開発/発売元 Ubi Soft Entertainment
間もなく欧米で出荷が開始されるUbi Softのアクションシューティング「XIII」のMultiplayer Demo。8月に公開されたSingleplayer Demo
の内容は包含しておらず、マルチプレイのみを楽しむことができる。Demo専用のマッチングサーバーも完備しているので、すぐ対戦を楽しめる。アクションファンは試してみるといいだろう。
「XIII」は、すでに何度か記事で紹介してきたように、フランスの同名マンガをモチーフにしたUnrealエンジン採用のアクションシューティング。全編カートゥーン処理のFPSというところに最大の醍醐味がある。
Multiplayer Demoでは、最大6名によるデスマッチあるいはチームデスマッチが楽しめる。マップは銀行を舞台にした「Winslow Bank」と、工場を舞台にした「Map NES」の2枚が用意されている。プレイモードは、LAN対戦、BOT対戦、そしてUbi.comを利用したインターネット対戦の3種類。
最大6人ということからもだいたい察しが付くように、「Unreal」や「Quake」などのような大規模かつ派手な対戦は最初から想定していないようで、マップもそれほど大きくはない。倒されて生き返ったら目の前に敵がいた、なんてこともしょっちゅうで、あまり今詰めてやるタイプのマルチプレイではない。どちらかというと、仲間内でわいわいLAN対戦するのに適した内容といえる。
使用できる武器は、ピストル、マシンガン、ショットガン、アサルトライフル、スナイパーライフルなどひととおり揃っている。が、威力は低めで、弾切れになるケースが多い。
そのほか、アーマーの要素として、ヘルメットと防弾チョッキが用意されており、両アイテムを装備しておけば、ある程度までは絶えることができる。敵を倒すためにはある程度撃ち込む必要がある、といった点ではリアル系FPSとは一線を画した内容になっている。私のような下手の横好きプレーヤーにとっては、これぐらいの味付けがちょうど良い。
なお、Ubi.comへは、ゲーム内からのアカウント登録からサーバーブラウズまで一貫してシームレスに行なうことができる。この点は非常に優れているが、肝心のサーバーブラウズ機能がおざなりで、一覧性が悪い上に、フィルタリング機能も貧弱で、Ping値などのデータも公開されない。我々のように遠隔から接続するプレーヤーにとっては非常に遊びにくい仕様になっている。
カートゥーンキャラがガンガン撃ち合いをするというシチュエーションは、なかなか楽しいが、Pingが悪くては一方的にやられてしまって楽しさも半減してしまう。重くてプレイできないような場合は、改めて仲間内でサーバーを建てるか、Bot対戦限定でプレイしてみるのもいいだろう。
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