発売元 Electronic Arts
新春一発目のDemoは、第二次世界大戦の米独戦をモチーフにしたアクションシューティング「Medal of Honor: Allied Assault」のSingleplayer版。日本でもエレクトロニック・アーツ・スクウェアより、2月14日に完全日本語版の発売が予定されている。昨年公開されたMultiplayer Demoはマルチプレイのみだったが、今回はついに本作の醍醐味であるキャンペーンの一部分がたっぷりプレイできる。
マップは、Multiplayer Demoの追加マップとして公開された“The Hunt”を使用。マップの隅々まで使った小隊規模による襲撃戦が堪能できる。具体的には、米軍小隊を率いて街道を進みつつ、途中出てくる独兵を倒しながら最終目的地であるロケット砲に守られたトーチカ地帯への潜入を果たしていくというもの。ステージの途中には多数の独兵が潜み、備え付けの機銃やスナイパーライフルなどで熾烈な攻撃を仕掛けてくる。
ステージ中盤にはMultiplayer Demo同様の市街戦が用意され、バズーカ砲や手榴弾が大活躍する。家屋や窪地、据え付け式の機関銃の裏などには銃弾やHP回復アイテムなどが落ちており、特に家屋2階は宝の山だ。しかし、独軍の残兵が潜んでいることも多く、その場合、映画「プライベートライアン」で描かれた修羅場が出現する。市街戦のラストにはパンター戦車も登場し、家屋の壁を吹き飛ばす主砲弾の圧倒的な破壊力に思わず逃げ出しそうになってしまった。とにかく楽しみの多い市街戦だ。
市街を抜けると、独軍の籠もる教会に移動する。教会の前は墓地になっていて隠れ場がほとんど無く、無傷で駆け抜けるのは不可能に近い。ここは手前の塹壕にしゃがみ込み、教会の窓から機関銃を撃ってくる独兵を、スナイパーライフルでひとりずつ片づけていくのが正解だ。教会が沈黙したら進入する前に、窓から手榴弾を数発投げ入れておくと中の戦闘がラクに進行できる。
ラストは、ロケット砲とトーチカに守られた独軍根拠地を襲撃する。ここまでくると味方が残っていないことが多く、ひとりでの決死の襲撃となる。ちなみに敵の動きはかなり賢く、隠れつつ撃ってくるのは当然のこととして、敵を認識しても全員がすぐ銃撃を始めるわけではなく、特に市街では包囲殲滅戦のような戦術まで採ってくるのには驚いた。それに比べると味方の頼りなさはひとしおで、銃弾にすぐ身をさらすため危険を冒して助けなければならない。
トーチカ地帯では、絶えず数カ所から激しく銃撃されることに加え、定期的にロケット砲が発射され、炸裂した箇所に大きく土煙が吹き上がるなど、戦場の臨場感抜群だ。ここでもスナイパーライフルを多用し、手早く一撃でしとめていく。ロケット砲の破壊は、背面に近づき「E」キーを押せばいい。時限爆弾がセットされ、一定時間で爆発し、破壊される。セット後は十分に離れておかないとこちらもダメージを受けるが、油断すると走っているところを狙われたりする。敵兵を全滅させてからロケットの破壊に乗り出すといいだろう。
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