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本日到着! DEMO & PATCH~2005年2月18日~ |
「Great Battles of World War II: Stalingrad」は、そのものズバリ、'42年から'43年にかけてドイツ軍とソ連軍の間で繰り広げられた、スターリングラード(現ボルゴグラード)攻防戦をモチーフにしたリアルタイムストラテジー。冒頭でも触れたように第二次大戦モノは、連合軍、枢軸軍とは名ばかりで、英米軍の視点から描かれているタイトルが圧倒的に多いが、同作はきわめて珍しいことにソ連側の視点で描かれており、それだけでも存在価値が高い。
ゲームを起動すると、当時の映像をふんだんに織り交ぜたオープニングムービーが再生される。スターリングラードに至るまでのドイツ軍の攻勢シーンが中心となっており、撮影者そのものもドイツ軍らしいが、実際に荒廃しきったスターリングラードの街並みや、ドイツ軍に「スターリンのオルガン」と恐れられたカチューシャ多連装ロケット砲の発射シーンなどが収められており、CGでは出せない圧倒的な臨場感に、いきなり度肝を抜かされる。
ゲームデザインそのものは、奇を衒わず、オーソドックスな内容で、インターフェイスも非常にシンプル。過去に1作でもRTSをプレイした人なら迷わずプレイできるだろう。カテゴリとしては「Sudden Strike」シリーズが近く、いわゆるミニチュア系のRTSに該当する。
ただし、ユニットのモデリングを含むオブジェクトの描き込みは、「Commandos」シリーズを彷彿とさせるほど緻密かつダイナミックで、戦車の砲塔の旋回、野砲の動きといった細かいアニメーションはまさに芸術的な丁寧さといっていい。ドイツ戦車などは車両後部に、ナチスドイツのフラッグが貼り付けられたりしていて、実にマニアックである。
Demoではドイツ軍、ソ連軍の両方のキャンペーンが2ステージずつプレイできる。難易度はヨーロッパ圏のゲームだけにやや高めで、操作が自身の下手さ加減を抜きにしてもEasyぐらいがゲームとしてちょうどいいぐらいに感じられる。難しいなら難しいで、難易度調整の選択肢を用意しているところは、大きく評価したいところだ。
基本的なゲームの展開は、ステージ冒頭で与えられるオブジェクティブをひとつずつこなしていくというもの。多少英文を読み込む必要があるが、小マップに赤い矢印が示されている地点が目標になっており、英文が読めないとゲームにならないというほどではない。
(C) 2005 1C Campany.
ドイツ軍は、戦車軍団を主体とした火力と機動力で一気に敵を蹴散らしていくスタイル。一方、ソ連軍は地の利を生かした地道な防衛戦になる。どちらも異なるゲーム性になっており、甲乙つけがたいおもしろさだ |
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(2005年2月18日)
[Reported by 中村聖司]
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