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最新ゲーム DEMO & PATCH

~2003年10月~

■ 新作ゲーム一覧
■ ダイジェスト・ニュース


【10/31】

    【リアルタイムストラテジー】
    「Age of Mythology: The Titans Expansion」プロモーションムービー [15MB]
  • 開発元 Ensemble Studios
  • 発売元 Microsoft

     いよいよ日本語版の発売を来週に控えた「Age of Mythology: The Titans Expansion」の店頭デモ用のプロモーションムービー。画像はあまり良くないが、その分ボリュームがあり、4分にも渡って最新映像と共にゲームの魅力を紹介している。日本語版オリジナルの映像でもあるので、日本語版待ちのユーザーは一度見ておくといいだろう。

     「Age of Mythology: The Titans Expansion」は、新しい文化圏アトランティスの追加を始めとしたさまざまな内容を盛り込んだアドオンソフト。すでに英語版は発売済みで、10月23日にはPlayable Demoも公開された。Demoの内容については、10月23日版で触れたとおりだ。

     今回公開されたプロモーションムービーは、Playable Demoでは見ることのできない、アトランティスキャンペーンの模様や、神話の時代の戦闘シーンなどが多数盛り込まれている。特に今回の目玉要素であるティタン(Titan)の活躍が見られるのが嬉しいところ。また、神話の時代で使える最強のゴッドパワーもすべて網羅している。

     ちなみにティタンは、アトランティス勢力の専売特許ではなく、全文化圏に対して、固有のティタンが追加される。HP7,000、範囲攻撃能力を持ち、建物に対して特効能力を備えている。いわば従来の民族の象徴に変わる、アグレッシブな最終兵器という扱い。そのあたりに注意して見るといいだろう。また、Playable Demoでも体験できるチュートリアルモードも映像として紹介している。英語が不得手な人には助かる内容だろう。

    (C) 2003 Microsoft Corporation. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(マイクロソフト)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月31日版~」


【10/30】

    【アクションシューティング】
    「Call of Duty」Dawnville Demo [160MB]
  • 開発元 Infinity Ward
  • 発売元 Activision

     大物FPSが軒並み発売延期している状況下でひとり気を吐いている感があるInfinity Wardの「Call of Duty」。Dawnville Demoは、8月末に公開された「Burnville Demo」に続くPlayable Demo第2弾だ。基本的な作りは同じだが、プレイできるレベルが異なり、また難易度もググンと向上している。シングルプレイ専用だが、遊びがいのあるDemoだ。12月にメディアクエストから日本語版も発売されるので、まずはDemoをじっくり遊び込むといいだろう。

     「Call of Duty」は、9月2日版で紹介したように、2001年度を代表するアクションシューティング「Medal of Honor: Allied Assault」を手がけた2015のスタッフが、新会社Infinity Wardで新しく開発しているアクションシューティング。同じく第二次世界大戦をモチーフとしており、プレーヤーは最前線で戦う部隊の隊員のひとりとして、さまざまな戦線で銃撃戦を展開していくことになる。

     グラフィックエンジンは、Quake IIIエンジンをベースとした「Return to Castle Wolfenstein」のエンジンが採用されている。純粋なビジュアルクオリティは完全に昨年度のレベルで、「Medal of Honor: Allied Assault」と比較してもそれほど大差はないものの、戦場の描写は格段に向上しており、インプレッションはまったく異なる。

     具体的には敵味方双方のAIの動きや演出が抜群で、最前線の戦場における敵味方双方の混乱具合までを含めて、実に見事に描いている。ゲーム展開も、プレーヤーが動かなければゲームが進まないというわけではなく、どちらかというと味方のカバーに回る展開が目立つ。

     単身でガンガン進もうとしても敵の集中砲火を浴びて撃退されるだけで、逆に味方AIに任せっきりでチキンプレイに徹していたりすると、その地点が攻撃機の直撃弾を浴びて家屋もろとも粉砕されたりする。要するにチームで動くことがもっとも有効な戦術というわけで、シングルプレイでこれほどチームプレイを意識させてくれるゲームは初めてだ。このAIの優秀さは、「Counter-Strike: Strike Condition」を開発しているRitual Entertainmentにはプレッシャーだろう。

     DemoでプレイできるDawnvilleは、爆撃で全壊し無人と化したサント・メール・エグリーズ(St.Mere Eglise)を舞台に、米独両軍が家屋越しに銃撃戦を展開するという内容。プレーヤーはノルマンディ上陸作戦に呼応して空挺降下した101空挺師団の隊員のひとりとなり、軽火器を持って、火力兵力ともに優勢なドイツ軍の駆逐に尽力する。シナリオは前作と同様にスクリプトベースで展開し、チーム全体で敵を片づけ、プレーヤーが特定の位置まで進出することで、新しいスクリプトが作動し、未知のフィールドが開放される、もしくは既存フィールドに新たな動きがあるといった具合だ。

     「Medal of Honor」と大きく異なるのは、ステージ全体を有効活用しているところで、同じ箇所を何度も通ったり、いやなタイミングで空爆が再開されたり、時には敵を一掃したはずの地点に、再度、精強な部隊が出現して大混乱に陥ったりなど、ステージの全域に当時を彷彿とさせる凝った演出が組み込まれている。あまりの臨場感の高さに思わず何度もプレイしてしまったが、そろそろマルチプレイも楽しみたいところではある。

    (C) 2003 ACTIVISION. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Gamers Hell)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月30日版~」


【10/29】

    【フットボールシミュレータ】
    「Pro Evolution Soccer 3」Playable Demo [217MB]
  • 開発/発売元 Konami

     いまや世界を代表するフットボールシミュレータに成長したコナミの「Pro Evolution Soccer」(邦題「ウイニングイレブン」)シリーズの最新作「Pro Evolution Soccer 3」のPlayable Demo。日本で8月に発売されミリオンセラーを達成した「ワールドサッカー ウイニングイレブン 7」のインターナショナル版(正確にいうとヨーロッパ版)で、前作「Pro Evolution Soccer 2」は、今年のECTSでGame of The Year UKにも選ばれたほどの実力派でもある。PC版の登場は今作が初だが、実にソツのない作りで、11月発売のこのPC版を持って、同シリーズの独走態勢は全世界的に整ったといえそう。Demoの内容も二重丸だ。

     Demoでは、「Match Mode」で90分勝負のExhibition Matchが楽しめる。選択できる国は、ヨーロッパ市場を強く意識したタイトルだけに、イングランド、ドイツ、イタリア、スペインの4カ国(言語はフランス語を加え5カ国語対応)。試合前にホームとアウェイでユニホームを変更したり、フォーメーションや作戦を変えたりなど、製品版と同等のカスタマイズが可能。この点、Electronic Artsの「FIFA」のDemoに比べて自由度に格段の差がある。

     インターフェイスは、キーボードもしくはゲームパッドに対応。要アナログパッドかと思いきやそうでもなく、一般のデジタルパッドで十分なプレイができる。また、ゲームパッドを複数繋ぐことにより、スタンドアロン環境で最大8人同時プレイができる。PS2版同様、ネットワークプレイには対応していないようだが、PCならではの特性を活かした拡張といえる。

     画面解像度も自由に変えられ、テクスチャのクオリティも3段階で用意されている。ただし、スタンドで応援する観客が数枚のテクスチャパターンのみで表現されており、解像度を上げれば上げるほど、選手モデルと描き割りの観客の差が浮き彫りになる。これはPC版の今後の課題だろう。PC版に限って言えば、トータルでのリアリティの表現は、長くPC版をリリースし続けてきたEAの「FIFA」シリーズの方にまだ部があるようだ。

     プレイしていて感じたのは、選手達のモーションの豊かさで、細かい顔の動きや、自然な体重移動、シュートのモーションなどなど、実に自然できびきびしていて、自分が選手のひとりになったかのような嬉しい錯覚に浸ることができる。前半、後半終了後のハイライトシーンも抜群の演出で、自分がボロ負けした試合のハイライトシーンなのに、食い入るように見てしまった。さすがはミリオンタイトルだと実感させられる出来だ。

     PS2版ですでにやり込んでいるウイイレファンには、「今頃、何を言ってるんだ」と思ったかもしれないが、PCゲームファンにとってオフライン専用のフットボールシミュレータはやや縁遠い存在で、それだけにPS2でミリオンを達成した名作がPCで気軽にプレイできるのは諸手をあげて歓迎できる話だ。このDemoで、同作の魅力に気づくPCゲームファンも意外に多いような気がするがどうだろうか。

    (C)2003 KONAMI & Konami Computer Entertainment Tokyo adidas, the adidas logo, FEVERNOVA, the trigon logo and the 3-Stripes mark are registered trade marks which are owned by the adidas-Salomon Group, used with permission.the use of real player names and likenesses is authorised by FIFPro and its member associations.

    ダウンロードはこちら(Gamers Hell)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月29日版~」


【10/27】

    【ホラーアドベンチャー】
    「Silent Hill 3」Playable Demo [444MB]
  • 開発/発売元 Konami

     日本を代表するホラーアドベンチャー「Silent Hill 3」のPlayable Demo。欧米で11月21日発売を予定しているPC版は、セットアップこそ日本語はないものの、ゲーム内の字幕には日本語も選択可能。解像度やテクスチャのクオリティも自由に変えられ、コンソール版よりも美しいグラフィックでホラー体験が堪能できる。ファイルサイズが大き過ぎるのが玉に瑕だが、しっかり遊べるお勧めのDemoだ。

     「Silent Hill 3」は、ホラーに特化した内容で、国内のみならず世界的に人気を集めているホラーアドベンチャーゲーム。ゲームのモチーフとなっているのは、主人公の女性の悪夢そのもので、夢ならではのぼんやりとしたエフェクト表現や、生理的な嫌悪感を催さざるを得ないような血だらけの猟奇的な世界観は、まさしく現実のモノとは思えない。

     グラフィックはフル3Dで、3人称視点固定。視点は基本的に主人公の後ろを追従する位置に自動操縦され、視点そのものは自由に動かせない。ゲームは胸に付けたライトのみを頼りに少しずつ歩みを進めていくスタイルで、左クリックで「調べる」、右クリックでナイフを構え、この状態で左クリックを押すとナイフを振るう。

     いずれもホラーアドベンチャーならではの独特の仕様といっていいが、アドベンチャーシーンでは、その独自の視点操作が恐怖を演出するのに抜群の効果を生み出しているものの、モンスターとのバトルでは戦いを阻害する要因にしかなっていない。また、ステージを切り替え時に画面視点を主人公を正面に当てるのはいいとして、それによって生まれた死角からモンスターを飛びかからせるのは、ホラーの演出として邪道だろう。本来主人公の視界に入っているはずの敵に反応できないのは、理屈で考えてやはりおかしい。

     イベント時の主人公の細かい表情の変化や、ポケットライトによる独特のホラー表現は抜群にうまいと思っただけに、視点誘導による安易なホラーの演出は、非常にもったいない。このレベルのビジュアルが実現できているのであれば、あえて視点固定にする必要はなかったように思う。とはいえ、PS2レベルでこのビジュアルは大いに評価できる。PC版の高解像度で見てもまったく色褪せないことがそれを証明している。

     このDemoでは、ナイフを持った状態で、いきなり闇夜の遊園地の中に取り残されるという悪夢のプロローグシーンがプレイできる。前置きらしい前置きもなくいきなり物語がスタートするので、何をどうしていいのかとまどうが、基本的に一本道なので、暗がりに注意を払いつつ、行ける道を進んでいくことでクリアできる(悪夢から解放される)。

     実際のゲームでは、悪夢と現実を行き来しながら、さまざまな謎を残しつつ、古典的な予知夢ミステリーが展開される。プレイ時間はゆっくり進んでも10分程度で、このファイルサイズならもう少しプレイできても良かったように思う。と思わせるということは、Demo作り方としてはまずまず成功といったところだろう。

    SILENT HILL(R) is a registered trademark of KONAMI COMPUTER ENTERTAINMENT TOKYO, INC. (C) 1999 2003 KONAMI COMPUTER ENTERTAINMENT TOKYO. ALL RIGHTS RESERVED.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月27日版~」


【10/24】

    【アクションゲーム】
    「Dr. Seuss' Cat in the Hat」Playable Demo [114MB]
  • 開発元 Digital Eclipse Software
  • 発売元 Universal Interactive

     Dr. Seussの人気絵本の世界観をモチーフにしたアクションゲーム「Dr. Seuss' Cat in the Hat」のPlayable Demo。直接のモチーフとなっているのはUniversal Studiosが制作しているマイク・マイヤーズ主演の実写映画(邦題「キャットしてハット」来春公開予定)のほうで、映画には登場しないオリジナルステージが多数登場するという。肝心の原作の知名度が日本では低いため、日本語版が発売される可能性は低そうだが、子供向けアクションゲームとしては上質の内容だ。

     「Dr. Seuss' Cat in the Hat」は、Mr.Quinnにだまされて少年が魔法の箱を開けてしまったことにより、現実世界に呼び出されてしまった不思議な猫の活躍を描いたアクションゲーム。猫は猫でも、言語を喋り、二足歩行が可能で、タキシードの装いに赤白ツートンの傘を携えているというおしゃれな猫。この猫は、映画では「オースティンパワーズ」等で知られるパロディ俳優マイク・マイヤーズが演じるということで、明るくユーモラスなキャラクタのようだ。映画を先に見た後だとずいぶん印象も違ってきそうだ。

     基本的なゲームシステムは、ジャンプと横移動を駆使した横スクロールアクションになっている。ただし、グラフィックはフル3Dで描かれ、ステージも直線ではなく、立体構造になっていて、ときおり遠景のコースが背景になったりして、ファンタジックな雰囲気を盛り上げてくれる。

     操作方法はシンプルで、ジャンプ、傘を使った泡攻撃、傘を使った滞空移動、傘を使った直下攻撃、傘を使った防御のみ。ライフ制になっていて、4、5回敵に接触すると倒されて途中からやりなおしとなる。任天堂の「マリオ」というよりむしろ、セガの「ソニック」シリーズに近い印象だ。

     対象は6歳から12歳までの子供ということだが、その割には難易度は高めに設定されており、比較的イヤらしい謎かけも多い。Demoでプレイできるステージは、中盤戦のようだが、複数のコマンドを組み合わせて使用しないと抜けられない箇所も多く、なかなか難しかった。子供に遊ばせるというよりも、お父さんがプレイしているのを、子供が隣で見て一緒に楽しむといった感じのアクションゲームだ。

    "Dr. Seuss' The Cat in the Hat" interactive game (C) 2003 Universal Interactive, Inc. The movie "Dr. Seuss' The Cat in the Hat" (C) 2003 Universal Studios and DreamWorks LLC. Based on The Cat in the Hat book and characters & (C) 1957 Dr. Seuss Enterprises, L.P. Licensed by Universal Studios Licensing LLLP. All Rights Reserved. Vivendi Universal Games and the Vivendi Universal Games logo are trademarks of Vivendi Universal Games, Inc. in the U.S. and/or other countries.

    ダウンロードはこちら(Vivendi Universal Games)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月24日版~」


【10/23】

    【リアルタイムストラテジー】
    「Age of Mythology: The Titans Expansion」Playable Demo [311MB]
  • 開発元 Ensemble Studios
  • 発売元 Microsoft

     マイクロソフトが11月7日に日本語版の発売を予定している「Age of Mythology」の拡張ディスク「Age of Mythology: The Titans Expansion」のPlayable Demo。すでに英語版は9月末に発売されており、製品版をベースにしているだけあって、プログラムの安定度はすこぶる高い。311MBのびっくりサイズだが、時間を掛けて落とすだけの価値のある内容。文句なしに今月イチオシのPlayable Demoだ。

     「Age of Mythology: The Titans Expansion」は、「Age of Mythology(AoM)」にアトランティスの3神を始めとしたさまざまな内容を追加する拡張ディスク。このPlayable Demoでは、第3の時代(英雄の時代)までしか文明を進化させることができないので、第4の時代(神話の時代)に最終兵器として登場する巨神(ティタン)を試すことはできない。

     この点ややがっかりだが、うっかり巨神の存在を忘れてしまうほど、アトランティス文明そのもののプレイが楽しく、満足度は高い。Demoでプレイできるのはアトランティスの主神のひとつ「クロノス」のみで、クロノスを通じてアトランティス文明のユニークなゲーム性を試すことができる。

     アトランティスキャンペーンでは、プロローグと1つ目のステージがプレイでき、そのほかにランダムマップが楽しめる。マルチプレイに未対応なのは残念なところだが、キャンペーンでは難易度を変えて何度もプレイできるし、ランダムマップはプレイするたびにマップの形状が異なるため、繰り返しプレイしても退屈しない。

     そして何よりアトランティス自体が、非常にユニークな文明になっているため、夢中でプレイしてしまうことになるだろう。新たに追加された新マップタイプMarsh(沼)が、前作「Age of Empires II」のアラビアを彷彿とさせる良マップなのもいい。Demoの作りとしてはほぼパーフェクトといっていい。

     アトランティスは、村人のコストが高く、この点、前々作「Age of Empire: Rise of Rome」のパルミラを思い出させるが、資源を無限に蓄えられるロバを従えているため、集めた資源を収集所にまで運ぶ必要がなく、HP等の基本能力も高めに設定されており、さらに英雄になって能力を上げることも可能と、非常にユニークな扱いになっている。

     アトランティスは収集所のたぐいが一切必要ないため、建設物もある程度絞り込まれ、文明進化までのプロセスが非常にシンプルになっている。この点、初心者向きといえるが、その一方で、村人ひとりあたりのロスによるペナルティの大きさも全文明中随一なので、実は上級者向けの文明という気もする。おもしろいが扱いの難しい文明だ。

    (C) 2003 Microsoft Corporation. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Microsoft)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月23日版~」


【10/22】

    【カジノ経営SLG】
    「Vega$: Make it Big」Playable Demo [129MB]
  • 開発元 Deep Red
  • 発売元 Empire Interactive

     「Risk」シリーズ以来、こつこつと妙味のあるシミュレーションゲームを作り続けている英Deep Redの最新作「Vega$: Make it Big」のPlayable Demo。発売元は英古参のパブリッシャーEmpire Interactive。ゲーム性は英Eidosから発売された「Beach Life」に通ずるところが多々あり、「Beach Life」同様、大人の楽園を描いた快作だ。

     「Vega$: Make it Big」は、ギャンブルの楽園として知られるネヴァダ州ラスベガスを舞台に、1からカジノ経営に着手し、ラスベガス1の大物になることを目的としたカジノ経営シミュレーションゲーム。ラスベガスでは、ホテルの中にカジノを置くところがほとんどだが、「Vega$: Make it Big」では、ホテルとカジノは別口として扱っており、カジノを中心とした一大リゾート地を作ることを目的としている。

     「Beach Life」は2Dだったが、今回はフル3D、フルインタラクティブになっており、ラスベガスのカジノエリアを一望に収めつつ、数千人の観光客がエンターテインメントを求めてうごめく様子を観察することができる。メモリ食いまくりの仕様だが、右ドラッグで自由に視点をぐりぐり回すことができるようにしたのは正解だろう。

     圧巻なのは夜間で、ラスベガス特有のケバケバしいネオンが一斉に灯り、サーチライトが闇夜を照らすといった演出が見られる。ちょうどラスベガスのホテルの屋上からカジノエリアを覗いたような見事な光景が広がる。電灯で埋め尽くされた派手な看板なども自分で建てることができるので、思いのままの光景を作り出すことができる。

     実際のゲームの展開は、まずはブロック単位で敷地を購入し、そこにホテルと経営事務所を建て、通りまで歩道を敷くところから始まる。敷地内には予算内で自由に建物を建てることができる。建物は、カジノとホテル以外にも、映画館、スパハウス、ゲームセンター、クラブ、ディスコなどがある。

     これらの建物は建てた瞬間営業可能になるが、カジノだけは中が空っぽの状態なので、内部ビューに変えてひとつひとつ内装を整えていく必要がある。カジノには、考えられうるすべてのギャンブルゲームのほか、両替所やトイレ、清掃員の控え室などを置くことができる。高級なギャンブルゲームは、建てるための条件が設定されているが、序盤のカジノハウスでは、すべての条件を満たすには敷地面積が狭すぎるため、自ずと小規模なカジノとなる。

     ゲームの主要な収入源はなんといってもカジノで、他の施設がすべて赤字でも、カジノさえ黒字にできればなんとかなる。カジノで儲けた金でさらに大きなカジノ施設を建て、さらにギャンブル性の高いゲームを置き、といった具合に徐々にカジノ事業を拡大していくところにおもしろさがある。正直言ってこのDemoは遊べすぎるほどに遊べる。たっぷり楽しもう。

    (C) 2003 Empire Interactive Europe Limited. Designed and developed by Deep Red Games Limited. Empire, "" and Make It Big are trademarks or registered trademarks of Empire Interactive Europe Limited in the UK, Europe and/or other countries. All other trademarks and trade names are the property of their respective owners. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月22日版~」


【10/21】

    【シューティング】
    「フラン3 外伝」体験版 [14MB]
  • 開発/発売元 エグゼクリエイト

     エグゼクリエイトの「フラン」シリーズ最新作「フラン3 外伝」の体験版。「フラン」シリーズといえば、PCゲーム初心者でも気軽に楽しめるライトポップなアクションRPGだが、なんと外伝はシューティングゲーム。RPGとシューティングはゲームデザインがまったく異なるため、半信半疑でプレイしてみたところ、2,980円としてはそれなりに楽しめる。シューティングに免疫がない人でも楽しめる作りだ。

     「フラン3 外伝」は、「フラン」シリーズの世界観をモチーフにしたシューティングゲーム。「式神の城」ライクなゲーム画面で、空を飛行する主人公クナを操り、縦スクロール式で展開していく。背景(地表)のビジュアルには「フラン」シリーズで使われていたパターンが採用され、ステージとステージの間には、オリジナルシナリオが展開するなど、シリーズのファンであればより楽しめる内容となっている。

     操作するキャラクタはクナのみだが、「フラン3」に登場した主要キャラクタの中からひとりをパートナーにでき、これによって複数のシナリオが楽しめるという仕組み。またパートナーによって、スペシャル攻撃も変わり、ステージクリア後に加算されるボーナスに必要な好物アイテムも変わるなど、ハーフプライスの作品としては、よく練り込まれている。

     シューティングと軽く見て、マニュアルを読まずにゲームを開始したら、敵が軒並み「ゼビウス」のバキュラのような堅さ。「なんだこの敵の堅さは」と思ってマニュアルをチェックしてみたら、このゲームには「火」と「氷」という2種類の属性があり、敵も必ずいずれかの属性を備えているため、逆の属性で攻撃しないとダメージが与えられないことがわかった。改めて随時属性を切り替えながらプレイしてみたところ、さくさく進むことができた。

     体験版では、ステージ1「クラウベ鉱山」、ステージ3「ペタス郊外」の2ステージがプレイできる。パートナーは主人公クナの幼なじみリエル。必殺技はクナミサイルで、ボーナスアイテムはオレンジ魚パフェとなっている。

     同作は四方八方から敵が出現し、むやみやたらにはき出す弾を避けながら攻撃の機会を狙うというオーソドックスなシューティングゲームだが、その上に属性要素もあるのでなかなか歯ごたえがある。機体操作だけでなく、ボタン操作も忙しいところに新鮮な楽しさがある。全体的にほどよい難易度になっているので、気軽にプレイしてみると良いだろう。

    (C) EXE CREATE ALL RIGHTS RESERVED.

    ダウンロードはこちら(エグゼクリエイト)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月21日版~」


【10/20】

    【アクションシューティング】
    「Halo: Combat Evolved」Playable Demo [131MB]
  • 開発元 Bungie Studios
  • 発売元 Microsoft

     マイクロソフトが11月14日に発売を予定しているアクションシューティング「Halo: Combat Evolved」のPlayable Demo。このところ同社タイトルの紹介が続いているが、同社は毎年、秋口からホリデーシーズンにかけての数カ月に集中する傾向にあり、「Halo」は今のところそのラストを飾る作品となりそう。英語版だが、基本的に謎らしい謎もないので、気軽に試してみるといいだろう。

     「Halo: Combat Evolved」は、Xboxプラットフォームで、北米市場において初のミリオンセラーを達成した人気タイトル。E3で続編「Halo 2」も発表されており、間隙を埋める形でPC版が登場する。基本的にはXbox版の完全移植で、マウスインターフェイスの採用、解像度の向上など、移植に即して必要不可欠な改良に留めている。

     もっとも、PC版でプレイの中心となりそうなマルチプレイモードは、新マップ、新アイテム、キャンペーンで登場した乗り物の導入など、さまざまな点で改良が加えられており、Xbox版をやり込んだプレーヤーにも魅力を感じさせる内容となっている。

     満を持して登場したPlayable Demoでは、キャンペーンはもちろん、マルチプレイも楽しめるようになっている。キャンペーンは序盤のステージがプレイでき、難易度もそれほど高くなく、操作を学びながら、異星人との銃撃戦を楽しみつつ進めていくことができる。地表のテクスチャは意外と地味で簡素だが、キャラクタや乗り物のモデリングはハイクオリティで、PC版ではその差がやや際だった印象になっている。

     デフォルトのアサルトライフルは、いかにも元コンソールゲームらしい派手な銃撃エフェクトと共に、短時間に多量の弾丸をばらまくことができるが、威力は低めに設定されており、比較的耐久力のある敵と戦う場合は、必然的にグレネードの併用を考えた戦術を考えていかなければならない。見た目はスポーツ系だが、機動系は意外とどっしりしており、どちらかというとリアル系のFPSという印象を持った。

     このDemoの唯一の難点は、マルチプレイ用のマップの選択を誤っているところだ。ゲームモードは、チームで旗取り合戦を行なう「CTF」と、デスマッチ「Slayer」の2種類用意されているが、DemoでプレイできるBlood Gulchは、比較的少人数で楽しむチーム戦用のマップであるため、それ以外のゲームモードはまったく楽しめないのだ。

     サーバーは予想どおり多人数の「Slayer」ゲームばかり。スタート直後にいきなり真横から撃たれたり、すぐそばの乗り物のミサイルを浴びたり、後ろから轢かれたりしてまるでつまらない。障害物もほぼない平野マップなのでバンシーが縦横に活躍できるところはおもしろいが、いずれにしてもSlayerはゲームになっていない。どうしてよりにもよってこのマップにしたのか理解に苦しむところだ。

    (C) Microsoft Corporation, 2001-2003. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Microsoft)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月20日版~」


【10/16】

    【リアルタイムストラテジー】
    「Commandos 3: Destination Berlin」Playable Demo [226MB]
  • 開発元 Pyro Studios
  • 発売元 Eidos

     スペインを代表するゲームデベロッパーPyro Studiosの最新作「Commandos 3: Destination Berlin」のPlayable Demo。Demo自体は8月末に公開されていたが、当時は非常に不安定で、パフォーマンスも悪かったため紹介を見送ったのだが、予想どおり2度にわたってアップデートが行なわれ、マスター相当の内容となったのでこの機会に紹介しておきたい。ちなみに英語版は10月14日にEidosから発売されたばかりで、日本語版の発売も前向きに検討中ということだ。発売に期待しつつ、まずはこのDemoにチャレンジしてみるといいだろう。

     「Commandos 3: Destination Berlin」は、言わずと知れた、少数精鋭によるスニーク系RTSを代表する「Commandos」シリーズの第3弾。プレーヤーは、対ナチスドイツ工作のために結成された特殊部隊を率いて、3度に渡って危険な任務に携わっていくことになる。

     ちなみにPyro Studiosは、昨年、同シリーズの主要メンバーが同社を去るというニュースでファンを驚かせた。「Commandos 3」は新チームによる初のタイトルということになるが、前作の開発が長引いた原因のひとつとなったコンソール版の発売を辞めて開発ラインをPC版のみに戻し、そして売り物には適さない工芸品的なゲーム内容を、もう少しライトユーザー寄りにシフトさせている。

     前作は世界を股に掛けた長大なキャンペーンシナリオが最大の魅力だったが、その難易度の高さのため、クリア率は実に購入者全体の1割以下に留まるという。それでは意味がないというわけで、今回は長短織り交ぜた複数のシナリオによるキャンペーンモードを3本用意し、気分に応じて多用な戦場にチャレンジできるようになっている。言うなれば、前作が1本の大河小説とすれば、今作はショートショート有り、読み切りのミステリー有り、短編有りの作品集といった内容になっているわけである。

     Demoでは、チュートリアルステージの一部とキャンペーン「CENTRAL EUROPE」の中盤のステージ「ELIMINATE ENEMY SOLDIERS」がプレイできる。チュートリアルは、テキストとボイスの指示どおりにプレイしていけば、操作を覚えながら簡単にクリアできる。ユニークなのは、プレーヤーが指示に従ったかどうかに関わらず、一定時間をおいてどんどん話が進んでいってしまうところ。

     身を伏せる、銃を掴むといった指示内容は、それ自体フラグでもないため、無視して話を先に進めることもできる。これは途中で倒されてしまって再プレイする際に面倒がなくていい。つまり、ガイドの案内を聞き流しながら、銃を掴んで、次のドアを開け、ナイフを掴んで、監視役を倒し、地上に出るといった具合。非常にフレキシブルなチュートリアルだ。

     一方の「ELIMINATE ENEMY SOLDIERS」は、3人のキャラクタを使って、列車の奥へ奥へと進入を果たしていくという内容。キャンペーン中盤だけあって、難易度はすこぶる高く、クリアを狙ってプレイするとめげそうになる。まあ演出面は抜群で、ユーザーを一撃で虜にするという意味では、この内容で正解だろう。これをクリアできるのは相当の「Commandos」ファンだけだろう。

     途中の通路には無数のドイツ兵が武装して待機しており、基本的に彼らとの戦いは避けられない。シーフを使うことで戦いをかわすこともできるが、3人のうち誰かが死ぬとゲームオーバーというルールなので、抜け駆け的突破は根本的な解決策とはならない。クリアするためには、3人の連係プレイが必要不可欠になるが、さすがにいきなりの“本番”は、荷が勝ちすぎる印象が強い。見事な演出と緻密なグラフィックを堪能することを第一義にプレイしてみるといいだろう。

    Commandos 3: Destination Berlin c 2003 Pyro Studios S.L.. Developed by Pyro Studios. Published by Eidos Interactive. Commandos 3: Destination Berlin is a trademark of Pyro Studios S.L. Pyro Studios and the Pyro Studios logo are both trademarks of Pyro Studios S.L. The name 'Eidos' and its logo device are registered trademarks or trademarks pending registration. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月16日版~」


【10/15】

    【動物園経営シミュレーションゲーム】
    「Zoo Tycoon Complete Edition 日本語版」体験版 [84MB]
  • 開発/発売元 マイクロソフト

     マイクロソフトが10月17日に発売を予定している経営シミュレーションゲーム「Zoo Tycoon Complete Edition 日本語版」の体験版。2002年11月21日版で紹介したPlayable Demoを日本語化したもの。「フライト シミュレータ 2004 翼の創世紀」の発売と重なっているのが少しかわいそうだが、動物の可愛さに魅せられて、ついつい遊び込んでしまう圧倒的な吸引力を備えた佳作だ。

     この体験版は、原題の「Zoo Tycoon Dinosaur Digs & Marine Mania」が示すように、北米で本編が大ヒットした後に相次いで発売された2本のアドオン、「Dinosaur Digs」および「Marine Mania」の内容を試すことができるというもの。「Dinosaur Digs」はチュートリアル1ステージ、「Marine Mania」はチュートリアル3ステージ収録されており、両タイトルのコンテンツを盛り込んだフリープレイが1ステージ用意されている。

     チュートリアルはものの10分もあれば終わるほどのボリュームだが、フリープレイはなかなかうまい具合に経営を進められずに、何度も再プレイしてしまってあっという間に数時間が経つ。経営がうまくいかない理由は明々白々で、本編に登場する比較的利益を上げやすい動物が一切飼育できず、最初からメンテナンスの難しい恐竜や海の動物を飼うことになるためだ。

     体験版で飼える恐竜は中型以下の比較的小型のものばかりだが、恐竜専用の高圧電流付きの柵が高価で、周りを囲うだけでごっそり資金が持っていかれる。のみならず、居住エリアのアクセサリーに対する要求がやかましいばかりか、せっかく植えた樹木を破壊したりするので、いちいち残骸を掃除して、新しく植え直さなければならないといった具合になかなか大変だ。

     同作は経営要素をかなりシビアにシミュレーションしており、とりあえず食物とドリンクショップで小銭を稼いで、小動物を小出しにしつつ、少しずつ園内を拡張していく、というような従来型のゲーム的動物園経営はできなくなっている。見せ物となる動物たちが快適に暮らしている環境が整備できるまでは、充分な人は集まらず、ショップ系は軒並み赤字になる。

     徐々に減ってくる残金と、突然どかんとやってくる月ごとの支払いにおびえつつ、園内のすみずみにまで気を配るさまはまさに経営者そのものであり、単なる動物愛護ゲームに止まらず、シミュレータとしてきちんとチューニングしているところに同作の大きな魅力がある。動物好きかどうかに関わらずぜひ一度試してほしい作品だ。

    (C) 2003 Microsoft Corporation. All rights reserved. .

    ダウンロードはこちら(マイクロソフト)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月15日版~」


【10/14】

    【アクションアドベンチャー】
    「The Hobbit」Playable Demo [167MB]
  • 開発/発売元 Sierra Entertainment

     Vivendi Universal Gamesのトールキンシリーズの一角を占めるアクションアドベンチャー「The Hobbit」のPlayable Demo。PC版のほか、PS2、GC、Xbox、GBAの計5プラットフォームでの展開が予定されている。対象年齢が低めなところやゲーム性の面でもEAの「ハリーポッター」シリーズを強く意識したタイトルと言えそうだ。

     「The Hobbit」は、トールキンのファンタジー小説「ロード・オブ・ザ・リング」のプロローグに相当する原作をモチーフにしたアクションゲーム。プレーヤーは、「ロード・オブ・ザ・リング」の主人公フロド・バギンズの従兄弟に当たるホビット族のビルボ・バギンズを操作し、原作に即した冒険にチャレンジしていくことになる。

     ゲーム性は、「ゼルダの伝説」で確立したフリースタイルの剣術アクションになっており、なぎ払い、ジャンプ、投石を基本に、パワーゲージ満タン時でのジャンプアタックが「ゼルダ」における力を溜めての回転斬りに相当するといった感じだ。敵をロックオンすることで、常に敵をターゲットした状態で移動攻撃が行なえるといったあたりは、ほぼ同じ感覚と言っていい。

     システム的な部分での最大の違いは、敵を倒すことで経験値が獲得し、経験値を貯めるとレベルアップするところ。これにより、ステージクリア型のオーソドックスなゲームデザインに、RPG的要素を加味している。

     ちなみにトールキンシリーズにおける最重要アイテムである“指輪”は、同作に置いてはアーティファクトでも何でもなく、日常的なアイテムとして存在している。具体的には、指輪を使うことで一定時間姿を消すことができる。これによって、正面突破が難しいようなケースでもらくらく単独侵入を図ることができる。

     ゲームの難易度はかなり低めで、ゲームの魅力は剣術アクションの醍醐味よりむしろ指輪等の戦術を駆使した謎解きにありそう。Demoではチュートリアルステージからプレイできるので、じっくり試してみるといいだろう。

    (C) 2003 Sierra Entertainment Inc.

    ダウンロードはこちら(Gamers Hell)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月14日版~」


【10/8】

    【ストラテジーゲーム】
    「Robin Hood: Defender of the Crown」Playable Demo [171MB]
  • 開発元 Cinemaware
  • 発売元 Capcom

     北米で10月6日に発売されたストラテジーゲーム「Robin Hood: Defender of the Crown」のPlayable Demo。発売元は米Capcomで、PC版のみならず、PS2版やXbox版も用意されている。全体的にライトな作りだが、FPS仕立てでロビンフッドをロールプレイできるところに独特の楽しさがある。

     「Robin Hood: Defender of the Crown」は、英国を代表する英雄として知られるロビン・フッドの活躍を描いたストラテジーゲーム。といっても単にコマを動かすようなターンベースのストラテジーゲームではなく、ある意味パーティーゲームのような欲張りなゲームデザインになっている。

     それがよくわかるのは、Demoの起動直後に見ることができるオートデモで、1対1の決闘シーンのほか、木の陰に隠れての弓矢攻撃シーン、ボードゲームのような軍勢同士の戦闘シーン、そして投石機による攻城シーンなどを見ることができる。これらはすべてリアルタイム処理で実際のゲームでプレイすることができる。フル3Dにこだわらないゲーム造りが好印象だ。

     実際のゲームの展開は、両端にロビン・フッド陣営と敵陣営の本営が置かれ、いくつかのマスに区切られた全体マップを見ながら、戦術を進めていくことになる。総大将のロビン・フッド自体は軍勢を率いることはなく、街道を通る敵部隊を弓矢で狙撃して小銭を稼いだり、敵の城に乗り込んで見張り兵をフェンシングで倒してお宝を頂戴したりといったゲリラ活動に従事していく。こうして稼いだお金が軍隊を雇う資金となる仕組みだ。

     雇った軍隊はコマと化してメインマップに登場し、1ターンに1回動かすことができる。途中に布陣している敵を戦闘によって撃破しながら、最終的に敵の本拠地を攻め落とせばそのステージは勝利となる。軍勢同士の戦闘シーンは実に大味で、単純に弓兵の多い方が勝つ。部隊編成は弓兵メインにするといいだろう。

     一方、ロビン・フッドのゲリラ戦は、いずれもフル3Dで表現され、シンプルながらおもしろい。「Forest Ambush」は、木陰に潜んで、街道を通る騎馬部隊を、次々に弓矢で撃ち抜き、所持品を奪取するというもの。マウス操作で命中を定め、左クリックで射撃、右クリックで避けとなる。敵も弓矢でこちらを攻撃してくるので、うまく避けていかないとこちらが倒されてしまう。荷馬車や屋根付き馬車の騎手を撃ち抜くと高額の資金が手に入るので積極的に狙っていきたい。

     もうひとつの「Castle Raid」は、1対1の決闘シーンとなる。突き、払い、受けの3つのアクションが取れ、これをうまく組み合わせて敵を倒していく。Demoステージは、序盤のステージだけあって、武器をぶんぶん振り回しているだけでも勝ててしまったりするが、先のステージでは熱い戦いが楽しめそうだ。

    (C) CAPCOM CO., LTD. 2003 (C) CAPCOM U.S.A., INC. 2003. ALL RIGHTS RESERVED. CAPCOM and the CAPCOM logo are registered trademarksof CAPCOMCO., LTD. Cinemaware, the Cinemaware logo and "Heroes Live Forever" are registered trademarks of Cinemaware, Inc. All rights reserverd. The ratings icon is a registered trademark of the Interactive DigitalSoftware Association.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月8日版~」


【10/7】

    【アクションシューティング】
    「Judge Dredd: Dredd Versus Death」Singleplayer Demo [149MB]
  • 開発元 Rebellion
  • 発売元 Sierra Entertainment

     英国の人気コミックをモチーフにしたアクションシューティング「Judge Dredd: Dredd Versus Death」のPlayable Demo。9月にVivendi Universal Gamesがシンガポールで開催したAsia Games Summitにタイミングを合わせて公開したもので、シングルプレイ限定ながら、充実したゲームプレイが堪能できる。アクションファンのみならずすべてのゲームファンにお勧めだ。

     「Judge Dredd: Dredd versus Death」は、主人公Judge Dreddとして、22世紀のメガシティを舞台に、治安維持任務に携わっていくという、いまやすっかりマイナーになった勧善懲悪タイプのアクションシューティング。

     都市人口5億人という過度の人口過剰により、社会秩序が崩壊し、住民のほとんどが何らかの犯罪を侵しているというシチュエーションのもと、ぐんぐん街を駆けめぐり、バシバシ手錠を掛けると同時に、判決を言い渡す。投降を呼びかけても応じない場合は、その場で射殺という、コミック同様の荒っぽい展開もたびたびで、手錠を掛けるよりは、力ずくで解決するケースが目立つ。

     街には犯罪人だけでなく、情報提供者や浮浪者もいる。または犯罪者であってもこちらから呼びかけることで素直に投降に応じる場合もあり、こうした人物を誤って射殺してしまうとLawメーターが下がり、メーターが限界まで下がるとこちらがお尋ね者となってしまう仕組み。誤ってLawメーターが下がっても、きちんと取り締まりを行なうことにより、徐々に回復していく。

     仮に銃撃戦になっても、スモーク弾を使用したり、銃を撃ち落とす、至近弾を浴びせかけるといったテクニックを使うことにより、対象を投降に追い込むことが可能で、これこそが同作の醍醐味といっていい。はっきり言ってしまうと、応射してきた犯罪者を皆殺しにするだけなら簡単な話だ。しかし、そうした荒っぽいゲームプレイだと、オブジェクトが達成できなかったり、できてもクリア後の評価は低くなってしまう。

     さて、Demoでは、ストーリーモードの「Chapter3 The Docks」と、アーケードモードの「RIOT!」および「Zonbie Apocalypse」がプレイできる。「The Docks」は、港にたむろっている犯罪集団を一掃する任務で、燃えさかるドラム缶で暖を取る浮浪者以外は全員敵と考えて差し支えなく、銃撃戦に次ぐ銃撃戦といった展開になる。全員射殺してしまうとクリア不可能になるので注意したい。

     それから、意外に楽しめるのがアーケードモードで、いまや英国産のアクションゲームとしては随一の人気を誇る「Time Splitters」シリーズを強烈に意識したやり込み系のゲームモードとなっている。

     「RIOT!」は、街の至る所で銃撃戦を展開するレジスタンスたちを壊滅させるというもので、どの勢力でもいいので60名倒せばクリアとなる。武器は豊富に用意されており、敵の武器は奪うこともできる。Lawメーターは存在しないため、後ろから一方的に撃つことも可能。ライフカプセルのリポップ位置を覚えておくとクリアが楽になる。

     一方の「Zonbie Apocalypse」は、廃墟と化したビルの中で、次々に襲いかかってくるゾンビを倒していくという内容。ゾンビは丸腰ながら強烈な破壊力を持ち、2、3発でKOされてしまう。敵を倒して銃弾を補充という戦術が使えず、武器も連発の効かないショットガンのみ。常にカートリッジとライフカプセルを捜しつつビルを走り回ることになる。セッティングのうまさを感じさせるステージだ。

    (C) 2003 Rebellion. The Rebellion logo, 2000AD logo, Judge Dredd and associated characters, objects and locations are trademarks or registered trademarks of Rebellion A/S in the U.S. and/or other countries. All rights reserved. Developed by Rebellion. Published by Vivendi Universal Games International. Sierra, the Sierra logo, are registered trademarks or trademarks of Sierra Entertainment, Inc. in the U.S. and/or other countries. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月7日版~」


【10/6】

    【アクションシューティング】
    「XIII」Multiplayer Demo [121MB]
  • 開発/発売元 Ubi Soft Entertainment

     間もなく欧米で出荷が開始されるUbi Softのアクションシューティング「XIII」のMultiplayer Demo。8月に公開されたSingleplayer Demo の内容は包含しておらず、マルチプレイのみを楽しむことができる。Demo専用のマッチングサーバーも完備しているので、すぐ対戦を楽しめる。アクションファンは試してみるといいだろう。

     「XIII」は、すでに何度か記事で紹介してきたように、フランスの同名マンガをモチーフにしたUnrealエンジン採用のアクションシューティング。全編カートゥーン処理のFPSというところに最大の醍醐味がある。

     Multiplayer Demoでは、最大6名によるデスマッチあるいはチームデスマッチが楽しめる。マップは銀行を舞台にした「Winslow Bank」と、工場を舞台にした「Map NES」の2枚が用意されている。プレイモードは、LAN対戦、BOT対戦、そしてUbi.comを利用したインターネット対戦の3種類。

     最大6人ということからもだいたい察しが付くように、「Unreal」や「Quake」などのような大規模かつ派手な対戦は最初から想定していないようで、マップもそれほど大きくはない。倒されて生き返ったら目の前に敵がいた、なんてこともしょっちゅうで、あまり根詰めてやるタイプのマルチプレイではない。どちらかというと、仲間内でわいわいLAN対戦するのに適した内容といえる。

     使用できる武器は、ピストル、マシンガン、ショットガン、アサルトライフル、スナイパーライフルなどひととおり揃っている。が、威力は低めで、弾切れになるケースが多い。 そのほか、アーマーの要素として、ヘルメットと防弾チョッキが用意されており、両アイテムを装備しておけば、ある程度までは絶えることができる。敵を倒すためにはある程度撃ち込む必要がある、といった点ではリアル系FPSとは一線を画した内容になっている。私のような下手の横好きプレーヤーにとっては、これぐらいの味付けがちょうど良い。

     なお、Ubi.comへは、ゲーム内からのアカウント登録からサーバーブラウズまで一貫してシームレスに行なうことができる。この点は非常に優れているが、肝心のサーバーブラウズ機能がおざなりで、一覧性が悪い上に、フィルタリング機能も貧弱で、Ping値などのデータも公開されない。我々のように遠隔から接続するプレーヤーにとっては非常に遊びにくい仕様になっている。

     カートゥーンキャラがガンガン撃ち合いをするというシチュエーションは、なかなか楽しいが、Pingが悪くては一方的にやられてしまって楽しさも半減してしまう。重くてプレイできないような場合は、改めて仲間内でサーバーを建てるか、Bot対戦限定でプレイしてみるのもいいだろう。

    (C) 2003 Ubi Soft Entertainment. All Rights Reserved. Ubi Soft and the Ubi Soft logo are trademarks of Ubi Soft Entertainment in the U.S. and/or other countries. (C) Van Hamme - Vance / Dargaud Benelux (DARGAUD-LOMBARD S.A.) 2000 DARGAUD.

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    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月6日版~」


【10/3】

    【アクションシューティング】
    「Mace Griffin: Bounty Hunter」 [121MB]
  • 開発元 Warthog
  • 発売元 Black Label Games

     Vivendi Universal Gamesが興した新ゲームブランドBlack Label Gamesの新作アクションシューティング「Mace Griffin: Bounty Hunter」のPlayable Demo。欧米ではXbox版とPS2版が先行リリースされ、PC版はコンソールバージョンの移植版となっている。グラフィックに際だったところはないものの、1対多の銃撃戦あり、スペースシューティングありで、遊びごたえのある内容に仕上がっている。アクションファンにお勧めだ。

     「Mace Griffin: Bounty Hunter」は、とある惑星を舞台に繰り広げられる復讐劇を描いたSFアクションシューティング。プレーヤーは、元レンジャーの賞金稼ぎMace Griffinとなり、彼を罪に陥れた組織に対する復讐と、レンジャーをやめるきっかけともなった僚友の死の真相を解き明かしていくことになる。

     Demoでは途中の6ステージ目と7ステージ目がプレイできるようになっており、プロローグシーンなどは見られないが、初っぱなから飛ばしまくりの展開で、ぐいぐい世界観に引き込んでくれる。武器は電磁を蓄えられるSF的鈍器しか持っておらず、基本的に敵のものを奪取して銃撃戦を展開することになる。

     同作は完全オリジナルのアクションゲームだが、特筆すべきは1人称視点で展開されるアクションパートと、宇宙上で展開されるシューティングパートがシームレスに展開されるところだ。ゲームスタート時に「まずは宇宙船を奪え」とあるが、実際に操縦席に着いてみると、いきなり宇宙空間に放り出されて、待ち受けていた複数の敵機から激しい銃撃を浴びせられたので、正直言って驚いた。

     従来なら操縦席に着いたところで、いったんローディング画面に切り替わるか、イベントシーンを挟みつつ、バックグラウンドでデータの読み込みを進めるところだが、同作はそうした遊び手の予測を完全に覆す展開で、まるで要撃機に乗り込んだパイロットのような気分でシューティングを堪能することができた。

     シューティングを終え、宇宙船を母艦に戻すと、今度はアクションシーンが始まる。機体を母艦に戻す際のプロセスがやや不親切で、行くべき地点まではわかるが、アプローチの仕方がわからない。これは母艦に対して直角の角度で目的のポイントに進み、赤い枠をくぐるようにして到達させると、格納庫のシャッターを開くことができる。

     なお、アクションシーンは、手持ちの鈍器が使いにくく、取得できる銃器もマシンガンまでなので、比較的地味な展開になる。マシンガンはフルバーストモードになっているので、撃ち続けると一瞬で弾がなくなってしまう。ピストルで敵と相対するのは自殺行為に近いので、弾の節約を心がけよう。

    (c) 2003 Vivendi Universal Games, Inc. All rights reserved.

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【10/2】

    【ヘリシューティング】
    「Fair Strike」 [305MB]
  • 開発元 G5 Software
  • 発売元 Buka Entertainment

     ロシアのデベロッパーG5 Softwareが開発したヘリシューティング「Fair Strike」のPlayable Demo。最近、技術の進化が目覚ましいロシア勢だが、同作に限っては完全にNovalogicの「Commanche 4」以前のクオリティ。ただし、アクション性およびゲーム性は高く、ファイルサイズからも推測できるようにボリュームもたっぷりだ。フル3Dのヘリシューティングとしてはそこそこ楽しめるだろう。

     「Fair Strike」は、現代戦をモチーフにしたヘリシューティングで、プレーヤーはKA-50 HokumあるいはAH-64A Apacheに乗り込み、テロリストの掃討を中心とした空対地ミッションに携わっていくことになる。といっても単機で遂行していくわけではなく、必ず1機以上の僚機が付き、複数機での共同ミッションとなる。

     インターフェイスは、コンソールライクで、カーソルキーで移動操作を行ない、マウスでウェポンのターゲットおよび機体の向き操作、そして右ShiftとCtrlで機体の垂直上昇および下降を行なう。カーソルキーで真横にスライド移動できるあたりは、もはやシミュレーションとしては認められないレベルだが、どんなに無理な操作をしても浮力を失って墜落することはないため、初心者には遊びやすい。ヘリシミュレータとヘリシューティングのちょうど中間ぐらいに位置するタイトルといえる。

     Demoでは、海上戦をモチーフとしたCovert Operationを1ステージ、ジャングル戦をモチーフとしたStage Jungleを2ステージプレイできる。Covert Operationのステージはいわばチュートリアルで、海上で機銃を乱射してくる艦船を対地ミサイルで沈めていけばいい。オブジェクトを見ればわかるように、メイン以外にもサブのオブジェクトがいくつか設定されているため、あえてクリアを急がずに、コンプリートを狙う遊び方も楽しいだろう。

     Stage Jungleではいきなり難易度が上がり、侵入高度を誤ると一方的にやられてしまったり、気づいたら弾数が不足してくるほどの激戦になる。ヘリポートに戻ると弾数を初期状態に戻せるだけでなく、被ダメージも完全に回復できるため、こまめに戻ることをお勧めしておきたい。

     最後にグラフィックスについて触れておくと、全般的に「おやおや」といった感じで、艦船や兵器のディテールをすべて1枚のテクスチャで表現しているしているのはまだしも、肝心のテクスチャの解像度が低いため、世界にリアリティが感じられない。爆発のエフェクトなどは比較的凝っているため、この点ややもったいない。

     ただ、海防艦の動きもモーターボートのような軽々しいモーションで、僚機もときおり空中で怪しい動きを見せることがあり、全般的にシミュレーションのレベルが低いのは問題外。さらにバンプマッピング、リアルタイムシャドウは完全カットされているなど、DirectX 9への世代交代を目前に控えた2003年にあって、この内容は「作り込みが甘い」と思わざるを得ない。

    (C)2002-2003 Buka Entertainment

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    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月2日版~」


【10/1】

    【コンバットフライトシミュレータ】
    「Lock On: Modern Air Combat」 [125MB]
  • 開発元 Eagle Dynamics
  • 発売元 Ubi Soft Entertainment

     待たせに待たせた次世代コンバットフライトシム「Lock On: Modern Air Combat」のPlayable Demo。実に久方ぶりとなる現代機がモチーフのCFSであり、かつ名作として知られる「Flanker」シリーズの系譜を受け継ぐタイトルとして、発売前から話題を集めていたタイトルだ。開発元自ら「まだ最終版ではない」というだけあって、グラフィックスまわりを始め、まだまだ荒削りな印象だが、久々にどっしり遊べるCFSになるのは間違いなさそうだ。

     「Lock On: Modern Air Combat」は、「Flanker」シリーズの開発元として知られるロシアのデベロッパーEagle Dynamicsが手がけているコンバットフライトシミュレータ。搭乗できる機体としてNATO軍からはA-10A Thunderbolt II、F-15C Eagle、MiG29 Fulcrum A、ロシア軍からはSu-27 Flanker B、MiG-29 Fulcrum A、Su-25 Frogfoot、Su-33 Flanker D、MiG-29 Fulcrum Cの計9機種が登場する。「Flanker」シリーズ同様、まさにロシア人によるロシア機ファンのためのフライトシムだ。

     Demoでは、A-10A Thunderbolt IIとMiG-29 Fulcrum Cでのショートミッションがプレイできる。事前の状況説明などは一切ないため、まずは空戦をとMiG-29でプレイすると、わずか10数秒でMirage 2000に後ろから空対空ミサイルをぶち込まれて撃墜されてしまう。一方、A-10Aはやっとこさ目標にたどり着いたと思ったら、ZSU-23-4の地対空砲で撃墜されたりして、いきなりの現代戦的な洗礼の連発に、思わずほくそ笑んでしまった。「これだよ、これ」と感じるフライトシムファンも多いのではないだろうか。

     ちなみに、ミッション内容はReadme.txtに具体的な内容が記載されているので、起動前にしっかりチェックしておき、操作方法に関しては、オプションに記載されている情報をあらかじめメモっておくといい。特にMiG-29では、チャフ散布(Qキー)や空対空モード(4)、アクティブレーダーオン(I)などなど、機体操縦以前の問題として、空戦を行なうために最低限覚えておくべき操作がたくさんあるので、キーコンフィグはしっかりマスターしておきたい。

     グラフィックに関しては、2003年度のゲームとしては十分及第点を付けられるクオリティ。テクスチャデータの読み出しが前世代的で、余裕のあるマシンスペックでも外部ビューで視点を回すとスワップが発生し、パフォーマンスが一時的に極端に下がったりする。パフォーマンスに関しては2003年第4四半期の発売に向けてこれからチューニングしていくということなので、修正に期待したい。

    (C)2002 Ubi Soft, Inc. All Rights Reserved. Ubi Soft Entertainment, the Ubi Soft logo and SSI logo are registered trademarks and Lock On is a trademark of Ubi Soft, Inc. All other trademarks are the property of their respective owners

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    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~10月1日版~」


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