開発/発売元 ガマニア・デジタル・エンターテインメント
ガマニア・デジタル・エンターテインメントのMMORPG第2弾「巨商伝 あきんどおんらいん」のオープンβクライアント。オープンβテストは、同社の告知どおり本日の正午より開始されたものの、予想どおりアクセスが集中してダウンロードサーバーはもちろんのこと、ログインサーバー、ゲームサーバー、公式サイトも混み混みの状態。βテストは初期の混乱っぷりが楽しいのは事実だが、サーバーがダウンしてしまっては元も子もない。これからプレイする人は、比較的空いている日中に試すといいだろう。
「巨商伝 あきんどおんらいん」は、プレーヤー全員が商人で、無数のライバルを相手にアジア最高の商人を目指していくという一風変わったMMORPG。ゲームデザインは2D MMORPG+2D RTSという感じで、グラフィック面での目新しさはないものの、100以上にも及ぶアジアの各都市で、金儲けの元ダネとなる数千種類の交易品がリアルタイムで相場が変わっていくあたりは、商人MMORPGの面目躍如たるところ。まずはじっくりスタートした都市を拠点に周囲を歩き回ってみるといいだろう。
しかし、現時点ではサーバー、クライアントともにバグがいくつか見つかっているようで、快適なプレイというにはほど遠い状態となっている。実は昨日まで関係者やプレスを対象にしたクローズドβテストが実施されていたのだが、中国マップや音声、日本仕様イラストが追加されたのもつい近日の話。このオープンβテストで、正式サービスに向けて各種改良を施していくようだ。
日本人でプレイした場合の序盤の簡単な展開を紹介しておくと、まず江戸のすぐ側にいる殿様NPC「光太夫」に話しかけて最初のクエストを受ける。厩橋付近に行くと侍NPC「新右衛門」が居て、彼に話しかけることでクエスト達成で支度金1,000両がもらえる。その後は、光太夫と侍の両方からクエストを受けることで自然にゲーム内容を理解できるようになっている。
ただ、戦闘シーン時のサウンドエフェクトが「まだ良い物を見つけていない?」とか「今回は物を売ってお金に換えるはずだろう」とかまったく意味不明の日本語が使われていたり、ハンドルの隣に妙な数字が表示されていたり、サウンドのボリューム設定がゼロになっていたりなど、まだまだ作り込みが甘い印象だが、プレーヤーが全土に散って、交易関係がさかんになればおもしろくなるはず。今後のチューンナップに期待したい。
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