発売元 JoWooD Productions
NVIDIA Ge Force 3のテクノロジーデモとして、クオリティの高い3Dグラフィックで一世を風靡したドイツ産アクションシューティング「Aquanox」の続編「Aquanox 2: Revelation」のPlayable Demo。ドイツ語版はすでに発売済みだが、今回のDemoは年内発売予定の英語版がベースになっている。2年ぶりの新作ということでグラフィックエンジンも一新され、ストーリー性も充実、さらにゲームとしての完成度が増している。JoWooDが満を持して世界に放つ大作アクションシューティングだ。
「Aquanox 2: Revelation」は、陸地のすべてが水没した27世紀の未来世界を舞台にしたアクションシューティング。プレーヤーは潜水艦乗りとして、要人の護衛や敵対組織の撃退など、さまざまな任務に携わっていくことになる。
舞台設定は前作とほぼ同じようだが、今回の主人公はWilliam Drakeと呼ばれる若い貨物輸送パイロットに変わっている。キャンペーンモードでは、水中都市の内部から始まり、そこに済む人々の暮らしぶりを眺めつつ、特定の人物を訪ねて話を聞いたりしてストーリーを進めていく。こうした水中都市での生活感の表現は前作では見られなかった要素で、感覚的には宇宙世界をモチーフにした「Freelancer」の水中版といっていい。
ただ、グラフィックに関しては、「Freelancer」を完全に過去のものにしてしまうほどのポテンシャルを誇る。そもそも、海底が見えて、太陽光が届く水中世界をフル3Dで再現し、その上で水中アクションを実現するという試み自体がとてつもない偉業だが、「Aquanox 2: Revelation」では、海底には細かく起伏を設け、海草や藻のたぐいを丁寧に配置し、さらに波の影響を受けて自在に変化する陽光をリアルタイムで描いている。PCに高負荷をかけるゲームという点では、現行最高峰の作品のひとつといえるだろう。
Demoでは、キャンペーンモードが1ステージと、インスタントアクションが2ステージプレイできる。キャンペーンではシップ装備のカスタマイズが可能だが、インスタントアクションではテキストで内容が提示され、シップに搭乗した状態からゲームがスタートする。シップはそれぞれ兵装や機動力が異なるので、順番にひとつずつ挑戦していくといいだろう。なお、ゲームの難易度はすこぶる高い。まずはEasyあたりから初めて見ることをお勧めしておきたい。
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