発売元 Black Label Games
Vivendi Universal Gamesが興した新ゲームブランドBlack Label Gamesの新作アクションシューティング「Mace Griffin: Bounty Hunter」のPlayable Demo。欧米ではXbox版とPS2版が先行リリースされ、PC版はコンソールバージョンの移植版となっている。グラフィックに際だったところはないものの、1対多の銃撃戦あり、スペースシューティングありで、遊びごたえのある内容に仕上がっている。アクションファンにお勧めだ。
「Mace Griffin: Bounty Hunter」は、とある惑星を舞台に繰り広げられる復讐劇を描いたSFアクションシューティング。プレーヤーは、元レンジャーの賞金稼ぎMace Griffinとなり、彼を罪に陥れた組織に対する復讐と、レンジャーをやめるきっかけともなった僚友の死の真相を解き明かしていくことになる。
Demoでは途中の6ステージ目と7ステージ目がプレイできるようになっており、プロローグシーンなどは見られないが、初っぱなから飛ばしまくりの展開で、ぐいぐい世界観に引き込んでくれる。武器は電磁を蓄えられるSF的鈍器しか持っておらず、基本的に敵のものを奪取して銃撃戦を展開することになる。
同作は完全オリジナルのアクションゲームだが、特筆すべきは1人称視点で展開されるアクションパートと、宇宙上で展開されるシューティングパートがシームレスに展開されるところだ。ゲームスタート時に「まずは宇宙船を奪え」とあるが、実際に操縦席に着いてみると、いきなり宇宙空間に放り出されて、待ち受けていた複数の敵機から激しい銃撃を浴びせられたので、正直言って驚いた。
従来なら操縦席に着いたところで、いったんローディング画面に切り替わるか、イベントシーンを挟みつつ、バックグラウンドでデータの読み込みを進めるところだが、同作はそうした遊び手の予測を完全に覆す展開で、まるで要撃機に乗り込んだパイロットのような気分でシューティングを堪能することができた。
シューティングを終え、宇宙船を母艦に戻すと、今度はアクションシーンが始まる。機体を母艦に戻す際のプロセスがやや不親切で、行くべき地点まではわかるが、アプローチの仕方がわからない。これは母艦に対して直角の角度で目的のポイントに進み、赤い枠をくぐるようにして到達させると、格納庫のシャッターを開くことができる。
なお、アクションシーンは、手持ちの鈍器が使いにくく、取得できる銃器もマシンガンまでなので、比較的地味な展開になる。マシンガンはフルバーストモードになっているので、撃ち続けると一瞬で弾がなくなってしまう。ピストルで敵と相対するのは自殺行為に近いので、弾の節約を心がけよう。
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