日本発売元 マイピック
米国では根強い人気を持つ「Mech」シリーズには2つのラインナップが存在する。ひとつはロボット操縦シミュレータ「Mech Warrior」シリーズ。日本のロボット感覚から言えば愚鈍というに近い、重装甲、重装備のロボットMechを操縦して、敵Mechと熱暴走ギリギリの死闘を広げるアツいゲームだ。一昨日ニュースで紹介したXbox版「Mech Assault」もきっかりこのラインの延長線上にある。
そしてもうひとつが、Mechの死闘をクォータビューの視点から描いた「Mech Commander」シリーズ。ゲームシステムにリアルタイムストラテジーの要素を取り入れ、複数のMechを同時に操れるようになったことで、より戦術性の高い戦闘が楽しめるようになり、同時に広範にわたる複雑なミッションにチャレンジできるようになった。今回紹介する「メックコマンダー2」は、シリーズ最新作の完全日本語版だ。
英語版Demoは2001年8月1日版で紹介済みだが、今回の体験版の内容はそれとまったく同じだ。2ステージが収録され、ステージとステージの間ではMechの武装の変更などが行なえる。難易度は易しめで、こまめに支援部隊を呼べば3機のMechがすべてやられるということはないだろう。ただし、敵Mechの武装と装甲はなかなか優れており、遠距離ミサイル車の支援とともに攻めてこられた場合は、無理に対Mech戦に突入するより、ひとまず遠距離ミサイルのレンジ外に下がった方がいい場合もある。
ところで、「メックコマンダー2」が3Dリアルタイムストラテジーとして優れているところは、マウス操作による自由自在のゲーム視点の変更だろう。右ドラッグで簡単にマップの回転、角度の変更が行なえ、ホイールマウスでズームイン/ズームアウトができる。もちろん、激しい戦闘中でもそれらの行為は可能で、ロボットゲームをプレイするユーザーのニーズがよくわかっているという感じだ。
凄いのは、限界までズームインしてもボロがでないほど各種オブジェクトのモデリングが精緻で、かつ張られたテクスチャの解像度が高いところ。同作はすでに発売から半年以上が経過しているにも関わらず、少しも古びた印象を与えないのは見事というほかない。「メックコマンダー2 完全日本語版」は4月26日リリース予定。発売が楽しみだ。
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