発売元 Activision
9月17日版で紹介した「Return to Castle Wolfenstein」のSingleplay Demo。Multiplay Demoに比べファイルサイズが50MBほど増しているが、それだけの価値は十分にあるボリュームたっぷりの内容だ。
プレイできるシナリオは「Escape from the Castle」と「Survive The Catacombs」の2本。1本目は、捕虜として収容されているプレーヤーがWolfenstein城から脱出するというシナリオで、手持ちの武器はナイフ1本のみでスタートし、途中で各種銃器を入手しつつ、次々と襲いかかってくるナチス兵を薙ぎ倒していく。敵地ということもあって、弾薬がなかなか補充できないため、弾薬を節約しようと物陰に隠れてナイフで倒そうとしたら、敵はひょいひょい避けるので驚いた。敵を見つけたら銃器は何でも良いので、とにかく落ち着いて敵の眉間を狙うようにするほうが確実だ。
2本目は、ナチスによりゾンビと化した人造人間兵器を相手に派手な銃撃戦を繰り広げる本格ホラーアクションといった内容になっている。人造人間兵器とナチス兵たちはカタコンベで同士討ちを繰り広げており、プレーヤーはそのどさくさに紛れて双方をまとめて粉砕していく。このレベルは演出が抜群に優れており、まさしく「Return to Castle Wolfenstein」の傑作性が実感できる内容となっている。
カタコンベは、側壁に一定間隔を置いて松明が点灯し、奥まったへこみに石製の棺桶が置かれ、どんよりとした空気をその見通しの悪さで表現している。プレーヤーがずかずか進んでいくと、突如うめき声が上がったり、派手な爆砕音がしたりして、立て続けに驚かせてくれる。見通しの悪さと、3Dサウンド非対応であるため、敵がどこに出現したのか把握しづらいところが恐怖感の引き立てに一役買っている印象だ。
数度目かのプレイで、とにかくゾンビどもに包囲されることだけは防ごうと、壁に背を向けてじりじり進んでいったら、今度は真後ろを派手にぶち破られてゾンビに襲われ、このときはさすがに心臓が止まる思いがした。心臓の弱い方にはご注意印のDemoである。
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