発売元 Infogrames
第二次世界大戦をモチーフにした3Dシューティング「Operation Blockade」のDemo。1人称視点で、武器も本格的なヤツを所持しているため、一見「Medal of Honor」ばりのリアル系アクションシューティングと錯覚してしまうが、実は固定砲座をぐるぐる回して、海から、空から、陸から迫り来るドイツ兵を薙ぎ倒していく痛快系のシューティングゲームだ。ゲーム性としては以前紹介した「Beach Head 2002」とそっくりだが、あれほど無茶な内容ではなく、グラフィックも綺麗で、敵ユニットたちの動きもいい。今月イチオシのシューティングゲームだ。
「Operation Blockade」は、第二次世界大戦における水際の攻防を堪能できるシューティングゲーム。360度自由に動かせる固定機銃を操って、迫り来る敵を薙ぎ倒していく。空からユンカースが迫ってきたかと思えば、海から艦砲射撃されたり、そのうちに揚陸艇により次々に歩兵が続々と上陸してきたりする。
プレーヤーに与えられた武器は、軽/重機関銃、沿岸砲台、手榴弾など。武器にはすべて弾数制限があり、敵の種類に応じてマウスホイールで使用する武器を素早く切り替えて戦っていくわけである。ボーナスキャラのようにときおりひょっこり登場する輸送船や爆撃機などを撃破すると銃弾やHPが補充される仕組み。ゲーム性も高く、作りも丁寧。夢中にさせるおもしろさだ。
ちなみに航空機はいったん上空を通り過ぎても綺麗に旋回して再び襲いかかってくる。航空機を撃墜するためには偏差射撃が必要で、敵が真っ正面を向いた瞬間に銃弾をたたき込むのが一番狙いやすいが、そのまま撃墜してしまうと機体がこちらに突っ込んできてダメージを受けてしまう。敵が横腹を見せてからとどめを刺すのが正解だ。
ところで、このゲームで妙なのは360度どこを向いても周りが海なところ。しかもどこを向いても敵が満載だったりして、夢中で戦っているうちに何がなんだかわからなくなるのが玉に瑕だ。また、撃墜された航空機や豪快に吹き上がる水しぶきの表現など、ビジュアルは相当凝っているものの、肝心のダメージ処理が意外と地味で、そのためいつのまにか死んでいたりする。航空機による爆撃などは粉塵で前が見えなくなるぐらい派手にやってほしかったところだ。
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