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ブロードゲームが現在βテストを実施しているオンラインビリヤードゲーム「キャロム3D」のオープンβクライアント。βテスト自体は昨年12月から実施されているが、5月に行なわれたバージョンアップでギルドシステムが追加され、より一層遊びやすくなっている。ビリヤードファンはぜひ一度試してみよう。
「キャロム3D」は、4つ球、3クッション、6ボール、9ボール、8ボール、ローテーションボールといったビリヤードゲームを、フル3Dグラフィックで楽しめるオンラインビリヤードゲーム。キャロム(Carom)とは、もともとポケットのないクッション台を使用してプレイするヨーロッパスタイルの玉突きゲームのことをさすが、米国で流行し、日本でも親しみ深いポケット台を使った9ボールや8ボールも楽しめる。
クライアントはわずか16MBと非常にコンパクトだが、ビリヤードシミュレータ並びにオンラインゲームクライアントとしての機能はしっかりしており、自宅に居ながらにリアルなビリヤードゲームをプレイできる。また、描画内容はボールとキューの動き程度なので、それほど重くもなく、3D描画能力のあるノートPCなら気軽に遊べそうな印象だ。
ゲームはまずクライアントを起動して専用のロビーに接続するところからスタートする。ロビーには常時複数のゲームが立ち上がっており、基本的にゲーム中、ゲーム前にかかわらず自由にルームに参加できる。ゲーム中の場合は自動的に観戦モードになり、ゲーム前のあとはチーム分けしてゲームに参加することになる。
ゲームは継続性を持たせるためレベル制を採用しており、レベルによって性能の良いキューが進呈され、厚みの調節能力、回転力、手ブレなどの補正能力などが徐々に高まっていく仕組み。対戦者のレベルは名前の隣に表示されているアイコンセットで表示されているのですぐわかるのだが、珍しいキューを使っているとちょっと格好いい。
ちなみにレベルアップに必要なポイントは、ゲームをプレイしてスコアを稼ぐと得られる仕組みで、低レベルの際はあまり気にしなくて良いが、高レベルになってくるとスコアによってポイントが減算され、レベルダウンすることもあるようだ。
5月に実装されたギルドシステムは、比較的システムサポートが充実していて、魅力的な内容となっている。一番の魅力は最大12人対戦ができるギルドvsギルドが可能になるところ。ひとつのセッションで、1対1の5セットマッチや、2対2の3セットマッチといった豊富なルールが設定できる。ギルドメンバーの成績はギルドランキングに反映され、上位20位以上のギルドは専用のチャンネルが与えられる特典がある。
チャンネルは、RTSなどではお馴染みのシステムだが、同作においてはデフォルトでは「Carom Japan - 1」に接続される。20位以上のギルドには、ギルド名が付いた専用チャンネルが与えられるわけだ。機能的にはギルド専用のチャットロビー、感覚的には仲間だけでビリヤード店をひとつ貸し切りにするようなもので、励みになる魅力的なシステムといえる。現在ギルド数は92。我こそはというビリヤードファンはぜひ挑戦してみよう。
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