発売元 Ubi Soft Entertainment
米国で5月31日公開予定のトム・クランシー映画「The Sum of All Fears」(恐怖の総和)の同名のゲーム化タイトルのトレイラームービー。同作は完全新作ではなく、あくまで小説の映画化に便乗したタイアップタイトル。「Ghost Recon」エンジンを使ってはいるが、「Ghost Recon」をクリアしたユーザー向けには開発されていない。つまり、映画ファンのためのゲームで、価格も29.9ドルとお手頃だ。
余談だが、ついこのあいだ、ゲームプレイに備えて原作をもう一度読み返してみたが、やっぱりカウンターテロを行なうシーンは一度もない。同作はテクノスリラー小説の伝家の宝刀ともいえる“核兵器”に焦点をあて、不発弾の発見から、回収、改良、設置、爆発、報復合戦、世界滅亡といった“恐怖の過程”を丹念に描いている。
しかし、トレイラームービーでは、「Rainbow Six」、「Rogue Spear」、「Ghost Recon」などと同じようなノリで、問答無用のカウンターテロを行なって行く様子が描かれている。これはどのシーンの拡大解釈なのだろうか。なお、ゲームの主人公はジャック・ライアンでもなければ、ジョン・クラークでもなく、FBIのエリート人質救出員。複数でチームを組み、米国各地を含む、世界各国を転戦していくという。
ムービーを見た限りでは、優秀なゲームエンジンを採用しながら、ステージの作り込みやモデリングなどにそれがほとんど活かされていない印象を受けた。まるで初代「Rainbow Six」のような荒っぽいつくりだ。発売までにもりもり作り込まれることに期待したい。ゲームの概要については、前に一度ニュースで取り上げているのでそちらを参照いただきたい。
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