatedサーバー機能も備えているので、自分でゲームを立てることも可能だ。同作は英国で人気があるのか、比較的英国ユーザーが立てたサーバーが多いようだ。

     同作のマルチプレイはマップごとにゲームモードが固定されているところ。Soilentは、マップ中央に人間の背丈ほどの草原地帯を設けた逃げ場のないフィールドマップで、こちらはCTF固定。中央の草原地帯を走破してショートカットを狙うか、脇のコンテナエリアを抜けるかといった具合に、意外と戦術性が高くおもしろい。

     一方のBattledust2は、荒廃した丘陵地帯が舞台で、Soilentの数倍の広さがある。双方に乗り物が用意されており、乗り物を主軸とした銃撃戦が熱い。Blueチームは、Mechを彷彿とさせるロボット型の乗り物が2台。硬い装甲と高い火力を誇る一方で、移動性能が悪く。後ろに付かれてしまうと一方的にやられてしまうという弱点がある。

     Redチームは、後部座席にマシンガンを搭載したバギータイプの四輪車が3台。操縦と機銃に1人ずつの人員を必要とし、耐久力も低めに設定されているが、機動力は抜群で、敵をそのまま引き倒すことも可能。機銃は360度高速旋回可能で、ロボットと正面衝突を避ければほぼ敵なしの乗り物だ。

     いずれの乗り物も一長一短あり、こうした対戦もおもしろい。発売後のDemoだけあって、なかなか人が集まりにくいのが玉に瑕だが、FPSファンはぜひ一度プレイしてみるといいだろう。

    (c) 2003 Techland.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~11月13日版~」


【11/12】

    【アドベンチャーゲーム】
    「Uru: Ages Beyond Myst」Playable Demo [109MB]
  • 開発元 Cyan Worlds
  • 発売元 Ubi Soft Entertainment

     PCプラットフォームを代表するアドベンチャーゲームとして名高い「Myst」シリーズ最新作「Uru: Ages Beyond Myst」のPlayable Demo。第4弾は、シリーズ初のフル3Dグラフィック、フルカスタマイズ可能なキャラメイク、そしてオンライン対応とさまざまな新要素を盛り込んでいるが、基本スタイルは従来のシリーズから変更はなく、マウスひとつで安心してプレイできる。迷わず今月イチオシのアドベンチャーゲームだ。

     「Uru: Ages Beyond Myst」は、オリジナルのファンタジー世界に張り巡らされたパズルを解き明かし、世界の謎を少しずつ解いていくという謎解きアドベンチャーゲーム「Myst」のシリーズ最新作。前作「Myst III: Exile」までは、プリレンダーの高精細映像による疑似3D世界での冒険だったが、今回はオリジナルの3Dエンジンによるシリーズ初(リメイク作品を除く)のフル3Dグラフィックを実現している。

     驚くのはほぼ全編リアルタイムレンダリングでありながら、従来のプリレンダー映像並みのビジュアルクオリティを実現しているところだろう。なおかつ、影もリアルタイム生成で、セルフシャドウまで実現しているなど、どこまでもフォトリアルだ。LODも実にシームレスで、不自然さは微塵も感じさせない。実に素晴らしい3D世界だ。これを見るだけでもDemoをプレイする価値がある。

     さて、Demoではキャラクタメイクからスタートする。キャラメイクでは、名前、性別髪型、顔立ち(ヒゲの有無、形、メガネ等のアクセサリー)、上半身(体型、洋服、服の柄、色)、下半身、足といった具合に細かく指定できる。先述したように、同作はオンラインで複数のプレーヤーと同時プレイが可能なことから、こうした凝ったキャラメイクシステムが実装されたものと思われる。

     キャラメイクを終えると世界に降り立つ。操作はマウスのみで行なえ、F1キーで1人称視点と3人称視点の切り替えることができる。通常は3人称視点で、視界の端々にまで目を光らせつつ進めていき、ジャンプが必要なシーンや目の前のオブジェクトを細かく見たい場合などは1人称視点、といった具合に随時切り替えながら進めていくことになる。

     「Myst」シリーズは、パズルの難解さにその一大特徴があるが、「Uru」はフル3Dグラフィックを採用したことで、その特徴がさらに際だっている印象で、アクティブなオブジェクトにアクセスするためには、その手前まで足を運ぶ必要があるし、右ドラッグですみずみまで見渡さないとヒントがよく見えなかったりする。逆にいえばそれだけリアル指向のつくりになっており、没入感は高い。

     プレイ中、「おおっ」と思ったのは、薪や木材、石といった風景オブジェクトが可動式になっているところで、Demoではヒントを隠す役目を果たしてたりしていて、なかなかおもしろい。NPCとの会話は、対象に近づくことで自動的にスタートするが、字幕やログを取る機能がないため、いちいち手動でメモを取る必要がある。非英語圏ユーザーのためにせめて字幕機能ぐらいは実装してほしいところだがどうだろうか。

    (C) 2003 Cyan Worlds, Inc. Published by Ubisoft Entertainment, S.A. All rights reserved. Ubisoft, Ubi.com, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries. Uru D'ni Cyan and Myst are trademarks of Cyan, Inc. and Cyan Worlds, Inc. under license to Ubisoft Entertainment

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~11月12日版~」


【11/11】

    【アクションシューティング】
    「Halo: Combat Evolved」プロモーションムービー [21.8MB]
  • 開発元 Bungie Studios
  • 発売元 マイクロソフト

     11月14日に発売を控えたマイクロソフトのアクションシューティング「Halo: Combat Evolved」のプロモーションムービー。

     FPSのプロモムービーとしては異例の6分超もの長さで、随所に派手なバトルシーンを挿入し、店頭デモ用に最適化された内容になっている。店頭ではそれなりにウケそうだが、デスクトップで見ると内容の繰り返しと映像の荒さが目に付く。640×480ドット/1分程度のボリュームできっちり魅せた方が効果的なように思うのだがどうだろうか。

     「Halo: Combat Evolved」は、北米では9月30日に発売され、Xbox版同等の高い評価を得ている。10月20日にはすでに紹介したPlayable Demoも公開され、Xbox初のミリオンタイトルを気軽に試すことができる。同社としては「Halo 2」の発売前に、ひとりでも多くの「Halo」ファンを増やしたい考えなのだろう。

     日本語体験版は残念ながら未公開だが、プロモーションムービーでは日本語版によるプレイ映像がたっぷり収録されている。Xboxユーザーにとっては新鮮味の薄い内容かもしれないが、映像の後半では、最大16人でのマルチプレイの映像や、マルチプレイ用の新しいウェポンや乗り物の紹介もあり、それなりに見応えがあるだろう。

     ただ、先述したようにムービーの解像度が低いので、せっかくの高解像度モードの美しさがまったく伝わらない。逆に、新しいマルチプレイ用マップの映像はプロモーションムービーでしか見ることができない。Demoとセットで楽しみたいところだ。

    (C) Microsoft Corporation, 2001-2003. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Microsoft)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~11月11日版~」


【11/10】

    【テーブルトークRPG】
    「Temple of Elemental Evil:A Classic Greyhawk Adventure」Playable Demo [218MB]
  • 開発元 Troika Games
  • 発売元 ATARI

     ATARIのDungeons & Dragonsシリーズ最新作「Temple of Elemental Evil:A Classic Greyhawk Adventure」のPlayable Demo。開発元は「Baldur's Gate」「Neverwinter Nights」シリーズで知られるBio Wareではなく、「Arcanum: Of Steamworks and Magick Obscura」を開発したTroika Gamesが担当。ゲームデザインも、先の2シリーズより、Stormfront Studiosの「Pool of Radiance: Ruins of Myth Drannor」に近い。ゲーム性よりむしろD&D性を重視したといえそうなこだわり派RPGだ。

     「Temple of Elemental Evil:A Classic Greyhawk Adventure」は、テーブルトークRPGの代表作として知られる「Dungeons & Dragons」の最新コアルールを採用したシングルプレイ専用のRPG。D&Dシリーズというと、Forgotten Realmsキャンペーンセッティングを採用するのが通例だが、同作はGreyhawkキャンペーンを採用しており、「Baldur's Gate」、「Icewind Dale」、「Neverwinter Nights」といったFRキャンペーンシナリオとはまったく毛色の異なる冒険が楽しめるところが最大の特徴だ。

     ただし、ゲームシステムそのものは「Dungeons & Dragons」3rd Editionルールを採用しているので、以前D&Dシリーズのいずれかをプレイした経験のあるユーザーなら迷わずゲームを進めていくことができるだろう。これは、日本で言う「ドラゴンクエスト」、「ファイナルファンタジー」シリーズに匹敵する強みであり、いまや北米におけるシングルプレイRPGのシェアの半分以上は一連のD&Dシリーズによって占められている。

     さて、Demoの内容は、Greyhawkキャンペーンの荒々しい世界観をまざまざと見せつけてくれるオープニングムービーを皮切りに、チュートリアル、キャンペーンの一部がプレイできる。D&Dシリーズの魅力であるキャラメイクなどはできず、既成パーティによる冒険となるが、使用魔法の入れ替え、装備品の交換などは可能だ。

     チュートリアルでは、キャラの操作から、宝箱の開け方、アイテムのルート方法、魔法の使い方、パーティーでの戦い方といった基本的な内容を習得することができる。先述したように、同作はこれまでの同社タイトルとは異なるインターフェイスを採用しているので、ひととおりプレイしておくといいだろう。

     キャンペーンは、ストーリーらしいストーリーもなく、昼夜を問わず連戦につぐ連戦で、Greyhawkキャンペーンの独特な世界設定の一端をかいま見ることができる。同作は基本的に2Dグラフィックのゲームだが、モーションパターンが実に豊富で、たとえばモンクなどは、正拳突きのほか、回し蹴り、かかと落としなど、アニメーションを見ているだけで楽しめる。Magic Missileをはじめとした魔法のエフェクトも実に個性的で、いい雰囲気だ。

     ちなみにパーティーメンバーのレベルは2なので、油断するとすぐにやられてしまう。しばしば休息をとりつつじっくり進んでいくといい。難易度が高すぎると感じたら、野外でしばらくキャンプして、大ガエルや大蛇を相手に経験値稼ぎをして、レベルを3まで上げておくと楽になるだろう。

    Temple of Elemental Evil A Classic Greyhawk Adventure (C) 2003 Atari Interactive, Inc. All Rights Reserved. Neverwinter Nights, Forgotten Realms, the Forgotten Realms logo, Dungeons & Dragons logo, Dungeon Master, D&D, Baldur's Gate, and the Wizards of the Coast logo are trademarks owned by Wizards of the Coast, Inc., a subsidiary of Hasbro, Inc. and are used by Atari Interactive under license. All rights reserved. Windows and Windows 95/98/2000 are registered trademarks of Microsoft Corporation. Manufactured and marketed by Atari Interactive, Inc., New York, NY. All other trademarks are the property of their respective owners.

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    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~11月10日版~」


【11/7】

    【アクションシューティング】
    「CONTRACT J.A.C.K.」Playable Demo [129MB]
  • 開発元 Monolith Productions
  • 発売元 Sierra Entertainment

     2002年を代表するアクションシューティング「No One Lives Forever 2: A Spy in H.A.R.M.'s Way」の外伝的エピソードを扱った新作「CONTRACT J.A.C.K.」のPlayable Demo。ゲームエンジンなどは使い回しているが、単体起動可能な完全新作で、NOLFシリーズらしいユニークな演出がそこかしこに見られ、新鮮な感覚で楽しくプレイできた。日本でも日本語マニュアル付き英語版がサイバーフロントから11月28日に発売される予定となっている。

     「No One Lives Forever 2: A Spy in H.A.R.M.'s Way」は、女スパイケイト・アーチャーの活躍を描いたアクションシューティング。美貌の女スパイが主人公という設定と、ワルながらも憎めないところがある犯罪組織H.A.R.M.'sの存在、そしてDirectX 8.1完全対応のLithtech Jupiterエンジン採用による美しいグラフィックといった要素により、北米市場では喝采を持って迎えられた。

     その外伝に相当する「CONTRACT J.A.C.K.」は、犯罪組織H.A.R.M.'sに雇われた暗殺者ジョン・ジャックとなって、イタリア全土を舞台にH.A.R.M.'sに敵対する犯罪組織Danger Dangerの壊滅に尽力していくことになる。ケイト・アーチャーもゲスト出演するようだが、どうやら正面衝突することはないようだ。

     ゲームの主人公はセクシー美女からバリバリ硬派な中年男に変わり、ゲーム性もDemoをプレイした限りでは、従来のスパイっ気は皆無に等しく、重火器を使った力押しが基本となっている。インターフェイスやビジュアルはほぼ同等といっていいが、ライフ回復アイテムやアーマーのたぐいもよく見かけるなど、ゲーム性はずいぶん違う印象だ。今作ではMODツールの公開も予定されており、マルチプレイも重視するなど、Lithtech Jupiterエンジンの実験的な意味合いも含まれているのかも知れない。

     Demoでは、「CHAPTER 2: Trail by Gunfire」と「CHAPTER 4: Danger! Danger!」の2ステージがプレイできる。CHAPTER 2は、H.A.R.M.'sの首領Volkovのテストに合格すべく、マルタ島の遺跡の奥にあるゴールを目指して進んでいくというもの。テスト会場はH.A.R.M.'sが拠点として常用しているようで、ケイト・アーチャーに賞金を賭ける旨を知らせる張り紙や、怪しげなカンフー映画のポスターなど、前作をプレイしているユーザーなら思わずにやりとしてしまうような演出が凝らされていて楽しめる。

     CHAPTER 4は、雪が降るステージでDanger Dangerとの死闘が繰り広げられる。敵は致死性の高い武器を携えており、一瞬の油断が命取りとなる。敵AIは、隠れながら撃つ、後ろに回り込むなどなかなか優秀な動きを見せるが、こちらが姿を見せるまで待つということができないので、出現位置に照準を置いてひとりずつ仕留めていくといい。いずれのステージとも難易度はそこそこ高く、熱中してプレイしてしまった。この冬イチオシの佳作のひとつと言えそうだ。

    (C) 2003 Monolith Productions, Inc. All rights reserved. Contract J.A.C.K. and Cate Archer are trademarks of Monolith Productions, Inc. Development by Monolith Productions, Inc. Sierra and the Sierra logo are registered trademarks or trademarks of Sierra Entertainment, Inc. No One Lives Forever, Vivendi Universal Games, and the Vivendi Universal Games logo are trademarks of Vivendi Universal Games, Inc. The product contains Jupiter Technology licensed from Touchdown Entertainment, Inc. (c)2003 Touchdown Entertainment, Inc. All rights reserved. Any other trademarks are the property of their respective owners.

    ダウンロードはこちら(Gamers Hell)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~11月7日版~」


【11/6】

    【レースシミュレータ】
    「NASCAR Thunder 2004」Playable Demo [99.8MB]
  • 開発元 Electronic Arts

     EAの「NASCAR」シリーズ最新作「NASCAR Thunder 2004」のPlayable Demo。毎年恒例のタイトルだが、ここ数年、ビジュアル的な進化は留まっており、今作においても「2003」との表面上の違いは選手データだけといっていい。シーズンを通じてチェックしている生粋のNASCARファンのみにお勧めできそうなマニアックなシミュレータだ。

     「NASCAR Thunder 2004」は、米国特有のストックカーレースを題材にしたレースシミュレータ。現在NASCARシミュレータは、EAの「NASCAR Thunder」と、Sierraの「NASCAR Racing」の2大ブランドの独占状態になっているが、いずれもシミュレーションに特化した内容になっている。数十種類にも及ぶセッティング項目、実戦同様の細かいレギュレーション。セオリーを無視すると完走すら覚束ないレース展開。これほど敷居の高いゲームシリーズはなかなかない。

     近作ではスライドバーをいじるだけで、自分好みのセッティングが可能になったりするなど、初心者向けの改良も施されてはきているが、それでもNASCARに縁のない国のユーザーからすると、まだまだ難しい印象がある。

     「NASCAR Thunder」シリーズの魅力は、自前で「EA SPORTS 500」というレースと架空のコースを揃えているところ。演出も派手で、場内アナウンスを含め、NASCARの臨場感を余すところなく伝えてくれる。また、EA SPORTSではすっかりお馴染みとなったオリジナルのテーマソングも収録されており、レース前の雰囲気をほどよく盛り上げてくれる。

     その一方で、ライバルカーのAIはまったく進化しておらず、レース序盤~中盤の団子状態から明らかに嘘っぽい動きをするのにはがっかりさせられた。「NASCAR Thunder」シリーズは、前作から「Xbox LIVE!」対応という北米ならではの強みを備えているが、この内容ではPCユーザーだったら迷わずSierraの「NASCAR Racing」シリーズを選択するのではないだろうか。

     Demoでは、TalladegaでのEA SPORTS 500とTexasでのSamsung/RadioShack 500の2レースを収録しており、遊びがいはたっぷりある。AIがコンピュータ的動きなので、いまひとつシングルプレイは熱くなれないが、Game Spyサーバーを使ったマルチプレイにも対応しているので、そちらも試してみるといいだろう。

    (c) 2003 ELECTRONIC ARTS INC. ALL RIGHTS RESERVED.

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【11/5】

    【レースゲーム】
    「Need for Speed Underground」Playable Demo [219MB]
  • 開発元 Electronic Arts

     EAの人気レースゲーム「Need for Speed」シリーズ最新作「Need for Speed Underground」のPlayable Demo。同シリーズはずいぶん前からマルチプラットフォーム展開を行なってきているが、今回はPS2、Xbox、GC、PCの4プラットフォーム同時発売で、オンラインモードの相互接続をサポート(GC版、PS2版はオフライン対戦のみ)。そのほかグラフィックの面でも目を見張る要素が多く、相変わらず手堅い作り。欧米で11月17日発売予定で、日本ではPS2版とGC版が12月25日発売となっている。

     「Need for Speed」は、チューンナップした改造車で公道を暴走する飛ばし屋と、それを陸空の両面から捕捉にかかる警察とのカーチェイスをモチーフにしたレースゲーム。タイトルが示すように、チューンナップによって極限までスピードを追い求め、極限のスピードとスリルを堪能する快楽主義的な内容となっている。サイレンを鳴らしながら追いかけてくる警察や公道を走る一般車はいわばレースを彩るアクセサリー的な扱いになっているところがユニークだ。

     「Need for Speed Underground」は、Undergroundのサブタイトルが示すように、深夜のドラッグレースをモチーフにしており、チューンナップされた一般車に乗って、ライバルカーと共に静まりかえった深夜の公道を暴走することになる。

     今作でもっとも特徴的なのが、モーションブラーの採用で、ニトロ使用により背景に残像が発生したり、カーブを曲がる際に街頭やテールランプが光の尾を引くなど、これまでのレースゲームではあまり見られなかった独特の効果を生み出している。

     環境マッピングにもこだわっていて、ボディへの映り込みはもちろんのこと、地面にも細かく光を反射させ、やや過度にライトアップされた深夜の公道を色鮮やかに再現している。冷静に観察すると、地面が鏡のようにテカテカしていておかしいのだが、実際に200kmオーバーで走行する状況下では、自然に映るから不思議だ。

     DemoではQuick RaceとPlay Onlineをプレイできる。Quick Raceでは3台のAIカーとバトルを楽しめるモードがおもしろい。コースは固定ながら、作り込みが丁寧で、バスが交差点で横切ったり、ときおり対向車が走ってきたり、難易度の高いショートカットを狙ってタイムを短縮するなど、同シリーズの魅力がめいっぱい詰め込まれている。

     一方、Play Onlineは、ユーザー登録から、マッチメイキングまですべてシームレスになっているが、他のレースゲームのように、ほいほい野良レースに参加するという仕様ではなく、相手の承諾を経てドラッグレースに参列するという仕様になっているため、なかなかゲームが始まらない。Quick Raceは、AIカーとさくさくレースが楽しめるので、まずはこちらから試すといいだろう。

    (c) 2003 ELECTRONIC ARTS INC. ALL RIGHTS RESERVED.

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    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~11月5日版~」


【11/4】

    【リアルタイムストラテジー】
    「Age of Mythology: The Titans Expansion」体験版 [312MB]
  • 開発元 Ensemble Studios
  • 発売元 Microsoft

     11月7日に発売となる「Age of Mythology: The Titans Expansion」の日本語体験版。同作のPlayable Demoが公開されたのは英語版発売後だが、日本語版では発売前にきっちりタイミングを合わせてきたのは偉い。AoMファンはぜひプレイしておこう。

     体験版の内容は10月23日版で紹介した英語版とまったく同じ。違いは、テキストと音声周りがすべて日本語化されている。メインメニューやゲーム内テキスト/ボイスだけでなく、テクノロジーツリーやゲームヘルプなども日本語化されているので、AoMファンにはそれだけで十分ダウンロードする価値のある内容といえる。

     英語版の際も触れたように、体験版のランダムマップゲームでは、第3の時代(英雄の時代)までしか文明を進化させることができないので、ティタン(巨神)を使用することはできないが、逆に言うと英雄の時代まではプレイできるので、新しいアトランティス勢力のスタイルをひととおり見ることはできる。

     また、クロノス限定ながら、進化したAIもしっかり組み込まれているので、AI対戦が好きな人には十分遊びがいのある内容といえる。一方、マルチプレイメインのプレーヤーは、ランダムマップをこなしながら、新感覚の新勢力アトランティスの傾向と対策を練ってみてはいかがだろうか。

    (C) 2003 Microsoft Corporation. All rights reserved.

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    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~11月4日版~」


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