トムクランシー原作「恐怖の総和」がゲームで登場!
米Ubi、映画「The Sum of All Fears」のゲーム化を発表
4月26日発表(現地時間)
価格:未定
米Ubi Soft Entertainmentは、現地時間の4月26日、米国で5月31日に公開が予定されている映画「The Sum of All Fears」をモチーフにしたアクションゲームを発売することを明らかにした。発売時期は映画と同時期とし、その後、PC以外のプラットフォームへの移植、ならびに現地での映画公開に合わせたヨーロッパやアジアでの展開なども予定されている。同作は発売時期は未定ながら日本での発売も決定している。
「The Sum of All Fears」は、作家トム・クランシーの出世作にして代表作である「ジャック・ライアン」シリーズの5作目に当たるテクノスリラー作品。日本では文藝春秋から「恐怖の総和」として邦訳されており、8月に日本で公開が予定されている邦訳版のタイトルは「トータル・フィアーズ」。戦乱の続く'90年代前半のイスラエルを舞台に、核テロリズムの恐怖を背景にしながら、「全面核戦争はいとも簡単に起こりうる」ということを圧倒的な筆力で描いた作品となっている。
シリーズを引っ張るふたりの主人公、ジャック・ライアンとジョン・クラークは、CIA情報担当副長官とライアンの護衛兼運転手という役回りで登場し、シリーズの表と裏を担うふたりのヒーローがもっとも接近した作品として人気が高い。ちなみにゲーム化されて全世界で爆発的なヒットを記録した「Rainbow Six」シリーズ(シリーズ9作目)でのふたりの役回りは、合衆国大統領とレインボー長官。
さて、ゲーム版「The Sum of All Fears」は、小説および映画におけるカウンターテロリズムのエッセンスだけを抽出したものとなっている。小説では潜在的恐怖を第一義に描かれており、その意味ではゲーム化に不向きな作品と思われたが、海外で公開されているムービーを見た限りでは、最新鋭の兵器を駆使したバリバリのアクションシューティングとなっている。
グラフィックエンジンは未公開ながら、「Ghost Recon」同等のエンジンが使用されている模様。ゲーム内容は、FBIのエリート人質救出員として、アメリカ政府の転覆を計る陰謀者を追うミッションに投入され、ウェストバージニア州、中東、南アフリカなどを転戦していくというもの。ゲームを通じて映画さながらの体験ができるようだ。マルチプレイは36人まで対応している。
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現在公開されている2点のイメージカット。「映画館で観て、自宅で経験しよう」というメッセージが生々しい。今後、こういった展開はますます増えていきそうだ |
(c) 2002 Paramount Pictures Corp. Software (c) 2002 Ubi Soft Entertainment. All Rights Reserved. Red Storm and Red Storm Entertainment are trademarks of Red Storm Entertainment, Inc. Red Storm Entertainment, Inc. is a Ubi Soft Entertainment company. Tom Clancy's The Sum of All Fears is a trademark of Jack Ryan Enterprises, Ltd. under license to Ubi Soft Entertainment. Ubi Soft Entertainment and the Ubi Soft logo are registered trademarks of Ubi Soft Entertainment. All other trademarks are the property of their respective owners.
□Ubi Soft Entertainmentのホームページ
http://www.ubi.com/
□ユービーアイソフトのホームページ
http://www.ubisoft.co.jp/
□「The Sum of All Fears」の公式ページ(準備中)
http://sumofallfears.ubi.com/
(2002年5月1日)
[Reported by 中村聖司]
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