発売元 Atari
Magic Lanternの攻城戦ストラテジー「Castles and Catapults」のPlayable Demo。ATARIのValueタイトルで、製品版と同じ機能を1時間限定でプレイできる。Demo終了後にオンライン購入を促すダイアログが表示される。19.95ドルの価格に見合った内容で、現役バリバリの3Dゲームとは比べようもないが、うっかり1時間ぶっ続けで遊んでしまったあたり、なかなか吸引力のあるタイトルだ。
「Castles and Catapults」は、中世ヨーロッパの攻城戦をモチーフにしたリアルタイムストラテジー。ステージが丸ごと盤になっていたり、敵味方交互にユニットをチョイスしていくところなど、そこかしこにボードゲームのテイストを持ち込んでいる。
ゲームモードは、スカミッシュ、キャンペーン、マルチプレイのすべてにアクセス可能だが、一番遊びやすいのはキャンペーン。キャンペーンでは、ヨーロッパ各地の戦闘からスタートし、中東へと乗り込んでいくという長大なキャンペーンが堪能できる。
ゲームはまず部隊編成からスタートする。手持ちのポイントの中から、手駒を交互に選択していく。ソードマンなら3ポイント、カタパルトなら5ポイントといった具合で、戦闘は1つのステージにつき3回に渡って行なわれるので、最初は会戦に勝利するために歩兵、弓兵メインで選び、2回戦以降は、城を陥とすためにカタパルトなどを混ぜていくといい。
1戦闘あたりわずか数分で終了するライトな作りで、会戦での被害をいかに少なくおさえ、カタパルトによる攻城に持ち込めるかがポイントだ。というよりフィールドには、敵味方の城とユニットしか存在しないため、突っ込んで戦うしかやることがなかったりする。途中にある村や林にもそれなりの意味を持たせてほしかったところだ。
最初は使用できるユニットが限られるが、ストーリーが進んでいくと、司令官や砲兵司令、魔法使い、バリスタなど、徐々に選択肢が増えていく。このゲームは、ステージをクリアするまでユニットは持ち越されるため、最初の会戦で負けると、それ以降も勝てない。
グラフィックはフル3Dで、表向きRTSのシステムを採用しているが、グループ選択ができなかったり、逃げるカタパルトに歩兵が追いつかなかったり、壁が意味をなしてなかったり、作り込みの甘さが目立つ。3分で一勝負できてしまうというライトさだけがとりえのRTSだ。
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