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本日到着! DEMO & PATCH

~2003年7月4日~


    【バイクレースシミュレータ】
    「Moto GP 2」Multiplayer Demo [86.7MB]
  • 開発元 Climax
  • 発売元 THQ

     「Moto GP」シリーズといえば、日本ではナムコのバイクレースのイメージが強いが、北米ではXboxの発売と共に登場したTHQタイトルのイメージの方が圧倒的に強い。初回作「Moto GP」はXbox向けに発売され、その後、PC向けに移植されたが、今年5月に発売されたばかりの「Moto GP 2」はXbox、PCの同時発売。

     モータースポーツシミュレータでコンソールとPCが同発というのは、最近ではあまり見られない光景になったが、それでいてXbox版との同時開発を意識させない、PC版のこの出来のよさには正直びっくりだ。自宅に居ながらに「スピードの向こう側」が体感できるバイクレースの傑作である。

     「Moto GP 2」は、バイクレースの世界選手権「Moto GP」を完全再現したバイクレースシミュレータ。Xbox向けにフルチューンされたグラフィックはまさに次世代の一言で、ボディのメタリック感はもちろんのこと、路面の太陽光の照り返し、マフラーの細かい振動、敵車との接触時のアニメーションなど、実に芸が細かい。テクスチャの解像度も、PC版に対応して高解像度になっており、シャドウ表現ひとつ取ってみても、既存のバイクレースとは次元の違う細かさだ。

     中でも今作の最大の特徴といえそうなのは、時速250kmを超える高速域での演出表現で、敵車を含む周囲のオブジェクトすべてから残像が発生し、いわゆる「スピードの向こう側」が体感できるようになっている。この間、ハンドリングはほぼ効かなくなり、残像表現により位置どりが難しくなるため、ついついブレーキングが遅れ気味になるというデメリットがある。もちろん、慣れてくれば対応は可能。どちらかというと日本的なテクニックだが、「うわ、彼らはこんな世界でレースしてるのか」と想わせる実にうまい表現だ。

     Demoでは、Quick RaceによるシングルプレイゲームとGameSpyを使ったマルチプレイが楽しめる。コースはマレーシアのSepangのみで、全長5,548メートルのコースを3周する。天候は晴れ、曇り、雨の3パターンから選択可能で、ライダーは日本の青木宣篤とスペインのCarlos Checaの2名からチョイスできる。難易度はRookie、Pro、Championの3つ。高性能なリプレイモードも搭載されており何度でも楽しめる。ゲームとしてもDemoとしても優れた内容だ。

    (C)2003 THQ Inc. MotoGP? 2 and (C) 2003 Dorna Sports, S.L. MotoGP and related logos, characters, names, and distinctive likenesses thereof are the exclusive property of Dorna Sports, S.L. and/or their respective owners. Used under license. All Rights Reserved. Developed by Climax Studios Ltd. Climax Studios Ltd. and its logo are trademarks and/or registered trademarks of Climax Studios. Ltd. THQ and the THQ logo are registered trademarks of THQ Inc. All Rights Reserved. All other trademarks, logos and copyrights are property of their respective owners. Microsoft, Xbox, and the Xbox logos are either registered trademarks or trademarks of Microsoft Corporation in the United States and/or other countries and are used under license from Microsoft.

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万全の体勢で走れるからりとした晴天のレースもいいが、やはり熱いのは雨のレース。画面視点を問わず画面には雨雫が付着し、前方に車がいると水しぶきで視界が悪くなる。しっかり溝のほられたレインタイヤや、雷といった表現も見事

リプレイモードでは、録画映像として自由に楽しめるほか、グラフィックをトゥーン調などに変えてスクリーンセーバー風の使い方も可能。なかなかユニークな機能だ

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(2003年7月4日)

[Reported by 中村聖司]



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