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最新ゲーム DEMO & PATCH

~2003年7月~

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■ ダイジェスト・ニュース


【7/31】

    【ラグビーシミュレータ】
    「RUGBY 2004」Playable Demo [113MB]
  • 開発/発売元 EA Sports

     「Madden NFL」、「FIFA Soccer」、「NBA LIVE」など、数々のオフィシャルスポーツシミュレータで成功を収めるEA Sportsの新ブランド「RUGBY 2004」のPlayable Demo。EA Australiaが世界に先駆けて公開したもので、同社の「Madden NFL」とはまったく別物の完全新作だ。

     「RUGBY 2004」は、ヨーロッパのラグビーリーグをモチーフにしたラグビーシミュレータ。似た内容である「Madden NFL」シリーズは、あくまでアメリカ発祥のアメリカンフットボールであり、「RUGBY 2004」は英国で生まれたラグビーを題材にしている。言うまでもなくヨーロッパ(文化)圏をターゲットにした戦略的タイトルで、すでに「Madden NFL」シリーズが発売されている日本で発売されることはおそらくないだろう。

     実際問題どうしても同ジャンルのデファクトスタンダードである「Madden NFL」シリーズと比較せざるを得ないのだが、観衆の歓声や試合前の入場シーン、場内アナウンスなどなど、ゲーム以外の総合演出の部分で、プロスポーツエンターテインメントとして定着したNFLに比べ、「RUGBY 2004」は一歩も二歩も劣る印象がする。「RUGBY 2004」も英国やフランスのプロリーグを題材にしているものの、真面目に再現してしまっているためか、総じておとなしい印象だ。

     アメフトと比較すると、服装はシンプルで、アメフトのようなごてごてしたプロテクターも着けておらず、日本でのラグビーの試合風景によく似ている。一見何でもありのアメフトに対し、同作は前パスが許されないなど、ルールがやや厳格な印象がするといった具合で、細かいところに違いは見られるものの、「Madden NFL」に比べて“ここがおもしろい!”という部分がいまひとつよくくみ取れなかった。が、ラグビーファンにとっては、こちらこそ求めていたモノと感じられるかも知れない。何はともあれまずは一度試してみるといいだろう。

     Demoの内容は実にシンプルで、オーストラリア対英国の試合がプレイできる。オプション機能が無効になっているため、解像度を変えられないのが残念だが、インターフェイスはキーボードとゲームパッドの両方に対応しており、1対1のオフライン対戦も可能。グラフィックに関してはPS2版をそのまま流用しているらしくお世辞にも綺麗とは言い難い。ラグビーファンは一度試してみるといいだろう。

    (C) 2003 Electronic Arts Inc.

    ダウンロードはこちら(Bonus Web)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月31日版~」


【7/30】

    【ネットワーク対応RPG】
    「Lionheart: Legacy of the Crusdader」Playable Demo [151MB]
  • 開発元 Reflexive Entertainment
  • 発売元 BlackIsle Studios

     「Baldur's Gate」に代表されるD&Dシリーズで名を馳せたBlackIsle Studiosの久々の新作RPG「Lionheart: Legacy of the Crusdader」のPlayable Demo。同シリーズの実質的な開発元であるBioWareがInterplayからInfogrames(元ATARI)に移り、D&Dの版権から何から丸ごと持って行かれて一時はその存続すら危ぶまれた同社だが、これまでのノウハウを完全新作で見事に昇華させている。RPGファンならぜひともプレイすべき佳作だ。

     「Lionheart: Legacy of the Crusdader」は、「Baldur's Gate」において定着したネットワーク対応RPGに属する重厚長大型のファンタジーRPG。ネットワーク対応RPGとは、シングルプレイRPGとして完結しつつ、シングルで育てたキャラクタをインポート(持ち寄って)して、友人達とパーティーを組んでオンライン上でも楽しめるという柔軟性の高いゲームジャンルのことで、広義では「Diablo」シリーズもこれに含まれる。

     基本的なインターフェイスは、過去のD&Dシリーズを完全に踏襲しており、フォトリアルに描かれた美しい2D世界を、マウス操作により自由に行動しながら、さまざまなクエストにチャレンジしていくことになる。バトルシステムはリアルタイムだが、ポーズも可能。基本的なプレイスタイルはD&Dシリーズと同じと考えていい。

     画面構成や雰囲気は、アドオンを含め10作近くリリースされたD&Dシリーズの中でももっとも高い評価を受けた「Planescape: Torment」に近い。加えて、キャラの移動速度やマップ切り替え時のロード時間などは全般的にクイックになっていて非常に快適だ。

     そしてもっとも重要な世界設定は、ファンタジーがリアルなものとして捉えられている中世ヨーロッパ世界。プレーヤーは十字軍遠征に生涯を捧げた獅子心王リチャード一世の遺志を継ぐ人物として1588年のヨーロッパ世界を生き抜いていくことになる。

     Demoでプレイできるのは序盤部分のみだが、クイックセーブ、ロードなども可能で、新規キャラクタも作成できるなど製品版と同じ感覚でプレイできる。プレーヤーは最初牢獄に囚われており、謎の精霊の助けをかりて脱獄することになる。プレーヤーの使命はまだ明かされず、当面は主人公を狙うアサシンたちの攻撃をかわしつつ、重要人物に出会う旅を続けていくことになる。

     主人公が死ぬと即ゲームオーバー、宝箱にはトラップ、スニークもせずにノコノコ進んでいくと敵に囲まれて瞬殺されるなど、まさしく「Planescape: Torment」を彷彿とさせるハイレベル仕様となっており、暗がりを進んでいくドキドキ感がたまらない。強いて欠点を指摘しておくと、相変わらず長文の英文を読まされることぐらいだろうか。ぜひとも日本語版でプレイしてみたいところだ。

    2002-2003 Interplay Entertainment Corp. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Bonus Web)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月30日版~」


【7/24】

    【歴史シミュレーションゲーム】
    「信長の野望 天下創世」プロモーションムービー [3.5MB、4.3MB]
  • 開発/発売元 コーエー

     コーエーの人気シリーズ最新作「信長の野望 天下創世」のプロモーションムービー。公式サイト開設に伴って公開されたものだが、グラフィックエンジン自体はほぼ完成しているようで、迫力たっぷりのリアルタイム映像を鑑賞することができる。ムービー以外にも初公開の情報も多いので、公式サイトは一度じっくり目を通しておくといいだろう。

     今回公開されたムービーは「城下を望む」と「攻城の戦火」の2本。ぞれぞれ30秒程度の短い映像で、BGMもカットされているが、一瞬、「Age of Mythology」や「Rise of Nations」あたりリアルタイムストラテジーと見紛うほどの端正な映像が映し出される。ちなみに同社のプロモーションムービーではお約束となっている社名ロゴやタイトル、発売日といったゲーム外コンテンツは一切省かれている。「まずはこの映像を見ろ」という同社の自信の表れだろう。

     「城下を望む」は、城下を季節別、繁栄度別に点描したもので、冬の季節には雪が降り、城下が繁栄してくると通りを歩く人の数も増えてくるなど、なかなか凝った内容になっている。建物や人々がクリッカブルなのかどうか、ズームイン・ズームアウト処理は可能なのか、気になる部分は多い。

     「攻城の戦火」は、軍勢の行軍を皮切りに合戦の様子を点描したもの。BGMのみならず、サウンドエフェクトまでカットされたまったくの無音映像のため、合戦の荒々しい迫力がいまひとつ伝わらないのが残念だが、野戦、攻城戦を問わず、バトルフィールドには細かく起伏が設定され、攻城戦の際、攻撃側は本丸目指して登っていく必要があるなど、従来にはなかった合戦の臨場感が感じられる内容になっている。

     軍勢ユニットの動きはまだぎくしゃくしており、城内施設もいまひとつ有効に稼働していない(稼働させていない)ようだが、砂埃を上げて疾走する騎馬軍団の姿や、燃えさかる家屋などは実にいい感じ。ぜひとも体験版を公開してほしいところだ。

    (C)2003 KOEI Co.,Ltd.

    ダウンロードはこちら(コーエー)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月24日版~」


【7/23】

    【リアルタイムストラテジー】
    「No Man's Land」Playable Demo [206MB]
  • 開発元 Related Designs Software
  • 発売元 CDV Software Entertainment

     ドイツ大手パブリッシャーCDV Softwareの新作RTS「No Man's Land」のPlayable Demo。同社は「Cossacks」、「American Conquest」、「Sudden Strike」など、いわゆる重厚長大系ドイツ系RTSの旗頭として世界的に知られているが、「No Man's Land」はそれらとは明らかに毛色の異なる、RTS界のメインストリームを狙って開発されたCDVの意欲作だ。

     「No Man's Land」は、アメリカ開拓史を原寸大で描いたリアルタイムストラテジー。モチーフとしては「American Conquest」とほぼピッタリ重なるが、こちらが「Cossacks」シリーズで確立した大軍同士の決戦を醍醐味としているのに対して、「No Man's Land」は、Microsoftの「Age of Empires」シリーズや、Blizzard Entertainmentの「Warcraft」シリーズといったRTSのメインストリームラインを強く意識して開発されている。

     基本的なゲームデザインは、「Age of Mythology」の北米開拓史版、あるいは「Age of Empires II」の近世版といった印象で、序盤の展開やテクノロジー研究のルールなどもこれらと非常によく似ている。ひょっとするとEnsemble Studiosは「No Man's Land」を見て、「先を越された!」と思ったかも知れない。

     グラフィックはフル3Dを採用。ドイツ産らしく生半可なデフォルメなどはせず、抜群のディテールでアメリカ開拓時代を描いている。ユニットに対してもひとつひとつ正確な影が置かれ、戦闘中に天候の変化もある。さらにMicrosoftの「Rise of Nations」のようにズームインズームアウトまで備えている。戦闘時の演出もなかなか派手で、グラフィックに関しては、間違いなく現行最高峰だろう。

     ただし、当然の弊害としてずいぶん重いゲームになってしまっている。XGA/32ビット程度の標準解像度でプレイする場合、CPUはPentium 4、ビデオカードはGe Force 3、メインメモリは256MBあたりが下限になりそうな感じだ。それ以下だと、仮に動作しても肝心の戦闘時の指揮に影響が出るだろう。

     Demoでは、スペイン艦隊を擁してキャプテンドレイク率いるイギリス艦隊を撃破するシナリオと、米開拓史の英雄サミュエル・サンダースとなり、イギリス軍の正規兵から一定時間街を守りきるシナリオの2本が楽しめる。これはこれでボリュームたっぷりで何度でも楽しめるが、マルチプレイも試してみたいところだ。

     陸戦に関してはDemoでプレイする限り、騎兵、歩兵(鉄砲兵)、砲兵の3すくみを主体としたシンプルな内容だが、抜群の演出で迫力ある戦闘が堪能できる。リソースは、金、木、食料の3種類のみで、ユニットAIもある程度自動化されているなど、総じてテクノロジーレベルは高い。ぜひとも日本語化を期待したい大作RTSだ。

    (c)2000-2003 CDV Software Entertainment AG. All rights reserved. CDV, the CDV logo and No Man's Land are registered to CDV Software Entertainment AG or Related Designs in Germany and/or other territories.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月23日版~」


【7/22】

    【レースアクション】
    「湾岸Midnight Club II」Playable Demo [167MB]
  • 開発元 Rockstar San Diego
  • 発売元 Rockstar Games

     Take Two Interactiveのバイオレス専門ブランドRockstar Gamesの最新作「湾岸Midnight Club II」のPlayable Demo。開発元は「Midtown Madness」シリーズ(IIIを除く)の開発で知られるAngel Studios。Rockstar Gamesのバイオレンスゲームのノウハウと、Angel Studiosの街造りのノウハウをうまく結合させたブランドパワー炸裂の強烈なタイトルだ。

     「湾岸Midnight Club」は、世界の主要都市を舞台に、人の寝静まった真夜中に派手な暴走行為を繰り返すレースアクションゲーム。前作はPS2版のみだったが、今回はPS2、Xbox、PCの3プラットフォームで発売される。

     ちなみに元気の「湾岸ミッドナイト」とはモチーフは似ているもののまったく別物の作品で、前作「湾岸Midnight Club」も2000年にリリースされていることから、パクりでもない。ただ、情報ゼロから「湾岸」という東洋の漢字が使われるはずはないので、原作漫画をたまたまスタッフが読んで、それにインスパイアされたのではないだろうか。

     Demoでは、ロサンゼルスのダウンタウン周辺をそっくり再現したロサンゼルスステージを舞台に4つのゲームモードが体験できる。車種は車2台、単車1台の3種類。それぞれ車名を類推できるぐらいメジャーな乗り物ばかりだが、この手のゲームに自動車メーカーがライセンスを出すはずがないから、当然すべて仮の名前が当てられている。

     以下、各ゲームモードを簡単に紹介しておく。Cruiseは自由気ままに真夜中のダウンタウンを走行できるモード。Circuitは、ダウンタウンをレース場に見立てて、中継地点を経ながら1位を目指していくモード。Battleは、ダウンタウン全域を舞台にCTF戦が楽しめるモード。バイクの方が小回りがききやすく、やや有利。最後のCareerは、すぐ高速に入り150kmぐらいの巡航速度で飛ばしに飛ばしまくって1位を競うレースモード。これが一番おもしろい。

     同作のユニークなところは、ゲームデバイスやキーボードでの操作のみならず、マウス操作にも対応しているところだ。左クリックがアクセル、右クリックがブレーキ(バック)になっていて、マウス操作によりアナログっぽい操作が可能になる。マウス操作に対応したレースゲームはあまりないので最初はずいぶんとまどうが、慣れてくると新鮮な楽しさがある。これはなかなかいい。

     グラフィックは「Grand Theft Auto(GTA) III」レベルで、お世辞にも綺麗とは言い難いが、街全体のシミュレーションエンジンは、「GTA III」に並ぶ傑作「Mafia」よりもさらに洗練されている印象。Cruiseモードで、交差点あたりに止まって眺めているだけでもその良さがわかるし、ずいぶん先を走っている敵車が起こした玉突き事故がそのまま残されていたりする。

     最後にバイオレンス部分について触れておくと、通行人ひき逃げ、道交法無視、公共物破壊、ガソリンスタンド爆破といった内容。その気になれば現実世界において懲役200年オーバーの犯罪はすぐに犯せてしまうが、その部分にエンターテインメント性はない。

     同作の醍醐味は、徐行なしで高速に入り、一気に最高速まで上げて車をごぼう抜きしたり、ダウンタウンを我が物顔で集団暴走することにある。リアルな街を題材にしている点、ある意味「GTA III」以上に危ない作品といえるが、誰でもいっぱしの飛ばし屋になれる上質のエンターテインメントであることは間違いない。

    (c) 2002 TAKE2 INTERACTIVE ALL RIGHTS RESERVED.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月22日版~」


【7/18】

    【アクションアドベンチャー】
    「Arx Fatalis 完全日本語版」体験版 [159MB]
  • 開発元 Arkane Studios
  • 発売元 カプコン

     カプコンが8月29日に発売を予定しているアクションアドベンチャー「Arx Fatalis 完全日本語版」の体験版。英語版よりわずかにファイルサイズが増えて159MBとなっているが、これは日本語テキストデータのみならず、日本語音声データもごっそり収録しているためだ。「ポートロイヤル 日本語版」に続く、カプコン入魂の体験版だ。

     「Arx Fatalis 完全日本語版」は、ドワーフやトロール、ゴブリンといった獣人が棲息するハイファンタジー世界をモチーフにしたアクションアドベンチャーゲーム。プロローグシーンから「おお?」と思わせる、独特のサウンドエフェクトと演出でプレーヤーをゲーム世界にぐいぐい引き込んでくれる。この体験版をプレイするのは英語版に続いてこれで2度目だが、プログラム処理されたイベントシーンの処理が実にうまい。

     体験版では、プロローグムービーに始まる序盤シーンをプレイできる。序盤はほぼ全編チュートリアルといっていい内容になっており、FPSスタイルのアクションアドベンチャーは初体験というユーザーでも迷わずストーリーを進めていける。

     インターフェイスはアドベンチャーゲームらしい改変が加えられているため、逆にばりばりのFPSユーザーは序盤とまどうかもしれない。具体的には、カーソルキーで移動、マウス操作で視点移動およびアクションを行なうオーソドックスなモードと、各種オブジェクトやキャラクタにアクセスするための、マウスカーソルを表示させるモードの2通りがある。ゲームはこの2通りのインターフェイスを駆使しながら進めていくことになる。

     グラフィックは、さすがに英語版の発売から1年が経過しているため、現役バリバリとまではいかないが、バンプマッピングによる質感の高いダンジョンを構築しており、アドベンチャーファンなら何の障害もなくたっぷり恐怖に浸れるだろう。レベルエディットをしっかり行なえばゲーム寿命は延ばせるということの好例だと思う。

     日本語版に関していえば、当然の事ながら日本語音声なので、英語版に比べ格段に理解しやすい。ただ、英語版で表示されていた字幕がなぜか表示されなかった。公開されているスクリーンショットには字幕は表示されているのでバグの一種かもしれない。同社でも「一部環境下においてフォントが正常に表示されない不具合が確認されている」と、この件について公式コメントを発表しているので、仮に同じ症状が発生しても心配はいらないようだ。

    Arx Fatalis (c) 2002 Arkane Studios, (c) 2002 JoWooD Productions Software AG

    ダウンロードはこちら(Impress)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月18日版~」


【7/17】

    【アクションゲーム】
    「無限戦記ポトリス 戦え! ミッションリーダー」フルクライアント [38MB]
  • 開発/発売元 バンダイ

     バンダイが国内でサービス展開しているオンラインゲーム「ポトリス」をモチーフにしたTVアニメ「無限戦記ポトリス」のゲーム化作品。アニメ上に登場するキャラクタを「ポトリス」内に登場させて、アニメ的展開でシングルプレイゲームが楽しめるという内容だが、有料にしてもいいと思えるぐらいクオリティの高い内容で、ボリュームもたっぷり。アニメ好きにはたまらない内容だろう。

     「無限戦記ポトリス 戦え! ミッションリーダー」は、「ポトリス 2」をベースに、アニメのキャラクタや兵器が多数登場するアクションゲーム。オンラインゲームではなく、スタンドアロンになっていて、対象層は完全に子供向け。主人公ユウマのガイドに従って、ゲームの遊び方を覚えていくという「ポトリス 2」のチュートリアル的扱いとなっている。

     驚かされたのは主人公ユウマがフルボイスでばんばんしゃべり、兵器の変身シーン(ポトリスライズ)には実際のアニメの映像が挿入されているところ。セリフも一言二言ではなく、6ステージ15面に渡ってアニメどおりの口調で喋りまくるし、アニメも3体分(隠しキャラも含めると4体分)しっかり収録している。

     アニメの映像をそのままVGAで流しているため画像は粗いが、それにしてもここまでの内容を無料提供してしまうところにバンダイの「ポトリス」に対する深い戦略が見え隠れする。また、「カードダス 無限戦記ポトリス」に書かれているパスワードを入力することで、隠し兵器が使えるようになるという趣向も盛り込まれている。同社としては、これにより「ポトリス 2」の新規層(主に子供)の獲得を目指していく考えだが、確かに強烈な内容だ。

     ひとつ気になったのは、主人公ユウマは基本的な操作方法から懇切丁寧に教えてくれるものの、果たして子供にこれが理解できるかどうか。同作のインターフェイスは、カーソルキーとスペースキー、そしてマウスを使うようになっており、シンプルながら、右手の動きはやや慌ただしいものになる。

     具体的には、まず始めにマウスでマップをスクロールさせて、敵の位置、マップの特徴などを確認の上、カーソルキーの左右で移動を行ない、スペースの上下で発射角度を微調整し、スペースバーでパワーを決めるという流れになる。しかし、制限時間は「ポトリス 2」と変わらず、特に最初の一投目などは、勝手がわかったつもりの大人でも時間ぎりぎりになったりする。子供向けのシングルプレイゲームなのだからせめて制限時間ぐらいは撤廃してもよかったのではないかという気がする。

    (C)ポトリスアニメ製作委員会・テレビ東京
    (C)Bandai GV 2003

    ダウンロードはこちら(バンダイ)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月17日版~」


【7/16】

    【オンライン麻雀】
    「雀風荘」オープンβクライアント [11.5MB]
  • 開発/発売元 オーバーワークス

     オーバーワークスが7月14日よりオープンβテストを行なっているオンライン麻雀ゲーム「雀風荘」のオープンβクライアント。さっそく参加してみたので、インプレッションを紹介しておこう。

     βテストに参加するには、クライアントとアカウントが必要になる。クライアントは公式サイトからダウンロードできる。現時点ではインストーラすらないプリミティブな内容だが、その分ファイルサイズは小さい。サーバーへのアクセスもスムーズだった。

     ただ、アカウント作成から登録までの手続きが面倒くさい。そもそもパスワードが自動作成されるのが謎で、それを何度も繰り返し入力しなければならない。作成からゲームスタートまでの道のりもスムーズではなく、少々わかりにくい。日中はヒト桁台のユーザーしかいなかったが、率直に言ってこの手続きが障害になっていると思う。

     その一方で、サーバーにログイン後の展開は非常にスムーズ。代打ち(CPU)を使った対戦も可能なのですぐゲームを始めることもできるし、ビールを片手にまずは様子見とばかりに他のゲームを観戦することも可能。待合室にいるユーザーが増えてくれば卓を立てて4人打ちを楽しめばいい。マイペースで楽しめるというのが最大の魅力だろう。

     対局は、すべてマウスのみで操作可能となっており、チャットするときだけキーボードを用いるというスタイル。対局ではすべて持ち時間が設定され、その間に入力を終えないと、自動的にツモ切りもしくはキャンセルになるという万国共通のルール。

     気になるCPUの強さについては、点数で見れば確かに強いが、これが現実世界であれば「もう、貴方とは打ちたくない」といってしまいそうなイヤな打ち方をしてくる。具体的には、基本的に初期状態で最速で上がれる手を一直線に狙ってくる感じで、ロンで白のみ、ツモのみ、リーチのみの連発で、はっきり言ってぜんぜんおもしろくない。

     「やっとツキが回ってきた、うししし」という状況で、「ツモのみ」とかやられると、正直モニタを突き飛ばしたくなる衝動に駆られる。「それは麻雀ではない」というつもりはないが、誰もリーチしてないのに「ロン、白のみ」などという消化試合モードに入られると一気にやる気が失せるし、そればかり狙われたのでは、そもそもこちらが麻雀できない。

     せめて人間のように、「これで上がっても安いし、トップになれないから、もうちょい伸ばすか」とか、「あのリーチはデカそうだから逃げるか」的な思考ができるとおもしろいのだが、残念ながらそういうそぶりはまったくなかった。今後のチューニングに期待したい。

    (c) 2003 overwork's Inc

    ダウンロードはこちら(オーバーワークス)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月16日版~」


【7/15】

    【リアルタイムストラテジー】
    「Heaven and Hell」Playable Demo [105MB]
  • 開発元 Eigelb
  • 発売元 CDV Software Entertainment

     CDVが今夏に発売を予定している新作リアルタイムストラテジー「Heaven and Hell」のPlayable Demo。開発元はドイツの新興デベロッパーEigelbで、ドイツ産らしい非常に個性的なゲーム内容となっている。万人向けではないが、新しもの好きにお勧めのRTSだ。

     「Heaven and Hell」は、そのタイトルからも想像できるように、天国と地獄、転じて現世での宗教争いを扱ったリアルタイムストラテジー。フィールドには、街が点在し、プレーヤーは、伝道師として、各街を訪問し、宗教的にニュートラルな市民達を、自らの陣営に転向させていくといった内容だ。

     わかりやすくいえば、「Age of Empires」で聖職者を使って転向ばっかりするゲームといった印象だが、道ばたでイヌにかみつかれてのたれ死んだり、村人達に袋だたきにされたりといったことはない。制限時間はあるものの、非常にまったりとした展開の作品だ。

     DemoではチュートリアルとDemo専用のシングルプレイシナリオが楽しめる。スタート直後は、村人も操作できなければ、建物も建てられず、グラフィックもフル2Dでなにが楽しいゲームなのかさっぱりわからないが、チュートリアルの終盤あたりで、ようやくその醍醐味が掴めてくる。

     同作のポイントは、マナを消費してのミラクルにあって、街頭で説法を行なったり、虹を見せたり、天使を降臨させたりすることで、市民の注目を集め、ゲージがある一手以上まで高まると、ニュートラルから転向してくれる。転向した市民の家は、マナを消費して改宗できるようになり、これによってマナの獲得量が増えたりといったさまざまな利点がある。また、家の様相もいかにもそれらしいものに変化するため、街を丸ごと転向させると、それなりの達成感が生まれるのもいい感じだ。

     現在、リアルタイムで戦略を練る、というスタイルのゲームジャンルであるRTSに、新たなブレイクスルーが待望されている。扱う内容から言っても同作がメインストリームになることはなさそうだが、クリエイターに大きなヒントを与えてくれそうな意欲的な作品だ。

    (c) 2003 CDV Software Entertainment AG. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Gigex)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月15日版~」


【7/11】

    【アクションシューティング】
    「New World Order」Playable Demo [155MB]
  • 開発元 Termite Games
  • 発売元 Project Three Interactive

     ズーが7月25日に発売を予定しているアクションシューティング「New World Order」のPlayable Demo。北米では「Daikatana」以来の惨憺たる評価を受けて、専用サーバーは早くも閑古鳥が鳴いている状態だが、プレイしてみたところ世評に同調せざるを得ない。ここまで出来の悪いFPSは久しぶりだ。

     「New World Order」は、近未来の混沌とした世界を舞台にしたアクションシューティング。プレーヤーは、日々暗躍するテロリスト集団に対抗する国際的組織「Global Assault Team(GAT)」の一員として、さまざまなミッションに挑戦していくことになる、という「Rainbow Six」風なバックグラウンドとなっている。

     同作がRSシリーズと異なるのは、主人公は常に単身で行動し、スタート時に「Global Operations」のようにリストから好みの武器と弾薬を調達できるというところ。謎なのは、なぜプレーヤーがテロ組織に対して単身で戦わなければならないのかという点。

     ステージの周囲には警察がバリケードを置いて行く手をふさいでおり、その中にいるのは多数のテロリストと自分だけというシチュエーション。仲間はサテライトを使って情報を提供してくれるものの、命がけで戦うのは自分だけなのだ。そこには当然RSシリーズのような高揚感はない。

     グラフィックはオリジナルだが、クオリティは2002年度前半のレベルで、リアルタイムシャドウやLevel of Detailも粗っぽい内容で、RTSならまだしも、FPSではすでに許容できないレベルといっていい。ステージの作り込みは丁寧だけにこの点はややもったいない。

     そして同作の致命的な欠陥となっているのがそのパフォーマンスの悪さだ。これはマシンスペックうんぬんではなく、明らかにプログラミング側の問題で、XGA/32bitというスタンダード設定で、推奨環境を完全に満たした状態でも、敵が複数出ただけで10フレーム以下に低下してしまう。

     敵がいなくても周囲を見渡しただけでがくがくフレームレートが下がる。おそらく段階的LODのプログラミングに欠陥があるものと見られるが、あまりに苦痛なので途中で放り出してしまった。まるでプロトタイプを長時間強制プレイさせられるデバッガの心境だ。

     グラフィックが「Splinter Cell」や「Unreal II」あたりの2002年度最高レベルのタイトルを完全に凌駕しているのならまだしも、明らかに劣っていてかつ途方もなく重いのでは、話にならない。ましてやわずかなパフォーマンス低下すら許されないマルチプレイで同作が受け入れられる余地はまったくないといっていい。

     「パフォーマンスが良ければなあ」と多少は思わないでもないが、ノーマル難易度でも数発で死亡し、敵の視界が異様に広く、壁の向こう側にいるこちらの存在も一方的に察知するなど、ゲーム難易度がすこぶる高い割に、死亡するとスタート地点からのやり直しとなるなど、率直に言って非常に腹の立つ仕様となっており、この点も許容しがたい。どういう面から評価しても出来が良くない。

     世界最後発の日本語版で、このあたりがどうなるのかは不明だが、基本設計に欠陥があるため、ほとんど変わらないと見ていいだろう。同社のFPSを日本語化して売るという姿勢は評価できるし、その丁寧な仕事ぶりは期待できるものだが、いくらなんでも作品が悪すぎる。

    (c) Project Three Interactive BV 2003. All rights reserved. Developed by Termite Games, a Project Three Interactive company. Published in Japan by Zoo Company under exclusive license from Project Three Interactive BV. Termite Games and the Termite Games logo, Project Three Interactive and the Project Three Interactive logo are registered trademarks. All other trademarks are properties of the respective owners.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月11日版~」


【7/10】

    【リアルタイムストラテジー】
    「Platoon」Playable Demo [101MB]
  • 開発元 Monte Cristo
  • 発売元 サンソフト

     サン電子のゲーム部門サンソフトが今夏に日本語版で発売を予定しているリアルタイムストラテジー「Platoon」のPlayable Demo。テキスト、音声ともに英語版となっており、チュートリアルモードもないなど、日本語版待ちのユーザーがプレイするには少々不親切な内容だが、インターフェイス自体はオーソドックスなRTSスタイルを採用しているため、同作のユニークなゲーム性を確かめるには最適だ。

     「Platoon」は、'86年に公開された同名の傑作映画をモチーフにしたリアルタイムストラテジー。'65年に始まり、その後泥沼化したベトナム戦争を題材に、プレーヤーはヘリの事故により敵中に取り残された米軍の一小隊指揮官として、限られた戦力で敵陣を突破していくことになる。ゲームは、映画をかっちりなぞった作品ではないようだが、シチュエーションはまさに「Platoon」を地でいく内容で、映画ファンなら楽しめるはずだ。

     それでは映画を知らない人、忘れた人には縁のない作品なのかというと、そうでもないということが今回プレイしてみてよくわかった。インターフェイスは、フル3DフルインタラクティブのEidos「Commandos 2」スタイルの自由度の高いものになっていて、状況に応じて自由に視点を変えつつ、部隊を進めていくことになる。

     ゲーム視点は、ズームイン、ズームアウト、画面の回転、角度変更など実に多彩な一方で、背の高い木や建物といった手前の障害物は透過表示にならない。この結果、本来ターゲット指定できるはずの敵が見えず、一方的に撃たれてしまうなど、戦術面での影響も大きく、ここはマイナスポイントだ。

     ゲーム性は、「Rainbow Six」のシングルプレイキャンペーンを彷彿とさせる、油断すると開始10秒で壊滅するといったテイストで、手持ちの兵の能力を最大限に活かした戦術を取ることが必要不可欠になる。

     中でも重宝するのが破壊工作兵で、道路の至る所に敷設された地雷を探知し、これを無効化する能力を備えている。特にDemo版では大量の地雷が敷設されており、偵察代わりに装甲車を突っ込ませるとあっという間に地雷にやられてしまう。

     そこでまずは工作兵に丁寧に地雷を解除してもらいながら、そのすぐ後ろに装甲車、そして本体を並べてじわじわ進めていくことになる。このあたりの作り込みは実に丁寧で好感が持てる。ただし、移動AIが非常に稚拙で、発見した地雷に平気で突っ込んでいくため、本来しなくてもいい地雷解除までやらなくてはならないのは大きなマイナスポイントだろう。

     また装甲車もどういう理由だか不明だが、裸眼のベトナム兵よりも視界が狭く、せいぜい鉄壁程度の完全なやられ役になってしまっている。製品発売後のパッチによるバランス調整で、このあたりがどうなっているかは不明だが、Demoレベルではちょっと爽快感に欠ける展開だ。

    (c)2002 Monte Cristo Multimedia.Monte Cristo and its logo are registered trademark of Monte Cristo Multimedia.PLATOON interactive Game(certain audiovisual components) (c)2002 Orion Pictures Corporation.PLATOON TM & (c)1986 Orion Pictures Corporation.All rights reserved. All other trademarks and logos are property of their respective owners.Developed by Digital Reality.

    ダウンロードはこちら(サンソフト)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月10日版~」


【7/9】

    【レースアクション】
    「Muscle Car 3」Playable Demo [106MB]
  • 開発元 3 Romans
  • 発売元 Global Star Software

     米大手Take Two InteractiveのValue専門のゲームブランドGlobal Star Softwareの最新作「Muscle Car 3」のPlayable Demo。基本はレースゲームだが、何故かパトカーとカーチェースになったり、轢いてくださいと言わんばかりの位置にカップルが歩いていたりなど、バイオレンスゲームを扱う同社の旗艦ブランドRockstar Gamesの影響が濃厚な作品だ。

     「Muscle Car 3」は、パワフルなアメ車を駆って、世界の大都市を暴走しまくるというレースゲーム。コース上の複数地点でパトカーが張っており、毎週パトカーとカーチェイスが展開されるところがミソで、5回接触されると検挙されてゲームオーバーとなる。ライバルカーも当然アメ車で、基本的にライバルカーの行く手を遮り、自分だけはパトカーの追跡から逃れようとするイヤらしいAI設定がおもしろい。

     Demoでは、ノーマルなレースが展開される「Quick Race」モードと、プレーヤー自身がパトカーに乗り込み、暴走するアメ車どもを取り締まる「Cop Chase」モードの2種類がプレイできる。コースはローマの1コースのみ。

     Quick Raceは4台のライバルカーを相手に1位を目指して暴走していくモードで、アーケードのレースゲームのように、コース上に点在するチェックポイントに制限時間内にたどり着く必要がある。この制限時間の設定は、難易度ノーマルでもなかなかシビアで、邪魔なライバルカーを蹴落としてやろうと、パトカーを前にあれこれやっていると、自分だけ時間切れでゲームオーバーになるという情けない結果になる。

     対処法としては、左Shiftキーで使用できるターボで、できるだけリミッターを超える速度で走るということと、コース脇に置いてあるジャンプ台に乗っかるとボーナスタイムが与えられるのでこれを逃さず活用するということの2点。慣れてくれば、ライバルカーをパトカーにぶつけて「あばよ、とっつぁ~~ん」的なプレイも可能だ。

     もうひとつの「Cop Chase」モードは、パトカーに乗りこみ、5台のアメ車にガンガン追突していき、時間制限内に5台とも検挙すればクリアというユニークなモード。パトカーは、ずるいぐらいの加速性能とグリップ力を持つため、アメ車を追い込むのはそれほど難しくなく、最大の敵は今回もやはり制限時間だ。

     アメ車を検挙するためには1台につき5回接触する必要があり、加速→接触→再加速→接触と繰り返していくと、あっという間に時間切れとなってしまう。接触してもあまり減速しない角度を極めるしかなさそうだが、ライバルカーもトリッキーな動きで逃げまくるため、なかなか難しい。ちなみに同作にはコリジョンエンジンなどという高級なテクノロジーは搭載されておらず、いくら追突してもグラフィック、運動性能ともに変化はない。

    (c)1999-2003 Global Star Software All Rights Reserved

    ダウンロードはこちら(Gigex)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月9日版~」


【7/8】

    【アクションアドベンチャー】
    「Tomb Raider: The Angel of Darkness」Trailer Movie [9MB]
  • 開発元 Core Design
  • 発売元 Eidos Interactive

     英最大手のEidos Interactiveが満を持して放つ「Tomb Raider」シリーズ最新作「Tomb Raider: The Angel of Darkness」のTrailer Movie。1分30秒ほどの短い映像だが、6月20日、7月1日に相次いで発売されたPS2版とPC版のマスターバージョンがベースとなっており、初出のプレイ映像が満載されている。ララ・クロフトファンは一度見ておくといいだろう。

     「Tomb Raider: The Angel of Darkness」は、昨年2月に電撃的に発表され、昨年秋の発売予定から延期に次ぐ延期を繰り返し、発表から1年半を経てようやく発売されたCore Designの最新作。

     昨年秋から現在までに「Splinter Cell」を筆頭とした数々の名作、大作が発売されたこともあって、予想どおり北米での評価は辛い。ムービーを見ても、決して悪いタイトルには見えないが、グラフィック、キャラのモデリング、パーティクルエフェクトなどさまざまな点で、やはり昨秋に発売されるべきタイトルだったように思う。

     ムービーでは、悪役の登場シーンにはじまり、中盤からララ・クロフトのアクションシーンがダイジェストで流される。シリーズを通じてお馴染みの両手拳銃による銃撃や大ジャンプ、壁伝いといった基本アクションはもちろんのこと、バックステップしながらの銃撃や回し蹴り、羽交い締めといった新アクションも豊富に収録されている。

     それから新しい相棒カーチス・トレントとのシリーズ初(!?)のお色気シーンらしきものも見られる。映像のベースとなっているのはPS2版のようで、圧縮ノイズの多い見にくい映像となっているが、デモのステージ数は豊富で、見応えは充分だ。

    (c)Core Design Limited, 2002 Published by Eidos Interactive KK, 2003 Lara Croft Tomb Raider:The Angel of Darkness is a trademark of Core Design Limited Lara Croft is a registered trademark of Core Design Limited All Rights Reserved.

    ダウンロードはこちら(Eidos Interactive)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月8日版~」


【7/7】

    【リアルタイムストラテジー】
    「Emergency Fire Response」Playable Demo [120MB]
  • 開発元 Monte Cristo
  • 発売元 Dream Catcher Interactive

     Dream Catcherが7月に北米で発売を予定している「Emergency Fire Response」のPlayable Demo。中には「また消防ゲーか」と思った方もいるかもしれないが、6月26日版で紹介した「Fire Department」の完全英語版で、テキストがフランス語と英語、音声がフランス語だったものが、いずれも英語になっている。今回でDemo版を都合4回ぐらいクリアしているが、相も変わらずおもしろい。フランス産としては「Syberia」以来の吸引力を備えたタイトルだ。

     「Emergency Fire Response」の魅力は、火災現場に突っ込むというヒロイックなゲーム性もさることながら、ファイアファイターによる火災消火の活動全般を抜群のディテールで描いているところにある。

     基本的なゲーム展開は、携帯用の消火器で燃えさかる火を丹念に消していくことにあるが、それ以外にも、扉をまさかりで破壊したり、負傷者を肩に担いで救急車に運んだり、ガスの元弁を閉めたり、タンカーを安全地帯に非難させたりなど、さまざなアクションが用意されている。

     また、格好いいアクションだけでなく、消化剤が切れたら消防車まで補給に戻らなければならなかったり、いったん助けた負傷者は救急車まで担いでいかなければならなかったりするが、これも車自体を動かして裏口に横付けすることで時間を短縮化できるなど、RTSのゲームシステムを存分に活かした戦術性の高いゲームデザインになっている。

     Demoでプレイできる「3 Million Dollars」1~3ステージは、難易度は易しいため、よっぽどのことがない限り、隊員が死ぬような状況にはならないが、それでも消化中の炎が飛び火して隊員が火に包まれ、HPがぐいぐい減らされることもあり、得体の知れない敵との文字通りの熱い戦いがおもしろくてたまらない。

     が、4回もクリアすればさすがに欠点も見えてくる。些事だが、ついでなので触れておくと、飛び火する炎にランダム性がないため、2回目以降のプレイでは先の展開が読めてしまうのだ。もちろん、上記のような細かいゲーム性から、最効率での消火活動を目指して何度もプレイできるが、炎の展開がランダムであれば、毎回違った展開でより楽しめたはず。あとは、これでマルチプレイが楽しめれば最高だと思うのはちょっと欲張りすぎるだろうか。

    (C) 2003 Dreamcatcher Interactive

    ダウンロードはこちら(Gamers Hell)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月7日版~」


【7/4】

    【バイクレースシミュレータ】
    「Moto GP 2」Multiplayer Demo [86.7MB]
  • 開発元 Climax
  • 発売元 THQ

     「Moto GP」シリーズといえば、日本ではナムコのバイクレースのイメージが強いが、北米ではXboxの発売と共に登場したTHQタイトルのイメージの方が圧倒的に強い。初回作「Moto GP」はXbox向けに発売され、その後、PC向けに移植されたが、今年5月に発売されたばかりの「Moto GP 2」はXbox、PCの同時発売。

     モータースポーツシミュレータでコンソールとPCが同発というのは、最近ではあまり見られない光景になったが、それでいてXbox版との同時開発を意識させない、PC版のこの出来のよさには正直びっくりだ。自宅に居ながらに「スピードの向こう側」が体感できるバイクレースの傑作である。

     「Moto GP 2」は、バイクレースの世界選手権「Moto GP」を完全再現したバイクレースシミュレータ。Xbox向けにフルチューンされたグラフィックはまさに次世代の一言で、ボディのメタリック感はもちろんのこと、路面の太陽光の照り返し、マフラーの細かい振動、敵車との接触時のアニメーションなど、実に芸が細かい。テクスチャの解像度も、PC版に対応して高解像度になっており、シャドウ表現ひとつ取ってみても、既存のバイクレースとは次元の違う細かさだ。

     中でも今作の最大の特徴といえそうなのは、時速250kmを超える高速域での演出表現で、敵車を含む周囲のオブジェクトすべてから残像が発生し、いわゆる「スピードの向こう側」が体感できるようになっている。この間、ハンドリングはほぼ効かなくなり、残像表現により位置どりが難しくなるため、ついついブレーキングが遅れ気味になるというデメリットがある。もちろん、慣れてくれば対応は可能。どちらかというと日本的なテクニックだが、「うわ、彼らはこんな世界でレースしてるのか」と想わせる実にうまい表現だ。

     Demoでは、Quick RaceによるシングルプレイゲームとGameSpyを使ったマルチプレイが楽しめる。コースはマレーシアのSepangのみで、全長5,548メートルのコースを3周する。天候は晴れ、曇り、雨の3パターンから選択可能で、ライダーは日本の青木宣篤とスペインのCarlos Checaの2名からチョイスできる。難易度はRookie、Pro、Championの3つ。高性能なリプレイモードも搭載されており何度でも楽しめる。ゲームとしてもDemoとしても優れた内容だ。

    (C)2003 THQ Inc. MotoGP? 2 and (C) 2003 Dorna Sports, S.L. MotoGP and related logos, characters, names, and distinctive likenesses thereof are the exclusive property of Dorna Sports, S.L. and/or their respective owners. Used under license. All Rights Reserved. Developed by Climax Studios Ltd. Climax Studios Ltd. and its logo are trademarks and/or registered trademarks of Climax Studios. Ltd. THQ and the THQ logo are registered trademarks of THQ Inc. All Rights Reserved. All other trademarks, logos and copyrights are property of their respective owners. Microsoft, Xbox, and the Xbox logos are either registered trademarks or trademarks of Microsoft Corporation in the United States and/or other countries and are used under license from Microsoft.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月4日版~」


【7/3】

    【リアルタイムストラテジー】
    「Stronghold: Crusader」Multiplayer Demo [87.8MB]
  • 開発元 FireFly Studios
  • 発売元 Gathering of Developers

     メディアクエストが7月17日に完全日本語版で発売を予定している「Stronghold: Crusader」のMultiplayer Demo。昨年欧米で公開された英語版だが、メディアクエストの手が加えられており、日本語OSでも文字化けすることなくプレイできる。RTSファンや中世ヨーロッパファンにお勧めのタイトルだ。

     「Stronghold: Crusader」は、中世ヨーロッパの攻城戦をモチーフにしたリアルタイムストラテジー「Stronghold」の続編に相当する最新作。内政、野戦、攻城戦といずれも凝った作りで、リアルタイムストラテジーファンとコンストラクションゲームファンの双方を唸らせた昨年度を代表する名作である。

     「Stronghold: Crusader」は、前作のイギリス内戦とはうってかわり、中東地域での十字軍対アラビア軍の死闘を描いている。ゲームエンジンは前作のものをそのまま流用しているが、中東が舞台となり、ロードの立場が、領主から十字軍総司令官に格上げされたことで、ビジュアル、システムの両面で大幅なグレードアップが図られている。

     もっとも、畑で小麦を作って、小屋でそれを挽き、小麦粉をパン屋で焼いて、市民に食べさせるといったシステムの根幹部分はまったくかわっていないため、前作の経験者なら迷わずゲームを進められるだろう。

     今作の魅力は、なんといってもフルプレートで身を固めた十字軍や、個性豊かなアラビア兵による激しい戦闘にある。中東ならではといえる剽悍な弓兵や、城壁をはいのぼれるアサシン、奴隷兵による焼き討ちなど、凝りに凝ったゲームデザインは今作も健在だ。

     Demoでは、シングルプレイとマルチプレイの両方がプレイできる。シングルプレイは継続性のないカスタムゲームのみだが、難易度別に3つのシナリオが用意されており、たっぷり数時間は楽しめる。一方のマルチプレイは、2002年度の新しいゲームながらサーバブラウザが搭載されておらず、IPを直接指定して対戦を行なうか、GameSpyなどの汎用ゲームサーバーを利用する必要がある。

    (C)2002 FireFly Studios Limited. FireFly Studios, the FireFly Studios logo, Stronghold Crusader, and the Stronghold Crusader logo are trademarks of FireFly Studios Limited. Gathering of Developers and the Gathering of Developers logo, Take 2 Interactive Software, and the Take-Two logo are trademarks of Take 2 Interactive Software. All rights reserved. All other trademarks and copyrights are properties of their respective owners.

    ダウンロードはこちら(Impress)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月3日版~」


【7/2】

    【スニークアクション】
    「The Great Escape」Playable Demo [240MB]
  • 開発元 Pivotal Games
  • 開発元 Sales Curve Interactive

     映画史に不滅の名を残す戦争映画「大脱走」をモチーフにしたスニークアクション「The Great Escape」のPlayable Demo。原作のノンフィクションではなく、映画を直接のモチーフにしており、起動直後に自由の讃歌を謳ったお馴染みのメインテーマが流れ、デモプレイシーンでは映画のダイジェスト映像が挿入されるなど、映画ファンにとってはまさに「やられた」という感じのタイトル。純粋にスニークアクションとしても及第が付けられる内容だ。早くも今月イチオシのDemoの登場である。

     「The Great Escape」は、第二次世界大戦におけるナチスドイツに囚われた連合軍捕虜の大脱走劇を描いたスニークアクションゲーム。ゲームは、札付きの脱走常習者ばかりを集めた警戒厳重な捕虜収容所からスタートし、そこからの脱走を図るべく、逃げに逃げ、走りに走ることになる。脱走後は、今度はゲシュタポ(ナチスドイツの秘密国家警察)を相手に逃げまくることになる。

     起動時のダイジェスト映像を見る限りでは、基本的に映画と同じ体験ができるようで、闇夜にペンチで鉄条網を切り脱走を図るシーン、有名なバイクシーンや列車シーンなども確認できた。

     Demoで体験できるのは、「Struggle In The Mountains」と「On The Run!」の2ステージ。いずれもシビアな時間制限が設けられており、ちょうどいいところで試遊が終了してしまう。少々残念だが、映画をモチーフにした一発芸的タイトルなため、1ステージといえども謎を残しておくこの規制は妥当だろう。

     ちなみにDemoの2ステージでプレーヤー扮するキャラクタは情報屋マクドナルド。映画ではドイツ兵に扮したマクドナルドが、取調官の「Good luck」という引っかけに対し、「Thank you」とうっかり応えてしまい、数千万人の視聴者にため息をつかせた人物だ。

     「Struggle In The Mountains」では、ドイツ兵に扮したマクドナルドが、山頂までの脱走を図るというステージ。ピストルやスナイパーライフルなど武器も入手可能だが、正攻法でクリアするのは至難。謎を解きさえすれば一気にいけるステージだ。

     「On The Run!」は、民間人に化けて逃走を図っていたBig Xとマクドナルドが、ゲシュタポに見つかり、ドイツの街を逃げまくるという内容。銃弾を避けつつ、壁を乗り越え、地下道を抜け、逃げに逃げるというまさに映画さながらの血湧き肉躍る展開。プレーヤーに許された行動は「逃げる」以外にないため、完全な覚えゲーになっているが、街並みはよく描かれておりおもしろい。欧米での発売は今夏を予定。発売の楽しみな作品だ。

    (C) 2003 SCi Games Ltd. All rights reserved. SCi Games is a subsidiary of SCi Entertainment Group PLC.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月2日版~」


【7/1】

    【リアルタイムストラテジー】
    「Northland」Playable Demo [80.1MB]
  • 開発元 Funatics Software
  • 発売元 GMX Media

     「Caltures」シリーズの開発元として知られるドイツのデベロッパーFunatics Softwareの最新作「Northland」のPlayable Demo。旧題を「Caltures 3」といい、「Caltures 2」の続編に相当するタイトルだ。ゲームエンジンも前作のそれをそのまま流用しているようで新鮮みは薄いものの、この手のタイトルが好きな人にはたまらない内容だ。

     ドイツ圏の箱庭ゲームは、世界レベルで見てもずば抜けたクオリティと実績で、孤高の地位を築き上げている。EAの「SimCity」シリーズのような万国共通的なおもしろさを備えているとは言い難いために、いまひとつメジャーになりきれないが、100時間や200時間では到底遊びきれない充実した内容から熱心なファンも多い。

     ひとくちに「ドイツ圏の箱庭ゲーム」といっても、現在大別して2つのバリエーションがある。ひとつは国家規模で育成を行なうタイプ。代表格としてはSunflowesの「Anno」シリーズがある。最新作は「創世記 1503」としてズーが完全日本語版を発売しており、メインストリームはこちらにある。

     もうひとつは、個人の生活に着目したタイプで、EAの「The Sims」の北欧ファンタジー版といったゲーム性で、個人の装備品から食事の世話までしなければならないのが特徴。代表格は「The Settlers」シリーズ。こちらはBlueByteの失速により、4で打ち止めとなり、これに代わって最近元気がいいのが「Caltures」シリーズだ。当然、今回紹介する「Northland」もこちらの流れになる。

     「Northland」も従来作同様にバイキングを主役にした北欧ファンタジー世界を題材にしている。キャンペーンモードのストーリーは「Cultures 2」のラストを引き継いでいるが、まったく知らなくても問題なくプレイできる。パッと見た目では前作との違いがわかりにくいが、文化圏ごとに異なる街のビジュアルや天候エフェクトの表現など、前作をベースに箱庭ゲームとしてさらに磨きをかけている。

     前作未プレイのプレーヤーは、ゲームをスタートすると、人々が勝手に行動を開始し、中には仕事をさぼってべちゃくちゃおしゃべりを始めたり、睡眠をとりに自宅に帰ったり、カップルが子供を産んだり、子供が大人になったりなど、他の箱庭ゲームではありえない展開にびっくりすることだろうが、これこそが個人特化形の箱庭ゲームの楽しさといえる。未プレイのひとは、7つのチュートリアルステージからチャレンジしてみるといいだろう。

    (C) 2002, 2003 Funatics Software GmbH. All rights reserved.

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    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~7月1日版~」


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