開発元 サイバーフロント
以前、PCゲームレビューで紹介した映画「スターウォーズ」の外伝的エピソードを扱ったアクションシューティング「STARWARS JEDI KNIGHT II JEDI OUTCAST」のDemo。製品リリース後のDemoということで、クオリティも当然のように高く、すこぶる快適にライトセイバーアクションを堪能できる。ムービーやサウンドもバッチリ収録されており、プレイ後の満足感も高い。今月イチオシのアクションアドベンチャーだ。
このDemoをプレイして一番驚いたのは、製品版では「真打ち登場!」的扱いのライトセイバーをいきなりブンブン振り回せるところだ。デフォルトでは、通常の1人称視点で「これで敵が倒せるのか」と不安に思ってしまうぐらい細い光線を発する光線銃を装備しているが、マウスホイールをくるりと回すとたちまち3人称視点に切り替わり、目の前に「ブーン」と例の低い音を発するライトセイバーを構えたカイル・カターンが身構えている。Demo版オリジナルの演出としては最高クラスではないだろうか。
「QUAKE III」エンジン採用による3Dグラフィックも非常に良好で、ライトセイバーアクション時は、撃ち込まれる光線やライトセイバーで跳ね返した光線、反射のエフェクトなどなど、とにかく光線だらけで凄まじい臨場感がある。敵の動きもなかなか鋭く、逃げ撃ちはもちろん、絶えず後ろを取ろうと機敏な行動をとってくる。逃げるからといって、ブンブン振り回しながら近づいていくと、通常なら跳ね返せるはずのビームもそのまま体に突き刺さり、不要なダメージを食ってしまう。
要するに一撃必殺で倒さなければならないわけだが、敵は巧妙に逃げ回りながら銃撃してくるため、なかなかそう簡単にはいかない。いつ手を出すか迷わせる、敵のAIバランスも実に見事だが、完全に無防備になる攻撃しざまの緊張感がすこぶる気持ちいい。レビューを読めばわかるように、本作はライトセイバーだけのゲームではないが、ゲームの魅力の一端は十分につかみ取れる。ぜひプレイしてみよう。
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