日本発売元 イマジニア
昨日、ニュースで紹介したイマジニアが今冬発売予定のストラテジーカードゲーム「Etherlords」の新しいDemo。言語は英語で、11月13日版で紹介したDuel Demoの内容(DuelモードとMultiplayerモード)をすべて含み、さらにSingle Playモードを1ステージ収録している。ファイルサイズは大きめだが、製品版同等のマニュアルも収録しているので、先に内容を知りたい人には格好のDemoだ。
Single Playモードでは、マップ中央に3つの湖水を並べた「Three Lakes Valley」でCPUを相手に1対1の対戦が楽しめる。種族はChaos(混沌)とSynthesis(結合)の2つが用意され、どちらでもプレイできる。
Single Playのゲーム内容は、「Heros of Might & Magic」シリーズにそっくりで、敵味方交互に移動していくというターン制のシステムを採用している。まず最初に各陣営の拠点となる城でヒーローを召還し、ヒーローを動かしてマップ上のさまざまな領域に足を踏み入り、リソースや経験値を稼いで自陣営を豊かにしていく。ヒーローは1人だけではなく、複数人を同時に操ることが可能だが、マップ上で獲得できる経験値、リソースは限られているため、Heros同様、決戦用とリソース回収用といった具合に役割分担させていくことが重要だ。
マップ上には、敵陣営がうろちょろしているのが伺えるが、このほかにも第三者的立場の敵が存在し、各陣営のヒーローの行く手を阻んでいる。彼らはあまり強くないが、緒戦のヒーローだと負けてしまうこともしばしばだ。ヒーローの最適な人数はちょっとよくわからないが、戦闘用に1人、リソース回収用に1人、その中間を1人と都合3人程度いれば十分な印象だ。
敵とかち合うとデュエルに突入する。手持ちのデッキで1対1のカードバトルを繰り広げていくことになるが、このデッキはマップ上に点在するショップで貯めたリソースに応じて編集することができる。Etherlordsのデッキは全15スペルで構成され、戦闘システムは「Magic: The Gathering」に似通っているものの、この少なさのゆえに偶然や奇跡による勝利は期待できない。純粋にデッキに組み入れられたクリーチャーとマジック(エンチャント)スペルの総力値が勝敗を決めるといった感じだ。
もっとも、このシンプルさはDemo版ならではのようで、製品版ではヒーローのアビリティやスペシャルスキル、アーティファクト、ルーンといった要素が複雑に絡み合い、奥の深いデッキ戦が楽しめる模様だ。GameSpyでのマルチプレイも含め、実に充実した内容なので、カードゲーム好き、ストラテジーファンは一度プレイしてみるといいだろう。
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