発売元 Activision
E3から復帰初日は、4月20日に公開されたMultiplay Demoに続き、5月20日の米国での発売に合わせて公開された「Soldier of Fortune II: Double Helix」SinglePlay Demoをご紹介。ファルサイズがちゃっかりMultiplay Testの2.5倍もあるが、作品のインパクトをよく伝えてくれる充実した内容に仕上がっている。アクションファンはぜひプレイしてみよう。
「Soldier of Fortune II: Double Helix」は、戦闘の壮絶さを具体的な形でリアルに表現した「Mature」指定のアクションシューティング。グラフィックエンジンはQuake IIIエンジンに独自改良を施したGHOUL IIエンジンを採用。体各位への細かいダメージマッピング処理が最大のウリで、この要素を戦闘の凄惨さにもそのまま活かし、顔や腕、足などから激しく出血したり、炸裂したり、もげたりする。といっても、SinglePlay Demoではネット流通という入手の容易性からこのあたりの凄惨な表現は抑えられており、ある意味誰でも安心して遊ぶことができる。
Demoでは「Colombian Jungle」と「Seaward Star」の2ステージをまるまるプレイできる。いずれもボリュームたっぷりの本格ミッションで、じっくり楽しめる。Demoをプレイして一番最初に驚いたのは、レベル構築の丁寧さだ。「Colombian Jungle」はタイトルどおりジャングルを舞台にした野外ミッションとなっているが、空をすっぽりと包み込む背の高い熱帯雨林を初め、人間の背丈ほどもある雑草がいやというぐらい生い茂っており、それら草木が葉風に揺られ、絶えずざわざ動いているのだ。
リアル志向のアクションファンにはまさにシビれる演出だが、このためPentium 4、GeForce 3という環境でも視界を激しく動かすと描画に遅延が発生する。ひととおりプレイしてみた感想としては、要GeForce 4とまではいかないが、最低でもGeForce 3クラスのビデオカードでなければゲームにならないだろう。低スペックのマシンユーザーにとっては嬉しさ半分の要素ではないだろうか。
「Colombian Jungle」のミッション内容は、ジャングルにある敵の根拠地の調査ということになっているが、当然のように銃器を持った複数の敵がすでスタンバイを終了し、侵入口にしっかり照準を合わせたスナイパーがライフルを構えている。このステージに限っては、隠密行動はあまり要求されず、M4と手榴弾をメインとした匍匐前進による強襲が有効。スナイパーからライフルを奪ったあとは、遠距離狙撃でアウトレンジから敵の戦力低下を狙うのがいい。
というのも、このゲーム、やけに難易度が高く、同じQuake IIIエンジンを使った「Medal of Honor」や「Return to Castle Wolfenstein」と同じような感覚でプレイするとすぐにゲームオーバーになってしまうからだ。敵は序盤から高度の連携を保ち、手榴弾やフラッシュバン、無反動砲など、ゲーム世界では正義の味方だけが使うべき超強力兵器を当たり前のように使ってくる。さすがに軍事雑誌「Soldier of Fortune」が監修したゲームだけのことはある。
Soldier of Fortune(R) II: Double Helix (C) 2001 Activision, Inc. Developed by Raven Software Corporation. Published and distributed by Activision, Inc. Activision(R) is a registered trademark of Activision, Inc. Soldier of Fortune(R) is a registered trademark of Omega Group, Ltd. This product contains software technology licensed from Id Software, Inc.("Id Technology"). Id Technology (c) 1999-2001 Id Software, Inc. All rights reserved. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.
ダウンロードはこちら(3D Gamers)
より詳しい説明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年5月27日版~」