発売元 CDV Software
4月5日のニュースでご紹介したズー/M3エンタテインメントが日本語化して6月末に発売を予定しているリアルタイムストラテジー「European Wars Cossacks」の最新英語DEMO。
DEMOでは、チュートリアルキャンペーンが3シナリオとランダムマッププレイが楽しめる。ランダムマップで選択できる国家はイギリスとフランスのみだが、時間制限はないためたっぷり楽しめる。
「European Wars Cossacks」は、マイクロソフトの「Age of Empires II:Age of Kings」を思いっきり発展させたようなゲーム内容となっており、ある意味、DirectDrawで動作する2D見下ろし型RTSの究極型といっても過言ではない重厚長大な作品に仕上がっている。グラフィックは、256色表示ながら表示解像度は1,920×1,440ドットまで対応しており、ゲームに登場する国家は16カ国(アルジェリア、オーストリア、イングランド、フランス、オランダ、イタリア、ポーランド、ポルトガル、プロシア、ロシア、ザクセン、スペイン、スウェーデン、トルコ、ウクライナ、ヴェニス)にもおよぶ。
フィールドから採取できる資源は木、食料、石、鉄、金、石炭の6種類。大部隊同士の派手な戦闘を実現するため、ユニットの生産に制限が設けられておらず、開発できるテクノロジーも簡単には把握しきれないぐらい膨大な数が用意されているなど、何事にも徹底的なこだわりを見せるドイツらしい作品といえる。
16~18世紀のヨーロッパを題材としていることもあって、全般的にマスカット兵や砲兵、そのほか戦艦を含む火砲部隊の圧倒的な強さが目立つが、その一方で、タイトルにもなっているコサック騎兵や英国軍ご自慢のDragoon(竜騎兵)を中心とした騎兵軍団の勇躍ぶりも見事に描いており、ゲームバランスやゲームとしての完成度の高さを別にすれば、本家本元の「Age of Empires」シリーズより、遙かにリアルでダイナミックな戦闘が楽しめる。ただ、繰り返すがゲームシステムそのものは「Age of Empires II:Age of Kings」の発展型であるため、RTSの経験がある程度ないと辛いだろう。
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