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最新ゲーム DEMO & PATCH

~2002年11月~

■ 新作ゲーム一覧
■ ダイジェスト・ニュース


【11/29】

    【レースシミュレータ】
    「NASCAR Thunder 2003」Playable Demo [82.5MB]
  • 発売元 Electronic Arts

     Electronic ArtsのNASCARシリーズ最新作「NASCAR Thunder 2003」のPlayable Demo。ファイルサイズの割には充実した内容なので、NASCARに興味のある人はぜひ試してみよう。

     同シリーズは、主要市場がコンソールに移ってすでに久しいが、近年、PC版はそれらの最後発として5プラットフォームの最後を飾る決定版的意味合いでリリースされるようになってきている。

     北米ではXbox LIVE!が正式スタートし、今後はそうした扱いも微妙に変化してきそうだが、最後発のメリットを最大限に活かしたチューニングされた物理エンジン、高解像度対応による磨き抜かれたビジュアルなど、まだまだPCプラットフォームならではのメリットは盛りだくさんだ。

     Demoでは、「Quick Race」モードで、架空のレース「EA SPORTS 500」にチャレンジできる。コースは、アラバマ州のTalladega Superspeedwayで、メインスタンド前に緩いカーブが設置されたオーバルコースになっている。ドライバーや車は2002年度のデータが使用されている。

     同作お馴染みのカーセッティングおよびコントロールオプションは製品版同等に機能し、うんざりするほど膨大な設定項目が用意されている。NASCARファンはこれだけでも楽しめそうだ。

     車種にも寄るが、初期設定では反応がシビアすぎて、少し油断しただけで車が猛牛のように暴れ回り制動できなくなる。テストラップで、足回りの細かいチューニングを繰り返し、自分好みのセッティングにして、ファイナルを迎えるのがいいだろう。

    (C) 2002 Electronic Arts Inc. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Electronic Arts)

    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月29日版~」


【11/28】

    【都市育成SLG】
    「シムシティ4」プロモーションムービー [120MB]
  • 開発元 Maxis
  • 発売元 エレクトロニック・アーツ・スクウェア

     本日開かれた発表会で日本語版が初公開された「シムシティ4」のプロモーションムービー。ファイルサイズの割にわずか1分30秒ほどの内容だが、発売を楽しみにさせる見応えのある内容に仕上がっている。

     ムービーは、実装される3つのモード「神のモード」、「市長モード」、「マイ・シムモード」を順番に見ていくという内容。これを見ることで、同作の内容がひととおり理解できるはずだ。

     「神のモード」では、思うがままに大地を創造していくシーンや次々に動物たちを生み出していく様子が見られる。「市長モード」は展開が早すぎてちょっとわかりにくいが、落雷やロボット襲来、火事などの災害を中心に見ることができる。「マイ・シムモード」は、そのモードどおりマイ・シム人を街に送り込み、生活する様子を見ることができる。

     そのほか、列車や車を追従するシーンや闇夜に花火が上がるシーンなども見られ、同作の多彩なゲーム性の一端をかいま見ることができる。詳しいゲーム内容については発表会レポートを参照していただきたい。

    (C) 2002 Electronic Arts Inc. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Impress)

    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月28日版~」


【11/27】

    【遊園地経営SLG】
    「RollerCoaster Tycoon 2」Playable Demo [68.4MB]
  • 開発/発売元 Infogrames

     箱庭型の育成/経営シミュレーションゲーム界の中興の祖ともいえる不朽の名作「RollerCoaster Tycoon」シリーズ最新作「RollerCoaster Tycoon 2」のPlayable Demo。2とはいいながらグラフィックエンジンはまったく同じで、システム面でも目新しい部分はなく、まるっきり焼き直しタイトルだが、それでもなおかつ圧倒的な吸引力でぐいぐい遊ばせる。大したゲームだ。

     「RollerCoaster Tycoon」は、与えられた資金と敷地を元手に、お客でわいわい賑わう立派な遊園地を造り上げていく遊園地経営SLG。このゲームの愉快なところは、ある程度園内の体裁を整えてから開園させるのではなくて、まったいらな状態にもかかわらず、すでに開園してしまっているところだ。

     このため、とりあえずアトラクションや飲食店などをどかどかを置いて来場者にお金を落とさせ、その間も休まず歩道を引き、トイレをつくり、新しいアトラクションを作るなどして徐々に遊園地としての体裁を整えていく。

     ほっと一息ついたと思ったら、来場者は歩道にゴミをどんどん落とし、ジェットコースターから降りた来場者はゲロをはいたりするのが目に付いてくる。そこでゴミ箱を各所に設置し、清掃員を雇っていく。園内がアトラクションと飲食店ばかりなのも寂しいから、沿道にお花やベンチ、電灯なども設置していく。

     と、このような現実世界では絶対ありえない、ゲームならではのいい加減さ、ざっくばらんさが同作の魅力の根元だ。華やかなBGM、各所から聞こえてくる来場者たちの歓声、自作コースターを完成させたときの達成感など、同作には人間の情感に直接訴えかけてくる強いパワーを備えている。次回作はぜひグラフィックエンジンを一新して、「Sim City 4」をも凌駕する作品に仕上げて欲しいところだ。

     さて、Demoでは、Crazy CastleとSix Flags Belgium、Build Your Own Six Flags Parkという3つのステージがプレイできる。Crazy Castleは、まったいらな状態から遊園地を造り上げていくモードで、まずはこちらを試すといい。一方のSix Flags Belgiumは、実在する同名の遊園地を再現したモードで、造り上げていくというよりは、維持、管理していくのが目的となる。実は後者のほうがうんと難易度が高いので、Crazy Castleでゲームに慣れてから挑戦してみるといいだろう。

    (c) 2002, Infogrames Interactive Inc. All Rights Reserved Manufactured and marketed by Infogrames, Inc. New York NY All trademarks are the property of their respective owners. (c) 2002, Chris Sawyer. All Rights Reserved

    ダウンロードはこちら(RCT Inc)

    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月27日版~」


【11/25】

    【SFアドベンチャー】
    「ギャラクシーエンジェル」体験版ミントバージョン [84MB]
  • 開発元 ブロッコリー

     ブロッコリーがプロデュースするキャラクターコンテンツシリーズのゲーム化作品「ギャラクシーエンジェル」の体験版。隊員のひとりであるミント・ブラマンシュがフルボイスで体験版の案内役を務めてくれる。お気楽ハチャメチャタイプの和製SFファンタジー作品だが、戦闘シーンをフル3Dで描くなど、同社の本気がかいま見える労作だ。

     「ギャラクシーエンジェル」は、5人の少女で構成されたエンジェル隊と呼ばれる特殊部隊を率いて、クーデターを起こした宇宙艦隊を撃破していくSFアドベンチャーゲーム。すでにテレビアニメが1年以上ものロングランを達成しているが、その「原作」に相当するストーリーを描いているのがゲーム版だという。

     ゲームは、アドベンチャーゲームパートとリアルタイムSLGパートにわかれ、プレーヤーはひょんな事から艦隊司令官に就任してしまった少年タクト・マイヤーズとして、隊員たちの面倒を見つつ、同時にエンジェル隊の指揮も執っていく。体験版では、ミントの案内で艦内を見回ることができる、かと思ったらミントは急ぎの用とかでそうそうに姿を消し、ひとりで艦内をうろつき回ることになる。

     艦内にはミント以外のキャラクターと会話を楽しむことができる。ただしボイスは含まれていない。会話によっては選択肢が出現し、選んだ答えによって、その後の反応が変わってくる。内容は、ご機嫌になったり、不機嫌になったりと「サクラ大戦」にも似たつくりだ。

     数人との会話を経ると敵が侵攻してくる。ブリッジにいる作戦担当に概要をひととおり聞くといざ出撃となる。先述したように戦闘シーンはフル3Dで描画されるが、3次元ではなく2次元の宇宙空間になっているので、とまどいは少ない。また、隊員たちはそれぞれ独自のAIに従って戦闘を行なっていくため、要所要所に命令を出していくだけでいい。スペースオペラ作品としては世界一わかりやすいシステムだ。

     その一方で、戦術性は低く、比較的難易度の低い序盤ということもあってか、彼女たちは特に指揮しなくてもあれよあれよという間に敵を殲滅していく。ある意味、彼女たちのおしゃべりにしか楽しみがなく、せっかくのフル3Dなのにちょっと物足りない印象だ。もし次回作がある場合は、解像度の可変と、ゲーム視点の完全自由化はぜひ実現してほしいところだ。

    (C) BROCCOLI Illust / Kanan

    ダウンロードはこちら(Impress)

    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月25日版~」


【11/22】

    【ヘリ救難シミュレータ】
    「Search and Rescue4: Coastal Heroes」Playable Demo [72MB]
  • 開発元 InterActive Vision
  • 発売元 Global Star Software

     ヘリシミュレータの開発元として知られるInterActive Visionの最新作「Search and Rescue4: Coastal Heroes」のPlayable Demo。この手の救難系のシミュレータは外れが多いが、これは大当たり。オリジナルの3Dエンジンも良好で、現行最強のヘリシミュレータといっても過言ではない出来映えだ。

     「Search and Rescue4: Coastal Heroes」は、米国全土を網羅するレスキュー部隊沿岸警備隊の活躍を描いたヘリ救難シミュレータ。プレーヤーはヘリを操縦して、災害や事故といった火事場にすっ飛んでいき、操縦テクニックを総動員して機体を現場に強行着陸させ、被害者を乗せ、病院まで運んでいく。急行時に聞こえてくる空気を切り裂くような移動音、現場からもうもうと立ち上る煙、なかなかいうことを聞かないヘリなど、スリリングな展開がたまらない。

     本作のキーポイントになっているのはなんと言ってもヘリの操縦で、これさえパーフェクトにこなせれば、全ミッションはクリアしたも同然だ。基本操作は、コレクティブレバー(機体の上下)、テイルローター(左右旋回)、ピッチ(縦軸の角度調整)、ロール(横軸の角度調整)の4つだけだが、これがまた非常に難易度が高い。思い通りに動かすまでにはかなりの慣れが必要だ。

     同作は完全3次元でヘリの動きをシミュレートしており、アクションゲームのように機体上昇後は2次元操作といったレベルのものに慣れていると、そのあまりのじゃじゃ馬ぶりに愕然とすることになるはずだ。が、この難しさこそが同作の最大の魅力といえる。

     エンジンを掛け、回転翼が十分に回ったところでコレクティブレバーを全開にすると、機体は真上に上昇する。テイルローターをいじれば、機体はその高度を維持したまま、その方向に旋回する。ここまでは簡単。難しいのは移動だ。

     エンジン出力はあらかじめリミッターがかかっているため、コレクティブレバーを全開にしてもある一定の高度以上は上昇しないようになっている。このため、ピッチを前に倒せば機体は前進するものの、高度はどんどん落ちていくことになる。映画やゲームでよく見られる、高度を維持したまま高速移動するといった真似が出来ないのだ。

     従って、絶えず微調整を繰り返しながら、移動を行なっていくことになる。現場に着いてからも大変だ。着陸地点の真上で速度を0にし、ゆっくり降下していかなければならないが、着陸地点が狭かったり、雲で視界が遮られたりして、なかなかうまくいかない。少なくともデモレベルでは制限時間などはなく、ゆっくり救助活動を行なえるため、テンキーで画面視点を変えつつ、じっくりと取り組むといいだろう。

    (C) 1999-2002 Global Star Software. All Right Reserved.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月22日版~」


【11/21】

    【動物園経営シミュレータ】
    「Zoo Tycoon Dinosaur Digs & Marine Mania」Playable Demo [83MB]
  • 開発元 Blue Fang
  • 発売元 Microsoft

     Microsoftの「Zoo Tycoon」の2つのExpansion Pack「Dinosaur Digs」と「Marine Mania」がいっぺんに楽しめるMS特製のPlayable Demo。ご存じのように、日本では「Zoo Tycoon」本編以外はリリースされていないが、箱庭好きが多い米国では、本編、アドオンとも大ヒットを記録している。このDemoも当然ながら英語版なので、ルールを覚えるのに少々苦労するが、動物を飼う楽しさが実感できるなごみ系のPlayable Demoだ。

     「Zoo Tycoon」は、与えられた資金と敷地を元に、動物園を経営していく箱庭型のシミュレーションゲーム。動物園の敷地整備や来場者のケアだけでなく、動物たちの面倒も見ていかなければならないのが特徴で、とにかく慌ただしいゲームだ。その合間に見せる動物たちの可愛いしぐさがやる気を促進させる。

     Demoでは、「Dinosaur Digs」のチュートリアルが1ステージ、「Marine Mania」のチュートリアルが3ステージ、両アドオンの一部が楽しめるフリープレイが楽しめる。正統派箱庭ゲームとはいえ、恐竜の世話やマリンショーの開催など、従来のゲームにはない新しい要素も多々盛り込まれているので、まずは辞書を片手にチュートリアルに取り組むといいだろう。

     同シリーズが他の箱庭ゲームに比べて優れているのは、観客たちの反応。恐竜を卵から無事ふ化させるとたちまち多くの来場者が集まり、「おおー恐竜だー」とばかりにバシバシ写真を撮る光景が見られる。シャチのショーを企画すると、特設ブースに人がいっぱい詰めかけ、ショーが終わると一斉に拍手が送られる。単に数字だけだとフラストレーションがたまって飽きてくるが、同作はそういうことがない。

     恐竜はときおり柵を乗り越えようとしたり、ショーを終えたシャチへのご褒美としてインストラクターがエサをまいたりする。グラフィックもシステムも最先端の内容ではないが、こうした細部の作り込みが上手で、ぐいぐい作品に引き込まれてしまう。日本語版が出ないのが非常に惜しまれる良作だ。

    (C) 2002 Microsoft Corporation. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Microsoft)

    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月21日版~」


【11/20】

    【ラリーレースシミュレータ】
    「RalliSport Challenge」Playable Demo [216MB]
  • 開発元 Digital Illusions
  • 発売元 Microsoft

     スウェーデンの雄Digital Illusionsのラリーレース最新作「RalliSport Challenge」のPlayable Demo。同社の最新作「Battlefield 1942」の大ヒットが示すように、最近は世界中のビッグネームと組んで目新しい作品を次々に世に送り出すようになってきたが、十八番としているのはやはりレースゲーム。「Swedish Touring Car Championship」を皮切りに、「Motorhead」、「Rally Masters」といった単発レースゲームを数多く手がけ、現在はMicrosoftの依頼でXbox版「Midtown Madness 3」を開発している。「RalliSport Challenge」は、そうした確かな実績を持つデベロッパーのラリーレース最新作だ。

     このPlayable Demoはちょっと変わっていて、Start Gameを選択するといきなりレースがスタートする。搭乗する車は、Focus Cosworth、Lancer Evo VI、Impreza WRX、Peugeot 206の4車種からランダムで選ばれ、コースもNorth Hill Circuit、Lakepoint Ring、Pacific SS1、Safari SS1の中から自動的に選ばれる。好きな車種、コースを選択できないのには少々違和感を覚えてしまうが、体験版に収録したすべての要素を楽しんでもらう試みとしてはおもしろい。

     さて、凍り付いた高原を舞台にしたNorth Hill Circuit、拓けた草原地帯を舞台にしたLakepoint Ringは、全長の短いサーキットを5周するオーソドックスな内容で、Pacific SS1、Safari SS1は、複数のチェックポイントが用意された1本道をコドライバーの音声指示に従いながら疾走していくラリーレースが楽しめる。それぞれ路面の状態や天候が異なり、搭乗する車も異なるため、レース展開が毎回変わってくる。一番走りやすいのはLakepoint Ringで、車種はImprezaといった印象。

     グラフィックは見てのとおり、Xbox版を遥かに凌駕する内容に仕上がっている。ボディへのスペキュラーマッピング処理、地表のバンプマッピング、リアルタイム処理される車の影など、丁寧なエフェクト処理も評価できるが、何より素晴らしいのは、これぞラリーレースと思わせるコース全体の作り込みの確かさだろう。草木や石、看板、家屋、石、垣根、遠くの山並みなど、すべてきっちり3Dモデル化されている。また、走行中にオブジェクトに少し接触しただけでも、すぐボディへ反映されるダメージマッピングもいい。が、サイドウィンドウは少々簡単に割れすぎではないだろうか。

     グラフィック面では「Colin MacRae Rally 3」の登場までは敵なしといえそうな同作だが、その一方で車の挙動はやや淡泊で、シミュレート性は低い。またリプレイ機能も、走行時に豪快にコースアウトして強制的にコースに戻されていると再生内容がおかしくなるなど、海外のラリーゲームで目の肥えたPCゲーマーをうならす内容かというと微妙なところ。気軽にラリーレースの雰囲気を楽しみたいという人向けの作品だ。

    (C) 2002 Microsoft Corporation. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Microsoft)

    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月20日版~」


【11/19】

    【リアルタイムストラテジー】
    「Age of Mythology 日本語版」体験版 [353MB]
  • 発売元 Ensemble Studios
  • 発売元 マイクロソフト

     マイクロソフトが12月13日に発売するリアルタイムストラテジー「Age of Mythology」の体験版。米国で10月末に公開された英語版に完全日本語化を施した内容で、ゲーム内の音声、テキストのみならず、インストール先のフォルダ内にこっそり収録されているPDF形式のマニュアルやテクノロジーツリーなどもすべて日本語化されている。まるで日本語版完成披露のようなゴージャスな体験版だ。

     仕様は英語版とまったく同じ。キャンペーン2ステージとチュートリアル、ならびにランダムマップがプレイできる。キャンペーンとチュートリアルの主神はポセイドン、ランダムマップはゼウス固定。固定といっても、時代を進化させるたびに2択で選択することになる従神の選び方によって、毎回違った戦術を楽しむことができる。

     そのほか、ランダムマップでは3段階目の英雄の時代までしか進化させることができなかったり、対戦形式が1対1もしくは1対2しか選択できなかったりと制限が多いが、同作の魅力は十分すぎるほどに味わうことができる。

     ちなみにゼウスは、全9神中もっともオーソドックスな能力を備え、初心者にお勧めの神だ。英雄や神話ユニットの生産、従神固有のテクノロジーのアップグレードなどに必要とされる「恩恵」を集めやすいため、英雄と神話ユニットを軸とした正攻法を得意とする。ゴッドパワーは、ユニットの種別にかかわらずユニット単体を一撃で葬る「電光」。強力な神話ユニットやカウンターユニットを簡単に除去できる便利で使いやすいゴッドパワーだ。

     ゼウスで選択できる従神は古典の時代がアテナ(歩兵)、ヘルメス(騎兵)、英雄の時代がアポロン(射手)、ディオニュソス(騎兵)。カッコ内の兵科は、従神固有のテクノロジーにより、特定の兵科を強化できることを表している。また、神話ユニットもおおむねカッコ内の兵科のユニットになる。

     騎兵重視でいくならヘルメス、ディオニュソスだが、戦力の核となる英雄および神話ユニットは歩兵タイプが多いため、行軍速度があわないし、せっかくの騎兵テクノロジーが適用されない。というわけで数字だけの総合力で見れば、アテナ、アポロンラインが正解だろう。

     あとは個人的な好み。たとえば、従神ディオニソス固有のゴッドパワー「ブロンズ」は、範囲内の人間ユニットの防御力を一時的に向上させる効果がある。この「ブロンズ」を使うと英雄と神話ユニットを除く全ユニットが全身ブロンズカラーに染まり、猛烈に格好いい。特に騎兵は初代「Age of Empires」の精鋭重騎兵を彷彿とさせる雰囲気で、騎兵好きにはたまらない。製品版の発売まで20日あまり。それまではこの体験版と同梱の製品マニュアル、テクノロジーツリーでじっくり戦術を練るといいだろう。

    (C) 2002 Microsoft Corporation. All rights reserved.

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【11/18】

    【鉄道シミュレータ】
    「電車でGO! 新幹線 山陽新幹線編」体験版 [71.9MB]
  • 開発/発売元 アンバランス

     「電車でGO!」シリーズ初のプレイステーション 2版からの移植となる「電車でGO! 新幹線 山陽新幹線編」の体験版。従来のアーケードからではなく、PS2からの完全移植ということで、Pentium III 1GHz以上(推奨Pentium 4 2GHz以上)というハイスペックな環境が必要とされるが、PC版オリジナル機能の高解像度による200km以上のスピードでのゲームプレイは、レースゲームとはひと味違う快感がある。日頃、CPUパワーを余らせているようなお父さんにお勧めの体験版だ。

     「電車でGO! 新幹線 山陽新幹線編」は、山陽新幹線を題材に新幹線を思いのままに走らせることができる鉄道シミュレータ。0系こだまから、100系グランドひかり、300系ひかり、500系のぞみ、ひかりレールスターまで、元祖から華形車両までが勢揃いしている。車両選択画面ではこれら車両が丁寧にスペキュラーマッピングが施された状態でずらりと並び、特に500系以降の新型車両の未来的デザインには目を奪われてしまう。

     体験版では「0系こだま」で、小倉から博多の一区間が走行できる。一区間といっても新幹線なので17kmもあるわけだが、220kmで飛ばす区間が長く、区間全体の走行時間は7分ほど。ATCの規定に従って、速度を上げ下げしていけば、定刻に着く仕組みである。

     ぐんぐん飛ばしていく前半部分は快適そのものだが、乗客の運転評価を維持しつつATCの規定どおりにじわじわ速度を落としていく後半部分が難しい。初めのうちはATCが足かせとなって、頭がこんがらがって博多駅手前200mで止まってみたり、停止線を思いっきり越えたりする。何度もプレイしてATCの指定位置やブレーキのタイミングを体で覚えていくタイプのゲームだ。

     ただ、今回は視点変更機能が用意されていて、これが思いのほか楽しい。路線の周囲は 通常視界では見えないような箇所までぎっしり描き込まれており、走行中にそうした景観を覗くのが楽しくてたまらない。なお、解像度は環境に応じてどこまでも設定できるが、メニュー表示周りのフォントサイズに変更はないので、双方のバランスがいい1,024×768ドット程度が適当なサイズだろう。

     ちょっと残念だったのは、遠景の描画タイミングがPS2と同じだったこと。このため、走行中に目の前の山やビルなどがいきなり出現する。多少描画が重くなってもいいから、しっかり奥まで描画できるようにして欲しかったところだ。

    (C) 2002 UNBALANCE Corporation. All rights reserved.

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【11/15】

    【コンバットフライトシミュレータ】
    「Combat Flight Simulator 3」プロモーションムービー [34.7MB]
  • 開発元 Microsoft Game Studios
  • 発売元 マイクロソフト

     マイクロソフトが12月13日に発売を予定しているコンバットシム最新作「Combat Flight Simulator 3」の店頭公開用のプロモーションムービー。WPC EXPOに合わせて公開された200MBのムービーに比べると内容も具体的で、映像のクオリティも高く、作品の魅力がダイレクトに伝わってくる。必見の内容だ。

     「Combat Flight Simulator 3」は、第二次世界大戦後期の航空戦を扱ったコンバットシミュレータ。同発タイトルに、海外ゲームの日本語版作品としては本年度最大級の「Age of Mythology」があり、MSタイトル同士での食い合いが懸念されるが、久々の大作レシプロ/ジェットシムということで、AoMの盛り上がりをよそに「CFS3」に大きな期待を寄せるフライトシムファンも多いのではないだろうか。

     ムービーは、独米英機によるドッグファイトや対地攻撃シーンが幾度となく繰り返される非常に見応えのある内容に仕上がっている。中でも被撃墜された機体から搭乗員が躍り出し、パラシュート脱出を図るシーンは、出撃回数2,530回、被撃墜回数30回という空戦史に不滅の数字を残したドイツ空軍のスーパーエース、ハンス・ウルリッヒ・ルーデル大佐を彷彿とさせる。

     終盤の見応えはなんと言ってもゴータ Go229ジェット戦闘爆撃機の登場シーン。巡航中の2機に真後ろから襲いかかり、2番機を一瞬で撃墜したあと、圧倒的なスピードで追い抜いていくという、美味しいシチュエーションが絶妙な角度から収録されている。キャッチコピーは「ヨーロッパ前線にて幻の機体を追え」。いろいろな意味で楽しみな作品だ。

    (C) 2002 Microsoft Corporation. All rights reserved.

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    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月15日版~」


【11/14】

    【アクションシューティング】
    「Tom Clancy's Rainbow Six 3: Raven Shield」Multiplay Demo [155MB]
  • 開発元 Red Storm Entertainment
  • 発売元 Ubi Soft Entertainment

     Xbox版「Tom Clancy's Splinter Cell」と並んで、Ubi Soft本年度イチオシのアクションシューティング「Tom Clancy's Rainbow Six 3: Raven Shield」のPlayable Demo。今回のPlayable Demoの公開に合わせ、タイトルを「Rainbow Six 3」に一新。タイトル画面にも3の文字が派手に描かれ、シリーズ最新作ということが一目でわかるようになった。ゲームの出来もほぼ期待どおりで、リアル系のさらに上をいく、超リアル系とでも呼びたくなる同シリーズの方向性は今作でさらに研ぎ澄まされている。発売は来年2月とまだ時間があるが、まずはこれをじっくり遊び尽くしておこう。

     「Tom Clancy's Rainbow Six 3: Raven Shield」の概要については10月25日版でも触れたのでそちらを参照していただくことにして、本稿ではいきなりDemoの紹介に入っていきたい。

     このMultiplay Demoでは、Ubiのゲームサーバー「ubi.com」を介した最大16人までのマルチプレイが楽しめる。マップは、「Street」と「Prison」の2枚。Streetはリアル系FPSではお馴染みのマップである、中庭の周囲に建物を配置したステージで、中庭での遠距離射撃や、2階や地下道などでの遭遇戦が熱い。

     一方のPrisonは、無人と化した監獄が舞台で、ステージは数多くの頑丈な扉の無数のコンパートメントで構成されており、扉がちょっと開いたかと思えば、その隙間からフラッシュバンが投げ込まれたり、ハートビートセンサーを使って壁向こうに潜む敵を察知したりなど、同作ならではの醍醐味がたっぷり堪能できる。

     ゲームモードはGreenとRedにわかれてチーム戦を楽しめる「Team Survival」と、全員を敵に回して生き残りを狙う「Survival」のふたつ。両マップともどちらのゲームモードも選択できるが、StreetでSurvivalの場合、運が悪いと、見通しのいい中庭からスタートすることがあり、開始数秒で狙撃されてガッカリということも多かった。

     逆に2階の窓際スタートで、そうした彼らを狙撃してしまうのはフェアではない気もするので(それでも無意識に狙撃してしまうわけだが)、このあたりは調整が必要だろう。一方、細かく区画が区切られたPrisonは、Team Survival、Survivalとも抜群のおもしろさで、武器やアイテムをあれこれ変えながら多彩な戦術が実行できる。

     いずれにしてもリアル系アクションシューティングとしての出来映えは非常に高い。間違いなく本年度最高峰だろう。時期未定ながらユービーアイソフトから日本語版での発売も決定している。次はSingleplay Demoの登場に期待だ。

    (C) 2002 Red Storm Entertainment, Inc. Red Storm and Red Storm Entertainment are trademarks of Red Storm Entertainment, Inc. Rainbow Six is a trademark of Red Storm Entertainment, Inc. Rainbow Six: Raven Shield is a trademark under registration by Ubi Soft Entertainment, Inc. Red Storm Entertainment, Inc. is a Ubi Soft Entertainment company. All Rights Reserved.

    ダウンロードはこちら(ユービーアイソフト)

    ダウンロードはこちら(Impress)

    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月14日版~」


【11/13】

    【アドベンチャーゲーム】
    「アスガルド」Ver.0.5βクライアント [フルクライアント352MB、差分パッチ15MB]
  • 開発/発売元 ネクソンジャパン

     数ある韓国メーカーの中でもいち早く日本進出を果たしたネクソンのMMORPG最新作「アスガルド」の最新βクライアント。12日の17時よりVer.0.5対応のサーバーが正式オープンし、数回のサーバーメンテナンスを実施していまに至っている。現在はβテスト期間中なので、簡単な登録のみで無料でプレイできる。気軽に試してみるといいだろう。

     「アスガルド」は、光と闇の世界が融合したマイソシア大陸を舞台にしたファンタジーMMORPG。児童向けファンタジーのような全体的に丸っこいデザインとカラッとした色彩による親しみやすい世界観が最大の特徴。

     ゲームデザインは、オーソドックスな2D見下ろし型のMMORPGとなっているが、装備品を変えるたびにキャラクタの見た目が細かく変わったり、感情表現、風船エモーションの要素など、マイキャラの魅力を表現する手段が抱負に用意されている。近年のMMORPGでは、キャラクタの個性化に重きが置かれるようになっており、その意味では「アスガルド」は大きな魅力を備えた新作MMORPGといえる。

     また、初心者サポートも充実している点も見逃せない。まず操作についてはF1キーで呼び出せるヘルプ機能が充実しており、まったくの初心者でもすぐマスターできるだろう。ちなみにVer.0.5で新しく追加された要素については2ページ目に詳述されている。Ver.0.2からのユーザーも改めてチェックしておくといいだろう。

     そして初級プレーヤーに対して当面の目的と装備品を買うためのお金をもたらしてくれる初心者クエストの存在もありがたい。初心者クエストは、街の出口そばにいるピンキオ(太ったカラス?)に話しかけることで受けられる。レベル1では「2時間以内にモスまたはポンを15匹倒せ」という内容で、達成すると300GPと100の経験値、回復薬ヘルリラが貰える。これは10回までチャレンジできるので、獲得したお金でひととおりの装備品を整えることができる。こうした初心者サポートシステムは、率直にいってまだまだ韓国産MMORPGに一日の長があるという気がする。

     さて、Ver.0.5はまだ始まったばかりで、サーバー、クライアントともまだやや不安定な印象があるが、早くもサーバーには数多くのユーザーがアクセスし、特に序盤の街や狩り場は多くの人で賑わっている。情報交換やパーティーの募集も頻繁に行なわれており、Ver.0.2の頃に比べるとだいぶMMORPGらしくなってきた。同作に関してはまさにいまが「始めどき」といった印象だ。

    (c)1999-2002 NEXON Corporation and NEXON Japan Co., Ltd. All rights reserved.

    フルバージョンのダウンロードはこちら(ネクソン、352MB)

    ダウンロードはこちら(ネクソン、15MB)

    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月13日版~」


【11/12】

    【アドベンチャーゲーム】
    「Post Mortem」Playable Demo [128MB]
  • 開発/発売元 Microids

     ピュアなアドベンチャーゲームの発売元として知られるフランス大手Microidsの新作アドベンチャー「Post Mortem」の英語版Playable Demo。システムそのものは、古典的スタイルを採用したオーソドックスな内容となっているが、前にリリースされた「Syberia」をも凌ぐ、ハイレベルなビジュアルは必見の出来映え。アドベンチャー好きなら試しておいて損はないDemoだ。

     「Post Mortem」は、'20年代のパリを舞台に、元ニューヨークの私立探偵で現在はパリで絵描きの生活を送っているMac Phersonを主人公にした探偵アドベンチャーゲーム。物語は、ある日突然、ひとりの女性が工房に仕事の依頼にやってくるところから始まる。彼女はSophia Blakeという名のアメリカ人で、パリで殺害された妹と義理の弟の犯人を捜すよう依頼される。主人公はとまどい、「なぜ私が」と問い返すが、最終的には彼女の魅力に半ば引きずられる形で、依頼を受けることになる。

     Demoでは、上記のプロローグシーンを含む、序盤の捜査がプレイできる。ゲームシステムは先にも触れたように、非常にオーソドックスな内容。丹念に聞き込みを行ない、ステージ内のオブジェクトはすべて拾い、ステージの隅々までマウスカーソルを当てて、総ざらいしていくというものだ。探偵道具は、スケッチブック、メモ帳、マップ、カメラなどで、奇抜さには掛けるがこれぞ探偵アドベンチャーの王道という気がする。

     グラフィックは、2D、3D兼用スタイルで、ステージはフォトリアリスティックな2Dグラフィックを用い、キャラクタは3Dモデルを採用している。同社のアドベンチャーゲームは毎回この手法が用いられているが、今回も違和感なく2D世界に3Dキャラクタを溶け込ませている。

     ゲームをプレイしていて何より感動するのは、20世紀初頭にヨーロッパを席巻したアールデコ装飾が至る所に自然に取り入れられているところだ。いまならアンティークショップか高級ホテルでしか見られないような華麗な装飾品がごく普通に置かれていて、19世紀後半から20世紀前期まで万博開催地の常連だった当時のパリの賑わいや華麗さがゲームを通じて体験できる。

     ちなみに「Post Mortem」とはフランス語で死後を意味し、どうやらシナリオも猟奇的な内容のようだが、'20年代のパリ文化を浮き彫りにした作品ということで、フランス人にはもちろん、ヨーロッパ圏で広く受け入れられそうな作品だ。

    Microids (C) 2002

    ダウンロードはこちら(Bonusweb)

    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月12日版~」


【11/11】

    【アクションシューティング】
    「Medal of Honor Allied Assault Spearhead」Multiplayer Demo [145MB]
  • 開発元 2015
  • 発売元 Electronic Arts

     現地時間の11月8日についに公開された「Medal of Honor Allied Assault Spearhead」のMultiplayer Demo。早くも世界中で数百のサーバーがたちあげられ、数千人が激闘を繰り広げているようだ。ステージの広さといい、細部のディテールの見事さといい、すでに第一線から退いて久しい「Quake III」エンジンの面目躍如といった引き締まった内容に仕上がっている。FPSファンはぜひプレイしておこう。

     「Medal of Honor: Allied Assault Spearhead」は、「Medal of Honor: Allied Assault」初の公式アドオンで、新しいマップやスキンを追加しただけではなく、第101空挺師団を主軸に据えたキャンペーンを丸々盛り込んだところが最大の特徴。日本でも「Medal of Honor: Allied Assault Reload」と改題されて11月21日の発売が予定されている。

     Demoでは、ドイツ軍の潜水艦基地を丸ごと再現した「Druckkammern」と、爆撃で荒廃したマルタ島市街を舞台にした「Malta」の2ステージをプレイできる。それぞれ64人同時対戦が可能で、連合軍もしくは枢軸軍にわかれて対戦を行なう。ゲームモードは固定で、「Druckkammern」がTug of War、「Malta」がTeam-Matchとなっている。

     Tug of Warは「Spearhead」で新設されたゲームモードで、死亡した隊員が復活する場所であるSpawnポイントの攻略/防衛を軸としたオブジェクトマッチ。自然と火力の集中とチームワークが重要になってくるわけで、単に敵味方にわかれて出会い頭の撃ち合いを行なうTeam-Matchよりも格段に戦術性が高い。舞台となる潜水艦基地は見通しがよく、ぼやぼやしているとすぐ眉間を撃ち抜かれるようなステージだが、うまいプレーヤーはスモークを効果的に炊いて、姿をくらましつつ反撃してくる。相変わらず良いゲームだ。

     マップの作り込みも双方見事。「Druckkammern」は、最奥がもやで見通せないほど広大なドックに出撃を待つ大型潜水艦が停泊しており、それ以外の複数のフロアにも何に使うのか良くわからない機械がところ狭しと並べられている。外は豪雨が降り注ぎ、ハイクオリティのサウンドエフェクトとも相まって、凄まじい臨場感が堪能できる。

     一方の「Malta」も、爆撃で倒壊した家屋や遺跡、洞窟を利用した防空壕、電灯が寂しく灯る街路、未だ残る家屋を照らす夕日などなど、リアル系FPSの真骨頂ともいえる写実的かつ戦場の壮絶な風景が堪能できる。こちらは「Druckkammern」とは異なり、視界が通りにくく、出会い頭での撃ち合いが多い。スナイパーライフルより、マシンガン系の銃器のほうが効果を発揮するだろう。

    (C) 2002 Electronic Arts Inc.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月11日版~」


【11/8】

    【ファンタジーRPG】
    「ダイナソア~リザレクション~」プロモーションムービー [92MB、5MB]
  • 開発/発売元 日本ファルコム

     日本ファルコムが12月19日に発売を予定しているファンタジーRPG「ダイナソア~リザレクション~」のプロモーションムービー。同作に関してはスクリーンショットを公開しないという珍しいプロモーション手法が採られたため、やきもきしていたファンも多かったのではないだろうか。解像度の異なる大小2サイズのムービーを掲載したので、環境に応じて試してみていただきたい。

     「ダイナソア~リザレクション~」は、「イース」に続く、エターナル化第2弾として開発が進められているシングルプレイ専用のファンタジーRPG。3Dダンジョンを1人称視点で進んでいくというゲームスタイルや、カードシステムを導入した戦闘シーン、暗い過去を持つ青年が主人公などなど、同社としては異端の部類に入る異色作だ。

     ただ、シングルプレイRPGの出来映えを決定づけるシナリオに関しては、昔から非常に高い評価を得ており、エターナル版の発売が決定した当日の公式サイトの掲示板は、瞬く間にファンからの祝辞で埋め尽くされた。

     今回公開されたプロモーションムービーは、オープニングムービーとプレイ映像を半分ずつ織り込んだ内容になっている。長さは約3分。ムービー部分は、写実的な雰囲気を前面に押し出した内容で、「イース」や「Zwei!!」のオープニングムービーでみせた、抜けのいい爽快感溢れる内容ではないものの、これまでのファルコム作品とは明らかに異なる、異質な雰囲気は十二分に伝わってくる。

     一方のプレイ映像は、わずか数秒単位で目まぐるしく場面が入れ替わっていく。ゆっくり見るゆとりはないが、戦闘、会話、イベント、探索などさまざまな場面を一気に見られ、充実感のある構成だ。実際にムービーを見て貰えればわかるが、ゲーム画面は98版のテイストがそのまま活かされた構成になっているようだ。

    (C) 2002 Nihon Falcom Corp. All rights reserved.

    高解像度版のダウンロードはこちら(Impress、92MB)

    低解像度版のダウンロードはこちら(Impress、5MB)

    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月8日版~」


【11/7】

    【麻雀ゲーム】
    「谷岡ヤスジの激戦麻雀」体験版 [6MB]
  • 開発元 アンバランス

     ナンセンスギャグで一世を風靡した漫画家谷岡ヤスジの名キャラクタたちが登場する麻雀ゲーム「谷岡ヤスジの激戦麻雀」体験版。ゲーム内容そのものはオーソドックスな麻雀ゲームとなっているが、のんびりとした背景絵と、誰かがツモやロンを行なった際の激烈な反応がおかしい。ファイルサイズもコンパクトなので、気軽に試してみよう。

     「谷岡ヤスジの激戦麻雀」は、4人打ち麻雀に谷岡ヤスジのテイストをめいっぱい盛り込んだユニークな作品。ゲームモードは、「フリー対局」、「ネットワーク対局」に加え、キャラクタ全員と勝ち抜き戦を繰り広げる「勝ち抜き戦」の3つが用意されている。勝ち抜き戦の最終戦では谷岡ヤスジ本人が登場するというナンセンスぶりがおもしろい。

     発売日は11月22日で、価格は3,480円。製品版にはゲーム本編に加え、デスクトップを彩る時計等のアクセサリーも同梱される。平凡な麻雀ゲームには飽き飽きという人には最適な1本だろう。

     さて、体験版ではフリー対局モードの東1局のみがプレイできる。ルールは固定で、キャラクタ音声は再生されるもののBGMは鳴らないという仕様。東1局のみというと展開次第ではすぐ終わってしまうが、キャラクタは9人から自由に選ぶことができるので、数回プレイすればゲームの魅力は十分に伝わってくるだろう。

     インターフェイスはマウスとキーボードの両対応。覚えておくべきなのは、リーチを行なう場合は右クリックで呼び出す必要があることぐらいで、ツモはすべて自動で行なわれ、ツモやロンの際も谷岡ヤスジ風のダイアログがオートで表示されるようになっている。チュートリアルは付いていないので、麻雀をまったく知らない人には厳しいが、知っている人は一度試してみるといいだろう。

    (C) 2002 UNBALANCE CORPORATION
    (C) 1994-2002 Mediarium Corporation
    (C) 谷岡プロ

    ダウンロードはこちら(Impress)

    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月7日版~」


【11/6】

    【アクションアドベンチャー】
    「James Bond 007: NightFire」Playable Demo [147MB]
  • 開発元 Gearbox Software
  • 発売元 Electronic Arts

     Electronic Artsが放つ、「ジェームス・ボンド 007」をモチーフにしたアクションアドベンチャー「James Bond 007: NightFire」のPlayable Demo。同社は「Medal of Honor: Allied Assault」の大ヒット以来、それまで唯一の苦手ジャンルだったFPS分野にも積極的に乗り出すようになった。いまやEA GAMESを代表するジャンルはRTSでもSLGでもなくアクションゲームだ。もともとXboxとPS2をメインとしたコンソール向けに開発された作品だけに、FPSとしてそれほどエッジの効いた内容ではないが、ジェームス・ボンド気分が味わえるアドベンチャーとしては、見逃せない作品だ。

     「James Bond 007: NightFire」は、言わずと知れたスパイアクション映画の醍醐味をFPS仕立てで仕上げたアクション重視のスパイアクションゲーム。ゲームには、映画でボンド役を務めるピアース・ブロスナン本人の動きをレーザースキャナで取り込んだ3Dモデルが登場し、随所に挿入されるムービーでは音声までそっくりそのままのボンドが顔を見せる。タイトル画面にもピアース・ブロスナンが描かれ、まさに映画の雰囲気そのものだ。ただし、ゲームのシナリオは完全オリジナルだ。

     Demoでは日本を舞台にしたミッションが楽しめる。まずはお馴染みのテーマをバックグラウンドにプログラマブルムービーが始まる。ボンドが家に到着して、依頼人に会うシーンが描かれ、これからミッション説明が始まるのかと思いきや、いきなり古くさい外套を着た黒尽くめの日本人一味に襲撃されてしまう。取るもとりあえず、自らの身を守りつつ、依頼人を安全な場所に避難させていくことになる。

     ミッションの舞台となっている日本家屋は、掲載画面を見て貰えれば一目瞭然なように、凄まじいばかりの勘違い日本家屋でビックリさせられる。同じくスパイアクションである「No One Lives Forever 2」も日本を舞台にしたPlayable Demoを公開していたが、NOLF2の日本はそれなりにしっかり描かれていたが、「James Bond 007: NightFire」の日本家屋は、秀吉もびっくりの広大さを備えていて、100畳敷の和室がどこまでも続くような、何がなんだか良くわからない家になっている。

     おそらくレベルを構築してからテクスチャ貼り付け作業を行なったために無理が出まくったものと思われるが、グラフィックのクオリティそのものはそれなりに高く、中庭の日本庭園の作り込みや、電灯や行灯、提灯などによる屋内のライティング処理もしっかりしているだけに、この勘違いぶりは非常に残念だ。

     なお、Demoのゲーム内容は、ジェームス・ボンドというより、「崩壊第四帝国」のゴルゴ13を彷彿とさせる、視野に入った敵の眉間を次々に撃ち抜いていく速射強襲ミッションとなっている。ダメージマッピングは頭部にコアがある感じで、頭部なら一発で仕留められるが、それ以外の箇所では敵の反撃は避けられない。難易度はそれなりに高いが、ステージ各所に隠されているアイテムを使用することで、比較的ラクに進めていくことができる。ボンドファンはじっくりプレイしてみるといいだろう。

    (C) 2002 ELECTRONIC ARTS INC.ALL RIGHTS RESERVED.

    ダウンロードはこちら(Gigex)

    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月6日版~」


【11/5】

    【アクションアドベンチャー】
    「Mafia」Playable Demo [213MB]
  • 開発元 Illusion Softworks
  • 発売元 Gathering of Developers

     チェコのデベロッパーIllusion Softworksが3年越しで完成させた大作アクションアドベンチャー「Mafia」のPlayable Demo。製品版がリリースされてから1カ月あまり、「もうDemoは出ないのかな」と思わせておいていきなりの登場だ。これをプレイしておかなければ2002年度のアクションアドベンチャーは語れない。四の五の言わずまずはプレイしてみよう。

     「Mafia」は、'30年代のアメリカの架空都市を舞台にしたバイオレンスアクションゲーム。タイトルどおりマフィア間の抗争を仮想体験できるところに醍醐味があり、毎回、救いがたい血みどろの死闘が繰り広げられる。アクションシューティングの尺度で言えば、バリバリのリアル系で、わずかな油断が命取りとなる。生き残りたいのならミリタリー系で推奨される暴勇は厳禁だ。

     Demoではチュートリアルと序盤のミッションがプレイできる。チュートリアルでは、木造の小さな集会場を舞台に、基本操作や武器の扱い方などを学ぶことができる。中には渾身の力を込めて金属バットで人を後ろから殴り殺すというものもあり、チュートリアルからして早くも悪党度全開の内容。ゲームとはいえもはや後戻りはできない気持ちになってくる。

     仕上げは小屋の外に止めてあるタクシーをジャックして、公道を抜け、広い空き地で車からの銃撃の仕方を学ぶ。主人公が小屋を出ると、休憩中の運転手らしき人物がいきなり手で頭を守るようにして腰を屈める。これは主人公が手に持つピストルに反応しての行動で、こうしたリアリティが街全体で再現される。ここが同作の凄さだ。

     ミッションでは、会合が行なわれる駐車場まで車2台に便乗して移動する。この間の街並みの再現ぶりが素晴らしい。具体的にはレトロな雰囲気の街並み、歩道を通る人々や往来の車の流れ、何かが起こりそうな予感たっぷりの夕日などなど、まるで都市の中の住人のひとりだと錯覚させるリアリティに満ちている。この没入感の高さは、現行最高レベルだろう。サウンドまわりも実に凝っており、レトロ感たっぷりのBGMもさることながら、5.1chでリアリティたっぷりのサウンドエフェクトも特筆すべき内容の濃さだ。

     駐車場で指定の場所に向かうと話途中で、敵対マフィアとの銃撃戦になる。プログラマブルでしばらく銃撃戦のどたばたが続き、主人公が慌てて車の影にしゃがみ込んだところからプレイアブルになる。このあたりの処理も非常にうまい。シングルプレイ専用ながら、満足度の高い内容だ。ゲームの細かい内容については「西尾ゆきの海外ゲームレポート」を参照いただきたい。

    (C) 2002 Illusion Softworks. Mafia, the Mafia logo, Illusion Softworks, and the Illusion Softworks logo are trademarks of Illusion Softworks. All rights reserved. Published by Gathering of Developers. Gathering of Developers, the Gathering of Developers logo, Take-Two Interactive Software, Inc. and the A Take-Two Company logo are trademarks of Take-Two Interactive Software, Inc. All rights reserved. All other trademarks and copyrights are properties of their respective owners. Made in the USA.

    ダウンロードはこちら(Gigex)

    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月5日版~」


【11/1】

    【ベンチマークソフト】
    「ファイナルファンタジー XI for Windows」オフィシャルベンチマークソフト [11.3MB]
  • 開発/発売元 スクウェア

     ゲームではないがエンターテインメント性の高いプログラムが公開されたので「その2」としてご紹介しておきたい。

     「ファイナルファンタジー XI for Windows」オフィシャルベンチマークソフトは、11月7日に発売を控えた「ファイナルファンタジー XI for Windows」が実際に自分のPCで快適に動作するか確認できるベンチマークプログラムだ。

     設定すべき項目などは特になく、exeファイルを実行するだけでいい。内容はバルクルム砂丘を点描したもので、現在のオープニングにも似たオートデモとなっている。インタラクティブな要素は一切ない。

     ユニークなのはマシン負荷を増大させるために、砂漠や岩山にところ狭しと配置されたクリクリ頭のタルタルたちが、有名なタル踊り(顔を左右に振りながら手足をバタバタさせる)をはじめ、さまざまな感情表現で踊っているところだ。

     タルタルたちは、画面内に必ず数人いるような状態で、多いところでは20人以上がそれぞれ違う感情表現で踊りまくっている。中には通常は侵入不可能な場所にもいたりして、とにかく見ているだけで楽しめる内容だ。

     なお、ベンチ結果は、1,500以上のスコアが合格で、それ以下はスペックに問題がある。4,000以上だと、Windowsオリジナルの高解像度モードやBumpMapをオンにしても快適に動作するという。購入予定の人はこれを使ってドライバを変えたりしながらスコアアップを狙ってみるといいだろう。

    (C)2002 SQUARE CO.,LTD All Rights Reserved.
    Title Designed by Yoshitaka Amano

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    【バスケットボールシミュレータ】
    「NBA LIVE 2003」Playable Demo [345MB]
  • 開発/発売元 Electronic Arts

     EA SPORTSの有力ブランド「NBA LIVE」シリーズ最新作「NBA LIVE 2003」のPlayable Demo。バスケシミュレータは、NBAと単独契約を結んでいるEAの独占市場になっていて、長らく比較対象にしうる新作にお目にかかれないのが残念なところ。しかし、同シリーズ毎年プレイするたびに思うことだが、バスケの魅力をイヤというほど再確認させられる。相変わらず圧倒的な吸引力を備えた作品だ。

     「NBA LIVE 2003」は、EA SPORTSにおける「FIFA」(サッカー)、「NFL」(ホッケー)、「NHL」(アメフト)、「Tiger Woods」(ゴルフ)、「Triple Play」(野球)、「Knockout Kings」(ボクシング)らと並んで、着実にバージョンアップを重ねてきた公式スポーツシミュレータ最新作だ。

     バスケットボールは、競技場のサイズがコンパクトな割に、超大型の選手が高速で動き回るという、ハイスピード&ハイディテールが要求されるゲーム化の難しいスポーツだ。このため、シリーズ初期の頃は現実とゲーム映像の隔たりが大きすぎて、あまりパッとしない内容だったが、主力市場をプレイステーション 2に移してからは、ビジュアル、アニメーションの両面で劇的な進化が見られ、それに伴いハイエンドバージョンとしてのPC版の注目度も増してきた。NBAのスタープレーヤーを自分で操作できるという絶大の旨味はもちろんのことながら、いまや独占市場とはいえシミュレータとしてのクオリティには微塵の不足も感じられない。

     Demoでは、New Jersey NetsとLos Angeles Lakersのエキシビジョンマッチのラスト4分間をプレイできる。対戦モードはプレーヤー vs CPU、プレーヤー vs プレーヤー、CPU vs CPUが選択できる。このあたりの仕様は「FIFA」のDemoと同じだ。

     「FIFA」のDemoに比べて充実しているのがグラフィックオプションで、製品版同等の内容が盛り込まれている。解像度の変更はもちろん、シャドウ、ライティング、リフレクション、観客、ベンチの選手といった部分のディテールを3~4段階で指定できる。掲載した画面は最高の状態のもの。

     ツルツルの床に映り込んだ足、そして影もしっかり描き込まれ、抜群のリアリティを実現しているが、このクオリティだとPentium 4 1.8GHz、GeForce 4 Ti 4600という環境でも、ややまったりとした動きになる。動きが遅い場合は、視点を変えたり、画質を落としたりしていろいろ調整しながらプレイしてみるといいだろう。

    (C) 2002 ELECTRONIC ARTS INC.ALL RIGHTS RESERVED.

    ダウンロードはこちら(Electronic Arts)

    より詳しい明はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2002年11月1日版~」


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[Reported by GAME Watch編集部]



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