発売元 Codemasters
Codemastersのインディーカーレースをモチーフにしたレースシミュレータ「Indy Car Series」のPlayable Demo。Codemastersブランドの作品だが、別のデベロッパーが開発しており、ここ最近の同社の作品とは異なる方向性で、シミュレート性を重視する向きに好まれそうな作品となっている。完成度は70%ということで、正直ビジュアルについては物足りなさがある。さらなるチューンナップが期待されるところだ。
「Indy Car Series」は、米インディアナポリスで生まれた、最高スピードをとことん追求する世界最速クラスのカーレースIndy Racing Leagueを忠実に再現したレースシミュレータ。コースはNASCARと同じオーバルコースとなっており、スピード最重視のセッティングでレースに乗り込むことになる。
同作の魅力はなんと言っても爆発的なスピード感で、オーバルコースのため、急ブレーキや急ハンドルも必要なく、300kmを超えるめくるめく超高速世界を堪能できる。またダメージマッピングも細かく設定されており、あまりダメージを受けすぎると、タイヤがたわんだ状態で回ったり、ピットからピットインを促されたりする。このあたりのこだわりはいかにもCodemastersブランドらしい。
DemoでプレイできるのはTest DriveとStart Raceの2モード。Test Driveでは、フロントウィングの調整から、細かいパーツのセッティングが行なえ、その状態でテスト走行をすることができる。Start Raceは、Eddie Cheever Jr.もしくはSam Hornish Jr.のいずれかを選択して本戦をプレイすることができる。10周となっているが、オーバルコースでほとんどスピードの落ちない展開なので、ものの数分で終わってしまう。
個人的には、高速時でのグリップの効かなさが気になった。実際のレースと同じ味付けということなのだろうが、現状ではサイドミラーを見ることができず、バックミラーを全画面で見ることしかできない。このためライバルカーとの位置関係は実質的にサウンドエフェクト(余談だがサウンドエフェクトのクオリティは非常に高い)で判断するしかないのだが、それもあっという間の出来事なので、いわゆる超高速でのバトルというのがいまひとつ実感できない。味付けの変更はいまさら出来ないとしても、せめて画面視点にかかわらず、画面の両サイドにサイドミラーを常時表示させるぐらいの改良は必要なのではないだろうか。今後のチューンナップに期待したいところだ。
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