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Switch2版「スト6」最速試遊レポ。より手軽に対戦の駆け引きを味わえるジャイロ操作も楽しい“普通に遊べる”「スト6」に

【Switch2版「ストリートファイター6」】
発売日:6月5日(本体と同日発売)
価格:未定

 2023年6月1日に発売され、令和の格闘ゲームブームを牽引する存在となった「ストリートファイター6」。これまでプレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Steam用としての発売であったが、任天堂の新型ゲーム機・Nintendo Switch 2版も発売されることが発表された。

 Nintendo Switch 2のローンチタイトルとして発売される本作は、各プラットフォームとのクロスプレイにも対応しているほか、Switch2を持ち寄っての「ローカル通信対戦」、Joy−Con 2を分け合って対戦する「おすそ分けプレイ」にも対応している。

 また、Switch2だけの新モードとして、コントローラーのジャイロ機能をつかったゲームモードが2つ登場。ジャイロ機能で簡単に技を繰り出して1対1を行なう「ジャイロバトル」と、体力の減らし合いではなく限界までコントローラーを振りまくってカロリーを消費する「カロリーコンテスト」だ。

 今回、通常の対戦モードに加え、これら新モードを体験することができた。「スト6」を発売日からプレイしている筆者が、Switch2版をプレイしての所感をお伝えする。

【『ストリートファイター6』 アナウンストレーラー Nintendo Switch 2】

より手軽に、だけど対戦の駆け引きも味わえるジャイロバトル

 Switch2版の一番の追加要素は、やはりジャイロ機能をつかった新操作による新モード2種だろう。ジャイロ機能をつかう新モードは、いずれもオンラインプレイでは遊べないため、対戦ガチ勢にとってはあまり縁のない新モードとなるかもしれないが、格闘ゲームを初めてプレイする人同士で対戦する場合などに、気軽に盛り上がれるコンテンツとなっている。

 まずは「ジャイロバトル」。「ジャイロバトル」は、ジャイロ機能でキャラクターを操作すること以外は通常の対戦を楽しめるコンテンツだ。

画像はカロリーコンテンストのものだが、Joy-Conを振って操作するイメージがしやすいかと思う

 ジャイロ操作では、コントローラーを傾けると「移動」、振ると「攻撃」、回すと「スーパーアーツ(超必殺技)」を繰り出せる。加えて、ABXYいずれかのボタンを押すと「ドライブインパクト」、LかRで「ドライブパリィ」が発動する。

 これまでクラシック/モダン操作に加え、ボタンを押すだけでオートで攻撃を繰り出してくれるダイナミック操作がオフライン専用の操作方法として存在していたが、ジャイロ操作は言うなれば、ダイナミック操作とクラシック/モダン操作の間に位置するような操作方法となっている。

ジャイロバトルでの操作方法

 攻撃はダイナミック操作と同じく、距離に応じて自動で技を選択してくれる。攻撃の操作は単純な攻撃動作だけでなく、距離によっては前ステップやジャンプ、投げなども行なってくれたので、「攻めたい!」と思ったときにコントローラーを振り振りするといいだろう。

 ジャイロ操作の攻撃操作だけをとってみるとダイナミック操作と同じように見えるが、大きな違いは、移動と攻撃以外にスーパーアーツ、ドライブインパクト、ドライブパリィの操作が加わっていることだ。

 ダイナミック操作は攻撃ボタンしかないため、ただ攻撃ボタンを押し合う対戦になりがちだが、ここに上記の3操作が加わるだけで対戦の戦略に幅が出るのだ。

これまでの3操作タイプ。ジャイロ操作にはダイナミック操作のオート攻撃に加え、スーパーアーツ、ドライブインパクト、ドライブパリィの操作が加わっている

 まずドライブインパクトは相手の攻めを押し返す行動として重宝する。攻撃を繰り出してきている相手に対してドライブインパクトで反撃するような形だ。ドライブインパクトにはドライブインパクトが有効なため、今度は相手もドライブインパクトを意識するようになる。そうなると、迂闊に攻撃をしていればいいだけではなくなるのだ。

 ドライブインパクトがドライブインパクトで返されるようになると、今度は相手の攻撃を防ぐ手段としてドライブパリィも有効になる。ローリスクで相手の攻撃をいなせるほか、パリィを好きなタイミングで出せるということはジャストパリィも狙える。横並びで対戦し、ジャストパリィできれば盛り上がること間違いなしだ。

 また、スーパーアーツも相手の攻撃を切り返す行動として使える。攻撃操作でのコンボ中でも自動でスーパーアーツを使ってくれることもあるのだが、自分の操作で、自分の好きなタイミングでスーパーアーツを繰り出して勝利するのは格闘ゲームの中でも楽しい瞬間だ。

 このように、ドライブインパクト、ドライブパリィが加わるだけでも対戦の駆け引きが生まれている。ジャイロ操作は、格闘ゲームをプレイしたことがない人でも、「スト6」らしい駆け引きを味わいながら、自分で技を繰り出す楽しさを感じられる操作方法になっている。

ドライブインパクト、ドライブパリィが加わるだけでも対戦の駆け引きが生まれる。「スト6」らしい対戦を気軽に楽しめる

パーティゲームのようなワチャワチャ感! ただただ盛り上がる「カロリーコンテンスト」

 「カロリーコンテンスト」は、ジャイロ操作で楽しめるもうひとつの新モードだ。「ジャイロバトル」では文字通り「スト6」の対戦を楽しめたが、「カロリーコンテンスト」ではパーティゲームのようなワチャワチャ感を楽しめる。

 本モードのルールは単純。Joy-Conを振りまくり、制限時間内にカロリーをより多く消費したほうの勝利だ。「カロリーコンテンスト」も通常の対戦と同じように始まるが、体力ゲージがないので攻撃を喰らっても倒されることはない。

パッと見ると普通の対戦だが、体力ゲージは現状のカロリー消費量がわかるゲージに変わっている

 攻撃をしているときも喰らっているときも、とにかくコントローラーを振りまくる。「ジャイロバトル」のような対戦の醍醐味は味わえないが、2人でコントローラーを振りまくり、より気軽に盛り上がれるコンテンツとなっている。

時間が迫ってくるとクランチタイムに突入。SAゲージが増え、消費カロリーも増えるようだ
リザルト画面でカロリー消費量がわかる。よりカロリーを消費しているほうが勝利だ(もちろんカロリーは実際の数値とは異なるので注意したい)

“普通に遊べる”Switch2版「ストリートファイター6」

 Switch2は携帯ゲーム機としても遊べるということで気になる人もいると思うが、違和感なく普通に遊べる「ストリートファイター6」となっていた。ローカル通信対戦がどれだけ快適に遊べるのか気になるところではあるが、Switch2版はオフラインで対面して対戦する新たな選択肢となるかもしれない。

 スペック的にはオンラインでのクロスプレイについても全く問題なさそうに思えた。ただ、格ゲーは遅延の少なさと安定性の高さから有線接続がベターだ。携帯ゲーム機として遊べるとはいえ、ランクマッチなどを挑む際はしっかり有線環境を整えておきたい。

 また、すでに他プラットフォームで「スト6」を持っている人でも、気軽に対戦リプレイを視聴したり、ふとした瞬間にトレモ、という使い方も考えられる。すでに「スト6」をやり込んでいる人でも、手元にあったら嬉しい1本になりそうだ。

ローカル通信対戦だけでなく、コントローラーを持ち寄っての対戦も捗りそう

 なお、発売と同時に、ルークとジェイミー、キンバリーのamiiboと、22キャラクターのamiiboカードが発売される。対応しているamiiboを読み込むと特別なアイテムがもらえるほか、amiibo/amiiboカードに対象キャラクターの衣装やカラー、操作設定などを書き込む機能がついている。

 また、Year1とYear2の追加キャラクターを含めた26キャラクターを最初から使える「ストリートファイター6 Years 1-2 Fighter's Edition」も同日6月5日に発売。こちらはプレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Steam版も同時発売される。商品情報等、詳細は後日公開予定だ。