発売元 アイドス・インタラクティブ
「Dragon Throne」とはなかなか格好いいタイトルだなと思ったらEidos Interactiveの「フェイトオブドラゴン」のことだった。「Dragon Throne: Battle of Red Cliffs」は、アイドス・インタラクティブが3月15日に発売を予定している「フェイトオブドラゴン~赤壁の戦い」のことだ。テキストは英語ながら、音声はすべて中国語で三国志の雰囲気たっぷりで遊べる。
DemoはSingle Player専用となっており、Campaign、Skirmish、Tutorialの3モードがすべてプレイできる。前作「フェイトオブドラゴン」未体験者はTutorialから始め、経験者はCampaign、Skirmishをいきなり試してみるといいだろう。
Tutorialは、操作方法の説明とゲームの進め方だけの内容で、アドオンの新要素の説明がないのがちょっと不満。ただ、TutorialやSkirmishをのんびりプレイするとこのゲームの良さがあらためてよくわかる。特に穀物、肉、木材、食料、ワインといった一般的な資源に加え、現金という生々しい要素をうまくゲームに取り入れているところが素晴らしい。
現金は、ゲーム内には見えないものの城塞内で生活を送る無数の市民たちから、一定期間ごとに徴収していく。税率を上げればすばやく現金を獲得することも可能だが、あまりに無茶をすると市民たちの不満が高まってしまうわけである。市民は穀物と木材で生産できるが、軍事ユニットや各種テクノロジーのアップグレードにはこの現金が必要不可欠で、現金が切れるともはや軍事行動は不可能になってしまう。
城塞の外に出ると、同じサイズの全体マップに移行する。ここでは占領することで税収を取れる村や、野生の馬たちが生活しており(軍事ユニットでダブルクリックすれば乗ることができる)、この茫漠とした大中国的雰囲気がたまらなくいい。
グラフィックは初代「Age of Empires」レベルだが、描き込みの細かさは中国らしさを存分に伝えてくれるものになっている。本Demoはマルチプレイが楽しめないため、新要素を確認するまで遊び込めない(大抵はその前にゲームが終了してしまう)のが少し残念だが、RTSファンはぜひプレイしておこう。
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