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【2/18】

    【リアルタイムストラテジー】
    「Great Battles of World War II: Stalingrad」Playable Demo [330MB]
  • 開発/発売元 1C Campany

     ロシア最大手パブリッシャー1C Companyの新作リアルタイムストラテジー「Great Battles of World War II: Stalingrad」のPlayable Demo。第二次大戦をモチーフにしたRTSは、ドイツを主体としたヨーロッパ諸国が得意中の得意としてきたが、最近はヨーロッパ戦線におけるもう片方の当事者であるロシア(旧ソ連)からのタイトルが増えてきている。内容そのものは際だっているわけではないが、いい意味でカルチャーショックが味わえる佳作だ。

     「Great Battles of World War II: Stalingrad」は、そのものズバリ、1942年から'43年にかけてドイツ軍とソ連軍の間で繰り広げられた、スターリングラード(現ボルゴグラード)攻防戦をモチーフにしたリアルタイムストラテジー。冒頭でも触れたように第二次大戦モノは、連合軍、枢軸軍とは名ばかりで、英米軍の視点から描かれているタイトルが圧倒的に多いが、同作はきわめて珍しいことにソ連側の視点で描かれており、それだけでも存在価値が高い。

     ゲームを起動すると、当時の映像をふんだんに織り交ぜたオープニングムービーが再生される。スターリングラードに至るまでのドイツ軍の攻勢シーンが中心となっており、撮影者そのものもドイツ軍らしいが、実際に荒廃しきったスターリングラードの街並みや、ドイツ軍に「スターリンのオルガン」と恐れられたカチューシャ多連装ロケット砲の発射シーンなどが収められており、CGでは出せない圧倒的な臨場感に、いきなり度肝を抜かされる。

     ゲームデザインそのものは、奇を衒わず、オーソドックスな内容で、インターフェイスも非常にシンプル。過去に1作でもRTSをプレイした人なら迷わずプレイできるだろう。カテゴリとしては「Sudden Strike」シリーズが近く、いわゆるミニチュア系のRTSに該当する。

     ただし、ユニットのモデリングを含むオブジェクトの描き込みは、「Commandos」シリーズを彷彿とさせるほど緻密かつダイナミックで、戦車の砲塔の旋回、野砲の動きといった細かいアニメーションはまさに芸術的な丁寧さといっていい。ドイツ戦車などは車両後部に、ナチスドイツのフラッグが貼り付けられたりしていて、実にマニアックである。

     Demoではドイツ軍、ソ連軍の両方のキャンペーンが2ステージずつプレイできる。難易度はヨーロッパ圏のゲームだけにやや高めで、操作が自身の下手さ加減を抜きにしてもEasyぐらいがゲームとしてちょうどいいぐらいに感じられる。難しいなら難しいで、難易度調整の選択肢を用意しているところは、大きく評価したいところだ。

     基本的なゲームの展開は、ステージ冒頭で与えられるオブジェクティブをひとつずつこなしていくというもの。多少英文を読み込む必要があるが、小マップに赤い矢印が示されている地点が目標になっており、英文が読めないとゲームにならないというほどではない。

    (C) 2005 1C Campany.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2月18日版~」


【2/10】

    【MMORPG】
    「大航海時代 Online」ベンチマークプログラム [51MB]
  • 開発/発売元 コーエー

     コーエーが2月23日よりプレオープンを予定している新作MMORPG「大航海時代 Online」のベンチマークプログラム。同社がベンチマークプログラムを公開するのは「信長の野望 Online」に続いて2度目になるが、今回はバリエーションが増して、前回より格段に楽しめる内容になっている。リアルタイムムービーとしても優秀なので、MMOファンは一度試してみるといいだろう。

     「大航海時代 Online」は、同社の「大航海時代」シリーズをモチーフに、いわゆる大航海時代的な海洋冒険がオンライン上で堪能できるという珍しいタイプのMMORPG。正式サービス開始日はいまだ未設定だが、それに先駆けて2月23日よりプレオープンサービスがスタートする。

     扱い的には韓国産MMORPGにおけるワイプ無しのオープンβサービスに近く、公式サイトからクライアントを取得すれば、プレオープン期間中はまるまる無料でプレイできるという仕組み。これは単にオープン時に弾みをつけるための助走期間とも見えるが、一歩踏み込んで考えると、プロジェクト全体における最重要ポイントでありながら、構造的なリスクを回避できないサービス開始直後のサーバー負荷の分散、転じて、この間を一律無料とすることにより、万が一サーバーダウンした際の企業責任の回避といったメリットが挙げられる。抜け目のない賢い運営スタイルといえそうだ。

     さて、ベンチマークプログラムの内容は、街で仲間を集め、その後、航海に乗り出し、目的地の街の住民たちに祝福を受けるというユニークなもの。内容はユニークながら、ベンチの仕様としてはしっかりしており、後半になるほどマシン負荷が高くなっていく。測定の仕方は「ノーマル」と「カスタム」の2種類があり、前者は画面解像度と音量、後者はさらに画面設定、グラフィック設定まで変えられる。

     特にグラフィック設定は、見た目とマシン負荷への影響が大きい。わざわざモードを2種類に分けたということは「ノーマル」が同社おすすめの設定だろうと思われるので、まずはこれで試した後、結果に余裕があれば、「カスタム」で設定をいじりながらパフォーマンスをチェックしていくといいだろう。

     ベンチとしての作りだけでなく、リアルタイムムービーとしても優秀である。街の様子、航海シーン、海戦シーン、天候の変化、キャラクタのモーションといった要素が確認できる。MMOファンはぜひ一度試してみるべきプログラムだ。

    (C) 2005 KOEI Co.,Ltd.

    ダウンロードはこちら(コーエー)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2月10日版~」


【2/7】

    【アクションシューティング】
    「Star Wars Republic Commando」Playable Demo [421MB]
  • 開発/発売元 LucasArts

     「スター・ウォーズ」モノのタイトルを積極的にリリースし続けているLucasArtsの新作「Star Wars Republic Commando」のPlayable Demo。日本ではご存じエレクトロニック・アーツが日本語版を発売することが決定している。欧米では3月1日発売予定だが、日本は世界に先駆けて2月17日にPC、Xboxの両バージョンが発売される。「スター・ウォーズ」ファンはこのDemoで感触を確かめてみるといいだろう。

     「Star Wars Republic Commando」は、映画「スター・ウォーズ」における共和国軍の一般兵クローン・トルーパーを主役に据えた外伝的なタイトル。クローン・トルーパーといえば、格好のやられ役というのが同シリーズにおける相場だったが、「Star Wars Republic Commando」では、クローン・トルーパーがまさに一騎当千の強者として描かれる。

     基本的なゲームデザインは、「Rainbow Six」、「SWAT」シリーズに代表されるチームベースのFPSになっていて、遮蔽物として利用可能な岩陰や、廃棄された大型兵器、その他オブジェクトなどに対して、Fキーを使って隊員たちを動かしていく。別に命令を与えなくてもクリアできるし、そこそこ優秀なAIで勝手に闘ってくれるのだが、効果的に命令を下すことで、スムーズにステージをクリアできるようになる。この感覚が非常に心地よい。

     ゲームの展開もオーソドックスで、進行方向や謎解きに悩む必要はない。4人全員が倒れない限り、レスキュー可能というシステムもモチベーションを倍増させてくれる。幾多の大乱戦をくぐり抜けるあいだに自然と育まれる連帯感といったものが、同作最大の醍醐味といえるかもしれない。

     ただ、侵入路を明々と照らすサーチライトの破壊や、仕掛けた爆弾の爆発といったキーアクションはプレーヤーの手に委ねられているので、命令さえ出せばあとは任せっきりで済むというわけでもない。チームベースFPSのシングルプレイゲームは、なかなか取っつきにくいことが多いが、「Star Wars Republic Commando」は実に遊びやすい。「スター・ウォーズ」ファンなら腕を問わず楽しめそうな印象だ。

     グラフィックスは、発売プラットフォームをPCとXboxのみに絞っただけあって、特にエフェクト周りはリッチだ。疑似HDRレンダリングも多用されていて、サーチライトの眩しさなどはリアルに再現されている一方で、オブジェクトに対してのシャドウ効果はいい加減だったりする。いずれにしてもEpisode 3の前準備としてはピッタリなタイトルといえそうだ。

    LucasArts, the LucasArts logo, Gold Guy, and the Human Figure design logo are all registered trademarks or trademarks of Lucasfilm Ltd. (C) 2004 Lucasfilm Entertainment Company Ltd. or Lucasfilm Ltd. & (R) or as indicated. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Gamer's Hell)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2月7日版~」


【2/4】

    【ターンベースストラテジー】
    「大戦略 大東亜興亡史~ニイタカヤマノボレ一二〇八~」体験版 [119MB]
  • 開発/発売元 システムソフト・アルファー

     システムソフト・アルファーが1月28日に発売したターンベースストラテジー「大戦略 大東亜興亡史~ニイタカヤマノボレ一二〇八~」の体験版。大戦略は大戦略でも、今回は史実、それも日本史を舞台にしているだけあって、同社のフランチャイズとしてはいい意味でも悪い意味でもアクが強い作品となっている。この体験版で、一度試してみることをお勧めしておきたい。

     「大戦略 大東亜興亡史~ニイタカヤマノボレ一二〇八~」は、システムソフト・アルファーの中でもとびきり軍事マニアとして名高い前田康仁氏がプロデュースした「大戦略」タイトル。プレイしてみると一撃でわかるが、ベースとなっているのは、本家「大戦略」ではなく、「大戦略」シリーズの中興の祖として知られるセガの「アドバンスド大戦略」となっている。本家らしからぬ前田氏らしい思い切った方向転換といっていい。

     ひとくちに「アドバンスド大戦略」といっても、メガドライブ版を皮切りに「アドバンスド大戦略 IV」に至るまで無数のバリエーションが存在するが、もっとも近いのはメガドライブでリリースされた初代「アドバンスド大戦略」。もっとも、「大東亜興亡史」はPCプラットフォームのゲームなので、インターフェイスは同じPC版である「アドバンスド大戦略 '98」に近いし、天候や1ターンが時間単位になっているところは「アドバンスド大戦略 2001」あたりを彷彿とさせる。いいとこ取りになっている印象だ。

     さて、体験版のほうは、'41年12月8日の日本軍のマレー上陸作戦を描いた「コタ・バル上陸作戦」を10ターンプレイできる。参戦国は大日本帝国と英国軍、インド軍の3勢力。陣営は固定なので、大日本帝国でのプレイ限定となる。10ターンというと12月8日の早朝から、12月9日の夕方までで、既存の部隊と増援部隊を揚陸して海岸沿いの街を占領するぐらいで終わってしまう。内容的にはやや物足りない印象だ。

     生産フェイズでは、ユニットの生産も可能だが、なにぶん10ターンしかプレイできないため、生産部隊の前線投入はまず無理。さらにどうしたわけか航空支援もないため、上陸部隊は、英軍の航空機から一方的に攻撃を受け続ける展開となる。「おかしいな」と思って、手元の資料をいくつかひっくり返してみたが、12月8日の日中に上陸部隊が英軍航空機の猛爆を受けた記録はないし、そればかりか直掩に掩護され、制空権も確保していたようである。ボリューム以前に、そもそもの初期設定からしておかしいような気がする。

     この際、「銀輪部隊がいない」とか「加藤中佐の64戦隊を出せ」などと、枝葉末節にこだわるつもりはない(本当はこだわってほしい)が、ハワイ近海にいるはずの6空母や、日本にいたはずの大和があっさり生産できる一方で、当時活躍したはずの陸軍の97式戦や一式戦闘機の姿が見られなかったり、天候やZOC絡みに関する特殊ルールがオプションルールではなく強制になっているなど、ほかにもいろいろ指摘しうるが、全体としてターンベースストラテジーとして作りが甘すぎる。史上初の大東亜戦争モノとして期待していたがちょっと残念な内容だと言わざるを得ない。

    (C) SystemSoft Alpha Corporation

    ダウンロードはこちら(Impress)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2月4日版~」


【2/2】

    【アクションアドベンチャー】
    「Prince of Persia: Warrior Within」2nd Playable Demo [297MB]
  • 開発元 Ubisoft Montreal
  • 発売元 Ubisoft Entertainment

     欧米で2004年の11月に発売されたUbisoftの人気シリーズ最新作「Prince of Persia: Warrior Within」のPlayable Demo第2弾。発売後にリリースされたDemoとあって、タイトルイメージも一新し、前回のDemoにも増して安定した内容に仕上がっている。優れた作品なので万人にお勧めしておきたいところだが、いかんせんゲームの難易度が高すぎる。アクションゲームが好きな人にお勧めしておきたい。

     2度目のPlayable Demoということで、概要的な部分は前回のDemoの記事を確認して頂くとして、ここではいきなりDemoの紹介に入りたい。

     前回のDemoの内容は、燃えさかる船を舞台にしたチュートリアルステージがプレイできた。このチュートリアルは、ポップアップウィンドウに表示されるコマンドを入力することそのものが、先に進むためのフラグになっているという、超スパルタ式の内容だった。ファイルサイズも472MBもあるだけあって収録ステージ数も多く、タイトルの魅力を伝えるには十分すぎる内容だった。

     2nd Demoでは、何が体験できるかというと、プロローグシーンと、序盤のステージがプレイできる。チュートリアルは一切ないが、インターフェイスはオプションのキーコンフィグで確認できるし、要所にさしかかるとポップアップテキストでヒントを提示してくれるチュートリアル機能が付いているので、前作のプレイは必須というほどではない。

     背中にぶら下げたサーベルを使ってのチャンバラシーンは、ガードで移動しつつ、タイミングを見計らっての連続攻撃もしくは大技で、次々と敵をねじ伏せていくというスタイル。鈍い輝きを放つサーベルは斬りつけるだけでも圧倒的な殺傷力を備えていそうに見えるのだが、実は通常攻撃ではダメージはほとんど与えられず、また連続攻撃も途中でガードされてしまうという、いわゆる国産ゲーム特有の「バッサリ感」に慣れすぎている向きには爽快感の薄いゲームデザインになっている。

     よって、単なるボタン連打ではなく、複数のアクションキーを駆使した多彩なアクションの有効活用が必要不可欠になる。これを模索するのが同作の大いなる楽しみのひとつで、通常攻撃だけではなかなか倒せない敵を、一瞬で撃破すると気分がスカッとする。このチャンバラシーンは、ダウンに対して追い打ちが掛けられたり、ダウン中にもガードができたり、コマンドキャンセルが可能だったり、壁を利用してさまざまなアクションのバリエーションが用意されていたりなど、コンボ系アクションゲームが強い日本市場の水準で見ても、なかなか良くできていると感心させられる。

     しかしそれで終わらないのが同作の強みであり、同時に弱みでもある。同作は、前転アクション、壁上りアクション、ロープアクションなど、各種トラップをクリアするために、主人公の非戦闘用アクションがこれでもかとばかりに詰め込まれている。これそのものは大きな強みなのだが、実際のトラップの仕様が少々意地悪過ぎて、せっかくの強みをスポイルしてしまっている印象が強い。

     タイミングがシビアになりすぎていることから、PS2ライクなアナログゲームパッドでのプレイが必須になっているし、モーションブラーの多用により、どれが活用可能なオブジェクトで、どこをどう進めばいいのか、とっかかりすらつかめないこともたびたびあった。それゆえに主人公には時間巻き戻し能力やスローモーション能力といった特殊能力が備わっているというのはわかるが、「なにをどう」が不明確では同じ失敗が繰り返されるだけだろう。個人的には、ここまで基本デザインが変わったのなら、いわゆるプリンス・オブ・ペルシャ的なトラップはもはや不要だと思うのだが、どうだろうか。これについては世界のユーザーの反応が知りたいところだ。

    (C) 2004 Ubisoft Entertainment. Based on Prince of Persiaョ created by Jordan Mechner. All Rights Reserved. Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries. Prince of Persia, Prince of Persia The Sands of Time and Prince of Persia Warrior Within are trademarks of Jordan Mechner used under license by Ubisoft Entertainment.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2月2日版~」


【2/1】

    【アクションシューティング】
    「Tom Clancy's Splinter Cell: Chaos Theory」Open Beta Client [107MB]
  • 開発/発売元 Ubisoft Entertainment

     Ubisoftの人気シリーズ第3弾「Tom Clancy's Splinter Cell: Chaos Theory」のOpen Beta Client。Fileplanet限定配布で、マルチプレイのテストを目的としたクライアントだが、内容もさることながら、このグラフィックス、ボリュームにしては、信じられないほどの小型軽量化を実現している。テスト用アカウント(正確にはCDキー)取得のために要登録なのが面倒だが、それだけの価値は十分にある1本だ。

     「Tom Clancy's Splinter Cell: Chaos Theory」は、E3 2004において「Splinter Cell 3」の名で発表され、その後リネーム、発売延期等を経て、ようやく3月29日に発売日が決定し、現在最終的な調整を行なっている段階。もともと同シリーズは、「Tom Clancy's」フランチャイズにおけるXbox向けの目玉として用意されたタイトルだが、今回は、Xbox、PS2、PCの3プラットフォーム同時発売となっている。

     Demoの内容は、4つのチュートリアルステージ(傭兵向けにさらに3つ)と、チュートリアルで習得したテクニックを駆使してクリアしていくテストマップが1枚、あとはマルチプレイとなっている。マルチプレイについては、キー操作も理解していないまったくの素人がログインしてくることを防ぐために、テストマップのクリアがログインするための前提条件になっているようだ。

     チュートリアルでは、基本的な移動操作をマスターすることができる。マルチプレイ向けにスパイ側と傭兵側で別々のチュートリアルが用意されているのが嬉しいところ。ただし、サムの股割り静止、SWATターンといったスペシャルアクションや多種のガジェットの具体的な活用法といった応用レベルにまでは踏み込んでいないので、チュートリアルをクリアして「スパイ検定10級」ぐらいに考えておいてちょうどいい。

     前作をプレイしているユーザーならチュートリアルは飛ばして、いきなりテストマップをプレイしてもいいが、地面からドーンドーンとせり上がってくる鉄壁や、透明ガラスのエレベーターなど、チュートリアルそのものがなかなか魅せてくれる内容なので、ひととおりプレイしておいて損はない。

     さて、マルチプレイは、前作「Splinter Cell: Pandora Tomorrow」で実装されたマルチプレイモードをベースに、STORY、DISKHUNT、DEATH MATCHの3つモードがプレイできる。対戦形式は基本的にスパイ2名、傭兵2名の計4人対戦。バディを組んで前後をカバーするのもいいし、お互い単独で動いてもいい。

     今回はなかなか対戦相手に恵まれず、デスマッチをスパイ側、傭兵側でそれぞれ2回ずつプレイしただけだが、相変わらずおもしろかった。スパイ側は、圧倒的な身体能力と闇を味方に敵の裏をかく隠密行動が純粋に楽しいし、傭兵側はアウトレンジから倒せる銃器とハイテクガジェットを駆使して、闇に潜むスパイをあぶり出していくプロセスがたとえようもなく楽しい。

     舞台となる北海道の旅館をモチーフにしたマップ「CLUB HOUSE」は、スパイ2名は屋上の2カ所のエアダクトから侵入し、傭兵はそれを撃退するというのが基本的なシチュエーション。建物は4階建て相当の高さがあり、吹き抜け式のモダンなロビー、大浴場、サウナ、休憩室、総ガラス張り日本庭園といった具合で、新旧ごった煮の日本の大旅館となっていてなかなかおもしろい。

     この北海道マップは、現状の仕様では、傭兵側がやや有利になっているようで、初心者は傭兵側から始めることをお勧めする。ただし、ゲームとしてのおもしろさは、スパイ側が断然上で、相手の心理状態まで読み切った上でのスーパーアクションが格好いい。

     具体例をひとつあげると、E3で公開され話題を集めた灯台シーン。これがすでに実装されている。スパイが足場のふちにぶら下がっている状態で、傭兵がそばまで来たところを見計らって、一気に身を乗り出して敵の首を捕まえ、そのまま敵を階下にたたき落とすという技だ。これは傭兵側から見ると、何もないはずの空中に突如敵がゾンビのようにわき出てきて、直後わしづかみにされて視点がぐるぐる回転し、最終的には階下で首の骨を折られて死んでいる自キャラの無惨な姿を見ることになる。私もスパイ側で何度かチャレンジしてみたが一度も成功しなかった。ぜひ挑戦してみていただきたい。

    (C) 2005 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Sam Fisher, Splinter Cell, Splinter Cell Chaos Theory, the Soldier Icon, Ubisoft, ubi.com, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.

    ダウンロードはこちら(Fileplanet)

    詳しい紹介はこちら「本日到着! DEMO & PATCH ~2月1日版~」


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[Reported by GAME Watch編集部]



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