発売元 Universal Interactive
Dr. Seussの人気絵本の世界観をモチーフにしたアクションゲーム「Dr. Seuss' Cat in the Hat」のPlayable Demo。直接のモチーフとなっているのはUniversal Studiosが制作しているマイク・マイヤーズ主演の実写映画(邦題「キャットしてハット」来春公開予定)のほうで、映画には登場しないオリジナルステージが多数登場するという。肝心の原作の知名度が日本では低いため、日本語版が発売される可能性は低そうだが、子供向けアクションゲームとしては上質の内容だ。
「Dr. Seuss' Cat in the Hat」は、Mr.Quinnにだまされて少年が魔法の箱を開けてしまったことにより、現実世界に呼び出されてしまった不思議な猫の活躍を描いたアクションゲーム。猫は猫でも、言語を喋り、二足歩行が可能で、タキシードの装いに赤白ツートンの傘を携えているというおしゃれな猫。この猫は、映画では「オースティンパワーズ」等で知られるパロディ俳優マイク・マイヤーズが演じるということで、明るくユーモラスなキャラクタのようだ。映画を先に見た後だとずいぶん印象も違ってきそうだ。
基本的なゲームシステムは、ジャンプと横移動を駆使した横スクロールアクションになっている。ただし、グラフィックはフル3Dで描かれ、ステージも直線ではなく、立体構造になっていて、ときおり遠景のコースが背景になったりして、ファンタジックな雰囲気を盛り上げてくれる。
操作方法はシンプルで、ジャンプ、傘を使った泡攻撃、傘を使った滞空移動、傘を使った直下攻撃、傘を使った防御のみ。ライフ制になっていて、4、5回敵に接触すると倒されて途中からやりなおしとなる。任天堂の「マリオ」というよりむしろ、セガの「ソニック」シリーズに近い印象だ。
対象は6歳から12歳までの子供ということだが、その割には難易度は高めに設定されており、比較的イヤらしい謎かけも多い。Demoでプレイできるステージは、中盤戦のようだが、複数のコマンドを組み合わせて使用しないと抜けられない箇所も多く、なかなか難しかった。子供に遊ばせるというよりも、お父さんがプレイしているのを、子供が隣で見て一緒に楽しむといった感じのアクションゲームだ。
"Dr. Seuss' The Cat in the Hat" interactive game (C) 2003 Universal Interactive, Inc. The movie "Dr. Seuss' The Cat in the Hat" (C) 2003 Universal Studios and DreamWorks LLC. Based on The Cat in the Hat book and characters & (C) 1957 Dr. Seuss Enterprises, L.P. Licensed by Universal Studios Licensing LLLP. All Rights Reserved. Vivendi Universal Games and the Vivendi Universal Games logo are trademarks of Vivendi Universal Games, Inc. in the U.S. and/or other countries.
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