【特集】

春アニメ放送前に冬アニメをイッキ見! ミステリー・バトル・ハーレムなど5選

「100カノ」「俺レべ」「薬屋」「転生おじさん」「異世界レッド」

「俺だけレベルアップな件Season 2 -Arise from the Shadow-」キービジュアル(C)Solo Leveling Animation Partners

 2025年の正月明けからスタートした2025年冬アニメも、1クールものは最終回を迎え、2クールものは折り返しを迎える時期になった。例年、夏冬はアニメ本数が少なく春秋は多いという傾向があるのだが、昨年あたりからそれも変わり1年を通して大量の作品が放映されるようになっている。

 本稿では、今冬に放映された多数のアニメ作品の中から、今回も筆者が選んだ5本を紹介していく。今ならば、全話終わった作品はイッキ見で、2クールものはエピソードが一段落したタイミングで、どちらも良い感じに楽しむことができるだろう。


「俺だけレベルアップな件」(アニメーション制作会社:A-1 Pictures)

(C)Solo Leveling Animation Partners

作品紹介

 「俺だけレベルアップな件」のオリジナル版は、原作・原案をChugong氏が、イラストをDUBU氏が担当した韓国のライトノベル。後に漫画も連載され、日本語版もウェブ漫画サービス「ピッコマ」にて掲載されていた。その際、舞台の設定が韓国から日本に変更されたのだが、アニメ化の際にはその設定にならって作られている。アニメは、2024年1月から3月まで1期目が、2025年1月から3月まで2期目がそれぞれ放映された。

 物語は、「“人類最弱兵器”と呼ばれた主人公・水篠旬(CV:坂泰斗さん)だったが、彼だけがレベルアップできるという力を手に入れ、最強への道を駆け上がっていく」というもの。オーソドックスな“強くなっていくにしたがい異性キャラが集まってきてハーレム状態になりながら冒険を進めていく”というシーンは無い。アニメ版の英語表記にSolo Levelingとあるように、どちらかというと1人で黙々と戦っていく様が表現されており、戦闘シーンも迫力があって見応えタップリ。さまざまな謎も絡んで、視聴者を物語へと引き込んでくれる作品だ。

【アニメ「俺だけレベルアップな件」PV第1弾】

あらすじ紹介

 十数年前にゲートと呼ばれる、異次元と現世界を結ぶ通路が出現。その奥には通常兵器が効かないモンスターが存在し、唯一「ハンター」と呼ばれる戦うことに覚醒した能力者たちだけが対抗することができた。「ハンター」は体内に宿した魔力量によってS・A・B・C・D・E級とランク付けされ、一部の例外を除けば一度覚醒した後は成長することはない。

 主人公の水篠旬はハンターとして覚醒するものの、最低ランクのE級だったため低ランクダンジョンでも怪我をして入院するほどの実力しかなかった。しかし、彼は母親の入院費用を工面するため、ボロボロになりながらもハンターを続けていく。

 ところがある日、仲間と共に入ったダンジョンでS級クラスの超強力な敵と遭遇してパーティがほぼ全滅、主人公も絶命しかけてしまう。心停止まで残り0.02秒と迫ったその時、目の前に謎のウィンドウが表示される。「プレイヤーになることを引き受ければ死なずにすみます。引き受けますか?」

 “Yes”と答えた水篠旬は生還を果たし、そして自分だけがレベルアップする力を得たことを知り、さまざまな思惑を抱えながら強くなっていく。

□「俺だけレベルアップな件」あらすじ

【あらすじ】

舞台は異次元と現世界を結ぶ通路”ゲート”、そして”ハンター”と呼ばれる特殊能力を持つ人間達が存在する世界。
人類最弱兵器と呼ばれる最低ランクのハンター、「水篠 旬」はある日突然自分だけが「レベルアップ」する力を手に入れる。数多の試練を乗り越え、旬は”最弱”から”最強”へ駆けあがる。

見所紹介

 本作の見どころは、主人公だけが都合良く強くなっていき、現れる敵を倒しまくり異性とキャッキャしながら冒険に出かける緩い中身かと思いきや、1話目から惨劇が繰り広げられる展開に思わず見入ってしまうところ。グロテスクな表現もそれなりにあるので、そういったのが苦手な人には少々厳しいかもしれない。

 本作においては、主人公・旬だけがレベルアップする能力を手に入れたため、それを隠すために1人でダンジョンに潜り戦わなければならなくなる。そのため、序盤から非常に熱い戦いが目の前で繰り広げられるのだが、どれもこれも余裕にはほど遠い辛勝ばかり。しかし、それがかえってリアル感を醸し出していて、見ていて引き込まれる。

水篠旬(CV:坂泰斗さん)

 敵との熱いバトルも見所の一つだ。とにかく全員がスピーディで良く動き、それでいて心情描写も要所要所で入ってくるので、主人公の気持ちに寄り添いやすい。とはいえ、彼が1人で戦うのは序盤くらいで、中盤からは幻影を使役してのバトルシーンが多くなる。幻影を使役するようになってからからは主人公の“俺つえー”を眺めつつ良い気分で戦いを堪能することができるようになっていく。無双する様をみたい人にもおすすめだ。

 他にも、「主人公をレベルアップできるようにした“システム”とは何か?」や、「日に日に増えるダンジョンによって今後世界はどうなる?」といった謎が残されているので、今後の展開を楽しみだ。

Amazon Prime Videoで視聴


「薬屋のひとりごと」(アニメーション制作会社:TOHO animation STUDIO、OLM)

(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

作品紹介

 「薬屋のひとりごと」のオリジナル版は、サイト「小説家になろう」にて2011年から連載が始まった日向夏氏によるライトノベル。漫画は、小学館より倉田三ノ路氏の「薬屋のひとりごと 猫猫(マオマオ)の謎解き手帳」が、スクウェア・エニックスからはねこクラゲさんの「薬屋のひとりごと」が、それぞれ発売されている。アニメは第1期が2023年10月から2024年3月まで放映され、第2期が2025年1月から6月まで放映されている。

 物語は、花街(芸者屋、遊女屋などが集まった地域)で薬屋をしていたが、誘拐されて後宮へと売られてしまった主人公の少女・猫猫(読み:マオマオ、CV:悠木碧さん)が、「“後宮で起こる謎”を薬の知識などで次々と解決していく」というもの。一つ一つは小さな出来事なのだが、それが最終的には……という形で繋がっていくだけでなく、伏線なども散りばめられているため、何度も見返したくなるような仕上がりとなっている。

 第1期では、後宮を監督する宦官・壬氏(読み:ジンシ、CV:大塚剛央さん)の身に降りかかった事件と、猫猫の本当の両親についてのエピソードなどが語られたが、現在放送中の第2期ではより深く後宮の闇に関わることになっていく。

【TVアニメ『薬屋のひとりごと』本PV】

あらすじ紹介

 花街で医師である養父を手伝いながら薬師として日々を過ごしていた猫猫だが、ある日に誘拐され、後宮へと売り飛ばされる。年季が明けるまでの辛抱と目立たぬよう地味に働いていたが、根っからの探究心から一つの事件へと首を突っ込んでしまう。それから宦官・壬氏の命でさまざまな事件の解決を手伝わされることに。各所で起きる事件は大したものではないものの、時間経過と共に次々と発生する不審な出来事は、やがて“やんごとなきお人”の命にまで関わるようになった。

 事件が一段落した頃、後宮に西方より隊商(キャラバン)がやってきて、合わせて珍しい商品が持ち込まれる中、猫猫は一部の香油が妊婦に対して毒であることに気づく。そんな折り、同じく西からの特使がやってきて、50以上年前に後宮を訪れた際に見たという月の精に会ってみたいので捜してほしいと頼まれたり、気づけば主上(皇帝)や皇太后から謎解きを命じられるなど、彼女は自身が意図せぬうちにより大きな事件へと巻き込まれていくこととなる。

□「薬屋のひとりごと」あらすじ

【あらすじ】

大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。

名前は、猫猫(マオマオ)。

花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。

ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。

今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、

興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。

美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。

人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。

壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。
稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。

見所紹介

 本作のポイントは、主人公・猫猫は無愛想で人付き合いが苦手な性格であり、花街育ちのため男女関係においては非常にサッパリとした感じで描かれること。そのせいか、余計な色恋沙汰も無く見ていて謎解きに集中できるのが良い。

猫猫(読み:マオマオ、CV:悠木碧さん)

 謎自体もシナリオの展開上2、3話ごとに解決されていくのでテンポが良く、イッキ見したとしてもダレることがないのもおすすめしたい部分。また、複数の出来事が1つの事件に収束していく物語のため、各所に伏線があり猫猫の解説を聞きながら「まさかあんなところに伏線があったの!?」となって再び以前のエピソードを見返したくなる楽しさもある。ミステリーが好きな人ならば、一度見始めるとハマってしまうかもしれない。

 加えて、アニメーションのクオリティも高く、普段はパッとしないような出で立ちと化粧姿で描かれている猫猫が、それを落として煌びやかな衣装を纏ったときのギャップに、思わず惹かれてしまう人も多いことだろう。

Amazon Prime Videoで視聴


「戦隊レッド 異世界で冒険者になる」(アニメーション制作会社:サテライト)

(C)中吉虎吉/SQUARE ENIX・異世界レッド製作委員会

作品紹介

 「戦隊レッド 異世界で冒険者になる」のオリジナル版は、スクウェア・エニックス刊の「月刊少年ガンガン」にて2020年から連載されている中吉虎吉氏のマンガ。現在第9巻まで刊行されている。アニメは、2025年1月から3月まで放映された。

 今や流行のジャンルである“異世界”もののひとつで、誰もが一度は聞いたことがあるだろう戦隊もののレッドが1人異世界へと転移してしまう物語が描かれている。主人公・キズナレッドこと浅垣灯悟(CV:井藤智哉さん)は、転移した世界でも熱い戦いを見せつつ元の世界へ帰る方法を探しながら、異世界で知り合った仲間と共に冒険をしていくこととなる。

 本作は、いわゆるニチアサ特撮+異世界転移+熱血という形で、随所に特撮あるあるがお約束で入っているのだが、それらが何一つ説明の無いままに異世界でも使われている。見ている側としてはもはや突っ込みが追いつかないほど。そこまで舵を振り切っているが故に、頭を空っぽにして理屈なしで楽しめるのが面白いところだ。

 登場キャラクターのCVを、戦隊ものでもよく耳にする声優さんが担当しているという特徴もあるので、特撮ファンも違和感なく入れるだろう。

【TVアニメ『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』本PV】

あらすじ紹介

 世界征服を企む悪の組織「秘密結社ゼツエンダー」。その野望に立ち向かう、絆で結ばれた5人の戦士たち。そのヒーローの名は、絆創(ばんそう)戦隊キズナファイブ。彼ら5人は遂にゼツエンダーとの最終決戦へ。壮絶な戦いの中で、傷ついていく仲間たち。そして4人の想いを背に、キズナレッドは単身「絶縁王」へと戦いを挑む。激戦の果てに相打ちとなり命を落としたかに思われたのだが、気がつくとそこは未知の世界だった。

 キズナレッド=浅垣灯悟は元の世界へと戻るためにあらゆる手段を使ってみたものの、どうしてもうまくいかない。しかし、これはこの世界にも助けを必要としている人がいるかもしれないと思った彼は、強力な冒険者を捜していた魔法使いのイドラ(CV:稲垣好さん)と出会い、共に旅をすることとなる。さらに、魔力の種と呼ばれるものを植え付けられてしまった人間から、それを回収すべく各地を巡っていた王女テルティナ(CV:田中美海さん)と従者ロゥジー(CV:大野智敬さん)たちとも合流し、一行は絆を深め合いながら冒険を続けていくこととなる。

□「戦隊レッド 異世界で冒険者になる」あらすじ

【あらすじ】

真っ赤なヒーロー、異世界に立つ!
世界征服を企む悪の組織《秘密結社ゼツエンダー》。
その野望に立ち向かう、絆で結ばれた5人の戦士たちがいた。
そのヒーローの名は、《絆創戦隊キズナファイブ》!!

キズナファイブの5人は、遂にゼツエンダーとの最終決戦へ。
壮絶な戦いの中で傷付いていく仲間たち。
4人の想いを背に、《キズナレッド》は単身《絶縁王》へと挑む。

激戦の果てに敵と相打ちになるキズナレッド。
命を落とした―――かに思われたのだが、気が付くとそこは《未知の世界》だった!
異世界でも困った人々を救うため、真っ赤なヒーローは冒険者となり今日も戦う!
《異世界×戦隊ヒーロー》でおくる、絆の最強英雄譚!!

見所紹介

 本作の見どころは、「あの戦隊もののノリが、そのまま異世界で繰り広げられる」というお約束の展開が1話目から満載な部分。「異世界なのにどうやって変身しているのか?」「その武器はどこから調達したのか?」「お約束の巨大ロボットをなぜ召喚できているのか?」という疑問をすべて置き去りにして、とにかく暑苦しい“絆の物語”が進んでいくので、もはやすがすがしく勢いがいいストーリーになっている。

 前述したような視聴者の突っ込みを、アニメ内ではイドラがしっかりと代弁してくれるのだが、答えになっていない回答が返ってくるだけ。この2人の掛け合いが面白く、突っ込みどころがありつつもストーリーがしっかりと組まれているのも見どころだ。

 ちょっと前の特撮ものにありそうなストーリー展開なので、そこまで難しく考えるようなシーンもなく、アニメでは時折原作に無いオリジナルのエピソードも入ったりするので、原作漫画しか読んでいない人も改めて楽しめる良さがある。特撮作品が好きな人ならば、オマージュも多く仕込まれているので、なおのこと見ていて盛り上がるだろう。


「悪役令嬢転生おじさん」(アニメーション制作会社:亜細亜堂)

(C)上山道郎・少年画報社/悪役令嬢転生おじさん製作委員会・MBS

作品紹介

 「悪役令嬢転生おじさん」のオリジナル版は、少年画報社「月刊ヤングキングアワーズGH」にて2020年から連載されている上山道郎氏によるマンガ。アニメは2025年1月より3月まで全12話が放送された。

 物語は、52歳の公務員という異色の設定である主人公・屯田林憲三郎(CV:井上和彦さん)が、事故により異世界に転移してしまうというもの。死んだかと思ったものの目を覚ますと、そこは娘がハマっていた乙女ゲームの世界で、彼はなぜかそこに登場するキャラクターの1人である、悪役令嬢になっていた。

 戸惑いながらも、52年の人生キャリアや親目線から悪役令嬢らしくない機転を利かせた発言で、次々とトラブルを解決したり意図せず好評を得ていき、本来のゲーム設定とは違う人間関係を築いていく。

 おじさんが女性キャラになってしまうという設定は数あれど、「問題解決のために人生経験や親目線での発言をしていく」という設定からくるセリフが非常にユニーク。家庭持ちだったり、主人公に近い年齢の人ほど、より楽しく見られるだろう。

【TVアニメ『悪役令嬢転生おじさん』第2弾PV】

あらすじ紹介

 主人公の屯田林憲三郎は、公務員として働く52歳。ある日、道路に飛び出して交通事故に遭いそうになった子供を助けるが、自身は車にはねられてしまう。目を覚ますと、そこは娘がハマっている乙女ゲーム「マジカル学園ラブ&ビースト」の世界。彼の意識は、登場人物の一人である悪役令嬢のグレイスになっていた!?

 タイトル名は知っていても、ゲームの内容を知らない憲三郎は悪役令嬢を演じようとするものの、長年社会で培ってきた“おじさん”スキルを駆使してトラブルを上手に解決してしまう。気がつけば、嫌われなければならないはずのゲームの主人公・アンナ(CV:関根明良さん)だけでなく、アンナの攻略ターゲットであるイケメンキャラたちにまで好かれてしまうことに。

 その頃の現実世界では、病院のベッドで寝たまま意識の戻らない憲三郎の姿があった。看病する母を残して自宅に戻った娘は、なぜか勝手に動いているゲーム機とゲーム「マジカル学園ラブ&ビースト」を見つけ、さらには画面に表示されていたメッセージウィンドウの名前欄に「グレイス(憲三郎)」と書かれていることに気がつく。現実世界でも異世界転移を把握された憲三郎は、無事に帰ってくることができるのだろうか?

□「悪役令嬢転生おじさん」あらすじ

【あらすじ】

52歳の真面目な公務員、 屯田林憲三郎は交通事故で死んだ。

……はずだったが

目を覚ますとなんと彼は娘がハマっている乙女ゲーム「マジカル学園ラブ&ビースト」の世界に転生していた!!

転生した人物はゲームの主人公、 アンナ・ドールの恋路を邪魔する悪役令嬢、グレイス・オーヴェルヌ。

そこで本来のグレイス同様、悪役令嬢として立ち振る舞おうとするグレイス=憲三郎。
だが、自身の経験値からアンナを包み込むような親目線発言と庶民的な言動を優雅なものに自動変換する能力【優雅変換】(エレガントチート)が相まって自身の評価が爆上がり!

さらに意図せずゲーム攻略対象のイケメンたちとフラグが立ちまくりで!?

異世界で生き抜くための武器は剣!?魔法!?
いいえ、社会で培ったおじさんスキルです!!

おじさん×異世界転生×悪役令嬢でお届けするほのぼのコメディ、堂々開幕(スタート)

見所紹介

本作の見どころは、オーソドックスな異世界転生ものであれば同性に転生するところが本作では異性になるところ。加えて「“52歳のおじさん”が“15歳の悪役令嬢”になる」というインパクトが非常に大きく、それだけで異彩を放っていた。

 それでいて悪役令嬢を演じようとしつつも“おじさん目線”が出てしまい、ちょっとしたことですら経験を活かして上手に解決してしまう。年齢が比較的近い人であれば思わず頷いてしまうはずだ。

 さらに、あまりにもスムースに事を運んでしまうため、本来ならゲームの主人公アンナとイケメンキャラたちがメインになるはずのところで、グレイス(憲三郎)の好感度ばかりが上がっていくのが面白い。

 そんな話で盛り上がっていくゲーム世界でのストーリーなのだが、実は……という展開もあり、ちょっとしたミステリーもはらんでいるため、全編を通して見終えるまでは先が気になってしょうがない構成になっている。

 エンディング曲が「マツケンサンバII」だったり「銀河鉄道999」だったということで話題にもなったが、中身のストーリーなどもしっかりしていて面白いので、ぜひ見てほしい。

Amazon Prime Videoで視聴


「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」(アニメーション制作会社:バイブリーアニメーションスタジオ)

(C)中村力斗・野澤ゆき子/集英社・君のことが大大大大大好きな製作委員会

作品紹介

 「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」のオリジナル版は、集英社から発売されている週刊誌「週刊ヤングジャンプ」にて2020年から連載されている原作を中村力斗氏が、作画を野澤ゆき子氏が担当しているラブコメマンガ。現在は、「少年ジャンプ+」でも配信が行なわれている。アニメは、2023年10月から12月まで第1期が、2025年1月から3月まで第2期が放映された。

 中学生までは何度告白しても断られ続けてきた主人公が、神社でお参りをしたところ、高校では「100人の運命の人と出会う」と言われるのだが、彼女たち全員と愛し合って幸せにならなければ、相手は死んでしまうと告げられる。主人公は1人、また1人と増えていく彼女たちを幸せにすべく日々を過ごしていくのだが、彼女たちは一癖も二癖もある人ばかり。

 掲載がヤングジャンプということで、キスシーンをあちこちで見ることができるお色気あり、お風呂シーンあり、加えて笑いも涙もある勢いMAXのラブコメディが描かれている。

【TVアニメ『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』PV第2弾】

あらすじ紹介

 中学までに失恋100回を達成した主人公の愛城恋太郎(CV:加藤渉さん)は、「高校でこそ彼女ができて幸せな学園生活が送れますように」と、近所の神社へと神頼みに出向く。お祈りしていると突如として神様が現れ、高校で出会う運命の人は100人いると告げられ大喜び。

 ところが運命の人と出会った人間は、その相手と愛し合って幸せになることができなければ、不幸な目に遭った後に死んでしまうという。つまり、恋太郎は100人の相手を幸せにしなければ、運命の人である女の子は死んでしまうことに。

 そのタイミングで2人の女の子から告白されていた彼は、どちらも振ることなく、素直な気持ちで彼女たちに付き合ってくださいと頭を下げ、めでたく(?)二股交際が始まる。恋太郎の相手を思う真っ直ぐな気持ちに、あっという間に虜にされてしまった2人だが、その後も次々と運命の人が現れ、そのたびにお付き合いする彼女が増えていく。

 どんなに人数が増加しようとも、誠実な心で彼女たちに接し「死んでも皆を幸せにする覚悟しかない!」と宣言し全員と彼女関係を保つ恋太郎。彼の、そんなハチャメチャな100人との恋の行き着く先は?

□「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」あらすじ

【あらすじ】

中学で失恋100回を達成した愛城恋太郎は、高校でこそ彼女を!と願い訪れた神社で、現れた恋の神様から「高校で出会う運命の人は100人いる」と告げられる。
しかし神様いわく、運命の人と出会った人間は、その相手と愛し合って幸せになれなければ死んでしまうという……。
次々に待ち受ける運命の人との出会い――どうする恋太郎?どうなる100人の彼女!?

見所紹介

 本作の見どころは、「100人の彼女とお付き合いする」というハチャメチャな設定ながらも、しっかりと物語に落とし込んでいる点。登場する女の子たちも、ツンデレや小動物のようなオーソドックスなパターンだけでなく、付き合っている彼女の母親だったり年上なのに小学生くらいの低身長キャラ、はたまたとんでもなく胸が大きかったりドMだったりと百花繚乱でバラエティ豊か。

 そんな彼女たちが互いにいがみ合うことも無く、気がつけばキスし合っているくらいにはお互いを“好き好き状態”になっているのも筆者的にポイントが高い。

 主人公の恋太郎も、最初は「相手が死んでしまうから幸せにさせないと!」だったのが次第に「好きだから幸せにする!」に変わっていき、どんなに相手が増えようとも彼女たち誰一人ともけなすような言葉も出てこないので、見ていて辛い気持ちになるシーンがないのも彼の素敵なところだ。

 登場する彼女たちの声を担当する声優陣も豪華メンバー揃いで、2期の時点で11人の美声を堪能できる。現実では問題が起こりそうな方向に舵を振り切った勢いのある作品なので、ハーレムものが好きな人にはもちろん、ラブコメ好きにもオススメしたい。