発売元 Electronic Arts
つい先週、エレクトロニック・アーツから日本語版の取り扱いが正式発表された「SimCity 4: Rush Hour」のプロモーションムービー。開発元であるMaxisは、基本的に新作のPlayable Demoは作らず、そのかわりにクオリティの高いデモムービーをこしらえては定期的に公開するという独自のプロモーション展開を行なうメーカーとして知られている。今回の公開されたムービーは約1分ほどの短い映像だが、例によって見どころ盛りだくさんの内容だ。
「SimCity 4: Rush Hour」は、「SimCity 4」に新たな内容を追加するアドオンソフト。その内容は、サブタイトルが示すように乗り物関連の要素を充実させ、しかもプレーヤー自ら操作できるという、ゲーム性そのものを一変させるような大胆な内容を盛り込んでいる。
映像では、「SimCity 4: Rush Hour」で追加される新しい乗り物による新しいゲーム性の一端を覗くことができる。プレスリリースに目を通した時点では、「自分で作った街を車で自由に走れるアドオンソフト」という程度に捉えていたが、実際にはそんな程度ではなく、本編とはまったくゲーム性の異なる新しいゲームを楽しむことができる。映像を見ていると、最初からこの乗り物システムはあらかじめ構想のひとつに組み込まれていたということがよくわかる。
乗り物の種類だけでも自動車、消防車、パトカー、ヘリ、電車、飛行機、船と実にバリエーション豊富で、また単に操作できるだけでなく、たとえば戦車などは建物に向けて戦車砲をぶっ放したり、消防車で消防任務に携わったりといったアクションが可能になっている。
乗り物は、「SimCity 4」世界においてほぼ実寸で再現されているだけでなく、しっかり物理エンジンを搭載されており、他の乗り物や建物にぶつかると、玉突き事故になって大渋滞が発生したり、建物が破壊されたりなど、都市に対して多大な影響を及ぼすことができる。現時点では視界をズームアウトした状態でも操作は可能なのか、一時的にコンピュータ操作させることは可能なのかどうか、いくつか気になる部分は残っているが、非常に楽しみなアドオンソフトといえる。「SimCity」ユーザーは一度見ておくといいだろう。
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