発売元 ガンホー・オンライン・エンターテインメント
8月14日より正式スタートした「ラグナロクオンライン」のβ2クライアント。ファイルサイズはMMORPGのβクライアントとしては比較的大きめの362MB。始まってから10日近くが経過したとはいえ、まだまだ混雑が予想されるので、比較的すいている時間を狙ってダウンロードしてみて頂きたい。
「ラグナロクオンライン」は、韓国新進気鋭のデベロッパーGravityが世界に向けて展開を予定しているファンタジーMMORPG。既報したとおり日本ではガンホー・オンライン・エンターテインメントがゲームサーバーの運営およびサービスを展開していくことになっている。ゲーム内容やβ2の概要についてはレビュー記事(β1)やニュース記事、イベントレポートなどを参照していただきたい。
クライアントインストール後に起動するとパッチのダウンロードが始まる。これが結構時間がかかるので、この間に公式サイトにアクセスしてアカウント発行の手続きをしておくと無駄な手間が省けるだろう。
ゲームの方は、初心者修練場で、基本的な操作方法や各種ウィンドウの見方、そしてマナーやルールまで学ぶことができる。講師はいきなり馴れ馴れしい口調で講義を始め、節目ごとに適当に読み飛ばしていると応えられないような鋭い質問を入れてくる。間違えるとこっぴどく怒られ、正解すると「ほらよ、みんなで食え」みたいな感じで、イモやバナナといった体力回復アイテムを無造作にくれる。この身も蓋もないというか、いきなりユーザーの懐に突っ込んでくるチュートリアル内容に、MMORPG先進国という意味での濃厚な韓国文化を感じさせてくれる。
そうこうしているうちに講習も終わり、やっと街に出ることができる。街には頭にウサギ耳やお花バンド、リボンなどを付けた可愛らしいキャラがたむろい、情報交換やアイテム売買などを行なっている。このパステル調の石畳の上で繰り広げられる和やかなひとときを見守るだけでも、圧倒的な吸引力を感じさせてくれる。とにかくあらゆる意味でストレートな作品だ。
といっても、初期状態で買えるものはほとんどないので、とりあえず外に出て、頻繁に出現する敵キャラをばしばし叩いてレベルアップを狙っていくことになる。敵キャラもまたご多分にもれず可愛いらしいが、最初のうちは1匹倒すたびにぐんぐんExpバーが伸びていくので、楽しくなって夢中で敵を倒してしまう。
公式サイトを見ればわかるように、現在3つのサーバーに3万人以上が押し寄せていて、やや不安定な状態にある。国内サーバーの割にはラグも発生しているような状況で、時には開始5分で落とされたりすることもある。サーバー増設および増強を期待して、ゆったりした気分でβテストに参加するといいだろう。
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