発売元 Fishtank Interactive
ロシアのゲームメーカーNival Entertainmentが手がけた、何とも表現しがたい3Dストラテジーゲーム「Etherlords」のDuel Demo。一般的にカードゲームの対戦のことを「デュエル」と表現するが、このDemoもコンピュータAIやオンライン上のプレーヤーを相手にデュエルが楽しめるというものだ。
「Etherlords」はモチーフとなる素材が特になく、完全新作であるためゲームの内容を説明しづらいが、要はデッキを組んで1対1でカードバトル式の戦いを行なうゲームである。戦闘シーンはハイクオリティの3Dグラフィックで表現され、パッと見では「ファイナルファンタジー」の戦闘シーンにも似ている。ひとつ心配なのは、EtherlordsのゲームシステムがWizards of The Coastsの「Magic:The Gathering」にそっくりなことで、余計なお世話ながら知的所有権侵害で発売中止にならないかどうか心配である。
Demoにはあらかじめいくつかのデッキが用意されており、すぐにゲームを始めることができる。スタート時は、プレーヤーの分身となるHeroが敵味方向かい合って立っている状態から始まる。基本的なゲーム展開は、双方に均等に与えられたEther(エーテル、精気、霊気)と呼ばれるリソースを消費して、次々にクリーチャーを召喚し、クリーチャーに敵Heroを叩かせ、最終的に先にHPを0にすれば勝ちというもの。ゲーム中の一切の操作はマウスで行ない、ゲームはターンベースで展開していくため、頬杖をつきながら気軽にプレイできる。
Etherlordsには「Magic:The Gathering」のカードに相当する要素としてSpellがあり、Spell Bookに入れたそれらスペル群をランダムで引き抜き、クリーチャーの召喚をメインとした大魔法戦を展開するという扱いになっている。Heroは直接攻撃不可で、攻撃や防御はクリーチャーが担当。プレーヤー操るHeroは、召喚したクリーチャーが無駄死にしないようにEnchantment Spellを使って能力強化を図っていく。ちなみにSpellには、Summoning、Enchantment、Sorceryの3種類があり、Sorceryはそのものズバリの回復や直接攻撃を行なうインスタントスペルだ。
なお、Heroにはレベルの要素があり、レベルによって修得できるSkill(特殊技能)やSpecialization(特殊能力)が増えていくなど、製品版ではより奥深いゲームが楽しめそうだ。Demo版もGamespyによるオンラインプレイに対応しているので、ぜひ手軽に試してみてほしい。
(C) 2001 Nival Interactive. All rights reserved. Etherlords is a trademark of Nival Interactive. Published by Fishtank Interactive. Fishtank is a trademark of Ravensburger Interactive Media GmbH. Web design by Nival Interactive
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