【特集】
【メガドラミニ全タイトルレビュー!】「魂斗羅 ザ・ハードコア」
多彩な武器を繰り出し、敵を破壊しまくる爽快感の高さが魅力のアクションゲーム
2019年9月19日 00:00
- 1994年9月15日 発売
1994年にKONAMIから発売された、4人の主人公の中から1人を選び、さまざまな武器を駆使して敵を倒しながら全13ステージクリアを目指す、2人同時プレイも可能なアクションゲーム「魂斗羅 ザ・ハードコア」。1987年にアーケードゲームとして第1作目が登場した「魂斗羅」の流れをくむシリーズ作品のひとつで、多彩な武器を撃ちまくり、不気味な敵や巨大なメカ、ボスキャラなどを蹴散らす爽快感が特長だ。
旧シリーズでは、地球に攻めて来たエイリアンと戦うというストーリーだったのに対し、本作はエイリアン戦争から5年後という設定で、主人公は本シリーズでおなじみのビルとランスではなく、凶悪犯罪に対抗すべく結成された魂斗羅部隊に所属する、レイ・ハワード、シーナ・エトランゼ、ブラッド・ファング、ブラウニーの4人が登場する。会話シーンで選んだ選択肢によってステージが分岐するなど、過去のシリーズには存在しなかったシステムもいろいろ盛り込んでいるので、アーケード版をさんざん遊び倒したという人でも、まったく新しい「魂斗羅」が楽しめるのが特徴だ。
個性豊かな敵や演出の数々は必見 。ステージ分岐、マルチエンディングシステムにより末永く遊べるのも魅力
主人公の4人は、いずれも初期状態ではマシンガンを装備し、Bボタンを押したままフルオートで高速連射ができる。方向キーを上に入力すると真上に、左上または右上に入力しながらBボタンを押せばガンを斜め方向に向けて撃ち、下を入力しながらBボタンを押すと伏射もできる。Cボタンがジャンプで、ジャンプ中に攻撃することももちろん可能だ。
ときどき出現するアイテムポッドを破壊するとドロップするアイテムを取ることで、ホーミング、レーザー、ファイヤーなどの新たな武器が装着される。使用する武器の種類は、Aボタンでいつでも切り替えることが可能なので、状況に応じて最適な武器を探しながら攻略パターンを作れるところが本作の面白いところだ。
同じく、アイテムポッドから入手できるボムは1回使うとなくなってしまうが、発射すると広範囲に爆発して敵に大きなダメージを与えられるので、巨大なボスキャラなどが出現した際は、持っておくとより有利に戦える。また、武器の装備にかかわらず、方向キーの下を押しながらCボタンを押すと発動するスライディングで敵を攻撃することも可能だ。スライディング中は敵の攻撃に対して無敵状態になるので、急に突進してきた敵の攻撃をかわす際にも重宝する。
主人公の体力はライフ(※初期状態で3個分)制なので、一撃で即ミスにはならない。もしやられてしまっても、ミスした時点で装備していた武器は消えてしまうが、それ以外の武器はリスタート後も保持しているので、復活がしやすいよう配慮しているのも好印象だ。たとえ途中でゲームオーバーになっても、終了したステージから無制限にコンティニューができるのもうれしい。
本作では、特定のステージをクリアすると会話シーンが登場し、選んだ選択肢によって次に進むステージが変化する分岐システムを導入している。進んだステージごとに敵の出現パターンが変わるのはもちろん、ストーリーも大きく変化し、選択したルートやプレイの結果によって、異なる6種類のエンディングが用意されているのも本作ならではの特徴だ。各ステージの攻略パターンを作りつつ、魂斗羅部隊の意表を突く、思わぬ展開が待ち受けるストーリーも大いに楽しみたい。
ステージよってはバイクに乗ったり、飛行ユニットに手でつかまりながら敵と戦ったり、あるいは強制スクロールのなかを巨大な敵に追い掛けられるシーンなど、さまざまなシチュエーションが登場する。多関節可動するメカのきめ細かい動きや、グロテスクな生物兵器、画面の奥から突如襲ってくる敵兵など、思わず見とれてしまうほどにカッコいいグラフィックスや演出も見どころ満載だ。敵を倒すと派手に爆発したり、破片が飛び散る快感は一度体験するとやみつきになるほど楽しく、さらに4人の主人公を操り、全ルートのクリアを目指すことで末永く遊べるのも魅力の1本だ。
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