開発/発売元 コーエー
コーエーの人気シリーズ最新作「信長の野望 天下創世」のプロモーションムービー。公式サイト開設に伴って公開されたものだが、グラフィックエンジン自体はほぼ完成しているようで、迫力たっぷりのリアルタイム映像を鑑賞することができる。ムービー以外にも初公開の情報も多いので、公式サイトは一度じっくり目を通しておくといいだろう。
今回公開されたムービーは「城下を望む」と「攻城の戦火」の2本。ぞれぞれ30秒程度の短い映像で、BGMもカットされているが、一瞬、「Age of Mythology」や「Rise of Nations」あたりリアルタイムストラテジーと見紛うほどの端正な映像が映し出される。ちなみに同社のプロモーションムービーではお約束となっている社名ロゴやタイトル、発売日といったゲーム外コンテンツは一切省かれている。「まずはこの映像を見ろ」という同社の自信の表れだろう。
「城下を望む」は、城下を季節別、繁栄度別に点描したもので、冬の季節には雪が降り、城下が繁栄してくると通りを歩く人の数も増えてくるなど、なかなか凝った内容になっている。建物や人々がクリッカブルなのかどうか、ズームイン・ズームアウト処理は可能なのか、気になる部分は多い。
「攻城の戦火」は、軍勢の行軍を皮切りに合戦の様子を点描したもの。BGMのみならず、サウンドエフェクトまでカットされたまったくの無音映像のため、合戦の荒々しい迫力がいまひとつ伝わらないのが残念だが、野戦、攻城戦を問わず、バトルフィールドには細かく起伏が設定され、攻城戦の際、攻撃側は本丸目指して登っていく必要があるなど、従来にはなかった合戦の臨場感が感じられる内容になっている。
軍勢ユニットの動きはまだぎくしゃくしており、城内施設もいまひとつ有効に稼働していない(稼働させていない)ようだが、砂埃を上げて疾走する騎馬軍団の姿や、燃えさかる家屋などは実にいい感じ。ぜひとも体験版を公開してほしいところだ。
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