【特集】

【メガドライブミニ2タイトルレビュー】「アフターバーナーII」

迫力満点のドッグファイトが楽しめる3Dシューティングの傑作

【アフターバーナーII】

1990年3月23日 発売

発売時のメーカー:電波新聞社

 「アフターバーナーII」は1987年にセガが発売し、大型体感筐体を使用して大人気を博したアーケード用3Dシューティングゲームの移植版。プレーヤーはF-14トムキャットを操作して、バルカンと誘導ミサイルで敵機を撃墜しながらステージ内を進み、既定の地点まで到達すればクリアとなる。なお、本稿はスケジュールなどの都合上、別売りのサイバースティックは使用せず、本体付属のコントロールパッドでのみ検証しているので、あらかじめご了承いただきたい。

 元祖アーケード版に比べるとスピード感ではやや見劣りするが、上空に次々と出現する敵機が放つミサイルをかわしつつ、ロックオンして誘導ミサイルを撃ち込んだり、引き付けてバルカンで撃ち落とす快感はまったく失われていない。パッドを左右に素早く振ると機体がローリングして、背景がグルリと1回転する迫力の演出や、特定の敵機に誘導ミサイルを命中させると、周囲の敵編隊も巻き込んで一掃できる「誘爆編隊」などの裏技もバッチリ再現されている。

 メガドライブ版ならではのアレンジ要素として、バルカンはボタンを押さなくてもオートで連射する仕様に変更されたのも注目ポイント。プレイ中にボタンをずっと押し続けていると指がどうしても疲れてしまうので、この配慮は実にありがたい。後述するオプションメニューで設定を変更すれば、アーケード版と同様にバルカンをマニュアル(ボタン操作)でプレイすることも可能だ。

バルカンはオート連射になったことで、誘導ミサイルのロックオンと弾避けにより集中できるのがうれしい
敵機にロックオンし、すれ違いざまに誘導ミサイルを発射して撃墜する快感は、何度やっても飽きることがない
【必見! ローリング時の天地逆転スクロール】
「アフターバーナー」名物、ローリングも見事に再現。実戦的には、敵弾を避ける際にはあまり有効ではないが、ドッグファイトの迫力をさらに高める素晴らしい演出だ

 パッド使用時の操作方法は、方向キーの上下左右で機体の移動、Bボタンを押すと誘導ミサイルを発射し、Aボタンが機体の加速、Cボタンが減速のスロットル操作に対応している。操作設定はオプションモードで切り替えが可能で、機体のアップダウンを「REVERSE(リバース)」に変更すると、アーケード版と同様に上を押すと機体が下降、下を押すと上昇するようになる。またトリガー(ボタン操作)の設定も全部で4種類のパターンから選ぶことができる。

 自機の背後から突然現れる敵の誘導ミサイルや、同じく背後から出現してバルカンを撃ってくる敵機をかわす面白さも、「アフターバーナーII」ならではのだいご味だ。特に、背後から出現した敵機の攻撃を避けながらスロットル操作を駆使して背後に回り込み、撃墜に成功したときは気分爽快だ。まだ遊んだことがないプレーヤーは、本作ならではの至極の快感をぜひ体験していただきたい。

後方から誘導ミサイルが飛んで来たら、スロットルで機体を加速させて振り切ろう
敵機が放つ誘導ミサイルを紙一重でかわすスリルは、一度体験するとヤミツキになってしまう
レーダーが背後から迫る敵機の姿を捉えたときも、
すかさず加速してかわさないとバルカンの餌食になってしまう
振り切ったら、今度はすかさず減速して敵機の背後に回り込み……、
今度はこちらのバルカンで反撃、見事に撃墜成功!
アーケード版と同じ操作で楽しみたい人は「REVERSE」に設定しよう
トリガーを「タイプ4」に設定すると、Cボタンがバルカンの発射ボタンになる