【特集】

【メガドラミニ全タイトルレビュー︕】「アイラブ ミッキー&ドナルド ふしぎなマジックボックス」

協力プレイがとにかく楽しい!

1992年12月18日 発売

 いよいよ発売が迫った「メガドライブミニ」。本製品の収録タイトル全42種ある中のひとつ、「アイラブ ミッキー&ドナルド ふしぎなマジックボックス」は、1992年にセガより発売された。

 “世界的スーパースター”「ミッキーマウス」と、怒りっぽい性格なのに愛くるしい「ドナルド」が魔法とファンタジーの世界を冒険するアクションゲームだ。本作は1人または2人でプレイすることができるので、今回は本タイトルを2人協力プレイで遊んでみたインプレッションとしてお届けしていきたい。

【アイラブ ミッキー&ドナルド ふしぎなマジックボックス】

 「アイラブ ミッキー&ドナルド ふしぎなマジックボックス」では、ふしぎなマジックボックスの中に入り込んでしまったミッキーとドナルドが、様々な敵が待ち受けるステージで魔法を駆使しながら冒険を繰り広げる。タイトルに「アイラブ」とあるだけに、ミッキー&ドナルド好きにはたまらない“ディズニーならでは”の仕掛けと世界観が楽しめる作品となっている。

 突然だが筆者はミッキーやドナルドが出てくるディズニーのアニメ短編集が大好きだ。ミッキーとドナルドのコミカルな掛け合いが面白く、夢中になってアニメを観ていた。ディズニーといえば、やはり表情豊かなキャラクターがとても魅力的なのである。本作でも、ミッキーとドナルドは色々なアクションをする中で、喜怒哀楽さまざまな楽しい表情を見せてくれる。

タイトル画面
2人で協力プレイができる!

ディズニーの世界観溢れるステージ

 翌日にマジックショーを控えていたミッキーとドナルド。2人はマジックの練習中にひょっとしたきっかけで、ステージの奥にあるカーテンの付いた不思議なマジックボックスを見つける。2人がマジックボックスに近づくと、突然ボックスの中に吸い込まれてしまうのだった。

 まず初めに、目の前に広がる2Dドットのステージを見て驚いた。平面なドット絵のステージなのに立体的に見えるではないか。ミッキーとドナルドが居る場所の手前や奥にも、風景やキャラクターが描かれている。本作は横スクロールアクションだが、ステージに奥行きがあるのがとても特徴的だ。

 昔のディズニー映画などでも同様に、平面な絵を立体的に見せる演出がされている。そのため、本作でもディズニーの世界に入り込んだような印象を受ける。2次元のアニメーションに奥行きを持たせ、距離ごとにオブジェクトを分けて絵を重ねることで、3次元のような空間を表現しているグラフィックスにディズニーらしさを感じるのである。

マジックボックスに吸い込まれてしまうことから物語が始まる
手前にもキャラクターが配置されていることで、ステージに奥行きが感じられる
ディズニーらしさが印象的なファンタジー溢れる可愛らしい世界観
奥行きを感じる画面
ディズニーアニメに出てきそうな水中のステージも
ステージに配置されている小物も、踏んだりアクションすることで変化していく

協力して進むのが楽しい2人プレイがオススメ!

 本作の見どころといえば、ステージに登場する数々のギミックだろう。このギミックこそ、2人で協力してプレイをする意味でもあり、面白さでもある。例えば、行き止まりで先に進めない場所にはシーソーが設置されていて、ジャンプして端に乗ることで、一方のキャラクターを空高く飛ばすことができる。画面下に残されてしまうキャラクターも、上にいるキャラクターがロープを垂すアクションを行なうことで、高い場所へと登ることができるようになる。

 また、ミッキーとドナルドではそれぞれキャラクターの特徴が異なる。筆者が操作していたドナルドは、狭い道をしゃがんで進もうとすると、チャームポイントである大きいお尻が引っかかってしまい、自力で進むことができなくなる。

 そのため先に進むには、ミッキーに引っ張り出して助けてもらう必要がある。このように協力プレイでは役割分担があり、どちらが先行して進むかなどお互いに声を掛け合いながら攻略していくのが重要なポイントとなる。

 「アイラブ ミッキー&ドナルド ふしぎなマジックボックス」は、もちろん1人でも十分楽しめる作品だが、上記で述べた通り、楽しくコミュニケーションを取りながら遊べる2人プレイを強くお勧めしたい。

 さらに、プレイ人数や選んだキャラクターによってステージが変化するのも見所となっている。1人でプレイする時とは違い、協力プレイは2人で助け合わないと先に進めないような仕掛けになっているので、プレイ人数によってマップが全くと言っていいほど違うものに変化するのも、本作の面白いところである。

シーソーを使えば相手を高く飛ばすことができる
高い場所へは、どちらかがロープを出すなどして2人で協力して進んでいく
ドナルドは狭い道だとお尻が邪魔で進めくなってしまう
ミッキーに手を引いてもらい助けてもらうドナルド。表情がなんとも可愛い
お互いに交互にジャンプしながらトロッコをこいでいくギミックなども

歯ごたえありのアクション! ミッキー&ドナルドの可愛いリアクションにも注目

 実際に本作をプレイしてみて、キャラクターのアクションとステージのギミックがとてもよく作りこまれていることに気が付いた。さらにアクション部分の操作が意外と難しく、雲の上のステージでは、非常に狭い足場を落ちないようジャンプして飛び移ったりと、簡単なアクションですら手に汗握る緊迫した場面がいくつもあった。横スクロールにより、地面が見えない恐怖は実にスリル満点である。

 そして、アクションをした際の2人のリアクションも絶妙に可愛い。ジャンプをしたりしゃがんだりする動きに合わせて表情がコロコロと変化するので、見ているだけで和んでしまう。

 ステージ上の敵に襲われるとライフが減ってしまうので、マジックの定番アイテムであるマントを使用して敵を撃退する。マントを広げると、魔法で敵を蝶や花などに変えることができる。だがマントは味方にも当たってしまうので、誤って攻撃してしまうと味方も一定時間動けなくなってしまう。

 そのため協力プレイでは難易度が上がり楽しくもあるのだが、この際険悪なムードにならないためにも注意と若干の気配りが必要である。敵を倒すのではなく、敵に魔法をかけるといった世界観にもディズニーらしさを感じる。

魔法のじゅうたんで空も飛べる!
雲の上では落下しないように、狭い足場を渡る。端に立つと落ちそうなリアクションをするのも可愛い
マントを当てれば、敵を魔法で花などに変えられる
敵に当たってしまった時のリアクションも可愛らしい
ボトルに乗るとスプレーが噴射され、橋が掛かり渡れるようになる
マントを当てられ動けなくなった時のミッキーの表情。ねじれた身体と表情が面白い

 「アイラブ ミッキー&ドナルド ふしぎなマジックボックス」は、誰もが知っているディズニーの世界を冒険することができる。ゲームには、当時のディズニー映画をモチーフにしているステージが登場するので、映画のシーンを思い浮かべながらドット絵で表現されたディズニーの世界に出会えるのもファンとしては嬉しい。

 当時「メガドライブ」を遊んでいた人はもちろんだが、「メガドライブ」を知らないという人でも一緒になって楽しめる作品ではないだろうか。そして何より今回2人プレイをしてみて感じたのは、隣に人が居て同じ画面を眺めながら遊ぶ協力プレイはやはり楽しいということだ。本作では1人プレイと2人協力プレイ、両方で遊んでみてほしい作品である。

 クリアした際の達成感もひとしおなので、可愛らしいミッキーとドナルドを操作し、ぜひ肩を寄せ合って協力プレイを楽しんでみてはいかがだろうか。

【スクリーンショット】

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