【特集】
【メガドラミニ全タイトルレビュー︕】「ベア・ナックルII」
多彩な技を駆使して敵を倒すのが楽しい、爽快格闘アクションゲーム
2019年9月17日 00:00
- 1993月1日14日 発売
1993年に発売された、2人同時および対戦プレイにも対応した格闘アクションゲームのシリーズ第2弾「ベア・ナックルII」。方向キー、攻撃(Bボタン)、ジャンプ(Cボタン)の操作の組み合わせによってパンチ、キック、投げなどの多彩な技が繰り出せて、敵の行動パターンを探りつつ、攻撃がヒットした時に鳴るビシッ、バシッというサウンドや、敵を倒した時の爽快感が非常に高いのが魅力の1本である。
左右いずれかに素早く方向キーを2回入力してからBボタンを押すと、強力な大技を出すことができる。ヒットすれば複数に敵をまとめてダメージを与えられるが、空振りすると大きな隙ができて反撃を受けやすくなってしまうデメリットもある。また、Aボタンを押すと強力な必殺技も繰り出せる。必殺技は2種類あり、Aボタンのみ押した場合は、敵にヒットした場合にのみ一定量の体力が減り、方向キーの左右いずれかを押しながらAボタンを押すと、ヒットの有無に関係なく必ず体力が減るタイプの必殺技が発動する。これらの技を、状況に応じてそれぞれを使い分ける戦略性が必要となるのも、本作の面白いところだ。
主人公は青年アクセル、元婦人警官のブレイズ、プロレスラーのマックス、小柄な少年サミーの4人。パワーやスピード、ジャンプ力などの基本性能や、大技・必殺技の種類がそれぞれ異なるので、全ステージクリアを一度達成した後も、キャラクターを変えることでまた新たな攻略パターンを作りながら遊べるのもうれしい。
本作では敵が持っていたり、タルなどに隠されているナイフやパイプなどの武器を入手して敵を攻撃することも可能。武器を使うと、通常のパンチよりも攻撃のリーチが長くなり攻撃力が増す反面、空振りした際に隙が大きくなりやすく、また武器を拾う瞬間にも無防備になるリスクが生じる。B、Cボタンを同時に押すと前方に向かって投げることもできるので、場面に応じて出現した武器を拾うのか拾わないか、それとも投げるべきなのか、その選択・判断も攻略上重要なポイントとなる。
敵は主人公の正面からただ突っ込んでくるだけでなく、時にはバイクに乗ったり、空中や物陰から突然襲い掛かってるキャラクターもいたりする。なかには主人公の背後に素早く回り込もうとする敵もいるので、もし挟み撃ちにされてしまうと背後から殴られたり捕まれたりして、一気に大ダメージを受けてしまうこともある。複数の敵が出現する場面では、投げ技などを利用して周囲の敵を巻き込み、左右いずれか一方に敵をまとめて集中攻撃をできる状態を作り出すのが攻略のコツだ。また、壁のある場面では壁を背にしながら戦うことでも、挟み撃ちをある程度防ぐことができる。
各ステージの最後に出現するボスキャラクターは、複数の行動あるいは攻撃パターンを持ち、当然ながら当たると大きなダメージを受ける攻撃を繰り出す。いくつかある行動パターンのうち、どのタイミングでどこを攻撃をすれば相手にダメージを与えられるのか、弱点を探しながら攻略パターンを編み出しつつプレイできるのも、本作の面白いところだ。
ダウンタウンや船上、スタジアム、ジャングルなどさまざまなステージを舞台に、多彩な技を繰り出して次々と出現する敵をなぎ倒していく、いわゆるベルトスクロール型のアクションゲームならでの妙味をたっぷりと楽しむことができる「ベア・ナックルII」。前述したように、敵に攻撃がヒットした時の爽快感をさらに引き立てる効果音も秀逸で、古代祐三氏の作曲による、戦いの舞台を盛り上げる各ステージのBGMもこれまた素晴らしい。本作をプレイする際は、攻略パターンの構築と並行してサウンドもじっくりと堪能したい。
【PR】「メガドラミニ」おススメアクセサリー!
USB充電器「BSMPA2402P2」 (バッファロー)
セガ公認!メガドライブミニ対応の2口USB充電器。コンパクトサイズながら最大2.4A出力に対応し、メガドライブミニで遊びながらスマートフォンの充電なども可能となっている。
©SEGA
MUSIC ©YUZO KOSHIRO