開発・発売元 コーエー
日本を舞台にした現代戦シミュレーションの体験版。企画および開発を担当したのは「大戦略」シリーズで有名な石川淳一氏。プレーヤーとCPUが交互に手順を進めるターン制で、マップはヘックス式を採用。綿密に描きこまれたマップ、3Dで表示される戦闘シーンは、一言で表現するならば“ゴージャスになった大戦略”といったところか。
製品版は“日本再統一”を目的とするキャンペーンシナリオとなっているが、体験版は東京マップから自動的にスタートし、埼玉、神奈川と占領(クリア)した時点で終了。国籍はアメリカ、海外投資先(使用ユニットの拡張)はアメリカ海軍とそれぞれ固定されている。
NEW GAMEを選択すると、まずはゲームの基本的な操作方法を説明するチュートリアルが表示される(スキップ不可)。内容は、直後にプレイする東京マップを例にしたもの。元々のシステムがシンプルなこともあり、一読すればSLG初心者でもすぐにプレイをはじめられるだろう。
プレーヤーが指揮を取る「BLUE軍」の本拠地は「八王子」。ここからユニットを出撃させて、「新宿」など23区を中心に戦線を押し広げてくる「RED軍」を駆逐する。本拠地にユニットを配置したら、次ターンで移動を開始。緑色で示される移動範囲内に敵が存在した場合、自軍ユニットタイプが有利なら「○」、互角なら「△」、不利なら「×」で表示される。このあたり、SLG初心者にとって嬉しい配慮といえる。
システムがシンプルで操作性もよく、初心者にも安心してオススメできる。SLG熟練者には、5月31日の発売前に腕ならしをしておくのも一興だ。なお、本作については2月18日に詳細なレビューを掲載しているので、体験版をプレイされる方はそちらも参考にしてほしい。
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