開発/発売元 CDV Software Entertainment
CDV Software Entertainmentの人気シリーズ「Sudden Strike」の最新作「Sudden Strike II」のDemo。第二次世界大戦を題材に、米粒大の兵士たち数百人が広大かつリアルなフィールドで激しい戦闘を繰り広げるという本作ならではの持ち味はそのままに、今作では新たに日本軍を追加。密林やジャングルで埋め尽くされた南太平洋戦線が楽しめる。グラフィックエンジンは前作から変わっていないようだが、相変わらずぐいぐい遊ばせてくれる。
Demoでは、とある南方の島嶼戦が楽しめる。味方は日本軍、敵は英軍。ミッション内容は、英軍根拠地を襲撃して捕虜のパイロットを救出するというミッション。日本軍は大発(大型発動機艇)6隻を使って南西より上陸し、まずは島中央にある英軍根拠地を狙う。前作のヨーロッパ戦線では、怪しい建物をしらみつぶしに破壊していけば、比較的被害を押さえられたが、今回はたかだかとそびえる樹木と地上にむき出した巨石でひしめくジャングルが舞台なので、敵がどこにいるかわからないのに一方的に撃たれる、あるいはいつのまにか後ろから攻められているといった状況になることも多い。
部隊の移動は基本的に全体移動で、適当に目的地を指定すると隊員たちはジャングルを縫うようにして進撃してくれる。途中で敵に遭遇すると自動的に交戦してくれるが、バラックや見張り台からの射撃には反応しない(やられっぱなしになる)ため、Wキーで直接攻撃目標を示してやる必要がある。何度かプレイしてみた限りでは、難易度はかなり高めだ(難易度Normal時)。
進撃路によっては敵の数ががらりと変わるため、敵の応戦が激しい場合は迂回して進んだ方がいいだろう。また、根拠地に置いてある、戦車や装甲車、工作車、対戦車砲などを利用することも重要だ。ミッション中盤以降では、日本軍の輸送機が援軍を運んでくれる。その輸送機はそのまま島にある滑走路に着陸し、部隊を離れた島まで運んでくれる。そういった細かい要素が前作と大きく異なる要素だろう。
ただ、収録されている日本語音声が間抜けなのは、我々日本人にとって大きなマイナスポイントだろう。誰がアフレコしたのか不明ながら、「とつげきー!」、「弾がありません」、「敵位置確認」、「敵弾命中」といった状況別のセリフを、これ以上ないぐらいの朗らかな声で棒読みしてくれる。ちなみに製品版では日英軍以外に、ドイツ軍、アメリカ軍、ソ連軍も登場し、それぞれ独立したキャンペーンが用意される模様。発売時期はドイツ語版が5月31日、英語版が8月となっている。
(C) 2002 CDV Software Entertainment AG
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