国内外のゲーム関連ダウンロードデータ情報

本日到着! DEMO & PATCH

~2003年4月14日~


    【アクションアドベンチャー】
    「Indiana Jones and the Emperor's Tomb」Playable Demo [224MB]
  • 開発元 The Collective
  • 発売元 LucasArts Entertainment

     「スターウォーズ」関連のゲーム化作品で名高いLucasArtsのもうひとつの顔である「インディ・ジョーンズ」シリーズ最新作「Indiana Jones and the Emperor's Tomb」のPlayable Demo。224MBと結構な大きさがあるが、これはボリュームたっぷりの3つのレベルが含まれているため。難易度調節が可能で、繰り返し楽しめる。今月イチオシのPlayable Demoだ。

     「Indiana Jones and the Emperor's Tomb」は、戦う考古学者インディ・ジョーンズの活躍を描いたアクションアドベンチャー。すでに北米ではXbox、PCで発売されており、6月にPS2版も予定されている。日本での発売のアナウンスはまだないものの、エレクトロニック・アーツあたりに期待したいところだ。

     ゲームは、3人称、1人称どちらの視点でもプレイ可能で、インターフェイスは、キーボード+マウスかゲームパッド。FPSライクなインターフェイスになっているので、必ずしもゲームパッド必須ではないが、同作は敵に包囲される形での格闘戦が多く、マウスによる視点操作では間に合わないことがある。このあたりはアナログスティックを持つコンソールゲームパッドに軍配が上がりそうな印象だ。

     デベロッパーのThe Collectiveは、Xbox版「Buffy the Vampire Slayer」(日本未発売)などを手がけてきたアクションアドベンチャーメーカーで、「Indiana Jones and the Emperor's Tomb」は「Buffy」で使用されたSlayerエンジンをブラッシュアップしたものを使用している。ライティングやシャドウ表現を含め、実に質感の高い3D世界を構築しており、ハリウッド映画さながらの重厚なBGMとも相まってぐいぐい世界に引き込んでくれる。

     同作の時代設定は、アクション映画の不朽の名作として知られる「インディ・ジョーンズ 失われた聖櫃」の少し前。年代にすると'35年で、ターゲットは伝説の黒真珠「龍の心臓」。ライバルはチャイナマフィア「黒龍団」、そしてナチスドイツ。これらと壮絶なバトルを繰り広げつつ、単身、香港を皮切りに、中国に乗り込むことになる。

     Demoでプレイできるのは、「魔宮の伝説」風の古墳を舞台にしたチュートリアルステージと、同作のヒロインMei Yingを救出するステージ、そしてゴンドラに乗り込んで、メッサーシュミットを相手に地対空戦を繰り広げるステージの3つ。

     ファーストステージでは、アイテムの拾い方から、ナイフ、ムチ、こぶしの使い方などひととおりの操作を学ぶことができる。盲点なのはムチを対象に巻き付けて遠くに飛び移る操作のときに「キーを押しっぱなしにする」ということで、これさえ押さえればラクにクリアできる。ラストはガンをもった2人組との格闘戦。重量感たっぷりのこぶしを2,3度振り上げたあたりで、メインテーマがたかだかと流れはじめ、雰囲気はまさにインディ・ジョーンズ。ちなみに難易度は2ステージ目がもっとも高く、3ステージ目は拍子抜けするほど簡単だ。

     余談だが、私はこのDemo、大満足だったのだが、調べてみると北米での評価は意外とからい。「やっぱ『Tomb Raider』待ちでしょ」的な臭いすらただよう。原因をつきつめて考えると「Teen」指定にありそうな感じだ。このゲーム、ナイフで刺そうが、銃で撃とうが、打撃音しかせず、一滴の血も吹きでない。「Grand Theft Auto III」のような「Mature」指定タイトルが正当以上に評価される北米では、こうした商業主義的妥協は許されないのだろう。しかし、日本的感覚で言えばそれほど違和感は感じない。ぜひ日本語版でたっぷりプレイしたいところだ。

    LucasArts, the LucasArts logo, Gold Guy, the Human Figure design logo and the LucasArts Twentieth Anniversary logo are all registered trademarks or trademarks of Lucasfilm Ltd. (C) 2003 Lucasfilm Entertainment Company Ltd. or Lucasfilm Ltd. & (R) or as indicated. All rights reserved

    ダウンロードはこちら(Gigex)

最初のステージは難易度は低いが、レベルの作り込み、イベントの演出が見事で、存分に楽しめる。武器は、素手、ナイフ、ピストル、ショットガンなど多彩だが、やはりムチで戦うのが一番似合っている

残るふたつのステージも良くできている。3ステージ目は、機関銃に居座って、ゴンドラを破壊される前にメッサーシュミットを撃ち落とすという内容だが、弾丸が無限で、偏差射撃の必要もなく、やや緊張感に欠ける

■■ 注意(編集部)■■

・GAME Watch編集部では、個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。

・使用環境などの情報はリンク先の情報を参照してください。

・各社が公開しているデモ版は、パッケージ版 ではないため使用環境などによっては正常に動作しない場合がありますが、GAME Watch編集部ではその責を負いません。ウィルスなどによる被害も同様です。デモ版、PATCHなどのインストールは自己の責任において行なってください。

・更新は、原則として土、日、祝日、休刊日を除いて毎日行ないます。


(2003年4月14日)

[Reported by 中村聖司]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.