イマジニア、ロシア産のストラテジーカードゲーム
「Etherlords」を完全日本語版で今冬発売

今冬発売予定

価格:7,800円

左右にいるのが攻守を担当するクリーチャーで中央にいるのがヒーロー。このあたりの仕様は驚くほど「Magic: The Gathering」に似ている
 イマジニア株式会社は、ロシアのゲームデベロッパーNival Interactiveが開発したストラテジーカードゲーム「Etherlords(イーサーロード)」を、完全日本語版で今冬に発売すると発表した。対応OSはWindows 98/Me/2000、価格は7,800円となっている。

 「Etherlords」は、以前、DEMO & PATCHのコーナーでも取り上げたファンタジー世界をモチーフにしたターン制のストラテジーゲーム。戦闘シーンにカードバトルを盛り込み、カードバトルを「ファイナルファンタジー」シリーズにも似たフル3Dの画面で楽しむという斬新なゲームシステムが魅力。システム自体は「Magic: The Gathering」を頂点とするカードゲームそのものだが、召喚したクリーチャーが実体化したり、スペル使用時には派手なエフェクトが見られたりなど、これまでありそうでなかった作品である。

 ゲームモードは、自分のデッキを使って戦闘シーンのみを楽しむデュエルモードに加えて、キャンペーンモードも用意。キャンペーンモードでは、「Heros of Might & Magic」シリーズ(特に現在開発中のIVに近い)を彷彿とさせる緻密な3Dマップ上で、それぞれデッキを備えた複数のヒーローユニットを操り、ステージクリアを目指していくことになる。オンラインプレイにも対応しており、オンライントレードも可能。オンラインで入手したデッキをコンピュータに使わせて対戦するといったことも可能のようだ。

 掲載画面を見て貰えればわかるように、グラフィックのクオリティは圧倒的に高い。各ユニットの陰影の処理も含めた美麗な3Dエフェクトや召喚クリーチャーたちの滑らかなアニメーション処理は、カードゲームのために使うのは惜しいとすら思えるほどで、このグラフィックのクオリティとシステムの斬新さは、ヨーロッパの作品を余り認めたがらない米国市場でも高い評価を得ている。

 なお、同社では1月中旬に完全日本語による体験版のリリースを予定しており、来春までには発売となる予定。製品版には、カードゲームには必須といえる各種カード(Etherlordsではスペルという扱いになる)のデータを収録した攻略本を同梱するというから楽しみだ。興味を覚えた人はまずは英語版のDemoから試してみるといいだろう。

戦闘シーンの様子。ヒーローユニットは格好いい容姿のキャラが多い。彼らは直接攻撃は出来ず、ダメージスペルによる魔法攻撃か、クリーチャーによる直接攻撃で、敵クリーチャーにダメージを与えていく。彼らの頭上の数字が0になると負け

キャンペーンモードの3Dマップ。この俯瞰マップにおいても細かく陰影が施されているのには驚きに値する。右の画面はデッキ編集画面

(C) 2001 Nival Interactive. All rights reserved. Etherlords is a trademark of Nival Interactive. Published by Fishtank Interactive. Fishtank is a trademark of Ravensburger Interactive Media GmbH. Web design by Nival Interactive

□イマジニアのホームページ
http://www.imagineer.co.jp/pc/index.html
□関連記事
【11月13日】本日到着! DEMO & PATCH 「Etherlords」Duel Demo
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011113/demo1113.htm

(2001年12月25日)

[Reported by 中村聖司]

I
【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】


ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.